原始的・世紀始な日記’05 前期終了

2005年7月(前)

テストが激しいドラマが激しい季節

後編(16日〜)はこちら

7月15日(金)

2005夏ドラ初回編F 幸せになりたい!/電車男 2話

幸せになりたい! 1話
初回延長なしかと思ったら54分のところ60分になっていてプチ延長がなされていた。54分からのミニ番組をカットして、予告の直後にCMを挟まず次の『女系家族』へとつないだ。

高校3年生のひかり(深田恭子)は病弱な母と押さない弟2人と極貧生活をしていた。失踪していた父親は遺体で発見され、葬儀の最中に借金取りが登場し1000万円の借金を抱えることになってしまう。

一方テレビ局ではプロデューサーの雅子(松下由樹)が手がけたドラマの視聴率が7話にして9.7%と一桁に転落。台本の書き直しを脚本家に頼みに行ったり、出演者のスケージュール管理ミスに追われてあちこち動き回っていた。その部下のマヌケなAD長谷川(谷原章介)はひかりが「先輩」と呼んでいた。高校の先輩にしては年離れすぎだろと思ったら公式では「元家庭教師」だって。そうなると「先輩」って変だな。教えてたのがひかりが中学の頃で受かった高校が長谷川の出身校だったとか?高校入学時の家族写真ではそこそこ立派な一戸建てに住んでいたようなので(家庭教師雇ってたくらいだしね)ここ数年で極貧生活へ突入したのだろう。で、現在もかなり親しいらしく、借金返済のため働き口を探していたひかりにテレビ局の清掃員の仕事を紹介。最後は解読困難な手書きの書き直し脚本をPCに打ち込む作業をしていた長谷川が途中で熟睡。清掃を終えて様子を見に来たひかりが勝手に続きを打ち込んだが、解読不能なため一部を想像で打ってしまい大変な予感が…というところで終了。

ひかりの家の絵に描いたような典型的な極貧ぶりの紹介と、テレビ局の裏の人々の様子を見せるのが中心で初回の段階ではひかりと雅子は顔を合わせた程度。「一緒にドラマを作ることになる」という本筋に入るのはまだ時間がかかりそうだ。下から階級をあげてのし上がっていくのは前クールの島男みたいだがあのドラマほど初回からすいすい認められていくという早い展開ではなかった。

最初は高校生と言うことでセーラー服姿を披露した深田恭子(22)。18歳を過ぎてからも毎年どこかのドラマで必ず女子高生役を演じ続けている気がするがさすがにそろそろ無理がある。なんだかコスプレに見えてきた。その後の清掃員姿の方が似合ってたよ。

いつもピエロ役が多いとはいえクールなキャラは一貫していた谷原章介はマヌケな役。情けない顔と声を連発して新境地を開拓した。

雅子は手がけたドラマが9.7%で役員達に叩かれていたが現実にこのドラマが一桁になる可能性も現在のドラマ業界では不思議ではなくシャレにならないことを祈る

 

電車男 2話
前回電話をかけた剛司(伊藤淳史)だったが留守電になってしまう、震えまくりの声でメッセージを残した剛司。次の日に沙織(伊東美咲)から電話がかかってくるが上司に怒られていて電話に出れない。やっとかけようと思ったら陣釜(白石美帆)から通話中で出れない。やっとかけられると思ったら電池切れという王道を行く展開に。

その後、充電器を求めてさまよう剛司だったがありえない演出の連発でことごとく失敗。挙句の果てには充電器を買おうとよろうとしたコンビニが過激派に占拠されていたらしく、上空からトラックからマンホールからSATの隊員が大挙してやってきて攻防戦が開始されてしまった。大爆笑。無駄なシーンに妙に凝ってる…。

ようやく自宅で電話も復活。電話をかけて食事の約束を取り付け、ネットの住人達の助言をもらいながら髪を切ったり、服を買ったりして変身。映画版の山田孝之はこの時点でメチャメチャかっこよくなってしまったが、ドラマ版の伊藤淳史くらいの変わり方のほうが現実的ではある。メチャメチャかっこよくはなっていないがかなり好青年っぽくなった。待ち合わせで1時間前から待っていた剛司の前に沙織が登場して次回へ続く。

展開はゆったりだが剛司の情けないながらも一生懸命さがよく出ていて応援したくなる。好演だ。前回までは敬遠していた妹の葵(堀北真希)も「いいんじゃない」と言ってくれたし、変わろうとしていく姿勢はやはり情けなくてもかっこいい

主役のはずの伊東美咲だが出番はやはり多くない。母親が異常にお見合いを勧めまくって「あきらめないわよ」とまで言うあたり男関係で何かが過去にあったのは確実だが…。また同様に沙織の男関係をやたら心配する果歩(佐藤江梨子)もその過去の何かを知っているからこその言動に見える。

ネットの住人達。たくさんいる中でかつて月9『ビギナー』で毎回奇声をあげるだけで役立たずだったまゆげつながり男こと我修院達也だけが妙に浮いている。他の人たちが自宅でPCの前に座っているのに対してこのまゆつな男だけは毎回チャチな謎の合成CGをバックにしておかま口調で奇声をあげるのだからたまらない。正直ウザイ。SAT大量登場や妄想のシーンを連発したりと細かいシーンでけっこう時間をかけて撮影しているのにまゆつな男だけはとことん安上がりな感じがする。


7月13日(水)

海猿 がんばっていきまっしょい 2話/補講(前)

海猿 2話
前回行方不明になった船長が遺体で発見された。仙崎(伊藤英明)はそもそも最初に若い方を助けたのが間違いだったとか、船長に曖昧な返事ばかりした池澤(仲村トオル)に対しても不満を募らせる。しかし、下川(時任三郎)と池澤の会話から仙崎が「助けます」と宣言してしまったことが船長の気を緩めてしまったことに気づき激しく落ち込む。

落ち込んだ後は先週は浮かれまくって勘違い状態だった環菜(加藤あい)とのことも冷静に見れたのか、愛想をつかされかけていることに気づきもう会わないらしきことを留守電で宣言。留守電の録音時間の関係で「だからもう(プチッ)」と最後の一言が入ってなかったのがまた逆にひっかかったのか、少しは未練があったのか環菜は「もう一度話しあおう」と返す。

今回は中国の密輸船が沈没。船の上にたってた乗組員は問題なくあっさり救助されていったん引き上げた一行だが乗組員の様子がおかしい。仙崎と池澤は沈没していく船に戻って捜索すると密入国しようとした2人が閉じ込められているのを発見。緊迫状態の中で「戻れ」という池澤に「1人じゃ無理だ」と仙崎も残り、協力して救助を決行。結果的に全員無事ということで今回は後味が良かった。とはいえ密入国者なので助かったのも束の間、陸に着いた途端拘束され強制送還となるらしい。「それでもあいつらはまた来る」という同僚達。「そしたらまた俺たちが命張って助けるのさ」というセリフは少し重たかった。

前回妙にテンションが高かった仙崎は映画のときと同じくらいのテンションに戻っていた印象。映画では優秀な候補生だった仙崎も、所詮は新人。ほとんど雑魚扱いされているってのは現実だよね。仙崎でこの扱いでは映画で死んだ工藤は候補生の中でもギリギリだったわけで生きてて現場に出ても正直難しかったんじゃ…。

 

がんばっていきまっしょい 2話
4人になった女子ボート部。早速練習を開始するがてんでダメ。次の日には敦子(佐津川愛美)がリタイア宣言。しかしここはみんなの説得と多恵子(岩佐真悠子)の件と男子部部長の「掛け声担当になればいい。絶対やめちゃダメだ(←ホレてる)」という熱い説得で踏みとどまった。

