The Best キセキ

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考・原曲
1 このまま君だけを奪い去りたい 上杉昇 織田哲郎 岩田雅之 31stシングル 最高9位 売上1.6万枚
1stシングル
2 翼を広げて 坂井泉水 織田哲郎 島健 31stシングル両A面曲
2ndシングル
3 ひとりじゃない 池森秀一 織田哲郎 松浦晃久 9thシングル
4 Memories 池森秀一、
井上留美子
織田哲郎 CHOKKAKU 3rdシングル
5 瞳そらさないで 坂井泉水 織田哲郎 長岡成貢 5thシングル
6 Teenage dream 坂井泉水 栗林誠一郎 山根公路 6thシングル
7 永遠をあずけてくれ 川島だりあ 栗林誠一郎 瀬川忍 4thシングル
8 君さえいれば 小松未歩 小松未歩 松浦晃久 15thシングル
9 未来のために 池森秀一 池森秀一、
宇津本直紀
岩田雅之 7thシングル
10 思いきり 笑って 川島だりあ 織田哲郎 長岡成貢 1stアルバム『DEEN』収録曲
11 夢であるように 池森秀一 DEEN 島健 13thシングル
12 LOVE FOREVER 山本ゆり 田川伸治 田川伸治 8thシングル
13 日曜日 池森秀一 池森秀一 Steve Good 9thシングルC/W
14 会いたい 久保田洋司 ユン・イルサン 石塚知生 韓国ドラマ「天国の階段」主題歌の日本語カバー 初収録
15 TWELVE 川島だりあ 織田哲郎 葉山たけし 新曲

 

Premium Disc(初回限定盤のみ)
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Teenage dream/ZARD 坂井泉水 栗林誠一郎 明石昌夫 ZARD 15thシングル『愛がみえない』C/W
2 このまま君だけを奪い去りたい
/WANDS
上杉昇 織田哲郎 葉山たけし WANDS 2ndアルバム『時の扉』収録曲
3 翼を広げて/織田哲郎 坂井泉水 織田哲郎 JIMMIE HASKELL 織田哲郎 セルフカバーアルバム『SONGS』収録曲
4 君さえいれば/小松未歩 小松未歩 小松未歩 大賀好修 小松未歩 6thアルバム『小松未歩6th〜花野〜』収録曲
5 永遠をあずけてくれ/栗林誠一郎 川島だりあ 栗林誠一郎 栗林誠一郎 栗林誠一郎 6rhアルバム『遠く離れても』収録曲
6 このまま君だけを奪い去りたい
/織田哲郎
上杉昇 織田哲郎 JIMMIE HASKELL 織田哲郎 セルフカバーアルバム『SONGS』収録曲
7 手ごたえのない愛/小松未歩 小松未歩 小松未歩 古井弘人 小松未歩 2ndアルバム『小松未歩2nd〜未来〜』収録曲
DEEN 16thシングル
8 遠い空で/小松未歩 小松未歩 吉江一男・
小松未歩
池田大介 小松未歩 20thシングル『翼はなくても』C/W
DEEN 14thシングル

5 strings arr:池田大介

リリースデータ

2005年11月23日 初登場10位 売上6.3万枚 Produced by 鎌田俊哉(1,4,5,9,10,14)、DEEN&時乗浩一郎(6,12,13)
Sound Produced by 島健(2,11)、松浦晃久(3,8)、瀬川忍(7)、
Steve Good(13)、葉山たけし(15)
Premium Disc Produced by 長戸大幸
BMG JAPAN

メンバー

Vocal&Back-up Vocals 池森秀一
Keyboards,Back-up Vocals&Synthesizer Programming 山根公路
Electric Guitar,Acoustic Guitar,Back-up Vocals&Synthesizer Programming 田川伸治

DEENセルフカバーベストアルバム。通算3作目のベストアルバム。デビューから12周年、干支が1周した事を記念しての企画で、B-Gram在籍時(93〜98年)の楽曲の中から13曲をセルフカバー。先行シングルとして「このまま君だけを奪い去りたい/翼を広げて」が両A面でリリースされ、2曲とも収録された。加えて韓国ドラマ『天国の階段』主題歌の日本語カバーとなる「会いたい」、96年以来となる織田哲郎による書き下ろしの新曲「TWELVE」を収録。初回盤は歌詞・楽曲提供者によるセルフカバー音源8曲を収録したPremium Disc付属。シングル、アルバム共にトップ10入りを果たし、特にアルバムでのトップ10入りは01年『Ballads in Blue』以来となった。

