Da Best of Da Pump 2 plus 4

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
BEST SIDE
1 CORAZON ISSA&m.c.A・T 長部正和 富樫明生&今井了介 14thシングル 最高4位 売上20.4万枚
2 Steppin' and Shakin' m.c.A・T 富樫明生 富樫明生 15thシングル 最高5位 売上14.0万枚
3 All My Love To You m.c.A・T 富樫明生 富樫明生 16thシングル 最高6位 売上13.5万枚
4 RAIN OF PAIN m.c.A・T 富樫明生 富樫明生 17thシングル 最高4位 売上6.4万枚
5 Night Walk DA PUMP DA PUMP 松本圭司 18thシングル 最高8位 売上2.6万枚
6 Circle of Life Tim Rice Elton John Ruy Folguera 19thシングル 最高16位 売上2.2万枚 エルトン・ジョンのカバー
7 GET ON THE DANCE FLOOR DA PUMP DA PUMP&
SOTARO@ZZ
DAPUMP&ZZ 20thシングル 最高14位 売上2.5万枚
8 胸焦がす... DA PUMP DA PUMP DA PUMP 21stシングル 最高6位 売上2.0万枚
9 Like This KEN KEN KEN&YUKINARI 22ndシングル 最高19位 売上1.6万枚
10 Bright! our Future ISSA ISSA&YUKINARI YUKINARI&棚橋UNA信仁 23rdシングル 最高12位 売上1.4万枚
plus 4 SIDE
11 Feelin' Good〜Its' PARADISE〜
(Dub Scratch Remix Version)
m.c.A・T 富樫明生 DJ SOMA 1stシングル リミックス
12 We can't stop the music
(Native Okinawan Remix)
m.c.A・T 富樫明生 YUIKINARI 9thシングル リミックス
13 Com'on! Be My Girl!
(Studio Live Version 2006)
m.c.A・T 富樫明生 棚橋UNA信仁 11thシングル スタジオライブ音源
14 Bambism of Asia
(A Hundred Birds remix)
KEN KEN Remixed by A Hundred Birds 22ndシングルC/W リミックス

Rap Lyric:KEN(1)、m.c.A・T&KEN(2)、DA PUMP&m.c.A・T(4)
Orchestra Arrange:村田陽一(3)、弦一徹(4)
Horn Arrange:村田陽一(7)
Strings Arrange:弦一徹(9)
Chorus Arrangement:貞國公洋(13)

リリースデータ

2006年3月8日 初登場50位 売上0.7万枚 Produced by DA PUMP avex tune

メンバー

ISSA
KEN
YUKINARI
 
SHINOBU(〜22ndシングル)

DA PUMP2ndベストアルバム。2005年末のオリジナルアルバム『LEQUIOS』から2ヶ月強での発売。2001年『Da Best of Da Pump』の5年ぶり続編。前ベスト以降14th〜23rdまでの全シングル表題10曲を"BEST SIDE"新規リミックス4曲を"plus 4 SIDE"として収録。ジャケットやブックレットでは"plus 4 SIDE"の曲番号を改めて1〜4と表記し、「11〜14曲目と表示されます」と注釈をつけている。オリジナルアルバムに収録されなかった「RAIN OF PAIN」「Circle of Life」はアルバム初収録、Album Versionだった「胸焦がす...」もシングルバージョンではアルバム初収録。初回盤はMV10曲収録DVD付、DUOケース仕様(前ベストの後発したMV集DVD付を踏襲)。

前ベスト以降のオリジナルアルバム3作は出すたびに売上が大激減しており、2002年の4thアルバム『the NEXT EXIT』は3位を記録して20万枚を突破したが、自作セルフプロデュースに踏み切った2004年の5thアルバム『疾風乱舞 -EPISODEU-』では5万枚程度まで落ち込み、2005年末の6thアルバム『LEQUIOS』では一気に44位1.3万枚まで落ち込んでいた。今作ではさらに順位売上を下げて1万枚を下回る事態となり最低売上を更新今作を最後にアルバム発売が出来なくなったようで、今作以降は2006年にシングル2枚リリース後は継続的な新曲発売が停止数年に1枚シングルを出す程度にまで停滞し、結局次のアルバムをリリースできたのは「USA」ヒット後の『THANX!!!!!!! Neo Best of DA PUMP』まで12年9ヶ月も先の事となり、デビュー時メンバーはISSAだけとなっていた。

