NEWJOURNEY
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 〜Departure〜 | SE(機長池森の出発アナウンス) | |||
2 | ミライからの光 | 池森秀一 | 山根公路 | 侑音 | 47thシングル 最高25位 売上0.3万枚 |
3 | 1985 | 池森秀一 | 山根公路 | 侑音 | |
4 | 君が欲しい〜Solo te quiero a ti.〜 | 池森秀一 | 山根公路 | 侑音 | |
5 | 五番街のセレナーデ | 池森秀一 | 山根公路 | 篠崎裕 | |
6 | Aloha<Album Version> | 池森秀一・ Romeo V.Gonzaga |
山根公路 | 侑音 | 1st配信シングル 初CD化 |
7 | コリカンチャの祈り | 池森秀一 | 山根公路 | 篠崎裕 | |
8 | 古里 | 池森秀一 | 山根公路 | 篠崎裕 | |
9 | Forever Friends | 山根公路 | 山根公路 | 篠崎裕 | 山根ボーカル曲 |
10 | VIVA LA CARNIVAL | 池森秀一 | 山根公路 | 桂尚子 | |
11 | 蒼星 | 池森秀一 | 山根公路 | 桂尚子 | |
12 | 〜Arrival〜 | SE(機長池森の到着アナウンス) | |||
Bonus Track(通常盤のみ) | |||||
13 | 瞳そらさないで〜Jawaiian Style〜 | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 侑音 | 2nd配信シングル 初CD化 5thシングルのリメイク |
14 | Power of Love〜Jawaiian Style〜 | 池森秀一 | DEEN | 侑音 | 3rd配信シングル 初CD化 20thシングルのリメイク |
初回盤A Blu-ray
DEEN LIVE JOY-Break21〜Best Songs 25years〜
2018.12.31 Zepp Tokyo
No | タイトル | 備考 |
1 | テイルズ オブ ザ レイズ フェアリーズ レクイエム オープニング・ムービー | 「ミライからの光」ゲームOP映像(1コーラス、キーが異なる) |
2 | ミライからの光 Music Video<テイルズ オブ ザ レイズ Version> | オリジナルMVの随所にゲーム映像を入れたバージョン |
3 | ミライからの光 Music Video | メンバーのみのオリジナルMV |
リリースデータ
2019年3月13日 | 初登場22位 | 売上0.36万枚 | Produced by DEEN | Epic Records |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards,Back-up Vocals,Vocal&Tambourine(9) | 山根公路 |
DEEN18thアルバム。公式通算カウントでは31stアルバム。1年7ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。田川伸治脱退後、2人になって初のアルバム。先行シングルの「ミライからの光」を収録。2人になって最初の作品として18年7月に3週連続配信限定でリリースした3曲のうち唯一のオリジナル曲だった「Aloha」をAlbum Versionで収録。オリジナルでは全編池森が歌っていたが、Album Versionでは古賀まみ奈、ダイスケがゲストボーカルとして新たに参加。2番の冒頭部分を古賀→ダイスケの順番に単独でボーカルを取っているほかコーラスでも参加している。ダイスケは元々はこの曲でギタリストとして起用されており、この曲のみギターでも参加している。06年の『Diamons』以降基本的にライブでのCDでも固定のサポートメンバーだった宮野和也、HIDEは脱退した田川伸治のサポートへと移行したため、今作では侑音(Guitar)、石田純(Bass)、矢野顕太郎(Drums)が基本的なバンド演奏を担当。ストリングス陣のみ以前からの継続起用となり、それ以外にも新たなサポートメンバーが何人か参加している。
初回盤Aは最新のカウントダウンライブ映像「DEEN
LIVE JOY-Break21〜Best Songs 25years〜 2018.12.31 Zepp Tokyo」をフル収録したBlu-ray付。DVDサイズのトールケース仕様、スリーブケース入りで歌詞カードを兼ねた台湾ロケスペシャルフォトブックもDVDサイズとなっている。
