Please Please Me
No | タイトル | 作詞作曲 | 備考 |
1 | I Saw Her Standing There | McCartney-Lennon | |
2 | Misery | McCartney-Lennon | |
3 | Anna(Go To Him) | Alexander | Arthur Alexanderのカバー |
4 | Chains | Goffin-King | The Cookiesのカバー |
5 | Boys | Dixon-Farrell | The Shirellesのカバー |
6 | Ask Me Why | McCartney-Lennon | 2ndシングルB面 |
7 | Please Please Me | McCartney-Lennon | 2ndシングル |
8 | Love Me Do | McCartney-Lennon | 1stシングル モノラル |
9 | P.S. I Love You | McCartney-Lennon | 1stシングルB面 モノラル |
10 | Baby It's You | David-Williamns-Bacharach | The Shirellesのカバー |
11 | Do You Want To Know A Secret | McCartney-Lennon | |
12 | A Taste Of Honey 蜜の味 |
Scott-Marlow | ミュージカルのために作られた曲のカバー Lenny Welchのバージョンを基にカバーしたとされている |
13 | There's A Place | McCartney-Lennon | |
14 | Twist And Shout | Mediey-Russell | Top Notesのカバー The Isley Brothersのバージョンを基にカバーしたとされている |
リリースデータ
1963年3月22日(イギリスLPモノラル) 1963年4月26日(イギリスLPステレオ) 1976年6月20日(日本) 1987年2月27日(初CD化モノラル) 1998年3月11日(87年盤再発) 2009年9月9日(リマスター、ステレオ初CD化) 2011年12月14日(09年盤限定再発) 2013年11月6日(09年盤再発) 2014年6月25日(09年盤限定再発) 2014年12月17日(09年盤限定SHM-CD) 2017年12月6日(2014年紙ジャケSHM-CD再発) 2019年10月2日(09年盤限定再発) |
- - - 最高3位 100位圏外 初登場28位 300位圏外 300位圏外 300位圏外 初登場91位 初登場179位 - |
- - - 売上6.6万枚 - 売上1.6万枚 - - - 売上0.12万枚 売上0.04万枚 - |
Produced by George Martin | パーロフォン EMIミュージックジャパン ユニバーサル |
メンバー
Rhythm Guitar | ジョン・レノン(John Lennon) |
Bass | ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney) |
Lead Guitar | ジョージ・ハリスン(George Harrison) |
Drums | リンゴ・スター(Ringo Starr) |
THE BEATLES1stアルバム。62年10月5日に「Love Me Do」でデビュー、続く63年1月の「Please Please Me」のヒットを受けて急造された作品とされている。シングルとしてリリースされた4曲以外の10曲を1日でレコーディング。当日ジョン・レノンが風邪をひいていた。2トラック録音だったため、ほとんどの楽曲は1発録り。発売当時の主流はモノラルだったが、遅れてステレオでも発売された。ステレオ盤は右にボーカル、左に全演奏とセパレートした仕様。日本では編集盤が発売されていたため、当時このタイトルでの発売は無く、解散後の76年にようやくレコードで発売された模様。87年の初CD化の際にはモノラルで発売され、98年に再発され長らくモノラルで流通していたが、09年のリマスター発売の際には初めてステレオでCD化されて以降はステレオで流通している。モノラルのリマスター盤は『MONO BOX』収録のみで単独発売されていない。2009年リマスター盤はデジパック仕様、CD-EXTRA仕様になっており、当時のドキュメント映像が収録されている。このドキュメント映像はステレオBOXでまとめてDVD化されている。
2009年リマスター盤はその後も価格と品番を変えて期間限定で再発売されているのでCDの内容自体は同じ(2009リマスター)でも複数の品番が存在する。2014年に初のSHM-CD&紙ジャケット仕様で発売されたものは日本独自企画の初回生産限定とされていて2017年にもこの仕様で再発された。2019年には映画『イエスタデイ』公開に合わせたカタログキャンペーンとして年内限定で廉価再発された。2011、2014、2017、2019年いずれも期間限定盤であったため、現行盤は2013年盤となっている模様。(Amazonでは現行2013年盤が存在せず2016年扱いになっているが2016年の映画に合わせて2013年盤の帯だけ変更して出荷した時の登録になっているようだ)。
「Love Me Do」「P.S. I Love You」はステレオマスターが破棄されてしまっているため、ステレオ盤でもモノラルで収録されている。レコードでステレオ発売されていた時は疑似ステレオバージョンで収録していたが不評だったので、2009年リマスターの際はモノラルに差し替えたとのこと。またクレジットがこのアルバムの頃はおなじみのレノン=マッカトニーではなく、何故かマッカトニー=レノンと逆になっている。
オリジナル8曲、カバー6曲という構成で1stにして既に4人全員のリードボーカル曲が存在する。音が左右に完全セパレート(厳密には同時録音しているためボーカルの方にマイクで拾ってしまった演奏音は入っている)しているというのはなかなか奇妙な質感である。当時はモノを主眼において注力していたそうなので、どうもこの極端な音の割り振りは違和感が強い。モノラル音源2曲の方が固まっている分だけまだしっくり来るので、今作はモノラルバージョンを聞いた方がいいのかもしれない。87年初CD化当時もその考えだったと思うんだけど、2009年リマスターでステレオ主流に切り替えたの判断はどうだったのか。余裕で入るんだからいっそ2音源同時収録にしてくれても…。2トラック録音など当時の技術面もあって、21世紀になって聞くともはや古典ともいえるが素朴な味わいがあり、全体的にはライブ感があるもののシンプル。そしてどこかで聞いたような曲も多い。「Twist And Shout」がカバーだったというのは驚きだった。
現行盤 2009リマスター 2019年再発(2009音源) 2014年SHM-CD紙ジャケ仕様(2009音源)
印象度★★★★☆
2015.11修正