DEEN The Live 2022〜Hot mirror ball & Spur night〜
No | No | No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
BD | C3 | C4 | BD=Blu-ray、C3=DISC 3 CD、C4=DISC 4 CD | |||
1 | タイトル表示 | |||||
2 | 1 | ずっと伝えたかった I love you | 池森秀一 | 田川伸治 | 44thシングル | |
3 | 2 | STRONG SOUL | 池森秀一 | 山根公路 | 29thシングル | |
4 | 3 | Brand New Wing | 池森秀一 | 田川伸治 | 38thシングル | |
5 | 4 | Memories | 池森秀一・ 井上留美子 |
織田哲郎 | 3rdシングル セルフカバーベスト『DEEN The BEST キセキ』収録Ver.(キセキ Version) |
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6 | 5 | 君さえいれば | 小松未歩 | 小松未歩 | 15thシングル | |
7 | 6 | ひとりじゃない | 池森秀一 | 織田哲郎 | 9thシングル | |
8 | 7 | このまま君だけを奪い去りたい | 上杉昇 | 織田哲郎 | 1stシングル | |
9 | 8 | 夢であるように | 池森秀一 | DEEN | 13thシングル | |
10 | 9 | 永遠の明日 | 池森秀一 | 池森秀一 | 34thシングル | |
11 | 10 | Power of Love | 池森秀一 | DEEN | 20thシングル | |
12 | 11 | 瞳そらさないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 5thシングル | |
13 | 12 | OCEAN | 池森秀一 | 鈴木寛之 | 7thアルバム『ROAD CRUISIN'』収録曲 | |
14 | 1 | mirror ball | 池森秀一 | ☆Tak Takahashi (m-flo,block.fm) |
6th配信シングル、48thシングル『The Last
Journey〜47の扉〜』C/W ライブ時点では配信のみ |
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15 | 2 | Dance with my Music | 池森秀一 | 池森秀一・山根公路 | 9thアルバム『DEEN NEXT STAGE』収録曲 ここからメドレー(ショートサイズ) | |
16 | 3 | リトル・ヒーロー | 池森秀一 | 田川伸治 | 9thアルバム『DEEN NEXT STAGE』収録曲 | |
17 | 4 | Good Good Time!! | 池森秀一 | 田川伸治 | 7thアルバム『ROAD CRUISIN'』収録曲 | |
18 | 5 | 君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている | 池森秀一 | 山根公路 | 42ndシングル | |
19 | 6 | 千回恋心! | 池森秀一 | 田川伸治 | 43rdシングル ここまでメドレー(ショートサイズ) | |
20 | MC | |||||
21 | 7 | 心から君が好き〜マリアージュ〜 | 樹林伸・ 池森秀一 |
田川伸治 | 39thシングル セルフカバーベスト『Ballads in Love』収録Ver.のバンドVer. | |
22 | 上海ロックスター登場 | |||||
23 | 8 | LOVERS COCERTO〜上海ロックスター Episode2〜 | 山根公路・ 時乗浩一郎 |
山根公路 | 12thアルバム『Graduation』収録曲 | |
24 | 9 | coconuts feat.butterfly | 池森秀一 | 山根公路 | 37thシングル『coconuts feat.kokomo』 16thアルバム『バタフライ』収録Ver. | |
25 | 10 | Smile Blue | 池森秀一 | 池森秀一 | 4thClassicsシングル |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | タイトル表示 | |||