いい加減な態度を見せて4人を騙した多恵子だが実は両親が離婚寸前でボートをやれば仲直りしてくれるかもしれないなどとけっこう純粋なことを考えていた。最後はあっさりといい子になって入部。部員はひとまず揃った。

側近を連れてちょっと不良ぶっていた多恵子だが単に強がっていただけで実際はかなりいい子だったらしい。これから側近の2人がリベンジに登場しないかが心配だがそういう話ではなさそうなので側近2人はフェードアウトかもしれない。

そういえばドラマを撮影している土地の出身者の知り合いによるとやはりこのドラマの方言は実際の方言とは「違う」とのこと。

 

補講(前)

補講自体は4つあったのだがうまい具合に同じ日の補講が時間もつながるようにうまく重なり、1日2つずつの2日間となった。次は来週の火曜日。

災害情報論
私用とやらで一度休講になった分がそのまま補講となった。前期のみのため本日が最終。災害情報を論じるこの授業はかなり珍しい授業らしいが災害時のあまり知らないあんなことやこんなこと、災害神話、実際には言われているようなことは起こらないなどなど、なかなかおもしろい授業であった。テストは持ち込み禁止となるらしいがなんとかなりそうだ。

社会統計解析法
ぎっくり腰で休講になった分がそのまま補講に。これまで同様、3回に1回のテスト。みんなで力を合わせつつ解く。これだけやってしっかりテストもあるのだから困るが、ここまで分割してやってきたため去年のような悪夢の100問テストは無いのでマシである。


7月12日(火)

スローダンス 2話

スローダンス 2話
往来の月9というのをかなり意識しているようで、特に目立った展開や事件を1話ごとにつけるのではなく、いろんな登場人物同士の会話からスローに人間関係が進んでいく。それだけでも十分おもしろいものになるという事を制作者も言っていた気がするが確かにその通り。なかなかおもしろい。

ただ難点は深津がキーキーウザすぎるし、空回りしまくっててイタイという点である。妻夫木がブレーキをかけすぎるという性格設定なので対比させてるのだろうけど、妻夫木も夢は捨てきれないけど別にそこまでブレーキかけまくって生きてるというほどでもないので深津のウザさが際立つ

さらに1話ではちょろっと出てきて破壊的演技を披露した元彼女役の小林麻央。今回はメインで出てきてしまったからああ大変。たまたま出番が多かっただけで本来はチョイ役ということにはどうもなりそうにないし…。演技が下手っていうか声がかったるいのが最大の問題である。普通に喋れないのか。

 

・岸本早未、新曲を購入。聞いたことの無い作曲家だったがなかなか耳に残るグッドメロディー。地味な作風が多いGIZAだが1回聞いた段階からそれなりのインパクトを放っているというのは岸本だけのような気がする。


7月11日(月)

いま、会いにゆきます 2話/大学学期末日記3W

いま、会いにゆきます 2話
今回はドラマオリジナルストーリー。原作に置き換えるとほとんど進んでない。どうやら原作でも映画でもわりとあっさり流した「澪が現れた直後のとまどい、動揺、すれ違い、噛み合わなさ」をドラマではじっくり描く気らしい。

冒頭から「ママが記憶をなくしてるなんてママが作った絵本には載ってない」などとそれを言っちゃお終いよ的な文句をたれる佑司(武井証)。ドラマの佑司は基本的に聞き分けがいい面も少しはあるが結局かなり聞き分けが悪く、ワガママ。帰ってきただけでありがたいと思えよ…。まあ現実問題、実際こういう状況だったらこの年頃の子供ならこういうわがままな行動に出るだろうけどさ。不満だらけの佑司の姿からは将来、10年後くらいにグレて父を倒して(殺害じゃなくケンカで)出て行く姿が浮かんだ。

一方の巧(成宮寛貴)は主治医の尚美(余貴美子)にだけは全てを話して相談する。佑司はまだそこまで気づいていないが、澪(ミムラ)が遺した絵本は「雨の季節が終わったらまたアーカイブ星に帰る」というエンディングになっておりその通りならば澪は消える運命にある。もう一度佑司に辛い別れを経験させるくらいなら澪の記憶もないことだし出て行ってもらったほうがいいのではないかというとんでもない事を考えていた巧。佑司を思ってこそだが、さすがにどうなの?澪への愛情があまり感じられない巧。抱える病気の内容もさっぱり明かされず(公式ページで設定上は「パニック障害」となっているが)仕事でミスをして子供に泣かれて必要以上にアワアワしているくらいしか描写がなく、ちょっとダメだけどまあ普通の人といった感じ。てかあっさり信じた尚美がすごい。常にどこかうさんくさい感じもするんだけどな、余貴美子。

そんな中、授業参観の日がやってくる。澪に来て欲しい佑司だが、死者が現れたらとんでもないことになるのでさすがにそこは納得。必ずいくと約束した巧だが、万里子(岡本綾)の父が倒れたとかで付き添いたいので変わりに出勤してくれと言われてしまう。断ろうとしたが「分かるでしょ?」とかかなり強引な一言で押し切られて断りきれなかった巧。親切そうなふりしてやはり普段から足を引っ張る巧に対して少なからず恨みでもあったのだろうか…

巧も行けず、授業参観に両親が来ないというこの年頃の子供にはかなりの精神的ショックを受ける事態となってしまった。知らされていなかった澪はパン屋兼野菜屋の主人(生瀬勝久)に言われてその事実を知る。どうやら澪の死を知らないらしいパン屋夫婦。この2人が家族以外で毎回普通に澪と接していくキャラとなるのか。それにしてもなんで授業参観だと知っていたのだ?

なぜ教えてくれなかったのかと問いただす澪。答えられない巧。さすがに「お前は死んでるはずの人間だから…。」とか説明できない。答えはあやふやなまま、健気に強がる佑司の寂しさに2人の関心は行ってしまいその説明は曖昧に。澪にしてはなぜ教えてくれなかったのかは絶対に知りたい事柄なはずだが、その後問いただすことはせずスルー。佑司が書いた作文は犬の名前を「おしっこ」にしようとしたらママが賛成してくれた、ママは話の分かる「すっとこ」(←「家族のすっとこどっこいなとこを書け」という指示があった)です、みたいなことが書かれていて感動する澪と巧。感動してる場合じゃない。あれだけ死んだはずの澪が生きてることはばれたらマズイと言ったのにあっさりと澪のことを作文に書くとは…。澪が死んだことは当然知っている先生(MEGUMI)はこの作文を母の居ない寂しさから書いた妄想と解釈したのか、1年以上前の過去のことを書いたと解釈したのだろうか?気になるぞ。

最後は巧が中学時代の2人の出会いを少しだけ話して終了。初めて同じクラスになったのは中3のときということが分かったくらいで中学時代の2人や関連人物は顔見せ程度で終わった。また過去に関しては万里子と澪の母(三田佳子)の会話から明らかになったこともあった。澪の母や中学教師で澪と巧の担任だったということと19歳で学生結婚したということ。佑司はほとんど出来ちゃった結婚に近い時期に生まれた計算になる。年齢設定は若すぎたのでは?

