果てしなく世紀始な日記 '08FINAL EDITION 睦月

08年1月

1月30日(水)

そうめんその後

昨年末に我々を苦しめたそうめんCM映像制作。本来は候補の中から1本選ばれてそれが採用されて本撮影に入るはずだったのだが…。

このお話は無かった事に…。

あまりに無謀な依頼にどうすればいいんだか分からず、混沌とした状況で仕上げた僕たち。あまりのレベルの低さにどれも採用するには至らないとしか判断できず途方に暮れたと思われるそうめん屋の人たち。

まさしく双方にとって悪夢でしかなかった出来事に見事終止符が打たれた。そうしよう。何も無かったのだ。最初から。そもそも音楽もインターネットも関係なかったし。その方がお互いのためだ。

と、思われたのが「この繋がりを無くしたくない」との理由で、無理やりにネットで作ったCMを公開するスペースを設けるとかいうわけの分からない展開がねじ込まれ、何と来年もこのプロジェクトが継続される事が発表された。

もうお互い忘れようよ!!

まさに悲劇。敢闘賞として何故かそうめんではなく高級っぽいそばセットが全員に贈呈され、優秀作品2名には金券も贈られた。ありがとう、さようならそれでいいじゃないか

なおおまけについてきた講評文には遠まわしでもなく、けっこう率直に酷評のアドバイスが掲載されまくっており、我々の古傷が強引に開かれた。俺の場合はアイデアだけはやらた誉められたが映像からイメージがつかめないとか書かれていた。コードネームが1人だけ絶賛していた人の作品はさほど評価されておらず、クライアントと"ロンゲ"の感覚の差も浮き彫りになった。そもそも講師ではなくうちの学科の代表の先生が向こうと交渉を全てやっているため、"ロンゲ"の立場自体が宙に浮いているような状況。方向性の違いも大きすぎる気がするが、これ以上続けても無駄のような気がしてきた。


1月28日(月)

ジャケットで振り返る美勇伝

美勇伝が今年6月で解散するらしい。既に美勇伝って何だっけ?という人も多い気がするが…というか俺も1曲も記憶すらしてなかったりするのだが元モーニング娘。の石川梨華脱退少し前に結成し、脱退後はメインで活動していた3人組グループである。基本的にモー娘。脱退者は歌手活動停止になっててんで見かけないタレントになるか、引退するか、できちゃった結婚するか、ソロ歌手としてやっていくか、フットサルに精を出すかというパターンである。そんな中で石川は新人を2人くっつけてユニット結成で歌手存続という唯一の選択肢を用意された。当時人気はあったがソロでは歌唱力が危険なのとこれ以上ソロ歌手増やしてもしょうがないってことだったとは思うけど。

で、ハロプロユニットの中で解散を宣言したユニットというのは過去にあまり記憶がない。人気を集めたタンポポもプッチモニもメンバーの強制改革でファンの反感を買い自然消滅へと追い込まれてしまった。それ以降は大抵がメンバーが足りなくなって肩書きだけが残ってるんだか消えてるんだかか(カントリー娘。とかココナッツ娘。)、自然消滅かのどっちかだ。覚えているだけでも後藤真希クラスの期待をかけられていた田中れいなが結成したあぁ!とか矢口真里とかがものすごい厚化粧をしていたセクシー路線のユニット(名は忘却の彼方)とかいろいろ出てきたが1発で消えるばかりだった。

解散宣言は異例だったというのが言いたいのではなく、曲を知らなくても美勇伝というユニットはジャケットを見るだけでその迷走の軌跡がうかがい知れる面白いユニットだったんじゃないの?というのが今回の話である。

とりあえず美勇伝のコンセプトは『日本女性が受け継いで来た「」しい心と容姿、日本の女性が掲げ続けている「」ましい精神と出で立ちをもとにグループ名を発想。彼女達が次の世代に日本女性の素晴らしさを「」えて行く』であった。それを踏まえてジャケットを振り返ってみよう。

http://www.up-front-works.jp/discography/piccolotown/04/list.html

正直2枚目とかのタイトルはどうかと思うが(なんかスゲーダサイ曲だったのがおぼろげに蘇ってきた)、ひとまず5枚目くらいまではコンセプト通りに少しお上品な感じに仕上がっている。