2 | シュプール | 池森秀一 | 山根公路 | 20thアルバム『シュプール』収録曲 |
3 | MC | |||
4 | マイナス20℃ | 池森秀一 | 山根公路 | 20thアルバム『シュプール』収録曲 |
5 | 恋人がサンタクロース | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 20thアルバム『シュプール』収録曲 松任谷由実のカバー |
6 | 永遠をあずけてくれ | 川島だりあ | 栗林誠一郎 | 4thシングル |
7 | このまま君だけを奪い去りたい | 上杉昇 | 織田哲郎 | 1stシングル 31stシングル&セルフカバーベスト『The BEST キセキ』収録Ver.(キセキ Version) |
8 | Christmas time | 池森秀一 | 山根公路 | 1stClassicsシングル 20thアルバム『シュプール』収録Ver.(spur style) |
9 | Farewell to the snow | 池森秀一 | 山根公路 | 20thアルバム『シュプール』収録曲 |
10 | 君だけのサンタクロース | 池森秀一 | 山根公路 | 20thアルバム『シュプール』収録曲 |
11 | MC | |||
12 | White landscape | 山根公路 | 山根公路 | 20thアルバム『シュプール』収録曲 山根公路ボーカル曲 |
13 | 白い記憶 | 池森秀一 | 山根公路 | アコースティックベスト『The Best クラシックス』収録曲 |
14 | さよなら | 池森秀一 | 田川伸治 | 3rdアルバム『The DAY』収録曲 |
15 | 哀しみの向こう側 | 池森秀一 | 池森秀一・ 山根公路 |
21stシングル 13thアルバム『マリアージュ』収録Triangle Cover Ver.のバンドVer. |
16 | MC | |||
17 | 白い恋人達 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | 20thアルバム『シュプール』収録曲 桑田佳祐のカバー |
18 | 愛の鐘が世界に響きますように… | 池森秀一 | 山根公路 | 30thシングル 20thアルバム『シュプール』収録Ver.(spur style) |
19 | Happy New Year | 池森秀一 | 山根公路 | 20thアルバム『シュプール』収録曲 |
特典映像 | ||||
星の雫 | 池森秀一 | 山根公路 | 6thアルバム『UTOPIA』収録曲 9日or10日昼公演映像 | |
シュプール Music Video | Music Video 池森のみ出演 |
リリースデータ
2022年10月5日 | 音楽Blu-rayチャート初登場8位(総合18位) 音楽Blu-rayチャート初登場10位(総合28位) |
売上0.1万枚 売上0.04万枚 |
Epic Records |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards | 山根公路 |
Support Members | |
Guitar | 侑音 |
Bass | 石田純(DISC-1,3,4) |
Bass | 二見真典(DISC-2) |
Drums | 北村望 |
Saxphone | ヒロムーチョ |
DEEN30th映像作品。2022年5月13日Zeep DiverCity TOKYOで開催された『DEEN LIVE JOY-Break24〜mirror ball〜』と2022年1月10日軽井沢大賀ホールで開催された『DEEN Premium Winter Live 2022〜シュプール〜』の2本のライブを収録。全曲完全ノーカット収録とされているが、MCは大幅にカットされている。特典映像として別公演の「星の雫」ライブ映像、アルバム発売時にYouTubeで公開した「シュプール」MVを収録。
完全生産限定盤は2Blu-ray仕様+DISC-1『DEEN LIVE JOY-Break24〜mirror
ball〜』と同内容のライブCD2枚が付属。CD2枚はBreak24に費やされており、『DEEN
