The Best クラシックス
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | このまま君だけを奪い去りたい 〜Acoustic Version〜 |
上杉昇 | 織田哲郎 | DEEN | 1stクラシックスシングル『Classics One
WHITE』収録曲 1stシングルのリメイク |
2 | 永遠をあずけてくれ 〜Millennium a cappella version〜 |
川島だりあ | 栗林誠一郎 | DEEN, 時乗浩一郎 |
1stクラシックスシングル『Classics One
WHITE』収録曲 4thシングルのリメイク |
3 | オーロラ | 田川伸治 | 田川伸治 | Instrumental 新曲 | |
4 | Christmas time | 池森秀一 | 山根公路 | DEEN,池田大介 | 1stクラシックスシングル『Classics One WHITE』メイン曲 最高18位 売上5.4万枚 |
5 | The Room | 池森秀一 | 宇津本直紀 | DEEN | 1stクラシックスシングル『Classics One WHITE』収録曲 |
6 | 素顔で笑っていたい <Heartstrings Style> |
池森秀一 | 織田哲郎 | 田川伸治 | 3rdクラシックスシングル『Classics Three
"PASTEL"』収録曲 11thシングルのリメイク |
7 | 遠い空で<Acoustic Band Style> | 小松未歩 | 吉江一男, 小松未歩 |
Steve Good | 3rdクラシックスシングル『Classics Three
"PASTEL"』収録曲 14thシングルのリメイク |
8 | せせらぎ | 山根公路, 時乗浩一郎 |
山根公路, 時乗浩一郎 |
Instrumental 新曲 | |
9 | 夢の蕾 | 池森秀一 | 山根公路 | 山根公路 | 3rdクラシックスシングル『Classics Three "PASTEL"』メイン曲 最高29位 売上0.7万枚 |
10 | 僕の未来 | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | 3rdクラシックスシングル『Classics Three "PASTEL"』収録曲 |
11 | I Promise You | 池森秀一 | 山根公路, 田川伸治 |
山根公路 | 新曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Memories 2007 | 池森秀一, 井上留美子 |
織田哲郎 | 田川伸治 | 4thクラシックスシングル『Classics Four
"BLUE"』収録曲 3rdシングルのリメイク |
2 | SUNSHINE ON SUMMER TIME 2007 | 池森秀一 | 宇津本直紀 | Steve Good | 4thクラシックスシングル『Classics Four
"BLUE"』収録曲 10thシングルのリメイク |
3 | 君がいない夏〜acoustic version〜 | 小松未歩 | 小松未歩 | DEEN | 32ndシングル『Starting Over』C/W 12thシングルのリメイク |
4 | 木漏れ日 | 山根公路 | 山根公路 | Instrumental 新曲 | |
5 | Smile Blue featuring 押尾コータロー | 池森秀一 | 山根公路 | 山根公路 | 4thクラシックスシングル『Classics Four "BLUE"』メイン曲 最高30位 売上0.8万枚 |
6 | Sunrise Sunset | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | 4thクラシックスシングル『Classics Four "BLUE"』収録曲 |
7 | 未来のために(Sing-along Version) | 池森秀一 | 池森秀一, 宇津本直紀 |
DEEN | 2ndクラシックスシングル『Classics Two
SEPIA』収録曲 7thシングルのリメイク |
8 | ひとりじゃない(Bossa Nova Style) | 池森秀一 | 織田哲郎 | DEEN | 2ndクラシックスシングル『Classics Two
SEPIA』収録曲 9thシングルのリメイク |
