原始的・世紀始な日記’05 晩秋

2005年11月

11月30日(水)

1リットルの涙 8話

1リットルの涙 8話
サブタイトルも今回は「1リットルの涙」。亜也(沢尻エリカ)が学校を去る、その決意をするには「1リットルの涙が必要だった」というタイトルを冠した部分だけに感涙必至。

ややドラマ的すぎる部分もあったが今回はもう麻生(錦戸亮)がかっこよすぎた。これまで確か一度も泣いていなかった彼が「俺も何もできなかった」と涙を流し、「いつも傍にいてくれた」と言われて号泣、崩れ落ちるところが一番くるものがあった。亜也の教室での演説はたぶん原作に書いてあったことをセリフにしたんだと思うけどあれはメチャメチャ心に残るでしょう。絶対忘れられないよ、クラスメイトみんな。前向きなその姿勢は強さを感じた。

他のクラスメイトもまあ仕方ないのかなという気もする。だいたい授業が遅れるとか成績が落ちるとかは…ねぇ?こんな塾全盛時代、みんな学校で勉強してるんですか?という気もするので一度も手助けしたことさえない圭子(葵)が最初に文句を言い出すとかこれはもうずるい以外の何者でもない。早希(松本華奈)なんかはずっと傍で支えてきたので泣きながらきついというところはしょうがない気もしたけど。そしてやはりずっと傍にいてケガしてしまったまりはさすがに中学からの親友だけあって最後まで辛いとは言葉にはしなかった。精神的な部分もあるんだろうけど付き合いの長さの差かな。

ただラストの合唱は…。イマドキ金八先生くらいじゃないのか、あーいうのをやるのは。なんか歌いだしそうな雰囲気になってきたので辞めてくれと願ったのだが案の定歌いだし始めてしまった。ていうか題材が題材だけにあまり感じないんだけどこのドラマってわりといかにもドラマ的な描き方が多い気がする。本当に粉雪降るし

エンディングの本物の亜也さんの日記で「行かないでと言って欲しかった」っていうのは泣けた。確かにみんな泣いてたけど誰も行かないでとは言わなかった。言えなかった。それだけにあまりにベタすぎる演出はもったいないよなぁ。

というわけで3学期修了式で学校を去ることになった亜也。次回からは養護学校へ移るということで学校のみんなはこれで出てこないのだろうか?1つのクライマックスは去ったがとりあえず予告では麻生との1つの別れ?いよいよ言葉にも障害が出てくるようだしどこまで描かれるのだろうか?

そういえばここんとこ『粉雪』よりもフィーチャーされている『3月9日』。たぶんドラマにピッタリだなぁと思ってる人も多いかと思うが…。

友人の結婚式のために書いた曲だという。

歌詞もあまり結婚式な感じはしないんだけど確かにそうらしい。


11月29日(火)

危険なアネキ 7話〜借金が倍になってもどーでもいーや〜

危険なアネキ 7話
30分くらい見てないんだけど。

鶴見辰吾が出てきて「みながわ」を復興させようというので寛子(伊東美咲)だけでなく勇太郎(森山未來)も乗り気になって話が進んだ。しかしあくまで売ることしか考えておらずイメージも製造方法も変わってしまうことに不満を抱いた寛子は駄々をこねて反対し始める。このろくに理由も説明しないで子供みたいに駄々をこねているところから見始めてまた伊東美咲を一段嫌いになった

で、最後は勇太郎も覚醒。乗り込んできた寛子よりも先に「白紙にしてよ宣言」を演説。さすがに伊東美咲の調子はずれの1音ズレたような声と違ってチープな展開でも締まるなぁと感心していたら我慢できずに寛子が調子はずれに登場し同じ事をお願い。とたんに何ともマヌケなシーンになってしまった。

立て替えてもらった借金3000万円(少しは返済してるんじゃなかったのか?)を返して費用も全てこちらで払います、ということで当然怒っている鶴見辰吾は請求すると宣言して去っていった。「みながわ」守ったぜ的空気が漂い笑顔の解決ムードになったがどう少なく見積もってもあそこまで話が進んでからの白紙では借金は倍の6000万以上に膨れ上がったのは間違いない。しかしそこにフォローはなくただただ解決ムード。

そして期待されたさおり(釈由美子)だが…。この話進展なし。いいとこ全くなし、とことんむかつく奴に設定されていると思われる元夫が絡んできたのだがただただ視聴者に嫌な奴と印象付けただけ。来週もメインにはなりそうもなく同時進行で軽く流す気か?ついでに使いどころに困った拓未(平岡祐太)がこのスキにさおりを守るとか言っちゃって防衛→ボコボコにされる→大丈夫?私のためにありがとう(ハート)みたいなチープな展開も十分ありえるがさらに斜め下を行く可能性も高い。

ちなみに幼馴染で現在も同じ建物の中で1日の大半を過ごしているはずの拓未と愛(榮倉奈々)は3話連続で一度も出会っていない気が…。

・先週CD屋が平井堅に沸いている中でDEENを買ってきたが、今週も世間がB'zに沸いている中でSomething ELseのニューアルバムを買ってきた。

東芝EMIとの契約が終了し、事務所もハロプロと同じだったUFAから独立。ファンクラブとライブ会場限定でミニアルバムを発売していたらしいが最後のメジャーリリースから1年3ヶ月。ようやく新作が全国発売に。

なんだか新星堂がやってるレコード会社みたいでたぶんインディーズに近いっていうかインディーズだと思うのだが制作陣がぐっとシンプルになっていてこれは意図しているというよりかは予算がないのかなといった感じだ。

だが曲の方は期待通りに良かった。元より3人+ドラムがあれば十分に良さを伝えられる人たちだけに問題はない。消えてしまうには惜しい人たちだ。是非これからも活動を続けて欲しい。


11月28日(月)

新企画始動2

そんなわけで聞いた方は分かるとおり、この企画は皆さんの力で作り上げていくものでもあります。是非、ご意見、ご要望、質問、話して欲しい事、楽曲などなどメールや掲示板でお寄せください


11月27日(日)

新企画始動

本日は同じく来年ホームページ5年目に突入するカーネル・S・マルオ氏と新プロジェクトの制作活動を行なった。

とりあえずコーナーを設けたので是非クリックして欲しい。

試験運用なので聞けない方は掲示板やメールなどでその旨お伝えください。聞けないってなんだろう?


11月25日(金)

ブラザー☆ビート 7話

ブラザー☆ビート 7話
純平(中尾明慶)は面識がある程度の同級生みゆき(岩佐真悠子)に妊娠しているといわれていろいろ面倒を見ることに。たぶん『がんばっていきまっしょい』を見てのご指名と思われるキャラクターでちょっとすねた人。最後は産むことを決意し、祖母の下へ向かおうとするのだが倒れてしまい、父親にばれておろされそうになるものの純平が「俺の子だ!」と嘘をついて何とか止める。しかし和解には至らず、結局みゆきは長野の祖母の下へ行ってしまったという話。

純平は結局好きになってしまったらしく「傍にいるよ!」なんてメールを送っていたがどう頑張っても報われそうはない。当初みゆきは明らかに人の良さそうな純平なら!という企みで近づいたのは間違いなく(先週なんか明らかに狙いをつけて近づいてたし)、結果的には予想以上の純平の優しさや男らしさ、親身になって怒ってくれる姿勢に感銘を受けてはいたものの…ねぇ。

いつになくかっこいい純平に中尾明慶の成長が見えたが個人的にはいつも通りとっくみあいのけんかになりそうな達也(玉山鉄二)、陸(速水もこみち)を見て春恵(田中美佐子)が「主任(知里(国仲涼子))!主任!」というと達也がおとなしくなってしまったり、その後に知里に「もっと女の子の気持ち分かってあげてください」とか言われておとなしくなってしまうところのほうがおもしろかった。来週はこの2人の進展が見られるらしいので楽しみである。

あと陸とアイ(浅見れいな)。陸が純平とみゆきの話をしたら「実は私もできちゃった」と言うアイ。「困っちゃったね」などと言うアイに「なんで困るんだよ。産もうぜ!」とアイ的には嬉しい返事をする陸。結局冗談だったわけだが相変わらず人を試すようなことばかりするアイの性格の悪さがより際立った。特にこの「できちゃった」という試しは最悪の類である。男がどう応えても嘘であると知って関係崩壊を招く危険性がある。怒らなかった陸は想像以上にアイに惚れてるのか、実はけっこう大人なのか。これまでの行動言動からして怒らなかったのは意外であった。


11月24日(木)

あいのうた 7話

あいのうた 7話
これまでソファで寝ていた洋子(菅野美穂)だったが子供達により倉庫が整理されついに部屋が用意され表札にも名前が加えられた。すっかり家族の一員と化した洋子は振られてしまった大(佐藤和也)を励ますなどこれまでならありえなかったこともするようになりすっかり天使化

一方でのけものにされ続けた中で前回ついに「来たんだよ!ついにこの日が!俺しか知らないんだよ!すごくなぁい?」と自分しか知らない事実をつかんだ飯塚(小日向文世)が今回も自分しか知らない事実をつかむ。しかしそれは親友・片岡(玉置浩二)が飲んでいた薬を拾い、彼が長くない病気だと知ってしまうということだった。なるほど、先週彼に初めて「俺しか知らない事実」を与えたのは最初がこれではあまりにきついからだったのか…。

