DEEN AOR NIGHT CRUISIN' 〜6th Groove〜
2024/9/1(sun.) Billboard
Live TOKYO 2nd Stage
No | No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
CD | BD | CD=DISC-2 CD、BD=DISC-3 Blu-ray | |||
1 | タイトルバック | ||||
1 | 2 | スタンダード・ナンバー | 松本隆 | 南佳孝 | 30周年ベスト『DEEN The Best DX〜Basic to Respect〜』収録曲 南佳孝のカバー |
2 | 3 | 真夜中のドア/Stay With Me | 三浦徳子 | 林哲司 | 3rdカバーアルバム『POP IN CITY〜for covers only〜』収録曲 松原みきのカバー |
4 | MC | ||||
3 | 5 | i... | 池森秀一 | 土田則行 | 5thアルバム『pray』収録曲 |
6 | MC | ||||
4 | 7 | このまま君だけを奪い去りたい〜Acoustic Version〜 | 上杉昇 | 織田哲郎 | 1stシングル 新アレンジ 1stクラシックスシングル『Classics One WHITE』収録の既存Acoustic Versionとは別アレンジ |
8 | MC | ||||
5 | 9 | Reality | Jordan Jeff・ Pimper Carola |
Cosma Viadmir | 2ndカバーアルバム『君がいる夏-Everlasting Summer-』収録曲 Richard Sandersonのカバー |
6 | 10 | ひまわり | 池森秀一 | 山根公路 | 16thアルバム『バタフライ』収録曲 |
11 | |||||
7 | 12 | ユートピアは見えてるのに | 池森秀一 | 土田則行 | 27thシングル 表記は無いが6thアルバム『UTOPIA』収録のTwilight style |
8 | 13 | step in time | 池森秀一 | 山根公路 | 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 |
14 | MC | ||||
9 | 15 | 瞳そらさないで〜Jawaiian Style〜 | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 2nd配信シングルVer. 5thシングルのリメイク |
10 | 16 | magic | 池森秀一 | 山根公路 | 5thアルバム『pray』収録曲 |
17 | 撮り下ろしのメンバー振り返りコメント(髪型が当時ではなく今作と同じ) |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards | 山根公路 |
Support Members | |
Guitar | 侑音 |
Bass | 石田純 |
Drums | 北村望 |
Saxphone | 古賀敦史 |
初回生産限定盤「DEEN AOR NIGHT CRUISIN' 〜6th Groove〜」2024年9月1日ビルボードライブ東京公演2nd Stageの模様を収録したライブCD(DISC-2)、Blu-ray(DISC-3)。8月17日横浜公演、8月31日&9月1日の東京公演、9月5,6日の大阪公演全て1st Stageと2nd Stageの1日2公演で合計10本という構成だった。1st Stageと2nd Stageは異なるセットリストで構成されており、ここには2nd Stageの模様をフル収録しているが、DISC-1本編のボーナストラックとして収録された4曲は全て1st Stageからの抜粋となっている。CDは曲部分のみBlu-rayは合間のMCが収録されているほか、最後にメンバーのライブ振り返りコメントが撮り下ろしで収録されている(今作の髪型に変わっている)。
サックスのサポートメンバーが近年常駐していたヒロムーチョから古賀敦史に代わっているが、横浜・大阪公演はヒロムーチョでこの東京公演のみ古賀敦史だったようなのでスケジュールの都合による交代だったと思われる。
当初AOR期『pray』『UTOPIA』『ROAD CRUISIN'』の3作のアルバムの時期の曲をやるライブとして始まってシリーズ化した「AOR NIGHT CRUISIN'」は徐々に違う時期の曲も織り交ぜるようになったが『pray』『UTOPIA』『ROAD CRUISIN'』の3作中心という大枠は崩さずに基本姿勢は維持しながらも4th、5thでは直近のアルバム『NEWJOURNEY』、『TWILIGHT IN CITY』収録曲をやる公演と従来の公演を1st STAGE、2nd STAGEで振り分けるスタイルで開催。1st STAGE、2nd STAGEは中間のカバー曲だけ入れ替える程度だったのが4thから完全に別公演の2本立てとなっていた。今回はさらに基本の大枠も取っ払ってしまい、AOR期、90年代ヒット曲、カバー曲、シティポップ期、その他の時期から満遍なくチョイスするスタイルに変更。
それでも通常ライブより上質なAOR的な雰囲気は変わっておらず、ちゃんとAOR NIGHTにはなっている。90年代ヒット曲は全て原曲ではない別アレンジバージョンを採用していて「このまま君だけを奪い去りたい」もAcoustic Version。ただこれ曲前にアコースティックコーナーと言ったから機械的にAcoustic Versionと表記しただけっぽく、既存のあの1999年発表のAcoustic VersionでもTraingle Cover Versionでもない。今回演奏されているのはエレキギターを使用しない新アレンジ。1番の進行はライブでの既存Acoustic Versionに近い感じではあるんだけど、バンドインする時点で別物だし…。また「ユートピアは見えてるのに」もサックスが追加されたTwilight styleのサックスアレンジを古賀氏が再現して演奏しているがバージョン表記が無い。「瞳そらさないで〜Jawaiian Style〜」はようやくバージョン名とアレンジが合っているが、今度は曲前に「初めてかもしれない」「レゲエバージョン」と発言。前述のように4thの『NEWJOURNEY NIGHT』の時に演奏済みなんだけど…。と、そろそろバージョン違いの記憶と整理が追いつかなくなっている様子も…。
総じていいライブではあるんだけど、元々曲数が少ないゆえにある程度テーマを設けて選曲も狭く固めないととっちらかった印象になってしまうなとは改めて思った。このライブの肝は他のライブではマストの90年代代表ヒットシングルに枠を取られない、90年代ヒット曲だけではないそれ以降のAOR期のDEENを魅せるというところにもあったと思うので、いくら違うアレンジのバージョンとはいえ10曲中2枠90年代シングルに取られるだけでもちょっと大きい。4thの『NEWJOURNEY NIGHT』の時に「瞳そらさないで〜Jawaiian Style〜」をやった事はあったけど、今回は1st STAGEの方では「このまま〜」、「君がいない夏」「ひとりじゃない〜SKA Style〜」と10曲中3枠も使った挙句にAOR感薄めの「coconuts」まで入っていたようでう〜ん…。2〜3年間隔でやっていた「Summer Resort Live」の方が2020年を最後に御無沙汰になっている中で真夏の時期に開催された事で夏曲に引っ張られたか(2018〜2021年は共に2年間隔で交互に開催していたので真夏開催でもあまり引っ張られる事はなかった)。
そして映像化されるなら映像だけで十分だし、CDにしかならないならそれでも全曲は網羅されているのでそれで良いので、わざわざCDとBlu-rayで同じライブを収録しなくても…。1st STAGEの方は4音源を本編ボーナストラックで小出しにしているが、これまでのパターンだと次の特典で映像化…?しかし未映像化のライブも溜まってきているのにここで小出しにする必要あった?