絶対知りたいはずの理由を聞かずにスルーしたり、早くも家族3人の疑問の持ち方、納得のプロセスなどには矛盾が生じ始めていると感じた2話だった。この澪のぎこちなさはあまり長く描いてるとどんどん矛盾だらけになってしまうような気がする。てかファンタジーなのにあまりこういうとこをグチャグチャと丁寧に描いたら夢が醒めるわ。そのせいで細かいことが気になってしまう。

さらにここまでの流れでは巧から澪への愛情を示すセリフも行動もほとんどなく、佑司のワガママや寂しさを中心とした「家族の話」として描かれている。どうやら2人のラブストーリーの上に家族愛があった原作や映画と違い、記憶を失った澪との家族の再生を中心に描くつもりらしい。それは別にいいんだけど相変わらずなんだか暗くてまったりしたテンポだし全然おもしろくない。これは役者の問題というよりストーリーのグテグテ具合も大きいかもしれない。成宮はまあちょっと微妙だが悪くはない。ミムラはけっこうはまってるし。映画版のキャストでこのドラマやってもやっぱり文句が尽きないと思う。

あと先週のラッタッタダンス(仮称)は全く出てこなかった。代わりに出かけるときに「〜〜〜(安全を祈るような言葉)、ムギュ。〜〜〜〜〜、ムギュ。」とかいって佑司をムギュムギュいいながら抱きしめる澪。なんかその家族だけのいろんな特有の習慣があるっていうのは他者から見ると寒いけどけっこうほのぼの感が出ていいよね。さっさとほのぼの展開まで進んで欲しい。

 

前期の通常授業は本日で終了となる。とはいえ補講や就職関連のセミナーなどウダウダあるので8月8日まで飛び飛びに合計10日間ほど行くことになる。

データベース論
前半はわけの分からない理論を、後半はアクセスというデータベースソフトを使ったこの授業。ほとんどの者が理解不能な中、突き進んだこの授業。毎回Webメールで出席を取り、課題をWeb提出させていたくせにテストもやるという。しかもアクセスは出しようがないので前半のわけの分からない部分から出すという。救済レポートはやばそうな人だけ出せとのことだが、締め切りがテストの日と同じなのでテストに絶望してから書いては間に合わない計算。ついでに出席1割、提出4割とかいうふざけた評価具合。結局残りはテストだとかなんとか。大丈夫だろうか…。

計量情報学
IQ高そうなキノコマニアらしい講師のやたら理論ぶった喋りで分かるものも分からなくなる言葉遊びに翻弄されたようなこの授業。最後はやっぱりテストが実施された。前回は相談可能だったが今回は自力のため必死に解く。なんとかなんとかしたが果たして…。さようなら。


7月10日(日)

女王の教室 2話/謎のメールU

女王の教室 2話
独裁体制を貫く、阿久津(天海祐希)にしびれを切らした子供達は親に抗議してもらうことにする。しかし、阿久津は親1人1人と個人面談を実施。うまい口車で親を味方につけてしまう。

和美(志田未来)は雑用をやらされたことは言っていたが0点だったことは言わなかった。また「最近の教師なんて親になんか言われたら終わりだ。」みたいな甘いことを言っている子供もいた。このセリフは今の学校現場を象徴する強烈な一言である。都合の悪いことは言わなかったし、教師に対して根本的に甘い考えを持っているという子供サイドにも確かに問題はあることを示すシーンだった。

しかし和美の母、章子(羽田美智子)もどうかと思う。章子が夫に対する不満を持っていることまで調べていたようで(ていうか生徒1人1人の詳細なデータを保有している模様)その点に同情してつけこんだ。和美もけっこうケンカする両親に気を使っているのにそんなことは全然気づいておらず自分のことばっかりの章子。これはこれで親のほうにも問題がある。「自分さえ良ければいい。」という考え。これって昔に比べてこの10年くらいでもかなり悪化してるような気がする。また全員が丸め込まれるという思考力のない、もしくは一方的な親にも問題が大いにあるということを示したシーンだった。やはり深いなこのドラマ。現代教育の問題点を表現するにはもはやこれくらい派手にやらないと無理なのかもしれん。

呆然とする子供達は自らの手で阿久津を倒すしかないと考え始める。護身術にかけても相当な格闘技術を持っていることを護身の集会(?)で披露した阿久津だが、少なくとも闇討ちなどの直接攻撃は不可能と判明。

また阿久津は阿久津で盗撮や盗聴をして親に知られたくない情報を掴んで児童を脅した。これはもはや犯罪である。トドメに由介(松川尚瑠輝)の知られたくない両親のことを教室で大暴露して、深層心理まで追及。いつも元気だった由介もさすがにグッタリ。「あなたのことなんで誰も好きじゃないのよ。」とまで言う阿久津に和美が立ち上がり、「こいつはいい奴だ。私はこいつが大好きだ!」と半泣きながら勇気を振り絞り由介を援護。由介もここまで阿久津の知らないところで確かにけっこういい行動をとっている。今回も遅刻しそうな和美や久子(永井杏)をかばい阿久津の気をひいてバレないようにしたし。で、雑用に戻された和美だがこの行動は果てしなく意味があるいい子だ。こいつならみんなをまとめて阿久津に勝てるかもしれない。

ちょっとおもしろくない阿久津(たぶん)は実力では一番成績の悪い久子に忍び寄り「あの2人が謝れば次はあなたが学級委員よ。その前に私につきなさい」と脅す。反乱にあわないようにしっかりと児童側にも信者(むしろ奴隷)を増やしていくつもりか。

予告では学級委員にされたひかる(福田麻由子)が気を使って何かと接近してくる和美に泣きながら「もう近寄らないで」みたいなことを言うシーンがあったがカットされていた。近寄る和美に対して最初は「止めたほうがいいわよ」と冷静に忠告していたが、それでも信念に従い行動する和美に最終的には「あなた変わってるね」と和美とむしろいい関係を築き始めた感じがする。由介と3人で「阿久津を自らの手で倒すしかない」と話したときもけっこうノリノリだったし。冷静なブレーンとして活躍しそう。少なくとも敵対関係にはならなそうだ。

 

・謎のメールU

一応名前は伏せといてやるが(偽名だろうけど)とある名前で連日送られてきた謎のメールが最終章を迎えたっぽい。

6通目・・・男の人は女の人をどう見るのでしょう?などという雑談を延々…

タイトルでは「日課になりつつある」などと暴走。また送信時間がありえない時間になっており(明け方や早朝)、わずかに残っていたネット初心者という可能性はゼロになった。

 

7通目・・・このアドレスが明日には使えなくなる、と冒頭で宣言。ホッ●メールが使えなくなるなんて話は聞いたことがないがこんな文句にひっかかるバカがいるのかと…。

さらに「会ってみたい」と告白。一度も返信してないのにこういう展開へもつれ込むということは返事があろうとなかろうと文面は全て始めから決まっていて定期的に送信していたと推測することが可能だ。

そして極めつけの「情報サイトに私の名前と写真を載せたのでアクセスして」というような内容の文章が。ようやく本来の目的にたどりついた(たぶん)この一連のメール。最近は出会い系にひっかけるのにもこれくらい手が込んでないとひっかからないのだろうか?

どうせネタにするならとそのアドレスの先まで行ってみたがは案の定出会い系登録サイト。さすがにこれ上は俺程度のネット知識では危険が伴うので登録はしないですぐに切った。いきなりワンクリック詐欺とかだったら危なかったな。ネタに挑むといっても俺程度では逆にはめられる可能性も高い。気をつけねば…。

矛盾だらけの最後の文章には「出会いを求めてくれるなら携帯番号を教える」(←使い古された殺し文句?)、「私のフリーアドレスでも平気だった」(←そのアドレスは使えなくなるんじゃないのかよ?)と記されて「待っています」で終了。壮大な出会い系ひっかけシステムが完了した(たぶん)。

不気味だったけどなかなか笑える展開でしたよ。業者も大変ですね


7月9日(土)

2005夏ドラ初回編E ドラゴン桜/はるか17 2話

ドラゴン桜 1話
阿部寛演じる元暴走族の3流弁護士が偏差値30台の倒産寸前の高校の債権処理を任されるが普通にやってもつまらんということで東大合格者を出して超進学校にして再建させることにするという話。

初回は「社会のしくみ」ってやつをすっかりあきらめた教師やすっかりあきらめた生徒に演説するだけで終わった。『女王の教室』ほどではないが、ある種近いことを言っているようなドラマだったがこれからは「幻想より現実」ブームなのだろうか?