だが6枚目で突然水着になってしまう。まあこの辺はまぶしい水着姿だぜ!って感じでリリースも夏だし、健康的でいいよね!と無理やり解釈できなくもないがその次がとんでもない。バニーガールである。しかももうどこから見てもバニーガールでしかないバニーガール。今時コントでもこんなスタイルは見かけないのではないかというくらいバニーガール。タイトルもぶっ壊れているが、石川にしてみれば「三人祭り」以来の屈辱だったのではないかと思う。さすがにドン引きしたファンも多かったようなのだが、次は天使と化し(これは個人的には悪くないかも)、最後も露出多めの衣装と迷走しまくり。

アルバム1枚のちのベスト盤というハロプロ恒例の番号振り無効パターンのままある意味では区切りよく終了。解散宣言するしかない程、コンセプトは破綻していたのが曲を聞かなくても推測できるのはある意味壮絶。ジャケットだけでも芸能界の厳しさを実感するユニットだった。同い年として頑張れ、石川


1月27日(日)

ここ最近の2008冬ドラ Vol.4

鹿男あをによし 2話
鹿に選ばれたという小川(玉木宏)は、「京都」で「狐の使い」から「サンカク」と呼ばれるものを受け取って来いと命じられる。京都に行くことには自然になるし、狐の使いも向こうから接触してきて渡してくるからただそれを持って帰ってくればOKだという。

半信半疑ながらも経営者が同じ、奈良・京都・大阪の女学園合同で開く「大和杯」の親睦会で京都へ行くことになた小川は、宴会の終わりの方でマドンナ先生の長岡(柴田幸)に呼ばれて、風呂敷包みを渡される。理由不明だったがとりあえず長岡が「狐の使い」らしい。酔っ払った藤原(綾瀬はるか)を必死に運びながらも、渡されたものはしっかり抱きかかえたまま帰宅した小川の前に鹿がわざわざ引き取りにやってきた。

あけてみると三角の形をした食べ物が。

「さんかく?」
「これは八ツ橋だ」

「鼠に奪われた?」と勝手に盛り上がる鹿。ただ黙って受け取ってくればいいからと言われたのでその通りにした小川は自分に全く落ち度はないと主張する。だいたい誰が使いなのかも何を受け取るかも聞いていなかったのだ。だが鹿は「取り返せ」と命じる。それはないぜと反論する小川に、鹿は印をつけて気が変わったら来いと告げる。

翌朝、鏡の前に立った小川の顔は見事に鹿になっていたのだった。次回、サンカクを取り返すための奮闘が始まる。

 

だいすき!! 2話
柚子(香里奈)の娘、ひまわり(松本春姫)は2歳になったが、柚子がしつけをしないために挨拶もしない、友達とも遊ばず柚子にピッタリくっついているだけの少々悪い子に成長。保育園に通わす案が浮上するが柚子は拒否。見学に行ってもしつけのなってないひまわりの行動と柚子が知的障害であるため難しいと言われて断られまくり。ようやく受け入れてくれる保育園が見つかったが、ひまわりは適応しないし、柚子も離そうとしない。

一方で草介(中村俊介)の妻と名乗って登場した琴音(福田沙紀)はあっさり妹だと判明。施設を抜け出して、高校にも行かずに放浪者になっていたようだったが、ちゃっかりと柚子の家に居座る。もう少しいい子ぶるのかと思いきや、トゲのある発言を随所で繰り返す。これまでの孤独が原因のようだったが、最後はひまわりを強引に拉致して保育園へ連れて行ってしまった。

「これくらいしないとダメなんだ」と叫ぶ琴音に批判的な家族一行だったが、なんと琴音の戦略は大正解でひまわりはあっさり保育園に溶け込んで迎えに来た柚子が「かえろう」といっても「嫌だ」と反論しまた遊びに行ってしまった。その姿に柚子も保育園に通う事を了承するのだった。琴音様様。琴音の批判的な態度に嫌悪感を示していた蓮(平岡祐太)、直接は言わないが少しは考えてよとばかりに諭すような事を言っていた母(岸本加世子)も、面と向かっては言えなかった様だが琴音の功績を認めたのかも一緒に住むことになるのだった。