9 | Deep in Autumn | 田川伸治 | 田川伸治 | Instrumental 新曲 | |
10 | 秋桜〜more&more〜 | 池森秀一 | DEEN | DEEN | 2ndクラシックスシングル『Classics Two SEPIA』メイン曲 最高16位 売上4.1万枚 |
11 | 恋人よ、夢も嘘もすべて | 池森秀一 | 池森秀一 | DEEN | 2ndクラシックスシングル『Classics Two SEPIA』収録曲 |
12 | 白い記憶 featuring 矢野沙織 | 池森秀一 | 山根公路 | 山根公路 | 新曲 |
タイトル | 備考 |
LIVE:47都道府県 UNPLUGGED TOUR<Special Preview> | |
翼を広げて at 品川教会グローリア・チャペル | メイキング映像とフルライブ映像 |
Smile Blue at 沖縄 桜坂セントラル | メイキング映像とフルライブ映像 |
CLIPS | |
Christmas time | 1コーラスのみ 2ndクリップ集『THE GREATEST CLIPS 1998-2002』収録 |
The Room | サビのみ 2ndクリップ集『THE GREATEST CLIPS 1998-2002』収録 |
このまま君だけを奪い去りたい | ほぼサビのみ 2ndクリップ集『THE GREATEST CLIPS 1998-2002』収録 |
永遠をあずけてくれ | サビ半分のみ 2ndクリップ集『THE GREATEST CLIPS 1998-2002』収録 |
秋桜〜more&more〜 | フル 2ndクリップ集『THE GREATEST CLIPS 1998-2002』収録 |
恋人よ、夢も嘘もすべて | サビのみ 2ndクリップ集『THE GREATEST CLIPS 1998-2002』収録 |
未来のために | サビのみ 2ndクリップ集『THE GREATEST CLIPS 1998-2002』収録 |
ひとりじゃない | サビのみ 2ndクリップ集『THE GREATEST CLIPS 1998-2002』収録 |
夢の蕾 | フル 初収録 |
Smile Blue | フル 『Classics FOUR BLUE Smile Blue』初回特典DVD収録 |
リリースデータ
2007年12月19日 | 初登場28位 | 売上1.5万枚 | BMG JAPAN |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyaboard | 山根公路 |
Guitar | 田川伸治 |
DEENアコースティックベストアルバム。通算4作目のベストアルバム。99年、00年、07年(2作)に発売されたコンセプトマキシシングル『Classics』シリーズ4作の収録楽曲をインストを除いて全て収録。「君がいない夏〜acoustic version〜」のみシリーズ外の作品から収録された。加えて新たなインスト4曲、新曲2曲を収録。"NEW MIX含む全曲リマスタリング"とされている。ミックスエンジニアがどの曲をミックスしたかは記載されているもののどの曲に新たなミックスが施されているかは明記されていない。マスタリングエンジニアは保坂弘幸。初回盤は07年夏に行われた初の47都道府県ツアーから2曲のライブ映像とその前後のメイキング映像、そしてクラシックス楽曲のPVを全て収録したDVD付。今作のプロモーション用に47都道府県ツアー(07年)の映像を99年の音源である「このまま君だけを奪い去りたい〜Acoustic Version〜」に被せて制作したPVは今作には未収録となった。
クラシックスシリーズは元々DEENのアナザーサイドを見せるというコンセプトを掲げ、まずは四季をテーマにして取り上げていくという構想で始まったが、タイミングがなかなか合わない等の理由もあり、2作出した後は03年のシングル「翼を風に乗せて〜fly away〜」が当初3作目のクラシックスシリーズ"SAKURA"として発売予定だったが直前で通常シングルに企画変更されてしまった。そのまま長らく2作で止まっていたが、08年15周年の日本武道館公演へ向けて3人だけで回る47都道府県ツアーを行った07年に立て続けに2作リリースして四季4作を達成。その年末に今作がリリースされた。