キャラクターもキャラ見せ程度で次回以降、進学を決意する生徒達が少しずつ増えていくようだ。とりあえず目当ての長澤まさみは無事に髪も元通りに伸びてアキ以来のかわいさ全開。というかまたしても誰だか分からないくらいの変わりよう。役者だな。

その長澤まさみが東大に行けと言われてちょっと考え込みながら帰宅してベッドに転がり物思いにふけるシーンで何故かかかるNEWS山下智久のソロ曲。挿入歌なので途中でかけないといけないわけだがここでかかる意味が全くもって意味不明だった。

それにしても長谷川京子のあのモハモハヘアーはいったい…。トドメに超ダサいメガネ…。

さて残る新ドラマは来週木曜の『幸せになりたい!』1本だがここまででリタイアするほどつまらないのが1本も無い。『いま、会いにゆきます』が唯一のリタイア候補だが、小説と映画を称え、ドラマふざけんなと批判するためには最後まで見届けねばならない(なんだその理由)。史上最多の本数になった。

 

はるか17 2話
今回はドラマ『竜馬』オーディション編。監督が巨乳好きということで貧乳のはるか(平山あや)は苦戦が予想されたがなんとか2次の水着審査へ。桃田(金子貴俊)が用意してきた水着はなんとスクール水着という微妙にマニアックなものだった…。なんとか耐えて審査に挑むはるかだったがここでパットをつめてごまかしていた1人がその小細工がばれて監督が激怒。それに怒って抗議して帰ってしまったはるかだがそれが逆に監督を刺激して最終審査に残れることになった。だが、ファインプロ崎谷(杉本哲太)は裏で根回しをして監督を説得。最終審査を前にデキレースとなり、ファインプロのユリ(瀬戸早妃)に決定してしまった。芸能界の裏を見たはるかは落ち込むがメイクの尾倉(深沢敦)や新登場の新人カメラマン橋本(冨田翔)に撮ってもらったキレイな自分の写真を見て新たな決意を抱いた。

今週も福原(古田新太)ボードの影に隠れてこっそり見ていたらボードが運ばれていってしまうという先週の「植木が運ばれて困った」、に続くネタが入っていたりと笑えるポイントが多くおもしろかった。またカメラマンは今後の飛躍の鍵を握るようなので楽しみだ。

そういえば平山あやは元からはるかほど胸が小さくは無いはずだ。いったいどうやって小さく見せているのだろうか?


7月8日(金)

2005夏ドラ初回編D 電車男/大学学期末日記3V/謎のメール

映画版の山田孝之はオタクといってもせいぜい1人で秋葉原に出向いてきて、部屋には人形が飾ってある程度のオタク度だった。ファッションはいかにもなアキバ系ではあったが、パソコンのスキルを生かした(らしい)パソコン技術系の会社に極めて普通に勤めていて境遇は悪くなかった。元のルックスもいけているのでちょっとファッションと髪型を改めれば後は気弱な性格をなんとかすればカッコイイ人だった。要するに普通の人だった。

大してドラマ版の山田剛司(伊藤淳史)はオタクの中でも底辺に近い人物として描かれた。冒頭から声優か何かのイベントにオタク仲間と集ってウヘウヘ。すれ違った果歩(佐藤江梨子)には徹底的にキモがられ、美人な妹の葵(堀北真希)も毛嫌い。仕事は派遣会社で棒読み上司(佐藤二朗)にも社員の美鈴(白石美帆)にもこき使われて使えない奴だとののしられる社会の底辺に生きるダメ人間として徹底的に描かれた。少なくとも2枚目ではない伊藤淳史がやっているので妙にリアルで情けない。木にひっかかった女の子の風船を取ってあげようとしたらのぞきと間違われて風船は空へとはばたいていってしまう。女の子は「できないならしないでくれる?バーカ!!」とののしり書類を全て川にまいてしまうという将来が怖い行動に出る。川に入り必死でかき集めた剛司だったが、目の前の下水から轟音が聞こえてきた。呆然としていると大量の水が流れてきて激しく吹っ飛ばされる剛司。CGでギャグ調にしていたものの実際なら死んでいてもおかしくないここまでしなくても…

主役は伊東美咲だが大半は伊藤淳史だった。今回は底辺に生きる剛司の哀れな姿を中心に描き、青山沙織(伊東美咲)は人物紹介程度。電車で酔っ払い役の定番、泉谷しげるに絡まれた沙織を剛司が助けお礼をしたいので住所を聞かれて剛司は舞い上がる。早速お礼が届くがそれは一緒に感謝されたおばさん連中で剛司は落胆。その次の日の23歳の誕生日に悲惨な1日を送り、帰ってきたら沙織からお礼にエルメスのカップが届き、半狂乱に。パニック状態の中、ネットの住人達のアドバイスを受けてついに電話をかけたところで終了。またパニくる剛司もリアルで…。

ラストに出てきた「結婚考えてないの?」などと沙織と恋人っぽい男、啓介(速水もこみち)。謎の人物として今後の鍵を握りそう。しかし彼だけ苗字が記載されていないところを見ると弟オチか?

ネット住人の中の1人、一坂進(温水洋一)。たくさんいる住人の1人なのでパッとしか出てないけどこの役は『スローダンス』で主人公の妻夫木が勤める教習所に免許取得のため通っている一坂進と同一人物という裏設定があるらしい。

また沙織を助けようと立ち上がったはいいが泉谷にやられそうになった剛司を助けたのが初代電車男、山田孝之。これも成長した初代電車男の姿らしい。映画のラストでも酔っ払い役だけは映画版の大杉蓮だったが全く同じシーンが挿入されていた。

またかなりキツイ性格の白石美帆も映画版ではアパートメントの受付嬢役で出ていた。これも派遣の仕事でやっていたという裏設定なのだろうか。

映画版、他のドラマと微妙に絡み合っているというのもなかなかおもしろい。オープニングがいわゆる萌え系アニメのようなキャラが出てきたり、冒頭から秋葉原のイメージ映像が延々流れたりと、次元の違う世界にちょっととまどったし、電車男があまりに悲惨すぎたのも度を越してて笑いがひきつってきてしまったが、それでもけっこう映画よりおもしろいものになるかもしれない。

 

・大学学期末日記3V

ジャーナリズム論
初日からブチ切れたり、横浜まで行くことになったりいろいろあったこの授業も前期のみなので今日で最後。結局ブチ切れてたのは初日と小テストの2回だけで単に多すぎる人々を振るい落としたり、ふぬけた我々に活を入れるためにわざとぶち切れていただけだったようだ。基本的には厳しいながらも笑いを誘いながらの軽快なトークでかなりタメになる授業だったのは確かだ。ただフリートーク(タメになる内容)が多すぎて予定の半分しか終わってないんだけど。テストも無いということでこれでお別れとなる。さようなら。

雑誌出版論
くたびれたじいさんが黒板も使わず、ダラダラと抑揚のない調子で延々語り続けるため眠くて仕方が無いこの授業。最終日だったがその前の空き時間に「飲み食いした直後にテーブルに伏して寝る」というMOMA的禁断行動の1つをうっかり取ってしまったため、お腹が暴走。吐く直前まで追い込まれたため早退する。カーネル・S・マルオ氏も机に伏してねるとゲップがたまったような感覚になると言っていたのでその状態が分かるという人は他にもいるかもしれないが俺の場合はそれの拡大版が襲ってくる。もちろん毎回というわけではないが年に数回はそれが起きる。今日がそれだった。とりあえずテストは感想を書けば単位はくれるという適当なものなのでなんとかなるだろう。