琴音がとんでもない行動に出て琴音の孤独がクローズアップされるのかと思いきや、なんととんでもない行動は大正解というある意味で予想しない展開であった。

 

4姉妹探偵団 2話
若い男性が殺され、付き合っていた令嬢の前田亜季の一家が何かを隠している様子。ラインナップにはテレ朝の1話完結ドラマで犯人役がお似合いのデビッド伊東が殺気全開で怖い顔してたり、脇役に川島なお美がいたり。

案の定、嗅ぎまわっていた4姉妹、つーか真理(中越典子)だけは今回も何の協力もしなかったので3姉妹を付けねらうかのようなデビッドは直接的行動で夕里子(夏帆)を襲うが、格闘技達者な夕里子の一撃で戦闘不能になり逮捕。犯人かと思われたが実は全然違って、潜入捜査していた綾子(加藤夏希)への情報提供者が新たに殺されてしまう。冒頭に出てきてから姿を消していた前田亜季が真犯人に捕まっており、夕里子は救出に向かうがそこには川島なお美が。動機は前田亜季と殺された彼氏を別れさせる刺客として放たれた川島が彼氏に惚れてしまい、彼氏もそれっぽい行動を取りながらも最終的には川島を捨てる発言をしたので撲殺してしまったという。

サイコさんと化した川島から1話に続き隙をついて反撃して逃亡する機転良すぎる夕里子と前田亜季。国友(吉沢悠)と残りの姉妹が駆けつけるもさらにガッツを見せた川島だったが、やはり夕里子の機転で人質にした綾子も解放してしまい逃げの一手に。追いかける国友とまたしても夕里子の活躍で階段から転落して失神、御用となった。

綾子が風邪を不知の病だと勘違いする話は原作にあったような気がするが事件は記憶にない。つーか、そろいも揃ってあんなに簡単に掃除屋に化けて潜入できてしまうのといいストーリー自体はかなり無茶苦茶だけど「七人の女弁護士」も「富豪刑事」もみんなそうだったのでまあいいのか。

今回は珠美(市川由衣)でさえ潜入捜査に参加したのにやっぱり真理だけは何もせず。事件関係者含めてに登場人物が増えるだけで明らかに不要だし、何の協力もしないので長女ではなくやはり親戚のおばさんにしか思えない。

 

未来講師めぐる 3話
みちる(黒川智花)は塾の講師の高尾山(正名僕蔵)が高校教師だった時期に女子高生だったみちると付き合っていた相手だった。塾で働きたいというみちるだったが、実は子供が苦手で授業ができない。めぐる(深田恭子)の能力で20年後を見てみると5人も子供をもうけていたので「私には見えるの、あなたの未来が! いいお母さんになるの」と口走ってみる。なんだかんだで子供嫌いを告白したみちるだったが、ラストでめぐるが未来を見てみると子供がいなくなっていた。未来を変えてしまったのか?

つまらなくはないんだけど、早くも見るのがめんどくなってきた。

 

SP 最終話
たとえ麻田総理(山本圭)がどんな最低野郎だったとしてもSPはSPの仕事をするということで麻田を懸命に守った井上(岡田准一)の姿を描きたいのは分かったがあまりにチープ。雰囲気だけで引っ張るので雰囲気だけは最後までかっこよかったが話自体はメチャクチャだった。

前回、最後の引き金を引いたはずの山西(平田満)だったがまさかの弾切れ。そのくらい確認しておいてほしいものだが、倒れたSPの1人の懐をガサガサしてのんびりと次の銃を探し出した。明らかにゆったりした動作だったが、誰1人山西に近づきもしない。さすがに井上がこの間に山西を倒せないのは変だと思ったのか、椅子の上を飛びながら近づいていた井上はバランス崩して転倒。つーか先週はあんなに撃とうとしてたのに。もう誰もいないから今撃てば?