新曲2曲のうち1曲をメイン曲、そして過去曲(ビーイング時代)のリメイク2曲をインストで繋ぐのがクラシックスシングルの基本構成だったが、今作では何故か主従が逆転。「このまま君だけを奪い去りたい」を筆頭として「永遠をあずけてくれ」「ひとりじゃない」等のヒット曲のアコースティックバージョンを収録した初のアコースティックベスト、『The BEST キセキ』のプロモーションにひっかけて"もう1度胸にディーンとくる"というキャッチコピーが使われる始末。
実際にはアコースティック楽器は普段よりは多用されているものの、今作はアコースティックサウンドだけではないし、アコースティックなリメイクアルバムでもない。ヒット曲で引っ張りたかったんだろうけど、作品コンセプトを意図的に捻じ曲げるようにしてしまったのは正直やりすぎだったと思う。クラシックスのコンセプトの説明自体がかなり難しくて伝わりにくいというのもあったんだろうけど…。
そんなわけで今作はクラシックスシリーズの総集編であり、冬→春→夏→秋と季節を巡って「白い記憶」でまた冬に戻っていく季節をテーマにクラシックスシリーズを再構築したコンセプトアルバムというのが実際のところだ。過去作のリメイクよりも四季それぞれを強く打ち出したオリジナル曲の方に主軸を置いて聞くと味わい深い。また冬に始まり冬に戻る構成もあって、年末頃に聞くのが1年のうちに最も適していると思う。
NEW MIXに関しては今作にエンジニア名が記載されてもシングル盤にエンジニア表記が無かったため詳細は不明。ただ恐らく同年出たばかりの春・夏にはかけられていないと思う。冬に関しては音圧がガッツリ落とされているくらいしか違いが分からないが、冬の4曲だけエンジニアが違う人物なので恐らく当時のまま。そして秋の曲はオリジナルとリメイクでエンジニアが異なっていて、オリジナルのエンジニアが00年当時は関わってなかったはずの春・夏と同じ近年DEENを担当しているエンジニアになっているので、「秋桜〜more&more〜」「恋人よ、夢も嘘もすべて」の2曲がNEW MIXだと思う。特に「秋桜〜more&more〜」は冒頭の池森のハァイェ♪に深いエコーがかけられてハァイェ♪ハァイェ♪になってるほか、2曲とも音の響きが変わって聞こえる。また「秋桜〜more&more〜」は以降のベスト盤でも今作のミックスが採用されるようになった。
リマスターに関しては99、00年(冬、秋)の楽曲は当時の音源よりも大きく音圧を下げられている。他の作品と同じくらいの感じで聞こうとするならボリュームを上げるのは必須。この音圧下げ傾向は翌年の『PERFECT SINGLES+』でより顕著となり、そちらはさらに音が小さくされている。
新曲2曲は単独シングルで出しても良かったくらい今回も素晴らしい。「I
Promise You」は哀川翔主演の映画『SS エスエス』主題歌にもなった曲で夢を忘れていた中年がもう1度夢を思い出して再起するというストーリーに合わせて再起への決意表明が歌われた力強いバラード。正直クラシックスもアコースティックも関係ない気はするが名バラードだ。対して「白い記憶」はサックスの矢野沙織をゲストに迎えた冬のバラード。こちらは冬→春→夏→秋と展開してきたアルバムを再び冬に巡らせていく役割を担っていて、アルバムをもう1周したくなる。
DVD
数百人規模の小さな会場で47都道府県を3人のみで回ったツアーから2曲。キーボード、アコースティックギターと曲によっては簡易なリズムマシーン等を使用したアコースティックな演奏スタイル。「翼を広げて」はキセキアレンジをアコースティックにしたようなアレンジ。「Smile
Blue」は着うた限定で冒頭の歌詞を各都道府県に変えたものを発売していたが、この映像では沖縄バージョン。ラストでこのツアーのDVDは後に発売予定だと表示され、08年に実際に『LIVE JOY 2007-2008 JAPAN ROAD 47+6』として発売された。単なる先行収録であった。
PVも『THE GREATEST CLIPS 1998-2002』収録済み、シングル初回盤収録済みなので「夢の蕾」のみが初収録。しかし「Smile Blue」含めて『PERFECT SINGLES+』初回DVDに収録された。ライブもPVも全て他作品に収録されてしまい、このDVDの価値はわずか半年で無くなってしまった。
なお今作未収録になってしまった今作のプロモーション用に制作した「このまま君だけを奪い去りたい〜Acoustic Version〜」に47都道府県ツアーの映像を被せたPVも『PERFECT SINGLES+』初回DVDに収録された。
印象度★★★☆☆
2018.12.9修正
参考画像
「Christmas time」のシングル時と今作音源の比較。曲全体のLeftチャンネル。見るからに今作が小さい。