片岡はすでに仕事中や家族と散歩している時にも痛みが襲うようになっており、そろそろ言わなければと悩んでいた。1人部屋で号泣する姿はあまりに泣けすぎ。

飯塚は房子(和久井映見)と柳沼(成宮寛貴)を呼び出して説明。同時進行で片岡は洋子に告白。洋子はいったんは逃げ出すが「愛を与える人になる」と決意。笑顔で戻ってくる。また飯塚、房子、柳沼もそれぞれ悲しみながらも片岡の意志を守り言わないで明るく振舞おうと決意するのだった。

もう、感涙。これ以上は語らない。とにかく感動。昨日の『1リットルの涙』が霞む勢い。なんだ?この名作は。片岡の病気が明らかになってからの構成が地上最強。ここまで素晴らしいのは見た事がない。1人悔し涙を流す柳沼、放心状態の房子、「こういうときは笑うんだよな、お前は。なぁ、片岡」とつぶやく飯塚の三者三様の反応、しばらく目を閉じて強い決意を秘めて目を開ける洋子、そして抜けるような青空、全てが最強だ。これ以上のものはない


11月23日(水)

1リットルの涙 7話

1リットルの涙 7話
話は飛んで新年(2006年)を迎えた。亜也(沢尻エリカ)は歩行がだいぶ困難になったらしく移動には車椅子を使うようになっていた。3学期が始まり、友達は協力を惜しまなかったが授業が遅れるなどといったことから一部では不穏な動きが出ていた。担任と教頭からも養護学校へ移るように言われた潮香(薬師丸ひろ子)は主治医の水野(藤木直人)に教えられて養護学校へ見学に行った。そこで出て来たのは実は今年ひっそりと映画化されていた映画版『1リットルの涙』で亜也とその母を演じた2人らしい。亜也より1つ上だが中2で発症したらしくすでに言葉にも障害が出ていてゆっくりしか喋れなくなっていたが彼女は前向きに生きていた。

なんか明らかに映画からのゲスト出演みたいな形で出てきたけどこの人も原作に出てきてるのだろうか?確かこの病気は若い人には珍しいと説明されていた。事実、先週水野が見ていた資料には10代での発症者の「11人の症例」が載っていて水野はそれに比べても亜也の進行が早いことに焦っており、今週も学会で同じ研究者と意見交換していたりするのだが…。

バスケ部を勝手に辞めてしまった亜也は親友と少々モメてしまうがこれも仲直り。ここが私の居場所でありここにいたいと訴え、養護学校には行きたくないと言う。潮香は風当たりの強い保護者会で必死に演説するが保護者達は妙に冷たい言葉を連発。いかにもドラマ的な嫌な保護者達でもなくてなんかこのくらいなら本当に現実でも言いそうな気がするくらいの流れだった。演説後の潮香に一同感動してなんとかなるのかと思ったが、そうならず冷静に「仕事辞めればいいじゃないですか?」という冷たい一言。味方ゼロ。いかにもドラマなみんな納得!感動!もありえないがこれはこれでありえない。人情ないのかよ(泣)

どういうわけかここを通りかかって立ち聞きするのは「THE・何でも知っている男」麻生(錦戸亮)。本当にいつもいい所で聞いてたり見てたり。

次回はいよいよ転校。原作で『1リットルの涙』という言葉はこの転校の時出て来た言葉だと聞いている。それだけに1つのクライマックスとなるのだろう。


11月22日(火)

危険なアネキ 6話〜暴走の果てに何が見えますか〜/DEEN&SMAP

危険なアネキ 6話
勝手に副題つけてしまったがそんな感じ。回を追うごとにどんどんぶっ壊れていく。大丈夫か?伊東美咲は。しかしこのくらいぶっ壊れてしまえば伊東の下手な演技もどうでもよくなってくる。それが狙いか?

寛子(伊東美咲)とその父(宇津井健)は宮崎で「みながわ」という焼酎をヒットさせていたが騙されて倒産したというところからこのドラマはスタートした。この「みながわ」は生産停止になっていたものの寛子が大量に所持していたり、勇太郎(森山未來)の家にも大量に保存してあったため画面には常に出てきて飲まれていたのだが今回はこの「みながわ」を復活させようと本格的に動き出すお話。

しかしこの「みながわ」復活にしても疑問が残る。わざわざ初登場の田中要次と鶴見辰吾が「幻の焼酎と呼ばれています」なんて「みながわ」を評価しているシーンを入れてしまった。そんなに評判のいい酒ならどっかがあっさり協力してくれんじゃないの?

早速寛子がドキュメントテレビに出演、今さら小倉優子でもやらなそうなわざとらしいぶりっ子演技を寒々と披露。しかしこの世界は寛子マンセーで出来ているので新聞配達をする寛子の後ろにはいつの間にか多数の行列が。「みながわを復活させるぞ〜」とまるでどっかのヤバイ宗教団体のような不気味な行進が繰り広げられた。しょっぱなからこれである。もはやこの話を考えた脚本家及びスタッフ全ての勇気と無謀をある意味称えたい

過労で倒れた寛子は入院。勇太郎はレントゲンに影を発見。ガンだと判断し1人でシリアス演技をして思いつめるのだが当の寛子はNHK教育テレビかポンキッキーズ辺りと間違えてるんじゃないかという勢いのぶっ飛んだ衣装で大道芸を披露しておりどう見てもガンには見えない。さらに先ほどのぶりっ子プロモーションビデオを見て勇太郎が泣いてストリングスがかかって盛り上げられてもひたすらしらけるだけ…

だいたい担当医は別にいるんだし、研修医の勇太郎でさえ気づくようなことに気づかないわけがない。この話は最初から無理があったんだ。オチ判明前の盛り上げとして勇太郎が病室に行くと寛子がいなくなって胃がんのページが開かれた医学書が置いてあったので勇太郎が焦りまくって探しまくるのだがなぜ医学書があったのかの説明一切なし。あえて挙げるなら「盛り上げとして使用するため」という演出用の理由しか出てこない適当ぶり。

結局、梅干の種だったことが発覚。寛子は病院中の医者/患者に盛大に見送られて退院していくのであった。ここまで寛子マンセーが続くともう呆れるとか通り越して「よく作るよな〜」と逆に感心してしまった。今日の寛子マンセーシーンだけで総勢何百人の人員が動員されたのだろうか?

武田(高嶋政伸)ももうずっとぶっ壊れキャラになってしまい使い物にならない。とりあえず何かオーバーなことやらせておけという感じで医者としても人としても成り立っていない。この人がいると勇太郎がガンだと信じるシーンが成立しないので(どっちにしろ成立していないが少なくとも寛子の担当医というのは存在だけで姿は出ていないのでなんとなくごまかせる)今回は中盤以降学会ということにして一時退場させられた。

愛(榮倉奈々)もただの寛子の側近としてニコニコさせておけばいいやという適当な扱いだが、それ以上に困っているのが拓未(平岡祐太)の扱い。ここ3回ほどずっとさおり(釈由美子)にアプローチして無視されるだけ。「俺本気だから」とか勇太郎に宣言するなど1人でわが道を進んでいるが報われる気配はない。挙句の果てにラストでは意味不明に強引にキス。そして「ごめん。」じゃあすんなよ!せっかく人気上昇していく大事な時期に月9に出れたとはいえこんな役ではかわいそうすぎる。彼の今後のキャリアの中では1つの汚点だろう。まあ現場は楽しいかもしれんけど。

リタイア寸前だが来週は再度釈由美子が活躍されるというので何とか踏みとどまる。またここまで壊れてくると逆に感心してきてしまい、どこまで暴走するのか見届けたいという思いも強くなってきた。はっきり言ってストーリー、伊東美咲、演出その他に関してはすでに最低の針を振り切っている。楽しいのは分かる。たぶん現場もすごい盛り上がって楽しく作ってるんでしょう。でもさ、自己満足すぎないかな…。

 

・平井堅ベストアルバムでCD屋が大いに沸く本日、何事もなかったようにDEENのセルフカバーベストとSMAPの新曲を購入。さらにCDレンタル100円に走り倉木、dat、山下達郎を入手。なお大学は1つ休講になってつまらない授業1つだけになったのでカット

DEENに関してはキー下げがいくつかの曲で気になる以外は(キー下げ自体は全曲で施されていた)どの曲も新たな魅力を開拓した印象。なかなか好印象だ。山根、田川がそれぞれアレンジした曲では往来の演奏陣も参加していた。韓国カバー『会いたい』はもう文字通り韓流バラードだねという以外は感想がないが川島だりあ×織田哲郎×葉山たけしによる新曲『TWELVE』は期待以上。さすが織田哲郎。

プレミアムディスクの方はまあ栗林と織田以外の音源は持ってるし、わりかしどうでもいい感じで…。マスタリングがバードマンマスタリングルーム、プロデュースが長戸大幸というクレジットがビーイングファン的には必見なのだろうか。これらはプレミアムディスクの歌詞の下に別枠で記してあり後はビーイング関係の名称はスタッフクレジットのスペシャルサンクスにBeing Staffと書かれているくらい。かつて嫌がらせに利用された(ex.大黒摩季)このビーイングスタッフにスペシャルサンクスがついたのは史上初では?

SMAPの方はアルバム『014』を思い出す単純な図形のシンプルジャケット。ていうかもうこれは手抜きだろ?ろくにプロモーションもしてないように思うが売れるのか?