で、井上がようやくたどりついて必死に逃がすんだけどすっかり腰が抜けた総理は動きが鈍くて無理やり引っ張っていかないと動かない始末。ようやく新たな銃を見つけた山西は発砲するも安全装置があったので1回スカ。2回目から銃撃するが外してしまい、さっさと行けばいいのにゆっくり歩いて追いかける。ここに来てようやく他のSPが到着するが何故か背後から撃つ事もせずに銃を持った相手に対して正々堂々と山西の前に「止まれ」とか完全に間の抜けちゃってる台詞を吐いては2名があっさり撃ちぬかれて戦闘不能に。

井上と総理は迷路のような会場をひたすら援護もいない人気の少ない方へと逃げていくという意味不明な行動に出るし、その頃になって尾形(堤真一)含めて残りのSPがようやく石田(神尾佑)、山本(松尾諭)、笹本(真木よう子)らが倒れた所に到着。一体この会場はどんだけ広かったんだろうか。で、あっさり生きてる3名。西島(飯田基祐)によって救急車が呼ばれたが、後を追った尾形らにすぐに追いついて何も無かったように職務を遂行する始末。大げさに気絶しやがって!

で、劇場に逃げ込んだもののついに追い詰められて絶体絶命な井上と総理。ていうかケガ一つ負ってないくせに総理が完全に腰抜けちゃって井上が必死で引っ張っても重すぎて動かせなかっただけだけどね!動かない総理を必死で引っ張る姿はなんかもうコントみたいだった。

背後には尾形達も迫っていていつでも山西を一斉掃射できるのに何故か山西の方が形勢が上で身動き取れない。山西も山西でさっさと殺せばいいのに、総理に覆いかぶさる井上に「どけ」という旨の台詞を連呼して説得演説を始めるという奇怪な行動に。

散々引っ張ってきた過去の井上両親殺しの真相は想像の遥か下を行った。麻田の秘書が手配していた山西がナイフを持って特攻してすぐ取り押さえる段取りだったが予定と違って2人も刺し殺しちゃったという事だったらしい。山西が何でこの依頼を受けたのか、何で本当に刺しに行っちゃったくせに(井上父に関しては揉み合いになったので仕方ないとはいえ無抵抗の母には明らかに殺意を持って特攻して刺していた)見捨てられたとか言って恨むんだか。予定に無い殺人までしちゃったのは「仕事」上では取り返しのつかない山西の失敗であり、そんな事になればフォローできねぇよ切られて当然だろう。もっと仕方ない状況があって殺人犯になってしまったっていう悲哀を抱えていたと思われた山西が急速に超小物野郎に成り下がってしまった。

あの時の子供だと気づいた山西はさらに「こんな奴を守る価値が…」と演説するだけ撃たない。そうしている間に先ほど倒れていたSPから拳銃を奪った秘書が舞台袖に登場。この展開もひどい。倒れたSPを見ていろと言われたSPも居たはずだし、SPがたくさんいた場面で堂々と銃を奪えるなんて。しかも、それだけ暗躍したからには当然山西に傷を負わすくらいはするのかと思ったら、そういうとこだけは妙にリアルにはじめてのけんじゅうという事で銃弾は的外れな方向に。気づいた山西は速攻で秘書射殺。えー。なんだったの?この秘書。

そしてそれに気を取られている間に接近していた笹本が山西の腕を撃ち抜き、それでもナイフで特攻しようとする山西を尾形が心臓付近をぶち抜いてTHE END。「君、すまなかったな」とまるで心こもってない台詞でさっきまで腰抜けてたのが嘘のように回復した総理はその場を立ち去り出番終了。

そして1ヵ月後。どうやら失態のばれたらしい西島は自殺に見せかけて殺されてしまった。外にかつて出てきた暗殺集団のトラックが走り去っていくカットがあったので一連の「組織」の「上」の判断で切られたらしい。結局西島の目的も全く不明のまま。たぶん手配していた暗殺未遂が山西の件が想定外でリアル暗殺未遂になってしまったのが失態と言う事で消されたのだろうか?作者がちゃんと考えているのかさえ不明である。

そしてSPの新人として登場したのは何とあのペイント弾スナイパー、通称「ペイスナ」。ペイント弾を撃ち込んでそのまま裏道も通らないで大学構内を堂々歩いて去っていくというやはりありえない去り方をしたこの男が新たな部下??