 

 

・謎のメール

俺が利用しているメルアドは2つあって1つはホームページ用のフリーメール、もう1つがヤフーメールだ。フリーメールのほうは元から広告メールもたくさんついてくるという条件が発動しているのだが、最近は文字化けしたウィルスメールや迷惑メールが日に10数件は入ってくるというめんどい事態になっている。以前はメールソフトで受信していたのだがあまりにうざいのが多いし「ウィルス発見しました」の通知が出るせいで時間がかかるので現在はWeb上で確認し、文字化けしているものと意味不明なアドレスのものは即刻削除している。

そんな中、マジなのか出会い系なのか詐欺なのか同一人物による妙なメールが連日届くようになった。文字化けしていないため一応「チェック」はしているものの全て速攻削除しているので内容はすでに曖昧なのだがこんな感じだ。

1通目・・・添付ファイルのついた貴方からのメールが届いたがなんなんだろうか?重要な書類だったら困るで教えてくれ、なる内容。

当然そんなものは送ってない。また最新のウィルスバスターによる検索をかけてもMOMAのパソコンがウィルスに汚染されているという結果は出ない。最近ではウィルスに感染してなくても他人のアドレスを勝手に「送信者」を名乗って送るというケースも多いらしいのでそれだろうか?俺のとこにも自分名義やカーネル名義のウィルスメールが届くことがある。

2通目・・・知り合いに聞いたら解決した。失礼しました、なる内容。

返事してないし、実在する人物かどうかも疑わしいのになぜまた送ってくるのか?ただここまではネット初心者だと仮定すればまあなくはない行動範囲。

 

3通目・・・私は主婦なんですけど寂しいのでメル友になりませんか?なる内容。

はぁ?マジなのか、詐欺なのか。返事してないのに勝手に送り続けるのは実在するなら天然だし、新手の詐欺にしては無駄に手が込んでいる。無視。「主婦」「寂しい」「メル友」これらのキーワードは全て詐欺系の匂いがするよね。

 

4通目・・・実は離婚して実家に戻ってきたんです、など夫の浮気(発覚の簡単な経緯も書いてあったような気がする)だのと離婚理由を挙げて勝手に自己紹介を始める内容。

いや、だから返事してないのに勝手に送ってくるなって。「離婚して今1人」がキーワード1の「寂しい」を拡大する作用。ネット初心者にしても常識的にありえない行動範囲に突入しはじめている。

 

5通目・・・さらに進んだ自己紹介、趣味なんかが書いてあった気がする。

ここまで来ると呆れるのを通り越して不気味になってきた。ここで「やめてください」などと返信したらたぶんこっちの負けだと思うので無視を続けるしかない。しかしいったい目的はなんだろうか?マジなんだとしたら常識的にありえない、相当のネットマナー知らずだ。世の中いろんな人がいるのでマジでこういう一方的な行動に出る人がいないとも限らないが可能性は低い。かといって「狙う」にしても何を狙っているのか分からない

あれですか?返信したら「実は慰謝料が…」というパターンの新型振り込め詐欺ですか?

みなさんはこういうシリーズ型メールに心当たりが無いだろうか?やっぱりネットは怖いところですよね。


7月7日(木)

1人映画シリーズ第3弾

てなことで『電車男』を見てきた。

なんていうかこれほどにあまり感動しなかった映画も久々だ。電車男には感動したんだけどエルメスがあまりに都合よすぎてなんだかな。

本日はドラマ版がスタートするがこちらはエルメス側の視点ということなので多少はエルメス側にもリアリティーがあるものになるだろう。期待したい。


7月6日(水)

2005夏ドラ初回編C 海猿 がんばっていきまっしょい/大学学期末日記3U

海猿 1話
今期は映画のドラマ化が多いがその中でも映画の正当なる続編になるのはこのドラマだけである。映画では仙崎(伊藤英明)が潜水士になるまでを描いた。今回はその1年後、潜水士になったもののまだ一度も人命救助をしたことがなかった仙崎が横浜に転属になるところから始まった。

横浜に住む恋人の環菜(加藤あい)と遠距離恋愛していた仙崎は喜ぶが環菜はすでに「メル友」程度の感覚になっておりそのギャップが激しかった。主役とそのヒロインのカップルなのにこれほど主役がピエロに見えた事がかつてあっただろうか。映画ではそこそこいい感じになっていた2人だが1年の間に環菜のほうが冷めてしまっていたか。てかこの前半の仙崎が映画に比べてはっちゃけすぎていたのは少々違和感があった。もうちょっと落ち着いた人だったはずなのだが。

またキャスト一新でもう昔話か回想でしか出てこないと思っていた映画のときの潜水士仲間と環菜の地元の友人役だった香里奈らが同窓会のシーンで一堂に集結した。なんと豪華な。ゲスト的な出演なのか主要キャストクレジットは無いので今後の出番はないかもしれないが続編モノでもこういうことは滅多に無いのでこういうつながりを感じるシーンは良かった。ここで映画のダイジェストというか大筋は回想シーン含めて流れたのでおさらいになると共に映画を見てない人も伊藤淳史が映画で死んだということは分かっただろう。とりあえず『電車男』が始まる前でよかったね。ギャグにならずに済んだ。

ラストでは人命救助に出動する仙崎らの姿まで描かれた。船長と部下の若い外人が沈没した船内の空気が残った空間に取り残されていた。同時には助けられないので船長の嘆願もあり、外人を助けることにした仙崎のバディ(相棒)池澤(仲村トオル)。「絶対助けてくださいよ」としつこい船長に「保証はできません」「約束は出来ません」と最後まで答えをあいまいにした池澤。だが、去り際に仙崎は「絶対助けますからあなたも待っててください」と約束してしまう。外人は助かり、初の人命救助に感動する仙崎だが船長を助けに入った仲間からは船長はいなくなっていたと告げられる…。どうやら仙崎の行動が間違っていたらしいのだがそこは次回。

その後、なぜか謎のナレーションと映画みたいな予告映像が流れてエンディングのB'z。その後に予告が入って終了。予告は予告であったのにあの謎のナレーションと映画みたいな予告映像は何だったのだろうか?

ドラマにしては予算が心配になってくるほどスケールのでかい作品だ。映像も映画みたいだし、かなりすごい力の入れよう。『がんばっていきまっしょい』は全11話予定と数字が悪ければ縮める気マンマンの弱気なことになっているが、こちらは全11話ときっぱり表記。視聴率取れなかったらどうするんだろう…。

 

がんばっていきまっしょい 1話
こちらは『ウォーターボーイズ』に代わる夏の青春ドラマといった感じ。方言がドラマ全体を支配しているため見終わった後に言葉遣いが変になりそうだがまあまあおもしろかった。また方言なためその地方の人以外は演技がやばい奴がいても方言のせいで気づきにくい

悦子(鈴木杏)は高校入学後にボート部に入ろうと張り切っていたが女子ボート部はないと知りショックを受ける。しかしくじけずに男子ボート部に入部。マネージャーと勘違いされて男子にはガッカリされたがそれでもくじけずに通い続ける。しかし、いろいろあって一時落ち込み、同級生らの言葉で再起。女子ボート部を作るため奮起して今回は4人までが揃った。