近年、ジャニーズ商法と呼ばれる複数枚買いさせるあまりに露骨な戦略が浸透しているジャニーズ勢においてはこれだけシンプルで何もないのは究極に異常事態。現在ジャニーズではSMAPだけ(一応少年隊も)はジャニーズ商法に手を染めない。ほっといてもある程度売れるという絶対的な自信の表れか。

※ジャニーズ商法
Kinki Kidsの『雨のMelody/to Heart』辺りから初回盤2種類ジャケット+通常盤という別ジャケ商法が始まった。この頃は内容に違いはなかった。

これはやがて初回盤のみボーナストラックという手法から初回盤(2曲+カラオケ)、通常盤(3曲、カラオケなし)という形態へ発展(Kinkiで定着)。DVD付CDが普及してからは初回盤DVD付2種類、通常盤ボーナストラックという手法にまで発展(ex.嵐『瞳の中のGalaxy/Hero』)

ついにはアルバムにまで発展。最も売上が低かったTOKIOは早いうちからジャケ違い、ボーナスディスクやトラック違いのアルバムなんてパターンをやっていたが最近ではV6のアルバムも初回盤2種類、通常盤と3パターンとド派手に展開され露骨さを増している

今週1位の嵐も初回盤、通常盤の戦略ですでに2枚買ったファンも多い中で20日に緊急で握手会を開催決定。会場で買わないと握手できないということでさらに買わなくてはならない。この緊急握手会大作戦はさらに1枚で全員でなくメンバー〜人までの制限付というとことん暗黒に染まった鬼手法でNEWSや関ジャに∞などでも繰り広げられている…らしい。ハロプロもさすがにここまではマネできないと思う。人として。ファンの間でも不満の声は上がっているようだが握手できる幸せを考えるとそんなのはどうでもよく参戦してしまう。ファン心理を逆手に取った非常に暗黒な商法である。


11月21日(月)

スキウタグダグダ

・朝、家を出たら無性にお腹が騒いで調子が悪くなった上にやる気がなくなったのでサボったらなんか緊急で休講になってたらしい。俺の腹に予知能力が宿ったのか?無駄な時間を東京で過ごさないで済んだ。

・今年の紅白の大目玉企画であるスキウタの投票結果が21時15分から45分に渡り、妙に地味に放送された。ドラマを見つつ日テレの音楽歌謡祭も見てたので最後の方の一挙発表の部分しか見ていないが直前で順位をつけるのを辞めにしたということで全て50音順になっていた。男女100曲を一気に発表。「スキウタ」だけに本当に曲名しか出さず歌手の名前はなし。「さくら」だけ連発で被っちゃうので名前出てたけど。

とりあえずB'zと思われる『熱き鼓動の果て』が入ってるのはなぜなんでしょうか?あとSMAP多すぎるよ。

これにて発表は済ませたのでこの企画は一応の完結を見たことになる。あとは「あくまで参考に」して選出というが大して期待しないほうがいいような気がしてならない。順位の発表を捨てたのも中間発表における組織票の動きがあまりに鮮明に浮き彫りになってしまったせいだと思われるが全てが破綻しか生まなかったね、この企画…。

あと審査の方法も変わります。デジタル審査員、携帯審査員とか派手に宣伝してて「みんなも参加」気分を煽っていたけど紅白の過去の戦績を見ても分かるようにほぼ毎年交互に優勝してるわけで勝負などあってないようなもん。正直どーでもいい部分である。

たしか紅白の審査ってゲストの審査員は1人につき球1つ分の権限があるけど視聴者や会場の票は何万票集まったとか関係なく勝ったほうにボールが1個2個追加される程度である。結局審査員の権限が圧倒的に大きすぎるんだよ(調整の意味もかねて?)何の足しにもなりゃしねぇ…

野鳥の会を使わなくなった03年はラストを飾ったSMAPの効果か審査員全員白に入れて、お茶の間もダントツ白という歴史的圧勝なんて笑えない事態だったけど(紅の投げる球が最初からゼロ!)、そんなある意味放送事故に近いような事態は起きそうにない。


11月20日(日)

つり橋とか滝とか

土曜日。

ここのところ毎週ある就職ガイダンスとやらに向かおうかと準備しているとなにやら両親が暗躍している様子が。どうやら祖父母を誘ってドライブに出かけようとしているらしい。

ここで俺は考える。俺がこれから向かうのは、敷かれたレールの上しか走らない鉄の塊に乗ってさらに暗い太陽の届かないトンネルを疾走した挙句にたどりつくのは人とビルが密集する空気の悪い心の通わない街。さらに密集する人々と地下に潜って大して参考にもならない講義をただ「出ておかないと不安だから」という理由だけで聞く。

そんなのより山に向かい、緑を眺めた方が精神衛生上どれだけいいことか!

てことでボサリ決定!!

ていうか行く事を強要されているわけではないのだ。思うままに自由に生きよう。と勝手に盛り上げてドライブで行く事に。

そんなわけで茨城のほうにある竜神大吊橋とかいうのと袋田の滝というのを見てきた。初めて見る景色だと思ったのが父曰く「2度目だろうが。連れてきがいのない奴だ!」と言う。確かに家に帰って過去の日記を読み返したら「なんとかという吊橋に行った」という記述は発見されたが滝の方は見当たらない。「夢の中で行ったんじゃないのか?」と言ったら「ああ、本当に連れてきがいのない奴だ!」と譲らない。う〜ん、だいたい行ったとこは覚えてるんだけどなぁ…。


11月18日(金)

ブラザー☆ビート 6話

ブラザー☆ビート 6話
主役なのにこれまでほとんど傍観者だった春恵(田中美佐子)がメインの回?というよりは野口(生瀬勝久)降板につき野口活躍の回だった。

春恵が勤めるスーパー店長にして兄弟達の面倒も父(赤井英和)の死んだ後、ずっと見てきてくれた野口のおじさん。昔から春恵に惚れていて今回大阪に転勤が決まったのを機に再度プロポーズを図る。

わざわざ温泉ロケまで慣行したというのに開始5分で向かった温泉は30分もたたずに、プロポーズ終了後、「考えさせて」を「前向きに考えます」と勝手に解釈した野口がはしゃぎまくって春恵と達也(玉山鉄二)、陸(速水もこみち)、純平(中尾明慶)の兄弟3人が困ったところでCMになりCMが開けたらもう帰ってきてた。ロケまでしたのに20分程度で終わってしまった温泉旅館ロケ。何て早い…。

で、断ろうにもあまりのテンションの高さに断れない春恵は息子3人に押し付けるが3人も「実は一度断られたんだ」という話と思いの深さをシリアスに語られて言い出せなくなってしまう。結局婚約指輪を持ってきた野口にようやく春恵が断って野口は「実は分かってた。夢見たかったんだ」などと無理して強がりつつも諦めないようなことを宣言して単身大阪へと去っていった。

春恵が亡き夫を未だに思っているし息子3人の中に夫は生きていて息子3人がいればいいんだみたいな事を言うシーンなんかは良かったものの野口が本当に転勤になってしまう必要があったのかは少々疑問だが降板の形などこんなものだろう。ただ公式では「クランクアップ??」となっているので最終回なんかで出てくる可能性は高い。

ついでに先週2連続で置いてけぼりにされた知里(国仲涼子)は怒っていただけでなく「友達から」だったので大して思われてないんじゃないかと不安にもなっていたらしいのだが、達也がしっかりと「付き合ってると思ってる」「大事にしたい」とか言うので一安心。ここだけものすごく一昔前の王道ラブストーリーの空気が流れていた。が、この空気懐かしくもありなかなか悪くない。最近のドラマが失ってしまった空気がここにある。こういうお互いが同世代で病気とかもない不器用な2人の普通のラブストーリー、もっと作ろうよ。


11月17日(木)

あいのうた 6話/今年の紅白ってどうなるんだ?

あいのうた 6話
う〜ん、名作。何でこれが視聴率10%前後なんだよ?今回8.4%でまた最低視聴率更新…。見てる人の間では評判がいいのだが。そういえば『1リットルの涙』もイマイチ伸びてない。15%がやっとで評判の悪い『鬼嫁日記』の方が少し高い始末。『危険なアネキ』にしてもレビューサイトを回ると呆れながら見てる人が多く評価しているところはほとんどないように思うが20%近い数字を未だにたたき出している。漫画の世界の『花より男子』にいたっては始まってから全上昇という驚異的推移。今回おもしろくないと判断したドラマがことごとく大当たりしておもしろいドラマが冴えない。これはなんなんだ?これが世の中か?