そして西島に代わる事務官は尾形に低くこう告げる。

「西島さんは残念でした」

尾形はそれに対してブラックに「大義のためだ」と答えた。サーチ能力でこれを聞きつけて険しい表情になる井上と対峙してにらみ合う2人。何か動向を探っているもののポーカーフェイスで何考えてるんだか分からない公安の刑事さん。SPSPへ続く

これはズルイ。何も明かさず思わせぶりなだけで終了。ちゃんと設定考えてあるんだろうか?だいたい「大義のため」とか「アンフェア」でも使われた思わせぶり展開の典型みたいなパターンじゃないか。

結局斬新で面白かったのは最初の病院テロ事件だけだった。後は引っ張るだけ引っ張ってひたすら思わせぶりなだけ。明らかに序盤の成功で制作陣が自分たちに酔って自己満足に走ってしまったとしか思えない。面白いところはあったんだけど思わせぶりに力を入れるばかりで、よく考えると変なところばかり。もう少し構成を考えてほしかった。

西島は何をしたかったんでしょうか?と聞かれて上官はこう答えた。

「考えたくもない。めんどくさい。」

散々引っ張った過去の事件もあんなチープなものになってしまい、山西も意味不明の小物に成り下がり、これまで上に逆らってたはずの尾形が「上の人間だった」かのようなラスト、黒幕が何なのかもさっぱり分からないままに終わった。めんどくてもう考えたくないというのは脚本家の本音かもしれない。

推測される真相

@西島と尾形らの組織一派が「組織改革」の必要性を訴えるためにテロリストを雇って総理を襲わせた。先に井上に気づかれると困るのでナイフ野郎を囮に呼び出した。一度捕まえている相手なので井上がそれに気を取られればいいや。

Aだけど予想外に山西が登場して、リアル暗殺未遂に。計画のずさんさとトドメにテロリストに情報を流していた事が公安の刑事さんに見抜かれてしまった(たぶんこっちが原因)ので西島は消された。


1月26日(土)

DEENイベントなど

・カウンタがずっと死亡状態でもうどうにもなりそうにないので新しいのを設置。開設当初から使い続けていた愛着ある最高のデザインだったのでどうも気に入ったのがなかなか見つからなかったが(昨日・今日表示機能もある奴で似たのが見つからず)、最終的にカーソルを合わせると表示される奴で妥協した。

・25日は永田町にある星陵会館DEENのトークイベントがあった。2年前から読んでいる人はこの時点でデジャヴに襲われているかもしれないが、2年前にも同じ場所でトークイベントが行われた。あの時はCDを購入した店である山野楽器主催(そして前の時間を使って新星堂主催でも同内容が)のものだったが、今回はCDに直接封入されていた応募ハガキによる抽選イベント。よって開催も全国3箇所だったようである。つーかこういうときに限って妙に運がいい。いくら人気傾いてて倍率の低いDEENだからって2年で2回も当たるとは。しかもこの日は雑誌の懸賞で50名様プレゼントの「SNOWPASS」が家に届いた。これまた使えるスキー場とお得率があまりに微妙な感じなので狙った読者が少なかっただけなんだろうがそれでも雑誌での当たりは初めて。こんなところで運を使っていいのか?

そんなこんなで2年ぶり星陵会館。道路向かいにあった空き地が、近代的な巨大立体駐車場に化けており時の流れを痛感する。

だが会館の中は変わらず。来場の人々も変わらずオバ…年上のお姉さん達がいっぱいだ。整理番号は400番前後まであったようで俺は250くらいだったのだが、これは単に入れる順番なので入ってしまえば後は要領がいいかオバネットワーク番号の若い知り合いがいた者が前列を陣取る事が出来る。当選者数を予定より増やして限界ギリギリにしたと言っていたが確かに2年前に比べて見えにくいはじっこまでギッシリしていた気はした。俺は左の後方で見やすい位置に陣取る。オバ15年前は10代後半や20代のお姉さんばかりの中で、何故か俺の隣は初老に差し掛かったじいさん、さらにその隣が女子高生という会場の平均年齢からかけ離れた者が連続して並んでいるという不思議ゾーンに。

