THE GREATEST CLIPS 2018-2022

No タイトル 備考
<SINGLE CLIPS>
1 ミライからの光 47thシングル 18thアルバム『NEWJOURNEY』初回盤B DVD収録
2 ミライからの光(テイルズ オブ ザ レイズ Version) アニメ映像が随所に入ったバージョン 18thアルバム『NEWJOURNEY』初回盤B DVD収録
3 そばにいるだけで 4th配信シングル 3rdカバーアルバム『POP IN CITY〜for covers only〜』初回盤Blu-ray収録
4 そばにいるだけで(Lyric Video-蕎麦 Version) 1コーラスのみ 池森の蕎麦素材を使用したネタ映像 初収録
5 mirror ball 6th配信シングル、48thシングルC/W 48thシングル初回盤Blu-ray収録
6 The Last Journey〜47の扉〜 48thシングル 初収録
<OTHER CLIPS>
7 このまま君だけを奪い去りたい(Ballads in Love Version) セルフカバーアルバム『Ballads in Love〜The greatest love songs of DEEN〜』収録曲
1stシングルのセルフカバー 初収録
8 悲しみがとまらない 3rdカバーアルバム『POP IN CITY〜for covers only〜』収録曲 杏里のカバー
19thアルバム『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』初回盤Blu-ray収録
9 埠頭を渡る風 3rdカバーアルバム『POP IN CITY〜for covers only〜』収録曲 松任谷由実のカバー
19thアルバム『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』初回盤Blu-ray収録 
10 真夜中のドア/Stay With Me<Special Edit> 3rdカバーアルバム『POP IN CITY〜for covers only〜』収録曲 松原みきのカバー
イラスト映像、ショートサイズ
19thアルバム『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』初回盤Blu-ray収録
11 プラスティック・ラブ(Recording Movie) 3rdカバーアルバム『POP IN CITY〜for covers only〜』収録曲 竹内まりやのカバー
19thアルバム『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』初回盤Blu-ray収録
12 about long night 19thアルバム『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』収録曲
ライブBlu-ray/DVD『DEEN LIVE IN CITY 2021〜City Pop Chronicle〜』収録
  Teaser Movies 13〜22 19thアルバム『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』紹介映像(1コーラスずつ)
13 about long night 初収録
14 drive alone 初収録
15 off limit 初収録
16 urban honey night 初収録
17 tokyo wind 初収録
18 twilight chinatown 初収録
19 cosmic rendez-vous 初収録
20 cause 初収録
21 dawn patrol 初収録
22 city Lights 初収録
23 twilight chinatown 19thアルバム『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』収録曲 初収録
Teaser Movie群とは別映像(高校生カップルのデート映像)
24 about long night(TikTok Original) 19thアルバム『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』収録曲 ショートサイズ 初収録
Teaser Movie群とは別映像(スマホ仕様の縦型映像)
25 シュプール 20thアルバム『シュプール』収録曲 初収録
  Teaser Movies 20thアルバム『シュプール』収録曲紹介映像(1コーラスずつ)
26 マイナス20℃ 初収録
27 恋人がサンタクロース 松任由実のカバー 初収録
28 Farewell to the snow 初収録
29 Christmas time<spur style> 1stClassicsシングル セルフカバー 初収録
30 Happy New Year 初収録
31 君だけのサンタクロース 初収録
32 白い恋人達 桑田佳祐のカバー 初収録
33 White landscape 初収録
34 愛の鐘が世界に響きますように…<spur style> 30thシングル セルフカバー 初収録
35 恋人がサンタクロース(Lyric Video) 20thアルバム『シュプール』収録曲 松任由実のカバー 初収録
Teaser Movieとは別映像(イラストほぼ静止画)
特典映像
1 DEEN BASIC TO RESPECT-Special Digest- 2001年8月〜2002年12月 CS放送SKY PerfecTV The MUSIC 272で放送
池森パーソナリティのレギュラー番組のダイジェスト映像(約14分)
  テイルズ オブ フェスティバル 2019<完全版> 2019年6月15日 横浜アリーナでのDEEN出演部分をフル収録
2   オープニング
3 夢であるように 13thシングル
4   MC
5 永遠の明日 34thシングル
6 君さえいれば 15thシングル メドレー
7 ひとりじゃない 9thシングル メドレー
8   MC
9 ミライからの光 47thシングル

完全生産限定盤DISC-4は6thクリップ集Blu-ray。『THE GREATEST CLIPS 2014-2017』の続編となるが、今回は単独発売は無し。単独発売が無くベスト盤の特典のみとなったのは3rdクリップ集『THE GREATEST CLIPS 2003-2007』以来2度目となる。前作以降(2人になってから)発表されていたクリップを全て収録。YouTubeでプロモーション用に公開されていたTeaser Movieの類も全て収録されている。特典映像として今回のベスト盤のタイトルの元になっている2001年8月〜2002年2月まで池森単独でパーソナリティーを担当してCSでの冠番組『DEEN BASIC TO RESPECT』のダイジェスト映像、2019年6月15日に横浜アリーナで開催された『テイルズ オブ フェスティバル 2019』の出演部分を完全版で収録。