洋子(菅野美穂)と房子(和久井映見)は土手で仲良く弁当を食べていたが洋子は空がきれいだとか弁当がおいしいだとか今まで言った事のないような日常のささやかな幸せを感じるようになっていた。天才的勘を持つ房子の追及で優二(玉置浩二)が好きだということをわりかしあっさり認めたような返答を出すなど最初の頃と比べるととても穏やかになった。

しかし幸せになれていない洋子はこの幸せがずっと続くはずがなく壊れるのだと考え、そうなる前に逃げ出してしまおうと考える。レギュラー陣みんな飯塚(小日向文世)だけお約束のように当初忘れられており洋子のツッコミで気がつき連絡。遅れて登場した)で公園で遊びめいっぱい楽しんだその日の夜、洋子は記憶喪失は嘘だったと告白。かなり早い段階で知っていた房子、偶然と調査によって詳細を知っていた柳沼(成宮寛貴)、やはりなんとなく嘘だと気づいていた優二をよそに飯塚だけが一人で「また俺だけ知らなかった」と大騒ぎ

翌日、妙に優しく子供達と優二を送り出した洋子は家を掃除。そして何処へと去っていった。帰ってきていなくなったことに気づく片岡家だったが優二は「もう大丈夫だよ。だから探さない」と言って放置。それに対してキレて殴る柳沼は1人で探すと宣言。どうやって探すのかと思ったら休日に都会を歩き回って探すというあまりに無謀な探し方だった…。

天才的勘の房子に見抜かれて「少しは好きになっていた」と告白する優二。しかし理由は「無理だよ、俺には」だけでそれ以上は言わない。要するにもう残された時間がないということなのだがさすがの房子もそこだけは見抜けない。見抜いたら怖いけど。

みんなが淋しい気持ちで洋子が去って10日が経過。これまでいつも蚊帳の外だと嘆いていた飯塚が満面の笑みで登場。「来たんだよ、ついにこの日が!!俺しか知らないんだよ!!俺しか!!すごくなぁい?すごくなぁい??」と大はしゃぎ。優二、柳沼、房子を呼び出して「今俺しか知らないことがあるんだ!」と宣言。本当に嬉しそうである。確かに始まって6話、いつもこの人は置いてけぼりだった。偶然合流できたり、後で忘れてたのに気づいて呼んでもらえたり場合によっては自分から来たりとそういうのばっかであった。

飯塚が連れて来たのは昨晩、無銭飲食で捕まった洋子だった。房子の泣きながらのプロファイリングによればこの管内で適当な事件を起こせば優二に会えるからやった、本当はずっといたい、優二が好きなんだろとのことだったが驚異的なことに全部大当たりで洋子は泣きながら一緒にいたいと告白。優二は笑いながら「帰ろうか」と言って再び片岡家に帰るのであった。この後子供みたいに号泣する房子がおもしろかった。

もう少し柳沼が絡んでくるかと思ったがこの展開だともう入り込む余地なくなってしまった。片思いもいいですよねとか言って後輩の柳沼に思いを寄せる女の子(前回では柳沼に好きな人がいると知ってショックでフラフラになっていた)とたそがれていたが案外この女の子報われるんじゃね?

なおこれまでエンディングも目一杯使ってドラマ本編を流していたのだが今回は6話にして初のエンディング映像が流れた。

ついでに片岡家の犬、ミルク。何気にものすごく名演技中に人入ってないよね?

 

・スキウタ投票を実施して例年とは違う方向で行なわれるという今年の紅白。なんだかわけの分からない対象曲リストが出てきたり、中間発表では案の定ポップスばっかで演歌がどっかいっちゃってたり、いくらアンケート結果が出てこようととても出演してくれそうにないのばっかりだったり何かと大変そうである。11月21日にはトップ100速報特番を放映するとかいうのでこれと実際の出演者にあまりにギャップがありすぎたらどうすんだろうか。

だいたいみんなが過去の曲を歌うというのだろうか?今年ヒットが出た人たちは今年の曲で明らかに過去の人は過去の曲を歌うみたいな形か?しかし投票1位のSMAPにしても去年新曲がないからと辞退したのに今年『世界に一つだけの花』を歌わされたのでは昨年辞退した意味がない

一応インタビューでは

『今年ヒットした曲や、同じアーティストの複数の曲が支持されることもあると思うのですが、その際は、どの曲を歌ってもらうのですか?

石原:“スキウタ”で募集しているのは、去年までのヒット曲だから、その可能性もありますね。ただ、原則として、一番支持された曲を歌ってほしいと思っています。アーティスト側には、「年に一度のお祭りだから、一番、愛されている曲をやろう」っていう考えと、「何年も前の曲だから、今の自分の曲を聴いてほしい」っていう二通りの考え方があるので、そのへんは、うまく話し合いを進め、“スキウタ”の結果を、いい感じに演出の中に取り入れていきたいです。

とか言ってるしリクエスト番組でもないらしいので案外いつもと変わらないのかも。でもアンケートが重視されるのは間違いないはずなので今年は少々のNHKへの貢献とか歌と関係ないとこでの活躍とかがあっても選ばれない可能性がいつもより高いわけである。にも関わらず、ていうか何だかただでさえ曖昧な選出基準がさらに意味不明になっているせいか夏からこの季節にかけて「紅白出場宣言」とか「選ばれたい」とか言う歌手が何人か出ていた。確か森光子とかもそんな宣言していたが少なくともアンケートで森光子なんかが入ってくる可能性はゼロである。分かって発言しているとは思えない。

さて17日夕方にまず司会が発表された。白組がみのもんた、紅組が山根基世アナという何とも微妙すぎるラインナップ。いや、普通にこの発表が出ていれば「ふ〜ん、そうなんだ」程度で済んだ。

というのも17日では各紙がこぞって紅組は仲間由紀恵、白組が中居正広などと大々的に発表してしまっていた。一応有力候補とか最終調整という言葉は使っていたが記事によってはもう確定みたいな書き方していたのであまりに現実とのギャップが激しすぎる。これだけ各紙がこぞって仲間、中居で騒いでいたからには確信できるソースが流れていたのだろうけど…。

にしても仲間、中居からみのもんたと局アナでは世間の落胆はけっこう大きいものになるはずだ。この時点で視聴率下がったんじゃない?

 


11月16日(水)

1リットルの涙 6話

1リットルの涙 6話
もう秋ドラも後半なのか。夏に比べて妙に早く感じる。このドラマはちゃんと見始めたのでは前回からだがだいたいの内容は把握している。ここまでは加速度的に病状が進行していた。今回も最初の方で亜也(沢尻エリカ)の日記の中に「お茶を飲んでいたらちょっとむせた」という一文を見て主治医の水野(藤木直人)が硬直。思った以上に病状が進んでいると深刻な顔をしていたが実際に進んだ描写はなく今回のテーマは「周囲の目」。

歩行がふらふらしている亜也を見て近所のおばさんたちが噂したり、バスに乗ったらみんながちらちら見てくるとか「いかにも」な描写が多かった。おばさんたちは置いといてもバスであんな全員がチラチラ見るっていかにもドラマ的な感じ。現代人ってもっと他人に無関心でない?チラチラしてもせいぜい2,3人程度だろうに。まあ2,3人じゃ絵にならないし分かりやすくあえてドラマ的にしたんだろうけど。

サッカー部の弟、弘樹(真田佑馬)は亜也の指導を受けて上達。レギュラーに選ばれ、姉ちゃんのおかげだ、美人だ、勉強も出来る、運動も出来るなどと亜也のことを自慢。しかし街中で同級生が見かけた亜也はフラフラ歩いていた。それで弘樹をウソツキ呼ばわり。それだけでなく、「姉ちゃんに歩き方教えてやれよ」などとスポーツマンとして以前にいくら小学生とはいえ人としてどうなのかという暴言をモノマネ付でやりだす始末。弘樹は姉のことを恥ずかしいと思ってしまい言い返せないが亜湖(成海璃子)の熱弁で反省する…という展開。この小学生達にしても腹が立つほどに悪役にして分かりやすく描かれた。

最後はサッカーの試合に家族全員で見に行き、PKを得た弘樹は亜也の指導のかいあって見事ゴールを決める

感動的ではあったが今回はわりかしベタでもあった。まあ良い方向でのベタだったんだけど。それでも分かりやすくするためなのか周囲の視線なんかは大げさすぎるし、PKを決めるという展開もベタすぎ(あんなプレイでPKになるか!)、麻生(錦戸亮)は第3者でありながら今回池内一家におきたことをほとんど全て目撃しており全てを把握しているというまるで守護霊状態なところなど少々気になる点もあったけど。それでも肝心の伝えたい事はしっかり泣かせて描いてくれているので良い。じろじろ見られる偏見を気にしない強さで終わらず同情についてもしっかりした考え方を提示したり(池内家は本当に女性陣が立派)、守護霊状態とはいえ麻生は全てを見ていながらやるべきこと(手を貸すべき部分)、やらなくていいこと(ここは手を貸さないほうがいい部分)をしっかり判断して行動しているように見えるのもうまい。方向性は全然違うわけなんだけど『危険なアネキ』にももう少し見習って欲しい。

あとは陣内さんか。瑞生(陣内孝則)が自分の弱さを嘆くところは良かったけど、前半でレイザーラモンHGのマネを連発するところは「いつもの陣内さん」にしか見えなかった。だいたい「フー」じゃなくて「フォ〜」だろ。やるならちゃんとまねようぜ。


11月15日(火)

危険なアネキ 5話

危険なアネキ 5話
元からクオリティは最低級に低かったこのドラマだがここにきてやたらと寒いギャグシーンを連発してわけが分からなくなってきた。前半は失笑すらできないポカ〜ンな寒いギャグシーンが連発されて話などあってないようなものに。ただでさえギャグキャラで浮いていた武田(高嶋政伸)などもはや古畑任三郎第3期における今泉並使い物にならないくらい壊れてしまいとにかく消えてくださいといった感じ。他の役者陣ももはや適当。拓未(平岡祐太)辺りなんか完全にどうでもいい感じ。もちろん先週の愛(榮倉奈々)との一件も「もう普通に会えない」の答えを出せずに放置したのでどうにも描けず2人の遭遇シーンは一切なし。

前回宮崎に帰ってしまった寛子(伊東美咲)は開始1分ちょいミスポンカン娘2連覇ぁ!と叫びながら帰宅。ミスポンカン娘の衣装のまま帰ってきたのかよとか突っ込む気すらしない。今回の本筋はつれて帰ってきた親戚の女の子、麻実。これが『僕と彼女と彼女の生きる道』の凛ちゃんでブレイクした美山加恋。父親に会いに来たということだけが明かされてその背景は一切語られないまま話が展開。

なぜか父親がメモしてきた住所に住んでいなかったり、その後もなかなか見つからなかったり、「しばらく会っていない」などなんだかどういう関係にあるのかが分からない。母親は宮崎にいるらしいので離婚でもしたのだろうか?その辺り、全くの説明なしでストーリーが展開。トドメにようやく見つかった父親は幼い女の子を連れて家から出て来たというよくあるパターンを何のひねりもなくやった。この時点でもこの状況以外に説明はない。とにかく父親はすでに別の家族を持っていたというだけ。やっぱ離婚か?