干支が1周したということで新たな気持ちでの20周年へ向かう決意表明として展開したこのセルフカバー企画。干支の1周というのは珍しかったが、2周した24周年の時は特に何も無く、干支を持ち出したのはこの時だけだった。当時ビーイングとの版権問題を解消する目的があったのではないかとファンの間では囁かれていたが真相は不明。そもそもビーイングとの版権問題が疑われていたのは02年後半、アルバム『pray』以降のライブ映像が商品化される際には常にビーイング時代の楽曲がカットされ、02年後半以降の楽曲のみに編集されて発売されていたからだった。今作リリース後、そのような特定の時期の楽曲のみをカットする編集でのライブDVD発売は無くなり、また編集カットでリリースしていたライブ映像はBOX『LIVE JOY COMPLETE 2002-2004』として改めてフル収録で発売された。

13曲のうち「Teenage dream」「LOVE FOREVER」の2曲はメンバー個人名義での初の編曲となっていて演奏陣はAOR期の面々。それ以外は2度目のアカペラリメイクとなった「永遠をあずけてくれ」は瀬川忍、「翼を広げて」「夢であるように」の2曲はストリングスを中心としたアレンジで島健、「ひとりじゃない」「君さえいれば」といったロック系は松浦晃久、それ以外の楽曲は90年代SMAPの音楽プロデューサーだった鎌田俊哉をプロデューサーとして岩田雅之、CHOKKAKU、長岡成貢といった当時のSMAPを支えたアレンジャー陣が集結。いずれも90年代に原曲がヒットしていた当時に別のヒット曲で活躍していたアレンジャー陣であり、そういった別の畑で活躍していた面々が改めて90年代のビーイング系のヒット曲を様々なアプローチでアレンジしているというのが今作の魅力の1つとなっている。

どの曲も原曲とは違う方向で見事に成功していて原曲のほうが良かったという思いは特に沸いてこなかった。またAOR期に激変していた池森のボーカルだが今作では全面的にキー下げ(基本的にはたぶん-2にしていると思う)はしているものの、久々にそれ以前の延長のような声を張る歌い方に戻しているのと、キーが異なる違和感をアレンジでうまく中和しているのでさほど違和感なく聞くことができるのも良かった。

「会いたい」は04年から続いた韓国展開の名残(これ以降韓国での展開は無くなった)でこういうカバーになったんだとは思うけどまあ韓流バラードだね、というくらいしか印象に残らず…。「TWELVE」は池森本人とか坂井泉水とかじゃなくて2曲しか提供してもらった事のなかった川島だりあが作詞なのはよく分からないが葉山たけしの久々の編曲もあって、原点に返ったかのような布陣での楽曲。しかしこれが90年代当時のビーイングサウンドのまんま再現とかではなく、また1つ新しい曲になっているところはグッとくる。

ただ今作はあくまでスペシャルな企画作品であり、通常の制作体制とはかなり異なる制作陣によってアレンジされてのセルフカバーなので、05年のDEENが今の感覚でアレンジし直したというものではない。厳密には「Teenage dream」「LOVE FOREVER」の2曲はメンバーアレンジなのでそういった側面もあったかもしれないが、あえて新顔のアレンジャーにお任せしたという部分が大きいので、DEENの作品の中でもどの系統にも属さない作風だ。DEENを聴くのにいきなり今作を聴くのは正直あまり勧めない(「夢であるように」を聞きたくて今作を手に取った当時の友人が激しくガッカリしていた)。原曲をある程度知っていて、そういった企画的なセルフカバーとして楽しむとか、原曲のようなビーイング系のサウンドがあまり好きではなかったというのであれば今作は新鮮に聞けると思う。

なお今作でのアレンジはキー下げに適応させたため今後はメインになるかと思っていたけど、結局ほとんどがライブでは定着せず、大半が今作を引っ提げてのツアーのみの披露で原曲アレンジに戻ってしまった。時々思い出したように今作のアレンジを使う事もあるが、継続して使われたのは「翼を広げて」と「ひとりじゃない」程度であった。

Premium Disc
ビーイングの提供者達が自身の作品で過去にセルフカバーしていた音源を集めたもの新録音ではない。他にもこの時点でZARD「瞳そらさないで」、小松未歩「君がいない夏」があったが何故か未収録。8曲というのは若干中途半端ではあったが、個別に入手が面倒な作者バージョンをまとめて聞けるのは便利。ただ2018年の『DEEN The Best FOREVER〜Complete Singles+〜』初回盤にはその2曲+今作より後に発表されたZARDの「翼を広げて」まで網羅したコンプリート盤として再度まとめられているのでそちらを入手すれば現在こっちを入手する必要は無くなる。

DEEN The BEST キセキ(初回生産限定盤) 初回盤Premium Disc付    DEEN The BEST キセキ(通常盤) 通常盤

印象度★★★★☆

2019.3.18修正

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