開演までにアンケート用紙にDEENへの質問を書かされて、提出。

いざ開演。BMGの人が司会でまずは映像を見せられる。「このまま〜」のアコースティックのPV(たぶんヤフー動画等で公開されてた47都道府県ライブ映像Ver.)の後には、47都道府県ツアーの合間に絶えずメンバーが撮影していた旅先映像集。最後にライブ本編から品川教会での「JUST ONE」という流れ。基本的に2年前と同じで、後にDVDで発売予定のメイキングやライブ映像の先見せみたいな感じ。3会場で内容が違うと言っていたので恐らく膨大な長さのメイキング部分を全て違う箇所を使ったのだろう。

発売日は決まっていないが47都道府県ライブ及びメイキング映像と今やっているツアーを全て含めて「Road to 武道館」的な感じのDVDとして発売するらしい。

そしてようやくメンバー登場。アンケートに応える形でトークが展開されるがアンケートは実際2,3通程度で話がそれていってしまったので膨大なアンケート用紙は司会の手に握られたままに終わった。とりあえず判明した事は来週月曜の「SMAP×SMAP」の某コーナーに出演する事、武道館後も活動はあるということ。というか08年3月〜09年3月が15周年期間なので6月の武道館の後も休みはするが、ちゃんとリリースはするというのはBMG側がそうさせたい感じでまずは武道館って感じのようだ。

DEENの皆さんから逆に聞きたいことは?という司会の質問で「学生男子とか10代の若い子が少なからずいるけど何で?きっかけは?」というこっちからすると意外な質問をメンバーがして、学生にだけ手を挙げさせた。

20代前半までの若者ファンが珍しく、その理由をしきりに聞きたがるメンバー。残念ながら俺のところにマイクは来なかったが答えた若者3名のうち2名が「兄の影響で」と答えてしまったのでそれでメンバーが納得してしまったのが残念。うち1名は「夢であるように」の影響を持ち出し、「周りの若いファンはこれが大きいですよ」とアピールして、メンバーも「そうなんだぁ」と意外そうにしていたのだが、ここは是非ドラゴンボールGTや名探偵コナンなども例に挙げて、今の若者も幼少期に少なくとも耳にした者も多く、若者にだって戦略次第ではまだまだ潜在的にアピールポイントがある(全く知られていないわけではない)ことをBMGやメンバーにしっかり認識してもらいたかった!完全にオバ15年前若者だった人たちがそのまま聞き続けてくれてるだけみたいな寂しい認識になってるんだもん。

その後は過去ポスター、「君のままで」パンフ&「SS」業界パンフ、Tシャツの抽選プレゼント。この辺りの流れも2年前と全く同じでポスターに関して在庫処分と山根が発言したのもなんか2年前にもあったような流れ。つーか偶然にもプレゼント候補のポスター4枚のうち3枚は店の購入特典で既に所持していた。

そしてイベント終了。何から何まで2年前と同じ流れだったのが逆に面白かったと言うか基本フォーマット通りなんだなというかデジャヴな感じだったが楽しかった。

 現実を反映した内容に切り替えたとでもいうのか。

そんなわけで当日である今日もその過去問よりはひねくれていなかったがやはり曖昧な解釈が多くてよく分からず撃沈。恐らくダメかと思われる。さようなら、受験料。


1月24日(木)

ここ最近の2008秋ドラ Vol.3

SP 10話
なんかもう2回分くらいほとんど進まずに引っ張るだけ引っ張っていたが今回も事件発生までを無駄に引っ張る引っ張る。最初は「新しいタイプのドラマを」という意気込みを感じられるドラマだったのにもうここまで来ると「新しい事やってるんだぜ」と制作側が自分で自分に酔ってるだけになってきてしまった感も。