一方で借金の事を母親が話しているのを聞いたという麻実に「勇太郎(森山未來)には言わないでくれ」と誰かに知られるたびに必ず言っているセリフを熱弁する寛子。「勇太郎は立派な医者になることだけを考えてもらいたい。それが父と私の願い」だのと聞き飽きた信念を語るこのバカ女だったが行動が伴っていなかった。宮崎に帰っている間はもちろん、帰ってきてからも次の分の借金返済をせずに結果的に逃げ回っていた形に。困った借金取りはやむなく勇太郎に直接会うことになってついにバレてしまう。借金取りはむしろいい人たち。努力はした。借金取りが勇太郎には話さないで欲しいという寛子との約束をなるべく守ろうとしたため、直接家に行かずまずは寛子のキャバクラの店で寛子の行方の聞き込みをした。しかしこのせいで手始めにキャバ嬢たちに3000万円という額が知れ渡る。そして勇太郎に会いに病院に行ったものの「約束」を守るため踏みとどまって会わずに引き返した。ちゃんと借金取りもギリギリまで我慢していたのである。まあここでは大声で話しながら去っていったため病院中に「勇太郎が借金を抱えている」と知れ渡る大惨事へと発展。もはや出演者全員、それこそ病院中なので映ってないところまで知らない者はいない勢いに。

これ全て支払いをしなかった寛子の怠慢が招いた当然の報いであるにも関わらず、展開としては怒った勇太郎のほうが徹底的に悪党として描かれた。寛子の怠慢など霞む勢いで暴言を連発して極めつけとして麻実がお父さんに会ったけど何も言えなかったというところを事情を知らずに糾弾。とことん嫌な奴として徹底的に描かれたため寛子の怠慢などどっかいっちゃった。元はといえば偉そうなこと言っておいて責任を果たさずに田舎でポンカン娘2連覇などと遊びほうけていた寛子が悪いのである。あれだけ信念を持って言わないと決めて回りにも強制させて徹底するなら支払いくらいちゃんとしろよ。「僕に返させるつもりか?」などという勇太郎のセリフは完全な嫌な奴として描写されたがそう思われても仕方ないだろ。

寛子マンセーなこのドラマは借金の事を言わなかった寛子と、お父さんの幸せのためとかいう名目でお父さんに会わずに帰るという麻実を同列に扱いだす始末。強引な展開はずっとそうだけどまさかこんなところでつなげるとは…。わけわかんねぇよ。

最後は寛子麻実とは対極の「言われなかった方」の気持ちが分かる勇太郎が父親を連れて空港へ瞬間移動。親子無事に涙の再会を果たした。しかし相変わらずこの親子の複雑な事情がさっぱり語られないので何が何だかよく分からない。離婚したのかな〜とか想像はできるので勝手に想像させて細かい事は何も考えてないんだろう。やりたかったのは「パパと一緒に出てくる女の子にショックを受ける」という部分だったんだろうし。後は適当。説明もめんどいのでカット。

ていうかせっかく美山加恋が泣きの演技をしてるのに大根伊東美咲がわざとらしく叫びながら泣き崩れるという下手すぎる演技をぶちかましたのも最高にヤバイ。

嗚呼、とにかく寛子讃歌。讃えよう寛子様様。寛子マンセー。世界の中心は寛子。そんなドラマ。でも子供の方が演技うまいってやばくね?

麻実に向けたさおり(釈由美子)の笑顔が最高に優しかったのが今回唯一の救い。


11月14日(月)

17歳時代

久々に更新されたカーネル・S・マルオ氏のホームページ。彼があんなにゲーム下手だったとは知らなかったが(マリオ3の戦車ができねぇって…)なんかSEVENTEENバトンとかいうので指名されてるのでやってみる。何故かインタビュー形式

Q1 17歳の頃、何していましたか?
A1. 3月生まれの僕にとって17歳は高校三年生をしていた記憶が強い(まんま引用)。えっと高校3年生っていいますと…これから就職できるかできないかでも大きく変わると思いますが、今のところ最高に空っぽな時期だったね。ようやくひとつの場所、答えが見えた気がしたのが高校2年の後半(ミスチルの『Any』みたいな心境)。全てがパーになったのが3年でした。ここの4月8日とかここの9月11日とか見れば悲惨さは伝わりますがそれはそれでその状況も楽しんでたりするんですよね。

ホームページ開始したのは正確には16歳の時だけど、「作ってみた」って言ったら「何!?」と妙に興奮した様子であっという間に後追いで出来たカーネル・S・マルオ氏のホームページのオープンは俺が17になってからだったと思う。

Q2 17歳の頃、何を考えていましたか?
A2. 1つ 生きてるって何だろう?(思春期特有)

2つ 早く卒業したい

3つ the FIELD OF VIEW 解散しないでくれ。

4つ 体育のバドミントン、FOREVER

Q3 17歳のイベントといえば?
A3. 1つ ロードオブ浪人プロジェクト

2つ tFOV解散ライブ

3つ カーネル・S・マルオ氏がバイクを乗り回すようになった。いきなり2連発で事故ったり遠い世界に行ってしまった気がした

Q4 17歳で遣り残した事
A4. たぶんカーネル・S・マルオ氏とかに言わせれば(ていうか当時の言動を振り返るに客観的に自分を見ても)数知れず、なのかなぁ。しかし今は後悔してないですよ。意味のないことはない。変なトピックばっか印象には残ってるけどなんだかんだ楽しかったことも多いしね。

とりあえず恋の1つくらいこの時期にしといた方が良かったよね、経験値的観点(何それ?)からすると。でもこの時は「そのうち恋したい」って思ってただけ今よりマシかも(笑)。今はそんな気がしない。もっと先の段階の家族とか子供とかは欲しいんだけど。

Q5 17歳に戻ったら何をする〜?
A5. 恋?しかしあの状況に戻ってもどうにもならないな。さかのぼるならいっそもう3年ほど前まで。あの状況は少なからず前の2年での積み重ねのなさ(部活どこにも所属しなかったとか)が災いした部分もあるわけだから、いきなりあの頃に戻ってもあまり変わらないと思うんです。クラス以外は(体育の時間!?とか)気の合うのもいたし普通に楽しかったわけだから。要するにクラスが合わなかったんです。あそこまで合わなかったのは後にも先にもなかった。

Q6 学生時代の友達からの呼び名は?
A6. 何でこっからは17歳じゃないの?

高校1年&3年はないけど、2年生は「カントク」。susumuwk氏が修学旅行で撮影したサングラスVer.の写真が何故かウケて教室に飾られてその姿が監督みたいなので「カントク」になった。後、ホームページ始めたら何故かかみかみとかが「MOMA」って呼び始めた。

Q7 好きな給食のメニューは?
A7.給食ではなくお弁当。パック弁当のわかめご飯やから揚げ、春巻きがとてもおいしかった。

Q8 学生時代に出会った友人は、あなたにとってどんな存在ですか?
A8. いい仲間に出会えたと思うけど(全て高校2年まで限定)ちょっと遅すぎた部分が多い。深く付き合うっていうよりは雪山(みんなでスキー旅行に行った)にしても個別に誰かと親しいっつーより流れ的な部分も大きかったし。ゆえに今では連絡の取り合い一切なし。未だにここ見てる人はいるのかなぁ…。

ていうか会うとなると飲み会になるじゃないですか。実際大学1年くらいのときに誘いはあったんだけど飲み会とか無理なわけですよ。これはもう好き嫌い除いたフラットな段階で不可抗力な部分でして。それで断ったら以降は連絡ないですね(失笑)。ホントに思う、普通に飲んで食ってワイワイ出来る人がうらやましい。

Q9 17歳に戻っていただきたい人
誰だろう。大人になってしまったみんな、かな?

