With the Beatles
No | タイトル | 作詞作曲 | 備考 |
1 | It Won't Be Long | Lennon-McCartney | |
2 | All I've Got To Do | Lennon-McCartney | |
3 | All My Loving | Lennon-McCartney | |
4 | Don't Bother Me | Harrison | |
5 | Little Child | Lennon-McCartney | |
6 | Till There Was You | Willson | ミュージカル「The Music Man」劇中歌のカバー Peggy Leeのバージョンを基にカバー |
7 | Please Mister Postman | Dobbins-Garrett-Holland-Bateman-Gorman | The Marvelettesのカバー |
8 | Roll Over Beethoven | Berry | Chuck Berryのカバー |
9 | Hold Me Tight | Lennon-McCartney | |
10 | You Really Got A Hold On Me | Robinson | Smokey Robinson & The Miraclesのカバー |
11 | I Wanna Be Your Man | Lennon-McCartney | The Rolling Stonesへ提供 セルフカバー ストーンズは今作の数週間前にシングルでリリース |
12 | Devil In Her Heart | Drapkin | Donays「Devil in His Heart」の改作カバー "His"を"Her"へ変更、男性から女性へ歌詞を修正 |
13 | Not A Second Time | Lennon-McCartney | |
14 | Money(That's What I Want) | Bradford-Gordy | Barrett Strongのカバー |
リリースデータ
1963年11月22日(イギリスLP) 1976年6月5日(日本LP) 1987年2月27日(CD、モノラル) 1998年3月11日(87年盤再発) 2009年9月9日(リマスター、ステレオ初CD化) 2011年12月14日(09年盤限定再発) 2013年11月6日(09年盤再発) 2014年6月25日(09年盤限定再発) 2014年12月17日(09年盤限定SHM-CD) 2017年12月6日(2014年紙ジャケSHM-CD再発) 2019年10月2日(09年盤限定再発) |
- - 最高4位 100位圏外 初登場38位 300位圏外 300位圏外 300位圏外 初登場99位 初登場196位 - |
- - 売上5.2万枚 - 売上1.2万枚 - - - 売上0.11万枚 売上0.04万枚 - |
Produced by George Martin | パーロフォン EMIミュージックジャパン ユニバーサル |
メンバー
Rhythm Guitar | ジョン・レノン(John Lennon) |
Bass | ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney) |
Lead Guitar | ジョージ・ハリスン(George Harrison) |
Drums | リンゴ・スター(Ringo Starr) |
The Beatles2ndアルバム。前作が7ヵ月もの間ずっとチャート1位を独走している最中にリリースされ、代わって1位を獲得。イギリスでは史上初のミリオンを達成し、21週1位を獲得。大ヒットとなったが、ここまでにリリースされた3作のヒットシングルは「ファンに余計なお金を使わせないため」との理由で全て収録を外されている。日本での発売は前作同様に遅く、別タイトルの編集盤としてリリースされたため解散後の76年になってからだった。
当初イギリス出身でアメリカで成功したミュージシャンがいなかったため難色を示していたアメリカのキャピトルレコードはようやく重い腰を上げてリリースに踏み切ったが、アメリカではアルバムは12曲入りの慣習があったため、収録楽曲をシャッフル、シングル等で水増しされしばらくは別タイトル、別内容でのリリースが続く。87年のCD化の際に全世界で公式作品が統一された。87年の初CD化の際にはモノラルで発売され、98年に再発され長らくモノラルで流通していたが、09年のリマスター発売の際には初めてステレオでCD化されて以降はステレオで流通している。モノラルのリマスター盤は『MONO BOX』収録のみで単独発売されていない。2009年リマスター盤はデジパック仕様、CD-EXTRA仕様になっており、当時のドキュメント映像が収録されている。このドキュメント映像はステレオBOXでまとめてDVD化されている。
2009年リマスター盤はその後も価格と品番を変えて期間限定で再発売されているのでCDの内容自体は同じ(2009リマスター)でも複数の品番が存在する。2014年に初のSHM-CD&紙ジャケット仕様で発売されたものは日本独自企画の初回生産限定とされていて2017年にもこの仕様で再発された。2019年には映画『イエスタデイ』公開に合わせたカタログキャンペーンとして年内限定で廉価再発された。2011、2014、2017、2019年いずれも期間限定盤であったため、現行盤は2013年盤となっている模様(Amazonでは現行2013年盤が存在せず2016年扱いになっているが2016年の映画に合わせて2013年盤の帯だけ変更して出荷した時の登録になっているようだ)。
今回も前作に続いてオリジナル8曲、カバー6曲。特筆すべき点はジョージ・ハリスンの作曲家デビューである。また前作に続く2トラック録音のほぼ1発録りになっていて、例によってステレオでは演奏が左、声が右にセパレートしている。ただ前作より時間をかけられるようになって、少し凝りだした結果、ダビング作業が増えて2トラック録音では限界となってしまったという。次回以降は4トラックへと移行する。そんなわけで今作でもステレオは音の分離を楽しむものであり、音の固まったモノラル盤の方が良いのではないかと思う。リマスター盤はモノラルがBOXのみなのが悔やまれる。当時としても現代にしても強気といえるシングル全部スルーという内容は、結果的にはシングル曲だけが目立ってしまうことを避けてアルバムとしてのまとまりが出ていて1つの作品という感が強い。ただリズム&ブルースを意識していたそうで全体的にブルージーな曲が多く、軽快さもあるんだけどそこまで個人的に好きな曲は無かったりもする。
顔半分に照明が当たって、残り半分が影になっているというジャケ写は有名だったらしいが、このデザインをそのまま再現したFIELD OF VIEWのデビュー曲「君がいたから」のジャケ写の方を先に知っていたので、元ネタはこれだったのか!とようやく分かった。他にもビートルズの曲名は日本のアーティストが恐らく意識して同じものやもじったものをつけているのでそういう発見が後追いで出来るのも楽しい。
現行盤 2009リマスター盤 2019年再発盤(2009音源) 2014年SHM-CD&紙ジャケット仕様(2009音源)
印象度★★★☆☆
2015.11修正