Premium Winter Live 2022〜シュプール〜』はCD化されていない。
通常盤は2DVD仕様。
2人になって以降ベースは一貫して石田純だったが『DEEN Premium Winter Live 2022〜シュプール〜』では二見真典に交代(初参加)した。しかし時系列ではその後になるBreak24では再度石田純に戻っているので単にスケジュールの都合だったようだ。
DEEN LIVE JOY-Break24〜mirror
ball〜
突如として東名古屋画像診断クリニックがスポンサーについたため正式なライブタイトルは『東名古屋画像診断クリニック
presents DEEN LIVE JOY-Break24〜mirror ball〜』で4月26日には池森そばの方のYouTubeで実際にこのクリニックで14年ぶりに人間ドックを受ける池森さんというまんま"案件"な動画も公開された(これがどういうわけか前後の蕎麦レシピ動画の2倍以上の再生数に…)。今作においてはタイトルからは外されているがクレジットラストに特別協賛として表記されている。ツアー自体はいつものZeppツアーで4月30日〜5月13日まで大阪、名古屋、福岡、仙台(仙台PIT)、東京2daysで締めというスケジュール。2008年以降カウントダウンライブとBreakツアー東京公演で使用してきたZepp Tokyoがついに閉館となったため、前回のツアーでは新コロ延期に伴っての会場変更だったが、今回は最初からすぐ近くのZepp
DiverCity Tokyoライブでの開催となった。
直近で配信曲「mirror ball」が出ただけという時期で、一応それに合わせて振付/ダンス系の楽曲を中心にしたベスト選曲という事にはなっているが、いつかのようにダンサーをつけたわけではなく、また池森さんが踊りまくる事も無く(「Brand New Wing」のあの振付もなんかそんなにビシッとやっていない)、やはり客観的に見ると完売と言っているのに見た目スカスカだったり、一面マスク姿の異様な光景の客席は映像作品として残す上でテンション下がるためか振付に興じる観客の様子もほとんど映ってないのであまりダンス系な感じはしなかったりもする。単にノリのいい曲中心で、近年の原キー復活初期曲寄りではない00年代以降の歴代ライブでの盛り上げ曲もバランスよく盛り込んだベスト選曲だなぁ…という感じ。
サポートにサックスを入れているので足りない音を同期で足して原曲通りにするのではなくサックスソロに置き換えたりして原曲とは異なるアレンジを加えた曲も多く、同期まみれのライブよりもいい味を出している印象。また「Power of Love」の原キーフルサイズは何気にBreak5当時以来ではないか(原キーで歌えた最後のライブだった上にその後はあまり定着せずにたまにしか披露せず、たまに披露してもキー下げだったりメドレーだったりしたため)というのと、レア曲「OCEAN」の唐突なぶっこみ。今回の振付/ダンス系のメインコンセプトには全く関係が無い箸休め的な中盤のバラードナンバー的ポジションでの演奏だが、実は「OCEAN」の披露は発売当時以来。Break9が映像化されていないのでその前の2004年野外ライブが唯一のライブ映像。MV制作された当時のアルバムリード曲で、韓国語バージョンも制作していたのに『ナツベスト』にも『Ballads in BlueU』にも選曲されず、3度開催されたレア曲を演奏するマニアックNIGHTでもスルーされたので、最早メンバーの中で黒歴史になっているのか気に入ってなかったのかと思われたがここに来ての披露である。これが今作最大のポイントだろう。
全体にサックス演奏を加えた事で原曲にアレンジを加えているのでそれだけでもちょいちょい新鮮だが、2018年武道館以降原曲アレンジを同期まみれで再現していた「Memories」はキセキアレンジに変えてみたり、3人だけ(+簡易打ち込み)の「心から君が好き〜マリアージュ〜」をバンドバージョンにただするのではなく『Ballads
in Love』のストリングスアレンジを同期で足した上でバンドアレンジを加えたり、「coconuts」をバタフライで行くやつにしたりとチョイチョイ違うバージョンでも披露。サックスがいるのでサックスを加えたバンドバージョンだけで十分なのに「心から君が好き〜マリアージュ〜」にわざわざ同期ストリングスを足す意味は良く分からなかったが、本当に欲しかったのは原曲よりは存在感があるBallads