鈴木杏は決してかわいいとはいえないが一時期の顔のパンパン具合からすればかなりマシになったし一生懸命キャラも好感が持てるので見苦しいことはない。だいたいボート部全員が美形っていうのも現実的にありえないのでこのくらいのバランスのほうが自然だ。それにしても『H2』みたいなドラマじゃ完全なブサイクネタキャラ扱いになっていたような「美形の男子を影からこっそり見ている女」からスタートした真由美(藤本静)は颯爽と内に告白し撃沈。その後妙に悟りを開いた落ち着いたセリフを連発して悦子を立ち直らせた。高1にしてこの悟りの境地に達しているとはすごいお方だ。男子にはNEWSと関ジャニ∞を掛け持ちする錦野と内。ただでさえ掛け持ちで忙しそうのになぜこの2人なのだろうか?やはりジャニーズ事務所に期待されているのか。

よく分からないのが悦子と利絵(相武紗季)の関係で中学時代からの親友という設定の割にはお互いを名字でさん付けして呼んでいたりと妙によそよそしい部分が多く、友情の薄さがにじみ出ていた。これから真の親友となっていくのだろうか…。

 

ラストウィーク2日目。

ゼミ
ライブドア問題から各地いろいろ考えるというテーマ設定にのみグダグダ時間を費やした前期は提出した計画書を元に夏休みパソコンして5枚程度のレポートにして提出という事で終了した。しかし、全体的なグダグダ感からまともに具体的に書いたものは数名しかいなかったようで代表としてその数人が「このくらいは書けよな」という教授のメッセージとして読むことになった。

計画書を10分足らずで書き上げたMOMAは内容が簡潔大雑把すぎてその中には入っていなかったが、「コメント不能」ではないという中途半端なポジションになるらしい。

 

災害情報論
災害情報をやってきたこの授業。補講が来週あるので終わりではない。

社会統計解析法
やはり来週補講のため終わっていない。なんで今期に限ってこんなに補講が連発されるのだろうか?


7月5日(火)

2005夏ドラ初回編B スローダンス/大学学期末日記3T

スローダンス 1話
まあ月9らしいというかなんというか。予想通りにラブストーリー的な人々の掛け合いが中心。そこに夢と違った道を選ばざるを得なかった現実の厳しさ、それでも夢を捨てきれずにある意味さまよっているともいえる妻夫木サイドと典型的な最近の流行の「負け犬」「30女」「仕事に生きる女」というキーワードにピッタリ合致する深津サイド。前者は妙に現実的である。大学の映像科いってもその道に実際に進むのは数人だよ!とか確かにそうだけどさ。最近のドラマって無駄に現実的なの多いよな。せめてドラマの中だけでもバブルはじけてようよ。『恋におちたら』みたいにさ。

序盤から深津がキーキー吼えるのでこれはリタイアかなとも思ったが全体的にはわりかしおもしろかった。妻夫木のセリフで深津に対して「あなたもモテるでしょ?でも嫌いな人は嫌いなタイプ」みたいなこと言ってたが思わず「はいはいはいはいはい!!」と挙手してしまった。

また深津が教育実習生時代の回想で「最後まで希望を捨てたらいけません。あきらめたらそこで試合終了なんです」とか安西先生(漫画、スラムダンク)の名言を思いっきりパクっていた上に何回もそのセリフに触れるもんだから呆れていたら劇中で自ら「何かいいこと言おうと思って…。スラムダンクのパクリよ。」と激白。「あれ、知らない?ジェネレーションギャップ?」などと妻夫木に言う深津だが設定年齢31歳の深津がスラムダンクを読んでいた方が年齢的に微妙である。妻夫木は当然知っていたが当時にして中高生なのでこっちのほうが中心世代だ。ていうかパクリと気づかずその言葉に感化されたってことは当時は読んでなかったっぽいが…。

とりあえず出演者がみんな出演者のイメージの王道を行く役柄。妻夫木はいたってフツーの男。『オレンジデイズ』と入れ替わってもあまり変わらない。深津は思ったことをズケズケ言いまくる気の強いわりには妙にかわい子ぶったりするタイプ。広末はわりかし態度のでかい明るい人。ブランクの割にはけっこう良かったな。でも2年前(『元カレ』)に現彼女を押しのけて堂本剛を奪いにかかるという主役ぶりと違って完全に脇役だな、これは。藤木は相変わらずクールに決めまくってる。ちょっと行き過ぎてないか?初回の段階ではこの人だけキャラ浮いてたような。たまには『GTO』の頃みたいなキャラも…。ちょっとしか出なかった小泉孝太郎もいつも通りのいい人っぽい雰囲気。てか小泉孝太郎を見るのが果てしなく久しぶりな気がするのだけど。2年前の月9以来少なくとも俺が見てるドラマでは見てなかったような気がする。あと「めざましどようび」のお天気姉さんが何故か妻夫木の元彼女で現在スッチー役で出演していた。果てしない調子はずれな空気に鳥肌が立った。演技は無理なのでは…。

妙にかわい子ぶる深津がやや苛立つものの予想よりは良かったし周りの雰囲気で相殺されているのでまあ悪くない感じ。あまりドロドロせずに爽やかに突き抜けてほしいところだ。昨日の「いま、会いにゆきます」よりは断然良かった。

 

本日から大学は前期ラストウィークとなった。

教育社会学
おじいちゃんがクビになるという騒動の後は社会学科代表が非常につまらない授業を延々繰り返していたが最後の最後になってついに新任が登場した。1,2年と3,4年を別にして我々のところには30代のおばちゃんが登場。これまで3,40代のおばちゃん講師となるとあからさまに嫌味だったり、何か怖かったり、何言ってるのか理解不能だったりとろくなことがなかったが今回は正真正銘ただのおばちゃんで決しておもしろくはないがそこそこ聞きやすい。おじいちゃんの5回分が補講になりそうだったが19日に2時間連続で補講をやって前期はおしまいとなるらしい。いい人だ。

情報法制論
超堅物野郎によるぎこちない前期だけの授業。「えー」「まあ」を連発する語りは非常にまとまりがなくて何を言ってるのかよく分からない。そんな自分の説明の下手さを棚に上げて「テストでは授業で喋った部分に触れないとほぼ無理だと思ってください」などとほざく始末。最後くらいは頑張って理解しようと思ったが分かりにくい説明に睡魔に襲われ15分ほど夢の世界へ。再び目覚めて頑張ったがやはり理解しがたい。これはテストもかなりやばく、初の敗北となる可能性が高い。

広告論
毎回広告というかCM制作に関する人物が出演した『トップランナー』や深夜番組のビデオを見せて感想を書かせるこの授業。教科書を買わせておいてなかなか使わずやっと使ったと思ったらただつらつら読み続けるだけの質の低い授業と化したため感想に苦情が殺到。教科書編はわずか2回で終わり結局ビデオ授業となった。毎回10行は感想を書かないと減点と明言する講師だが10行も書くほど中身のあることはどう見てもやっておらず、スカスカな上にめんどいという質の低い授業であった。そのくせ一度休んだ分を19日に補講するという。

 

帰りは竹井詩織里の新曲『つながり』を購入。1stアルバムの方を先日1950円でゲットしてまあ悪くなかったので「レンタル歌手」ランク入りしたのだが、レンタルに無いので自動的に購入歌手へと昇格した次第。落ち着いた作風とそれなりの歌唱力による楽曲はなかなか良い。売れる曲ではないが三枝くらい宣伝すれば三枝以上ファンがつくのは確実だろう。


7月4日(月)

2005夏ドラ初回編A いま、会いにゆきます

いま、会いにゆきます 1話
長い。とにかく1時間ちょいが異常に長かった。間延びしすぎ。大丈夫かよ、今後。そしてやはりドラマ化は失敗だったのではないかと感じた。映画の劣化コピーにしか見えん…。『世界の中心で、愛をさけぶ』のときも潤色として映画の脚本家3人が連名でクレジットされていたが今回も映画の脚本家、岡田惠和が潤色としてクレジットされていた。