 

ついでなのでもう1つのほうも。

<財布はどんなのを使ってますか?>
進研ゼミ、小学生時代に赤ペン先生の金ピカシール24枚分でもらった財布。けっこう同じの使ってる人過去にもいたけどさすがに現在に至るまで使ってる人はいない。たぶん完全に使用不能になるまで使い続ける。

<使ってる携帯、ストラップは?>
V601N。携帯洗濯事件のドタバタで低予算を念頭に買い換えたので当分変更はしない。ストラップは適当に。

<手帳って持ってますか?>
生徒手帳のみ。高校までは生徒手帳=身分証明証として映画館とボーリングで効果を発揮したが、大学になってからは学生証が別にあるのでもはや使用されることはない。

<バッグはどんなのを使ってますか?>
学生カバンみたいに肩からかけるやつ。実は高校1年から現在に至るまでずっと変わってない。思えば長いなぁ

<バッグの主な中身は?>
ノート、CDウォークマン、教科書、携帯傘、筆箱、街でもらったポケットティッシュ、数々の思い出…。

<バトンを回す人>
 面倒なのでここでストップ。

お疲れ様でした。


11月13日(日)

社会調査の季節

この季節は大学は社会調査の季節である。社会調査とは社会調査であり要するにアンケートをする実習みたいなもので社会学部は全員必修である。そのため授業数がとても多く自分の志向によって、また抽選によって様々なスタイルの講座を受講できる。昨年MOMAとその相棒は「内容指定なし。自由でOK」という一番規制のないのを選択。特にやりたいこともないくせに「自由」につられただけの我々は大苦戦を強いられ皆様が実際に調査に入るこの時期にも何も発案せずに放心状態で過ごすというダメ学生ぶりをいかんなく発揮

最終的には起死回生で持ち上げた企画を何とか自分達含めた7人にデータを取り強引に完成に持っていったという奇跡の強引逆転技をかましたのだった。参照

結果として単位取得最低ラインのCを2人で獲得して一件落着した。恐らく普通ならもうあきらめていた時期、状況から奇跡の強引逆転技を放ち無理やり形に仕上げたその努力を買われたのであろう。しかし、テーマは同じでももっと掘り下げて深くやりたかったという思いはあるし、4,5人であーでもないこーでもないとやるという経験がないってのもなんだかなぁという後悔は残った。そもそも授業にお邪魔して「調査ヨロシク!!」するってのは一度はやってみたかったかも…。

そんなこんなのこの季節。今年もそんな時期である。しかし今年は何かが違う。たまたまなのかもしれないが恋愛関係ばかりが3連発

1つ目
なぜか両親の関係についても聞き始め最後の方には「両親の性生活はどうですか?」みたいなきわどい質問が登場。選択肢の中から選べとのことだったがそんなのを把握している子供がいるものなのか?会場に衝撃と失笑が走った

2つ目
冒頭から「あなたは今までに何回告白しましたか?」で始まるストレートに恋愛偏差値を割り出すかのような質問が続々と。ちょっと該当しない選択肢もあったので勝手に「E」とか作って「知らない」とか「興味ない」とか書かせていただいた。ちなみに2番目は「何回付き合いましたか?」だった気がする(どんな質問がくるにせよ0回0回の連打だったので覚えてない)のでこれによりその気になればモテ度も数値として割り出せるはず。

3つ目
恋愛意識調査。これまでのある意味ハードさに比べれば大したことはなかったがどっちにせよ回答はほとんど「全くない」ばっかり(どんな質問かは勝手に想像しろ)でおもしろくもなんともない。

共通するのがこれらを手がけるのは全員女性だけのグループであるということだ。女性グループにとっては最もオーソドックスで人気のある調査なのだろう。少なくともこの手の調査において男性の入り込む隙がないのだろう

昨年の我々の迷走期であるこの時期に相棒が「過去の調査を調査する」というアイデアを出して先生にソフトに却下されたことがあったが案外やってみる価値があったんじゃないかと思う今日この頃。


11月11日(金)

ブラザー☆ビート 5話

ブラザー☆ビート 5話
陸(速水もこみち)メインの2話でも触れていた陸とアイ(浅見れいな)のお話。2話ではホスト勤めを始めた陸に嫉妬してホストに通い続け、それでいて陸は指名せず別の男を指名し続けるという謎な行動で陸の気を引き最後は「陸がまだ好きだから毎日通う」などと抜かしてついにはホストを辞めさせたアイ。

以降も友達以上恋人未満の関係が続いていたが耐え切れなくなったのか会社の同僚と密かに交際結婚の約束までしていた。

知里(国仲涼子)とのデートの後に知里の家で夕飯を食べるつもりで家まで行った達也(玉山鉄二)はアイに呼び出されて婚約者を紹介される。これがよほど衝撃的だったのか知里をすっかり忘れて合コン中の陸の元へ向かい家に連れ帰って「いいのか!」と迫る始末。知里を忘れるのもありえないがわざわざ自宅まで連れ帰ってから話し始めるのも実にまわりくどい。

陸は本心とは裏腹に別に好きにしろや的な態度をとり続けるがすっきりしない。チンピラに絡まれた街行く女性をアイと見間違えて助けるもチンピラ3人と戦う事に。

またしても知里とのデート中だった達也は仕事の接待で行ったという店に連れて行くと話しつつも「この辺りだったんだけどなぁ」と雲行きの怪しい言葉を発し始めて「ごめん。探してくる。ちょっと待ってて」と1人で去っていく。ああ、また放置かよ…とほぼ全ての視聴者が予想した通り1対3で不利な陸を発見した達也は仲裁に入るが、殴られてしまう。「やるしかねぇぜ!」と格闘漫画みたいなセリフを言い始めて本格的な戦闘が始まった。遊び人の陸はともかく、マジメなサラリーマンの達也も妙に強くいろいろな技を繰り出して優勢な戦いを見せ1人ずつ撃退。2人の息の合ったWパンチも炸裂。ここまで来ると傷害事件になるんじゃないかと心配になってくるほどダメージの大きそうな攻撃を連発する格闘兄弟。警察がやってきたため速やかに逃走を図るが道連れにしようとまだ動ける1人が達也に飛びかかってきた。しかしこれも陸の強烈な飛び蹴りで吹っ飛ばし、やってきた警官を足止め。2人は見事に逃走…。したかに見えたが次のシーンではすっかり暗くなった神社でハアハアいってたので描かれていないところで日没に至るまでのかなり長期に渡る逃走劇が繰り広げられていた可能性は高い。ちなみに知里の事などすでに達也の脳裏には欠片もない。

改めてアイへの思いを認める陸だが自信がない。しかし帰宅後、これまでほとんど傍観者だった主役・春恵(田中美佐子)が父(赤井英和)が言ったプロポーズの言葉を陸に教える。要約すると「君を幸せにする自信はない。でも僕が幸せになる自信はある」というものだった。この言葉に激しく感銘を受けた陸は翌日、結婚式の準備をしているアイの元へ乗り込む。

婚約者は陸と入れ違いにいったん会社に戻っていった。これが彼の最後の姿となったわけではだいたいこの時点でこれが彼の幸せの終焉だということは分かっていたので彼の疑いのない笑顔がやたら哀れだった。合掌

そしてアイを連れ出した陸が言った決め言葉はまんま父のパクリであった。感銘を受けたのはいいがOR●NG● R●N●Eもビックリまんま引用をかますとは…。遅すぎるとか言ってたアイも泣きながら素直になりハッピーエンド。結婚式はキャンセルになった。

最後は冗談で「相手が怒って金要求してきたらどうすんだよ?」とか言ってたが婚約者の悲惨な末路は描かれなかった。アイは婚約者とは同僚なので気まずすぎるがこれにしてもまもなく婚約者は海外転勤なので(だから結婚を急いだ)少し耐えればなんとかなる。しかし、嗚呼婚約者…。いい人そうだったのに…。もうしばらくは傷が深くて結婚どころか誰かと付き合うとかできないよ、きっと…。再度、合掌

一方で2度も置いてけぼりにされた知里はさすがに怒ったのか達也を無視決行。この件は次回へ持ち越し。まあこれは誰でも怒るだろう。デートしてたのに忘れて置いてくとかありえないから

てなわけでお騒がせカップルの陸とアイの愛の話だった今回。一応陸が遊び人なのでこうなったという陸側に問題があったような雰囲気が漂うが実はアイも相当変である。2話での謎な行動もそうだが、今回ももし陸がとめにこなくて結婚していたらどうなっていたことやら…。婚約者は陸を振り向かせるためだけに利用されたようなものである。


11月10日(木)

ここ最近の2005秋ドラ3

1リットルの涙 5話
見ないといいつつだいたいのあらすじは把握していたこのドラマ。結局見始めた。今回は「ごめん」が「ありがとう」に変わるという比較的前向きな部分が主題ではあったがやはり辛いシーンが多かった。

あいのうた 5話
柳沼(成宮寛貴)は洋子(菅野美穂)の素性を知りながらその事は伏せて洋子に好きだと連発する。しかし洋子は片岡(玉置浩二)にひかれ始めていたという話。ニコニコしっぱなしの片岡がラストではマジメな顔だったのが印象的だった。

名作というのは突っ込みどころがあまりないため、ストーリーを追ってもただのあらすじに終わってしまう。ゆえに書く事がない…。素晴らしさを称えまくるのもいいがそういうのももっと終盤行ってからだよねぇ。

・ついにPAMELAHのリミックスアルバムを580円で入手に成功。アルバムコンプリートを達成。

内容のほうは期待していなかったがやはりいかにもなリミックスでたぶん滅多に聞くことはない…。

・さらに久々のシングルレンタル一挙15枚!を決行。2ヶ月も開けたわりにはなんだかこれだという曲が少ない気がする。


11月8日(火)

危険なアネキ 4話

危険なアネキ 4話
やばいくらいにつまらない。寛子(伊東美咲)の空回りに加えてギャグというかおふざけは全て空回り。寛子の勝手な行動に周りが迷惑して最後には終わりよければ全て良しに持っていくパターンだがそこへの持ってき方が何でもありの強引強引…。