初回盤BはゲームOP映像、ゲーム映像を差し込んだMV、オリジナルMVといった「ミライからの光」の3種の映像を収録したDVD付。スリーブケース仕様。
通常盤は配信限定の「瞳そらさないで〜Jawaiian
Style〜」「Power of Love〜Jawaiian Style〜」を初CD化で追加収録。初回盤A,Bの内容が異なるのはオリジナルアルバムでは3作連続となるが、通常盤にボーナストラックを入れての完全3パターン複数商法はアルバムでは初となる。
2人になっての再始動にひっかけて「旅」をテーマに世界各国の音楽を取り入れたバラエティ豊かな作風。アレンジは新サポートギターの侑音、近年何曲か任せていた篠崎裕、初登場の桂尚子の3人に完全にお任せ(「ミライからの光」のC/W「離さない君を、離れない僕は。」のみ山根編曲だったが未収録)。長年の演奏陣がほぼ全面的に変わった上に、アレンジも新顔に任せたのでDEENとしてはかなり新鮮で文字通りに新たなる旅といった装い。池森さんが作曲を再開せずに、これまで多くてもアルバムの半数程度で済んでいた作曲負担が丸々1枚分山根さんにのしかかったため、正直メロディーにはどこかマンネリというかいいにはいいんだけどなんかどこかで聞いたことがあるような感じもある。今作未収録のC/W「離さない君を、離れない僕は。」もそうだったけど「蒼星」もそうで特にバラードだと前に似たようなメロディーの曲があったような…と実際に本当に似ているメロディーではなくてもそう感じてしまう。いわゆる手癖というやつなのだろうか。ただアレンジを任せた事でその辺のマンネリ感が軽減され、『全開恋心』や『PARADE』辺りよりはなんだかんだ1曲1曲の印象が割と濃くなったようにも思う。
世界各国の音楽といっても80年代ウエストコーストだったり、スペイン風だったり、NYだったり、ハワイアンだったり、ケーナを入れたり、三線(沖縄風味)を入れたり、ビートルズフレーバーだったりとけっこう典型的というかアイコン的な雰囲気で導入しているので、本格的にワールドミュージックをやっているわけではない。大枠ではあくまでDEENらしいJ-POP。とっつきにくさは全くなくて聞きやすい。ギターの存在感やそのギター中心で組み立てていたアレンジなど田川伸治の存在感の大きさを改めて感じるところでもあるが、その失われたところを今回の旅というテーマに沿ったアレンジで幅を出したことでうまくカバーしている。新たなDEENとして、前以上はいきなり無理にしてもまだまだ期待できそうな感じではある。あと変に若々しかったり浮ついた感じの歌詞も無くなり、アンチエイジング路線がようやく終わったっぽいのも良かった。パッパヤパッパヤを最後に池森さんにここ何年も取り憑いていたパッパヤなノリがパッパヤされたようだ。
ただ池森さんがこの期に及んでも作曲を再開しなかったのは正直驚いた(むしろ自分も作曲者の1人だったのを完全に忘れているかのようなコメント)。2012年以降作曲に参加したのはソロ名義含めてわずか2曲(両方共作)という状態なので、このタイミングでやらないならもう作曲するつもりはないっぽいけど、山根さん1人で今後も全部作曲というのは相当しんどい気がする。池森さんが作曲しない以上はアレンジを全部任せるよりもAOR期のように作曲も編曲も適宜外部がベストになってくるのかなと思った。また脱退した田川さんに宮野・HIDEがついていく形になったため、実質的には5人のうち3人脱退、2人と3人に分裂してしまったような感じになってしまっているのは気になる。
初回盤B DVD
ゲーム版のOP映像はこれまで同様にCD音源と異なっていてかなり印象が違う。「永遠の明日」の時と同じでミックスも違うが、たぶんキーも高いんじゃないかと思う。あまりにも声が高すぎてちょっとビビる勢い。MV2種は1つはゲーム映像が随所で入ってくるもの、もう1つはゲーム映像なしのもの。バンドメンバーを入れず、台湾ロケでもなく(「永遠の明日」の時はMVもNY撮影だった)、スタジオでの歌唱シーンとライトを使った演出でカッコいい感じではあるけどやはりメンバーが減ったのを改めて感じる。過去のMVでは池森さんだけというものも多かったが、演奏シーン主体で風景も出てこないような内容になると単純に2人がやたら繰り返しよく映るなぁ…っていう。山根さんがキーボードのつまみをいじる手元をアップにするカットなんてそんな細かいところまでアップにするのが妙に新鮮だが、ギターのような動きが無いのでいかんともしがたく、さすがに寂しさを感じた。何でいきなりこんなシンプルな構成にしたんだろう。
初回盤Blu-ray付A 初回盤DVD付B ボーナストラック追加収録通常盤
印象度★★★★☆
2019.5.2更新