2005年2月にSHINOBUが飲酒運転で逮捕されて活動を自粛。当初3ヶ月の活動自粛として6月のシングル「Like This」には参加していたが、本人の希望で自粛を延長して「Bright! our Future」からは3人でリリースされていた。今作もメンバークレジットは3人になっていてSHINOBUの名前は表記されていない。今作発売から1ヶ月後の4月7日にSHINOBU正式脱退と芸能界引退が発表された。9月には3人でのシングル「ALRIGHT!」、12月に「Christmas Night」を発売後はリリースが停滞。新曲発売が無いままに2008年末にYUKINARIが脱退、新メンバー大量増員で2009年に「SUMMER RIDER」をリリースするもKENも脱退し、デビュー時オリジナルメンバーはISSAのみとなった。このため今作はSHINOBUだけでなくYUKINARI、KEN在籍時の最後のアルバムとなった。

デビュー当初から10〜20万程度のスマッシュヒットを連発し、2000年の「if...」が30万枚越えのロングヒット、続く「Purple The Orion」もヒットする中でリリースされたのが前ベスト『Da Best of Da Pump』で最良のタイミングでリリースされたこのベストは一気にミリオンヒットを記録した。そのベスト明け最初のシングルから今作に収録されているが、好評だった「if...」「Purple The Orion」路線を継続せずに「CORAZON」「Steppin' and Shakin'」で以前のアイドルダンスポップ路線に戻ってしまったため売上も程なく収束。ラップも排してのほぼISSAソロバラードな「All My Love To You」で年末商戦を狙うも伸びなかった。「All My Love To You」も名曲で個人的には当時唯一シングルをレンタルしてきた曲なので思い出深いがISSA以外出番が皆無なのはビミョーなところで、秋冬に「if...」「Purple The Orion」路線のKENのラップが入る曲を持ってきて、「if...」「Purple The Orion」で一気にイメージづいたISSAメインボーカル+間奏でKENによるラップという方向性をもう少し固めておけばもう少し長く人気をキープできたように思う。

2002年は「RAIN OF PAIN」をm.c.A・Tプロデュースのままで今までより大人っぽい方向性を示すと、「Night Walk」でまさかの作詞作曲DA PUMP。なんと一気に自作プロデュースへと振り切った。アイドル的なキャッチーさを排して本格的なアーティスト路線となったため一気に売上は低迷。それでも2万人程度のコアファンを残して一定の支持は集めていたようだがこの頃にはすっかりヒット曲という認識は無くなってしまった。2002年の紅白は正直まだ今年も出れるの?という感じだったし、レコード大賞は2002年に1度外れた後に何故か2003年に復活して2004年もノミネートされていたが「Night Walk」「胸焦がす...」共に曲の良し悪しを抜きにして2003、2004年のヒット曲とは到底言い難く、かなり無理があった(後輩のw-inds.、Leadと共になるべく全部ねじ込もうとしながらも調整してどれか外すなどやりくりしていたような数年間だった)。

今聞いてもかなりカッコいい事をやっていてトラックも本格的だし、メンバーの自作能力もしっかり磨かれていたんだなと思うし、うまく行っていれば更なる成長進化の芽は確かにあったようには思う。ただあまりにも先を急ぎ過ぎたのとメンバー脱退も重なって作品数を重ねられなかったのは惜しかった。良く聞けばそこまで非売れ線のアーティスト志向になったわけでもなく、一定の聞きやすさはあるし、年齢を重ねていく中で初期路線のままでは先が無かったのは明白でもあるが、いかんせんキャッチーなシングル曲の連投からセルフで急に地味になったのは否めず、新たな評価を再度得られるには期間が短すぎた。「GET ON THE DANCE FLOOR」なんか80'sダンスサウンドにアプローチしたパーティーノリの楽曲で「U.S.A.」以降の流れの中でヒットしていてもおかしくないようなアプローチもしていて、クールにキメまくっていたばかりでもない。ラップ交じりのパーティーノリのヒットではこの曲の2週間後にリリースされたnobodyknows+「ココロオドル」は大ヒットしているので、04年当時は80'sな要素がダサすぎて仇になっていた可能性もあるか…。

Plus 4の4曲はリミックスでバージョン名も全て○○Remixとなっているが、クレジット上は3曲はアレンジ(編曲)のクレジットで、Remixed by表記なのは「Bambism of Asia(A Hundred Birds remix)」のみでこれだけ6分を越える上にトラック優先。「Feelin' Good〜Its' PARADISE〜(Dub Scratch Remix Version)」は歌が潰されてはいないし、長尺化もしていないがダブ感は強くリミックス臭が強い。メンバーであるYUIKINARIが手掛けた「We can't stop the music(Native Okinawan Remix)」はまだ別アレンジとしても聞けるし、「Com'on! Be My Girl!(Studio Live Version 2006)」なんかオシャレなバンド演奏になったスタジオライブアレンジだったりもする。統一感は無いがすんなり聞けるし面白味もあった。

B000E47QJADVD付  B000E47QJKCDのみ 

印象度★★★★☆

2022.12.8更新

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