現在出演者全員が片思い中

勇太郎(森山未來)→愛(榮倉奈々)

愛→拓未(平岡祐太)

拓未→さおり(釈由美子)

武田(高嶋政伸)→寛子

ってな感じで非常に「作りやすい」設定になっている。武田は完全に暴走して一人で熱を上げていてお笑い担当だがただ寒いだけに終わった。寛子の借金を知り、お金を持って「一緒に帰していきましょう」とさりげなく告白ってかプロポーズとも取れる発言をするも「勇太郎には言ってませんよね?」の方向に話を持ってかれてさりげなく返されてしまった。あまりにさりげなかったが1つの撃沈の形である。

愛は幼馴染(らしい)拓未への思いがここにきて抑えきれなくなったのか思い悩む。拓未は完全にさおりに熱を上げて相手にされておらずイライラ。寛子は相談を受けて「研修医」というキーワードから勝手に愛が好きなのは勇太郎だと勘違いして勇太郎をそそのかして勇太郎も有頂天に。なんだ、この病院。どいつもこいつも恋にうつつを抜かして上の空。いくら有能な看護士(さおり)が1人頑張ってても肝心の医師達がこんなんでは…。

愛にも告白を勧めて1人いいことした気になっていた寛子だがあえなく破綻の時がやってきた。

愛は告白して撃沈。自分の事だと浮かれていた勇太郎も失意の底に沈み、帰れば呑気に「どうだった?」「OKした?」と聞いてくるバカ姉。違ったと知り「なんだ、違ったのかぁ…」とあまり人の気になって考えない能天気ぶりに勇太郎は静かに怒り「帰ってもらいませんかね?」と土下座して頼む

翌日、愛が失踪。前半で相談を受けながら何故か愛と一緒に選挙カーでバイトしていた寛子はそのコネを使って選挙カーを無断使用して恐らく1話で知り合ったと思われる工事現場のおじさんを運転手に使って選挙演説風のアナウンスで街中を走り回り愛を捜索するという誰も考え付かないような奇行に走る。さらに選挙ポスター風の「探しています」チラシも制作してあちこちに配りまくった。やばいよ、これ考えた作者普通じゃない。こんな寒い超展開、誰も思いつかない。しかも伊東美咲の演技のヘタレ具合が100%引き出されてしまった。ていうかこんなバカな展開でどう演技すればいいのかも難しすぎるような気さえする。

だいたい先週、病院はバイト厳禁と言っていたにも関わらず選挙カーでバイトめいた事をしていた教授(児玉清)の娘、愛。いいのか?さすがにこれは適当すぎないか?

で、発見された愛。「告白しなければ良かった」「もう普通に話せない」と嘆く愛に自分が婚約者を追って東京に来た事を同列に扱い「今は来て良かったと思ってる」「やって後悔したほうがいい」と偉そうに真理をぬかす寛子。いわゆるこれまでの勝手な行為を終わりよければ全て良しに転換する強引なシーンである。やらないよりもやって後悔したほうがいい。おっしゃるとおりです。でもお前の話と一緒にするな!!

寛子の場合、相手は婚約者であり確かに手ひどく振られはしたがもう会うことも無い相手である。

愛の場合は、幼馴染である。これから気まずくてしょうがない。しかも部署は違っても同じ職場である。気まずいどころではない。これから拓未とどう接すればいいというのか?そこんとこ教えてくれよ。勘違いでけしかけたくせに謝罪の言葉もない。あげくに最も重要なところを無視してそれっぽい事を説いて自らの正しさを強調する始末。

このドラマ、ムチャです。やはり寛子暴走→迷惑→転換→無事解決のパターンが破綻してます。ラスト「帰ってくれませんかね?」の土下座が効いたのか宮崎に帰った寛子。もう戻ってきてほしくない。終わろう。このまま終わろう。伊東美咲を降板させて残りのキャストだけで話を作ろう。

って言ってもこれ脚本の問題だよなぁ。釈由美子メインの先週でもあんなんだったし…。ダメ脚本、ダメ主役…。ダメダメだぁ。


11月7日(月)

今さらLOOSE

・宝庫のごとく行くたびに聞き逃していたアルバムが沸いて出てくる図書館レンタルシリーズ。これにて今さらながらB'zの『LOOSE』を聞いたのだがメチャメチャはまった。ロックとポップの融合の完成形。素晴らしすぎる。一緒に初期をかき集めた非公認ベスト『Flash Back』や『RUN』も借りたのだがどちらもそこまでピンと来なかった。とにかく『LOOSE』がきた。

ついでにGLAYのインディーズ時代の『灰とダイヤモンド』も借りてみた。まずメンバーが5人いるのがポイントだろう。このときはドラムがいたのだ。確かメジャー1stでは別の名前のドラマーがいたはずだ。全然定着しなかったのだろうか…。以降は現在に至るまでずっとサポートドラマーのTOSHI NAGAIで定着している。TOSHI NAGAIもメンバーに入れればいいのに入れないのはメンバーになるとすぐに脱退する前例があったからなのか?

で、ベストにも収録されていない1st『RAIN』や2nd『真夏の扉』も初めて聞いた。う〜んさっぱりだなぁ。『彼女の“Modern”』がインディーズバージョンで荒い感じで入っていたのでメジャーデビューの時はこの2曲も再アレンジしてるのかも。さらに『REVIEW』に入ってる2曲も再録音だったのね。こっちのは明らかにベストに比べて数段落ちる感じだった。まあインディーズだし才能が開花したのはこの数年後って事で…。このままだったらブレイクしてなかったと思う。圧倒的に未熟なのが素人でも分かった。

その他最近借りたの〜更新滞ってたので古いのは切り捨て、録音したのも後にレビューするので切り捨て〜

暁のラブレター/aiko
シングルはずっと借りてるのにアルバムは聞いていなかったaiko。ようやく『桜の木の下』以来聞いてみた。う〜ん、普通。やっぱアルバムはいいや。

ロマンチスト・エゴイスト/ポルノグラフィティ
1stアルバム。当時はテープに録音したがすぐにCD-Rへ移行したのと内容がイマイチであんまり聞いていななかったこのアルバムを改めてじっくり聞いてみる。クレジット見ると見知らぬ人の提供が1曲で後はシラタマとak.honma曲しかない。これまでメンバー曲は微妙だと言い続けて来たが改めてこのアルバムを聞いてシラタマとak.honmaにそんなに差があるかと考えるとそうでもない。シングル曲以外ではak.honmaが手を抜いてるだけかもしれんがどっちみちやっぱりアルバムは微妙だ。

ゆず一家/ゆず
ゆずの1stアルバム。アコースティックなのは嫌いじゃない。嫌いじゃないんだけど本当に一本調子に「いい感じ」のアコギ+少々のサウンドが延々続くのでおもしろくもなんともない。最近では原点回帰っぽい『すみれ』が一番好きになれなかっただけに今作は退屈すぎた。

COZY/山下達郎
サザンに同じく7年ぶりのオリジナルを今年出した山下達郎の前作。1曲目とシングルは良かったけど音数の少ない中盤の曲はアルバム全体の長さもあってちょっと辛かった。

レアリティーズ/山下達郎
レア音源を集めて02年にリリースした企画盤。CCCDに沸いた02年、ラジオで「山下達郎がCCCDやるわけないじゃないですか!」と発言したのはCCCD反対派の間では有名だがそれがこのアルバムの事。内容的には『COZY』よりも良かった印象。

 

・『花より男子』がすごいことになっている。

18.3%→19.3%→20.5%

連続上昇でついに20%の大台に乗ってしまった。すごい驚きなんだけどえ〜と・・・・・このドラマっておもしろかったの?(←完全にネタとして扱っていた)

MOMA的名作認定候補の『あいのうた』は悲しいことに一桁に…。なんだこの世の中は?

 


11月5日(土)

花より男子 3話

花より男子 3話
道明寺(松本潤)のサイコさんぶり笑えるドラマだったのになぁ。なんだか道明寺が友情に厚いいい人になってしまった。先週までF4のメンツにも当り散らしてたので友情なんてないのかと思ってたのに。旅立つ類(小栗旬)に泣きながら友情を語ってるし。変貌しすぎじゃね?THE・変態な態度も姉(松嶋菜々子)の登場した影響か緩和されて、普通につくし(井上真央)への思いを認識してデートに誘うなど恋をすると人はバカになります的なバカな人に成り下がった。あれだけTHE・変態ぶりを示していたのに単に家庭内に話せる相手がいなくてイライラしてただけだったのか?

それはそうと類は静(佐田真由美)を追いかけてイタリアに行ってしまった。え?もう降板?戻ってくるんだよね?

まあ恋愛恋愛の少女マンガだし、道明寺のTHE・変態ぶりがすごいドラマでもないみたいだね。この後はラブコメ路線が続くようだ。そろそろリタイアの時期かな?でも井上真央がけっこういいんだよなぁ。

・修二と彰が100万枚出荷今年初のミリオンも確実などと煽りまくりの記事が出た。そんなに売れる曲とは思えないのだが2人の人気はものすごいものがあるのだろうか。しかし本当にミリオン可能なのか?確かに売り切れが出まくっているようだが…。ミリオンなんて随分出てない今や雲の上の高すぎるボーダーだよ?

ちなみにスポーツニッポンではORANGE RANGEの『花』が04年12月にミリオン突破した事になっている。これはどこの情報だ?出荷枚数だろ?