in Loveでリメイクした山根さんの演奏パートの方というのが実際のところか。
もちろん90年代曲は今回も原曲キー。「瞳そらさないで」の高音続きはさすがに最後のサビの高音ほぼ裏声になったりはしているものの、最早声の調子の心配は不要というくらいの安定感。サポートメンバー一新による新バンドも馴染んできて、今回はサックス生演奏によるアレンジも加わって同期まみれ感が軽減され、全体に非常に安定感のあるライブだった。
DEEN Premium Winter
Live 2022〜シュプール〜
軽井沢大賀ホールは2009年以降不定期に開催していた夏のリゾートライブで使用していた会場で冬の使用は初。また今回は他の場所での公演が無い1ヵ所2日間3公演(1月9日は1公演、10日は昼・夜の2公演)だったため「Premium
Winter Live」と銘打たれた。今作には10日公演としか明記されていないが「さよなら」→「哀しみの向こう側」の部分が3公演ごとに異なっていて、特典映像送りになった「星の雫」含めた3曲が入れ替わっていたらしく、「さよなら」→「哀しみの向こう側」で披露されたのは10日夜、「星の雫」は9日、10日昼に披露されたようなので、メインで収録されているのは10日夜公演と思われる。
2人になってからはアルバムを引っ提げてのツアーでのアルバム曲を極力全て披露するようにしている傾向があったが、このライブでも『シュプール』収録全10曲を披露+初回盤特典『WINTER SONG PLAYLIST』に選曲していた過去曲を織り交ぜており、「このまま君だけを奪い去りたい」はキセキVer.になっているが、同じくアルバム収録はキセキVer.だった「永遠をあずけてくれ」は原曲アレンジ(セルフカバー2バージョンともアカペラなので再現不可というのがあると思われる)、「哀しみの向こう側」はバンドの入っていないTriangle Cover Versionのキーボードアレンジを基にバンドアレンジを加えた新披露アレンジ、そして選曲されていなかった初期のレア曲「さよなら」を季節に合わせて披露という充実っぷり。
『シュプール』収録曲のライブ披露は季節性が強く、概ねこれっきりになる可能性が高いと思われるが、打ち込みで済ませた曲も多かったので生演奏だとまた違った味わい。また『AOR NIGHT』に続いて1人だけながらサックスのサポートを入れたのはかなり効果的で、同期まみれ感の軽減にかなり役立っている。シティポップ路線ではサックスを生かした場面も多かっただけにバンドメンバーだけだと上に被さってくるバンド外の音があからさまに全部同期というのが丸分かりになってしまい、1人サックス生演奏に同期を被せるのと1人もいないのにパラッパ鳴りまくっているのではだいぶ違う。「白い記憶」イントロのソロ演奏など見せ場もあるし、これに続けて通常ツアーBreak24(DISC-1)でも引き続き参加してもらったのは非常に良かった。
相変わらず歌と演奏は安定。なんかMCで池森さんが新たな若手のサポートメンバーはみんな演奏が上手だとやたら誉めていて、確かに以前のメンバーに比べると熱いライブ感は前の方があったようには思うがそれは恐らく脱退した田川さんが引っ張っていた部分(とあと新バンドがまだ探り探りの間にライブ制限下になってしまったのもある)で、それとは異なる非常に丁寧な演奏で聞き心地はいいなと思う。
今作の編集で謎だったのはMCの扱いで最初の挨拶、山根ボーカル曲「White landscape」にチェンジする時のMC、「白い恋人達」披露前の説明MCは残しているのにその後終盤のMCがオールカット。アンコールとの境も曖昧になってしまうほどにひたすら演奏が続いて「Happy New Year」が終わるとそのまま映像も終わってしまう。最初から全カットならまだしも「白い恋人達」披露前の説明MCとか削れるところを残しているのに最後の挨拶カットとなると少々編集が不自然に思える。
ファンのレポを見る限り、実際のライブではサポートメンバーが去った後にメンバー2人でアカペラで「少年」(9日)、「JUST ONE」(10日昼)、「翼を風に乗せて〜fly away〜」(10日夜)を公演ごとに変えて披露して終演だったそうだが、そうなると全曲完全ノーカット収録と銘打っているのにカットしてんじゃん…。DISC1も本編終盤のMCはあるのに終演の挨拶カットで、挨拶もなしで演奏終了と同時に映像がスッと終わってしまうのは気になった。
印象度★★★★☆
2022.10.16更新