シングルのリリースが激減し、配信シングルのMVは制作しないか作っても簡易なものばかりだったのでSINGLE CLIPS部分は実質3曲(シングルCD2作と「mirror ball」)しか通常のMVは無い。テイルズ オブ ザ レイズ Versionは随所にテイルズアニメーションを挟み込んでくるだけだし、「そばにいるだけで」は元々はLyric Videoと銘打って池森がマイクの前で歌うだけの簡易映像(当初YouTubeでは1コーラスだけ公開)、後から蕎麦ネタのおふざけ映像も制作していたがこうして本MVに挟まれると簡易だな…。

「このまま君だけを奪い去りたい(Ballads in Love Version)」は2005年のキセキVersionの14年ぶり続編として当時出演した永岡佑が再度主演。キセキVersionと同じ舞台で新たな恋人との出会い、そして結局また別れたという切ない内容になっているが今回はメンバー出演演奏シーンが無い。とはいえ今作の中ではシングルCD2曲と「mirror ball」に準ずるA面的なMVではあると思う。

その後は『POP IN CITY〜for covers only〜』からプロモーション用に抜粋した4曲(うち後半2曲は後から公開)、そして『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』『シュプール』のフォーマットは全て共通でアルバム発売前にYouTubeで1日1曲1コーラスずつ解禁していく手法を取っていたので一応全曲の映像を制作。ただし1度にまとめて撮影した素材や都会の映像などを組み合わせたもののため、過去『君がいる夏-Everlasting Summer-』『バタフライ』辺りのアルバム曲のMVと近い雰囲気の簡易的なMVでYouTube用の紹介映像の域を出ない感じ。メンバー2人が揃って出てくる事は無く、風景映像+歌っている池森(山根ボーカル曲は山根)という構成で、『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』では寺嶋由芙がゲストとして出演しているが、Teaser Moviesで出てきた寺嶋由芙の映像は時系列ではその後にフルMVとして公開された「about long night」のMV出演部分を切り取って使用していた…という感じだった。「twilight chinatown」のMVは発売から2ヶ月も経過してから石倉雅也、ブルッケ雅麗那が高校生カップルに扮して歌詞にある横浜チャイナタウンをデートするという観光デートムービー。単曲フルで制作されたMVもこのやり方だと通常MVよりもやや簡易な感じになってしまい、どうも今回は簡易的であまり面白くはない映像続きになってしまった感がある。前述のようにYouTubeでのプロモーション試聴用であって、Blu-rayとして商品化するほどではないというか。

2人になって最初の「ミライからの光」は2人の演奏シーンのみを主体とした結果、2人だけだと思った以上に画が持たないのが浮き彫りになってしまった。以前は3人だけの演奏シーンでも池森→山根→池森→田川みたいに池森メインにしつつもカット割りのパターンが作れたし、ギターの場合ソロなど見せ場も明確だったが、2人になってしまうと池森→山根→池森→山根の交互しかない上にこの曲無駄に間奏が長いのにキーボードソロというわけではないので間奏の部分の間の持たなさが辛い。こういった事も踏まえてMVの作り方も変えてきたのかもしれない。

『DEEN BASIC TO RESPECT-Special Digest-』は貴重な映像。CSで1年半程度で終わってしまった池森メインパーソナリティの番組であまり知られていなかったライブ以外での姿を見れる番組だったようだが…。ダイジェスト圧縮しすぎて14分程度しかないのでイマイチ番組の雰囲気はつかめないままに終わってしまう。まだR&B路線を目指していたデビュー前の姿が抜けきっていないプライベートな服装で登場していたり、メンバーよりレギュラーとしてアシスタント状態で登場しているA&R担当山口さんはここまでつきっきりで関わっていたのか…。あと時期的にはこの番組終了後となる『UTOPIA』の「DEEN IN U.S.A.」と編集傾向(テロップの入れ方等)がそっくりだったので編集担当者がこの後も引き続き特典映像の編集を担当していたのかなとか繋がる部分もあった。これはもう少し見たかったなぁ。CS放送とはいえ随分ファン向けのマニアックな番組やってたんだな…。

「テイルズ オブ フェスティバル 2019」は完全版の文字の通りに曲間のMCも収録。まだ2019年なのでサポートドラムは北村望ではなく矢野顕太郎横浜アリーナという1999年以来の会場で、DEENファンではないテイルズファンの熱狂の中で演奏している姿は普段とは違っていて感慨深い。「テイルズ オブ フェスティバル 2008」(東京・文京シビックホール 大ホール)に出演した時の「夢であるように」のみDVD化されているが(シングル『Clelebrate』初回盤DVD))、あの時はちょうどサビで裏声になっていた時期だったので正直テイルズファンは知っているのと違う…とけっこう残念だったんじゃないかと思う。今回は「君さえいれば」も「ひとりじゃない」もたぶん観客が聞いた事あるCD音源とほぼ変わらぬ歌声なので、これで知っているのと違うとガッカリされる事はなかっただろう。素晴らしい盛り上がりだ。あとCDでは間奏長いのに抜け落ちているかのように不自然にギターソロが入っていなかった「ミライからの光」だがこのライブでは侑音がちゃんとギターソロを弾いていた。この方が自然であり、何故最初からこれでCDにしなかったのだろう。

B0BQR1N1DH完全生産限定盤

印象度★★★☆☆

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