今回は巧(成宮寛貴)と佑司(武井証)の元に1年前に死んだ澪(ミムラ)が現れてバタバタしてるところをいい言い方をすれば丁寧に描いた回だった。戻ってくるのはまだ巧のことも佑司のことも見てるほうがよく分からない時点で早々に戻ってきてしまって早すぎたが後はダラダラ。

澪は現れた時に記憶が無い。そこの部分でのいろいろな迷いを丁寧に、というかドラマ用に時間を割いたわけなんだけど、3人とも反応に無理がありすぎる。澪は自分が誰であるかということはあまり気にしない。ただ目の前に現れた夫と子供と名乗る2人に対して記憶が無いこと、母親になれないことに罪悪感を持っちゃうし、巧も巧で説明すべき点をあまり説明しない。原作でも映画でも巧をある意味では支えてわがままも言わないいい子だった佑司が記憶の無い澪にスネて「ママじゃない!」などと暴言を連発する始末。顔が映画と同じだけに激しい違和感を感じるし、成長したせいか批判を覚悟してまでキャスティング指名するほど魅力的な子役だとも思えなくなってしまった。だいたいなんですか?あの寒いラッタッタダンス(仮称)は。記憶の無い澪にマジで同情。あんな情けないダンス踊るテンションじゃないって。ラストよく頑張ったよ。

この後、過去の2人のストーリーを話して聞かせてもう一度恋をして家族として再生していくわけだが最初のこのお互いわけ分からんでぎこちない部分はあまり丁寧に描けるものではない。こういった特殊なありえない状況において無理に深く描きすぎるとどんどん深みにはまって迷走してしまうわけで初回からもうこの迷走ぶりが果てしなかった。さっさと説明に行こうぜ、説明に。

仮に小説も映画も見てない人がこの初回を見たとして、やはりわけの分からないことが多いのではないだろうか?その上、話が全然進まない。なぜ澪が生き返ったのか?なぜ記憶が無いのか?なぜ巧は移動図書館のトラックを1人自転車で追いかけるというイジメに合っているかのような行動をしているのか?助手席に乗れないとか言ってたけどどういう意味だろう?さらに驚愕と涙のラストははるか2ヶ月も先になる。それまで待てるだろうか?決定的にドラマに向いていない気がするけど。途中でリタイアしてしまえばこの話を勘違いしたままになってしまうわけだし。

巧についての説明を一切行わなかったこの初回。1時間以上時間があったのになぜ説明しないのだろうか?何回か出てきた街医者のところに行けばそれで済む話なのに。しかもけっこう走り回っていていたって健康体に見える。小説や映画と違ってドラマの巧には「不具合」はないのだろうか?巧と佑司の現在の生活ぶりはもっと丁寧に描かないと意味が無い。正直、映画も小説も見ていなければ初回リタイアのレベルだ。話が見えてこない。視聴者はもう知ってることを前提にしているのだろうか?

とりあえずまだほんの始まりなので文句を言いながら見続けるだろうが、どんどん映画が神格化されていくかもしれない。不安はつきない。ミムラは思ったよりも良かったんだけど、成宮と子役が兄弟にしか見えない。原作にも出てこない澪の両親も使い方によってはとんでもないことになりそうだが…。


7月3日(日)

ここ最近の2005夏ドラVol.0

スローダンス  フジ月9
妻夫木と深津のラブストーリー。本格的なラブストーリーらしいが『ラストクリスマス』に続いてまたも年の差カップル…。あれは男が上だったがこっちは女が上。これが個人的にはネック。そもそも深津がかなり嫌いなので初回だけは見るものの期待度は相当低い。いまさらラブストーリーの主役を深津がやるとは思わなかった…。『空から降る一億の星』もかなりのモノ(マイナスに)だっただけになんだかなぁ…。『カバチタレ』みたいな役なら嫌いじゃないんだが。

広末涼子もキャスティングされているものの復帰のブランクか3番手以下の扱いのよう。年齢的には妻夫木と広末のほうが適任な気がするがこの段階では『ラストクリスマス』の玉木宏のようなポジションで終わりそう。

まあ意外と視聴者に求められているこれといった障害も無い純粋なラブストーリー+前クール辺りからブームの「30女」「負け犬」とかいった方向性で企画されたのだろう。

一応月9なので初回はチェック。初回で判断。深津に耐えられるかで決まりそう。昔ファンだった広末で相殺になるだろうか?
期待度★★★☆☆

 

海猿 フジ火9
映画続編。映画では潜水士になるまでの仙崎(伊藤英明)の姿を描いたが潜水士になって以降の活躍が描かれるとのこと。映画からの続投は加藤あいだけなので映画を見ていなくても人間関係の把握は問題ないだろう。映画ではその加藤あいとの恋愛もほとんど進んでいなかった上に、ドラマでは1年以上会ってないという設定から始まるらしいので全く問題はない。

とりあえず映画も見たのでチェック。つまらなければ切り捨て。
期待度★★★★☆

 

がんばっていきまっしょい フジ火10
田中麗奈のデビュー作となった映画のリメイク。というか元々原作があるらしく、映画では省かれた原作の残りの部分も描くとかなんとか。

鈴木杏以外の出演者はあまり知らないのが多いが最初の設定年齢15歳には無理のある人たちが多いような…。3年間を描くわけだから(たぶん)こういうキャスティングなんだろうけど。

映画は一応見たことがあるのだがなんだかあまり覚えてない。田中麗奈がボート部作って頑張ってたくらいしか記憶になく、つまらなかったという印象しか残っていないがドラマはどうだろうか?大して期待せずに初回はチェック
期待度★★★☆☆

 

おとなの夏休み 日テレ水10
寺島しのぶ、中島知子、中越典子の3人が海の家を経営するという話らしい。海の話は好きだがキャストが微妙すぎて全く見る気がしない。
期待度なし

 

幸せになりたい! TBS木9
深田恭子がテレビ局で松下由樹演じるプロデューサードラマを作ることになるというストーリー。これは題材からしてとてもおもしろそうなのでチェック。てかまたも深田恭子は高校生からスタートかよ…。
期待度★★★★★

 

菊次郎とさき テレ朝木9
続編。ビートたけしの親を中心に描いた家族ドラマだとか。青年期のビートたけしが塚本高史らしいがちょっと違うんじゃないか?どっちにしろ見ないけど。
期待度なし

 

女系家族 TBS木10
米倉涼子主演。和風な感じ漂う遺産争いの女のバトルといったところのようだ。興味なし。
期待度なし

 

電車男 フジ木10
映画化された『電車男』と同じ世界のその後で別の人物達が織り成す続編という形らしい。映画出演者も続々ゲストで出るとか。まだ映画が公開中なのに連ドラ化というのは旬を逃がさないためだろうか?それにしても映画も1ヶ月で撮影を終わらして速攻公開するなど一連の電車男戦略はあまりに急ぎすぎている気がするのだが…。

今回は伊東美咲の女性視点で描くらしい。ということは伊東淳史よりも伊東次第か?伊東は『ホットマン2』といいあまり良い印象が無いのだが…。
期待度★★★☆☆

 

ドラゴン桜 TBS金10
弁護士・阿部寛が不良高校を東大進学校に改革するというお話。話自体もおもしろうそうだが生徒役に長澤まさみがいるのが決定打。髪もようやくボーズにする前の段階まで戻ってきてかわいさが増してきており期待が高い。
期待度★★★★☆

 

いま、会いにゆきます TBS日9
ミムラ&成宮の時点で微妙だが見てみなければ分からない。子役が映画と同じなど不安要素が多い上に、『世界の中心で、愛をさけぶ』のようにある意味で完全別物となるかは正直分からないし、そういう意欲が現段階であまり感じない。とりあえず見てみないと。
期待度★★★☆☆


7月2日(土)

2005夏ドラ初回編@ はるか17&女王の教室

今期はおもしろうそうなのが多いので初回はほとんどチェックする予定。史上最多?