・3月に2ndアルバムを出して解散したI WiSHがベスト盤の発売を発表した。内容はC/Wを含めた全シングル収録曲。それに『明日への扉』未発表オーケストラバージョンを収録するらしい。それに初回盤はPV集DVDがつくらしい。いわば最後の金儲け。2ndアルバムの時期じゃさすがに2ndアルバムが大不振になってしまうし出せなかったので時間を置いたという感じか。

11月4日付でそう更新されたのだが…

え〜と…

いつなんですか?

・・・・・・発売日は。


11月4日(金)

ここ最近の2005秋ドラ2

あいのうた 4話
片岡(玉置浩二)と洋子(菅野美穂)が商店街の福引で温泉旅行を当ててなぜか片岡家以外にも房子(和久井映見)、飯塚(小日向文世)もくっついてみんなで温泉へ行くことに。しかしそこは洋子の故郷だった…という話。また逮捕した男がゴミ箱で拾った洋子の免許証入りのサイフを持っていたことから柳沼(成宮寛貴)は単身洋子の故郷に向かって聞き込みを開始する。

当然知ってる奴に出会ってしまえば嘘がばれてしまうということを恐れる洋子、そしてばれるんだろうなという視聴者の予想とは裏腹に正体がばれることはなかった。現在、みんなの前で愛と名乗っている洋子だが本物の愛ちゃん(乙葉)が泊まった旅館の女将になっておりばれるかと思ったが愛ちゃん(本物)は洋子のことなど全く覚えていなかった。ショックで片岡らに暴言を連発した洋子だが房子にいろいろ話を聞いてもらってひとまず落ち着いた。

また柳沼は「すぐに辞めてもらった。暗いんだもん」「死んだじゃなかった?」などという洋子の評判を聞いてショックを受けていたが最後は何も言わずに洋子を「愛さん」と呼んで抱きしめた。ご立派な行動ではあるが洋子の思いは片岡に向いているので今後少々暴走しないかが心配である。またついに片岡が痛がる描写が出てきたり。なんか普通に元気だし酒も飲んでたので嘘っぽかったけど病気は本当だったのか…。

ブラザー☆ビート 4話
兄弟3人の各自メインが終わり今回は知里(国仲涼子)を巡る話。一応達也(玉山鉄二)メインという感じか。

初回で元彼女そっくりのお嬢様(岡本綾)と結婚を前提にしたお付き合いを目前にしながら、婿養子という条件で蹴ってしまった達也。今回は大学の同窓会にて本物の元彼女(やはり岡本綾)が登場。早速達也と2人きりで話したいといい、「ずっと電話待ってたんだよ」などと思わせぶりというかもうほとんど決まりじゃん!!的な発言を連発する元彼女だったが直後に男が登場。「1ヶ月前から付き合ってる」とか言い出した。なんという思わせぶりな…。わざとやってるのか、からかってるのか。達也はヨリを戻す気マンマンで張り切っていたが見事に撃沈。失意の底へ。

知里は田舎の両親にお見合いをするように言われて付き合ってる人がいるといって断る。春恵(田中美佐子)に相談したところ、なぜか陸(速水もこみち)を彼氏役として派遣。案の定、オープンな喫茶店で両親に会っていたため陸の女友達が通りがかってしまい失敗。遊園地デートでも達也が「女として見た事ないからありえない」などと言ってるのを聞いてしまいそれでも達也に感謝の思いを伝えて田舎に帰ることに。

しかし、泣きながらメガネを外した知里の素顔を見た達也は硬直。次の日には東京駅までものすごい勢いでマラソンをして止めに行き、友達から付き合ってくださいと態度が180度変わってしまった。

知里の感謝の思いや言葉にひっかかるものがあったというよりはメガネを外した知里に驚いて硬直していた達也。元彼女が忘れられないといいメガネVer.の知里どころか恋に関心がないといっていた達也。それでいて全く同じ顔のお嬢様には初回で恋に落ちかけていた事からこの男、中身など2の次で100%顔で惚れるタイプらしい…。実際同じ岡本綾でもお嬢様と元彼女では性格がけっこう違っていた。

・改悪が続くオリコンだが今週の本誌特集はなんと…

少女マンガ特集!

最悪です。つまらないです。表紙&トップインタビューはV6亀梨和也インタビュー、WaTインタビュー、Wat新連載開始、なんだか聞いたことないけどとりあえずイケメンのkimeruとかいう歌手のインタビューが見開き2ページなどなどとにかく女性にアピールしまくり

昨年のリニューアル以降顕著だがさすがに最近は女性読者を露骨に狙いすぎである。近年どんどん読者離れが進んでしまい、昔からジャニーズや氷川目当てで買っていた女性読者だけが残り(読者からの投稿コーナーなんかがいい例)、その結果のシフトチェンジなのだろうか?


11月2日(水)

マジ改悪

以前も数字が消えたけど翌週復活なんてことがあったので一応希望は捨てずにいたのだが完全にオリコンは週間チャートの数字を非公開にした模様。ダウンロードとかいう全然印のついてない無意味なコーナーがなんかむかつくなぁ。

しょうがないので某検索サイトに載っているトップ20を参考に更新。以降は金曜ということにする。にしてもアホらしくなってきたなぁ。雑誌は心からつまらないし、数字の公開はどんどん狭まってくし。ニュースまで始めた辺り、音楽一辺倒からこれまでも少しは出していた総合エンタメ色を強くしてくつもりなんだろうがこのままじゃマジで潰れるんじゃない?


11月1日(火)

危険なアネキ 3話

危険なアネキ 3話
もはや寛子(伊東美咲)のあまりの空気読めないっぷりにイライラが限界を超えてリタイアしようかと思っていたが今回はさおり(釈由美子)メインの回ということで何とか踏みとどまった

北村さおりは昼は看護士として夜はキャバクラ嬢としてどちらもプロ級の仕事をこなしていた。勇太郎(森山未來)の同期で医者の息子というややボンボンな空気漂う拓未(平岡祐太)はさおりがキャバクラで働いているという情報を仕入れるがその事を知っている勇太郎は口止めする。しかし、事あるごとに仕事で自らの欠点を指摘されたボンボン拓未はキャバクラに出向き証拠をつかんで病院中に言いふらしてほくそ笑むという小悪党振りを発揮。

さおりのほうは急患で夜勤になってしまい、キャバクラの誕生日イベントに欠席して立場が悪くなった上に、病院も追われそうになり大ピンチ。勇太郎がボンボン拓未にドラマ始まって以来かっこよくキレたりしつつもどうにもならず査問委員会が開かれる。そこに寛子が乗り込んできて「キャバクラの何が悪い」と演説。窓の外にはこれまで散々噂しまくって好奇の目で見ていたくせに患者一同が様々な旗や看板を持って「北村、残留」コールを連発。触発されてボンボン拓未も「自分の未熟さに気づきました」とコロッと態度変更

田村教授(児玉清)の提案で一度解雇してバイトとして雇いなおせばどこでバイトしようが自由だし、能力給なのでバイトでも給料は今と変わらないというムチャな設定で強引に解決

釈由美子がメインで伊東美咲の出番が少なかったのと前2回に比べて勇太郎に圧倒的に迷惑かけまくる空気の読めない寛子という部分が激減したため今回は見やすかったといえば見やすかった。ただ相変わらずさおりの代わりとして登場したドレスアップ寛子が登場した途端にスローで美しさを表現しようとしたりと伊東美咲のPVのような箇所は減らない。スローにしようがいくらうまく映そうが無理だ。釈由美子のほうがオーラあるし。

前2回より圧倒的に見やすかったとはいえ今度は肝心のストーリーが適当だった。まずさおりがナースとキャバ嬢を両立させていたというのも無理があるし。今回のこの二重生活破綻危機の原因が「急患が入って店に行けなかった」という事なのだが問題なのはここで店の人たちが「遅刻した事なんて一度もないのに」などとさおりのプロフェッショナルぶりを強調させてしまったことだ。これまで一度も急患が出たりしなかったのか?

またさおりのこの二重生活の理由は借金ということだったがこれに関しては詳細が全く不明。田村教授が借金があることを聞いていて「それはこの仕事だけでは返せない額なのかね?」という問いにそうだと返事をしたところを愛(榮倉奈々)が立ち聞きしてしまって勇太郎に伝わったという極めて間接的な発覚なので実は誰1人完全には理由を把握していない

またボンボン拓未の急変ぶりもすごい。あんなにほくそ笑んでたのに謹慎になっても患者の少年を気遣って病室へやってきたさおりの姿を見ただけで改心。そこまでならいいとしてもなぜかラストでは食事に誘うなど明らかにホレてしまっている変わり身の早さ

患者達にしてもあれだけ好奇の目で噂を広めたくせにやばくなったらデモですか。しかも「残留!」コールだのなんかどこかサッカーや野球の移籍問題と勘違いしているような…。まあこいつらは借金がどうとかそのあたりの話はほとんど把握してないしな…。

そして極めつけが処分の内容。最初からどう解決させる気なのかなと思っていたのだが「一度解雇。バイトとして再契約。バイトなら別にバイトしても規則はない。給料も能力級なので変わらない」そうです。バイトじゃボーナスとか保険、その他の保障とかないんじゃね?給料にかなり差が出るよね?

コメディだし細かいとこはどうでもいいんだけどなんだかやっぱ最近のオリジナル脚本は無茶が過ぎるよねぇ…。

戻る