 

はるか17 第1回
勉強一筋だった22歳大学4年生の遥(平山あや)は就職試験に連敗し続け、困ってたまたま受けた芸能プロダクションで合格。「君が必要だ」と言われて舞い上がり、マネージャー採用だと思い込んでいたが社長の福原(古田新太)は17歳のアイドル・はるかとして売り出そうとたくらんでいた。一度は激怒して事務所を飛び出した遥だったが、同期入社の桃田(金子貴俊)に同期の情けで土下座して頼まれて一度だけ引き受ける。しかし、マヌケな桃田が取ってきたのはアダルト雑誌のグラビア撮影でヤバイ状況に陥る。そこに福原が登場し、救出。謝った後にもう一度熱弁して頼み込んだ結果、1年間の限定で遥はデビューを約束する。

てなわけで冒頭から面接で落とされまくる遥の様子。1年後の自分を見ているようで笑えない。てかまだ名前言ってる途中なのに「君、おもしろくないんだよね。」ってないだろ?

登場人物はどいつもこいつもキャラが立っていておもしろい。映画・ドラマ『ウォーターボーイズ』に出演していた金子貴俊は面接で「シンクロナイズドスイミングをやっていました。シンクロで得た経験は…」などとシンクロを連呼するし(映画版ヒロインは平山あやだったし)、局に大量に貼ってあるポスターは『いま、あいさつにゆきます』などと随所に小ネタが仕込んでありおもしろい。遥の親父はガッツ石松。遥が芸能事務所で働くと聞いて反対するガッツに古田が熱弁を振るい(この段階では「タレント養成者」として)、ガッツが硬直してしばらく間があったのでてっきり「OK牧場!」と言ってくれるかと期待したが、「お願いします」と礼をしただけだった…。

とりあえず平山あやはけっこうかわいい。分厚いメガネかけてようとかわいいものはかわいいのでアイドルメイクをしたときの変貌がそこまで変わらないのはしょうがないとして、普段はもっと目元に異常に濃いメイクをしているので普段よりはかわいい。

話もノリが良くこれは今後にも期待できる。★★★★☆

 

女王の教室 1話
小学6年生に大人社会の厳しさを説き、恐怖と不安で支配し教室で独裁政権を取る阿久津(天海祐希)が主人公というなんとも異色のドラマ。現代教育の歪みに一石を投じるドラマになりそうだ。

無表情で大人世界の現実ってやつを児童に話しまくりポカンとしている児童に「テストをします」といきなりテスト。テストで最下位2人は学級委員となり、すべての雑用を押し付けられる。給食当番まで2人というのがすごい。てか無理だ。思い出してみよう。あなたは2人で給食当番をやる自信はあるだろうか?また上位に行くほど特権が与えられるという厳しいルールを投入。子供サイドの主役となるらしい和美(志田未来)は筆箱を落としたせいで鉛筆の芯が全て折れてしまい、0点になってしまう。懐かしいね、あの鉛筆の芯が抜け落ちたマヌケな鉛筆の姿。何年ぶりに見ただろうか?今でこそ笑えるが当時あの状況に陥って「削り」がなかったら悲惨だった。お調子者の少年・祐介(松川尚瑠輝)は実力でビリで彼と共に代表委員に任命されてしまう。

その後、必死に頑張り次回のテストに備える和美だったが集中しすぎてトイレに行き忘れてしまう。そんな中でテストが始まるが腹を押さえて耐えるものの我慢ができない。しかし、阿久津は最初から「授業中トイレに行くのはセルフコントロールができない者です」などと言って禁じていた。それでも脂汗をかきまくって耐え切れない和美はついに「トイレに行かせてください」と手を挙げる。「勝手に行きなさい。でももうテストは受けれないわよ」などと言われた和美は硬直してしまうがそこに、前回テスト1位で先生に目をかけられて本なんか推薦してもらっていたひかる(福田麻由子)が優等生的視点で阿久津に文句を言う。かなりごもっともな意見だったが阿久津は「ならばあなたも行きなさい。」と発言。ためらわずに和美を連れて教室を出たひかるだったが和美は耐え切れず失禁。しかも、阿久津は新たな学級委員にひかるを指名…。

ということで言ってることは間違ってないことが多かった阿久津だがトイレの件などイジメとしか思えない非人間的発言も多い。やはり悪役として描いているのか。とにかく無表情なのが怖い。さすがに天海のイメージダウンを恐れたのかエンディングではいきなり「カット」がかかった後にスタッフ子供達キャストに笑顔を振りまくメイキング映像を披露。さらにEXILEに合わせて宝塚で培ったキレのいいダンスを100%の笑顔で披露する天海。他の出演者も別カットで適当に踊っているという妙に明るいエンディングだった。あまりに本編が恐怖と憤りに支配されているのでエンディングでは肩の力を抜けるようにしたのだろうか?

和美はどうやら頭は悪くないようなのだが激しく要領の悪い子らしい。なんだか頑張ってるのにかわいそうだった。6年生で失禁となるとかなり屈辱である。てかお腹押さえてたのに小さいほうだけだったのかよ?とか疑問はあるがあれ以上の表現は無理だし見たくもないのも事実。某巨大掲示板ではこの6年生少女がお漏らしというのに反応して案の定お祭り騒ぎになっていたが。ひかるは「誰にも言わないから」と言っていたが学級委員にされてしまった以上、明日にはクラス中に知れ渡っている可能性が高い。今後も和美の受難は続きそうだ…。てか和美だけ異常に阿久津の行動ひとつひとつに目を見開いて驚愕・恐怖するもんだからさすがに不自然だった。周りはそんなに驚いてないんだもん。主役ということで代表して驚いていたのか和美が過敏な子なのか…。

ひかるは冷静な優等生といった感じだったがラストにとてもいい子っぷりを発揮。しかしそこを容赦なく攻める阿久津。これは優しさは優秀な人間には不要=妨げとなるというメッセージがこめられているのか。それともテストを完璧に終えた後に阿久津に文句を言って教室を出て行ったというある意味したたかな行動(これだとテストは安泰で人助けでポイントもアップでウハウハ)に制裁を加えたのかどっちだ?

よく見ると先週まで『瑠璃の島』で鳩海島にいたいっちゃん(永井杏)がさりげなくクラスメイトに。大変ですね、この時間枠で連投。

公式サイトも余計な情報が一切載っておらずかなり謎に包まれた今後。過剰なまでの厳しさに一致団結して戦っていく子供達の姿を描くのだろうか?3年くらい前なら阿久津の態度に闘志を燃やしたかもしれないが、今は阿久津の言うことが分かってしまい思いっきり反発できない自分がちょっと嫌だ。あの頃の僕らは「大人の正しいこと」なんて知ったこっちゃない!と反発する力を持っていたのになぁ…。深いドラマかもしれない
★★★★☆

明日はVol.0と題して今後の夏ドラへの期待を語る。


7月1日(金)

7月突入

早くも7月である。夏ドラマVol.0でもやろうかと思ったら、もう今日から1本目が始まるのね。てなわけで初回を見つつ見るのを決めていくか。

で、転倒のケガなんだけどまだけっこう痛い

戻る