麻田総理(山本圭)を狙うテロリストは3名。理事官の西島(飯田基祐)が裏で手配していたのは天井から狙撃を企むスナイパーと1話で格闘したナイフ大男。そしてとりあえず西島との接点は確認されていない山西(平田満)の3人。山西はかつて当時議員の麻田を襲おうとして井上(岡田准一)の両親を刺殺した犯人。その時の麻田が暗黒に微笑んだのが井上の記憶に鮮明に残っており、麻田への恨みも多少抱いている模様。秘書が山西に接触していた事からして秘書辺りに狂言を頼まれた可能性もありそうだがとにかく山西は麻田を恨んでおり、前夜に警官を倒して拳銃を奪い会場入り…。警官倒されて銃奪われたという凶悪事件が全くニュースになってないのがすげぇ不自然なんだけど、裏ルートで入手とか適当に匂わせたほうが良かったんじゃないか?

会場では井上がサーチ能力を駆使して異常を探るが、これまでの蓄積疲労が溜まっている中で能力を乱発したために激しい頭痛とめまいに襲われてしまう。朦朧とする意識の中で井上は麻田に近づき、銃を向けて「俺を覚えているか?」と問いそのまま射殺してしまう。予告でもあった衝撃のシーンだったが、前回のエピソードで警護対象があっさり毒殺されてしまうのと同じで井上の妄想オチ。井上の心理描写を斬新な切り口で見せたといえば聞こえはいいが視聴者騙しのための壮大な引きでしかなく、どっちかといえばズルイ。また時間が無駄になったし。

んで、ラスト近くでようやく事件発生。ナイフ野郎の出現で注意がそっちに向いた隙にスナイパーが見事に麻田総理をしとめることに成功。あからさまに嘘くさい血が飛び散るのでいくらドラマでももう少し頑張れよと思ったら、ペイント弾だった。仕事を終えて満足げに帰っていくスナイパー。マジでそれだけか?不敵な笑みを浮かべていた西島の狙いは少々過激な方法での「気づかせ」組織改革だったのだろうか?

パニックになって逃げ惑う人々。総理周辺の人物も残らず逃走。名も無きSP2名が駆け寄って保護しただけで隙だらけ

いざという時に総理の人望の無さが露呈する

混乱に乗じてナイフ野郎が井上に特攻。腕を刺されるも前回と違いほぼ数発、一瞬でナイフ野郎をしとめた井上だったが、今度は拳銃を持った山西が迫る。

まず名も無きSP2名が速攻銃撃されてバタリ。近くにいた石田(神尾佑)がとっさに体を張って盾になる。出動前に唐突に家族の写真を懐にしまうという典型的死亡フラグを立てられていた石田もまたあっさり撃たれてバッタリ。今度はそれを見てヤケになった山本(松尾諭)が叫びながら特攻するも何の役にも立たずにあっさりパ〜ン。そこは叫んでないで先に撃てよ…。笹本(真木よう子)は拳銃を取り出して反撃のかまえ万全だったにも関わらず何故か射撃速度は山西の方が上であっさりパ〜ン。後は1人残らず逃げたので盾どころか総理以外誰もいなくなっちゃった

なお尾形(堤真一)はさらに遠くに、井上はナイフ野郎を倒した後にいち早く異変に気づきずっと山西に銃を向けていたのだが人波が邪魔で延々と撃てずに立ち往生。笹本まで撃たれてからようやく走り出したが、既に山西は「俺を覚えているか?」と井上の妄想と同じ台詞をはいて引き金をひいていた。続く。

緊迫感は映像でうまく見せていたが実際に行動はかなりお粗末。防弾チョッキ着てないのか?とか全員が全員即死するか?とか、いざというときの対処ダメすぎだろ?とか不自然すぎる点が多い。公式ページでも「撃たれて死んだ」という文字が無くあくまで「発砲」にとどまっていることから全員気絶しただけでしたというヌル〜イオチもありえなくない。あと、山西は警官から奪った拳銃で5発発砲したので恐らくあと1発あるかないかだと思われる。次回も麻田が生きている事から実は弾切れでしたというマヌケなオチも期待できる。今回の話まで全部井上の妄想だったら…。

 

佐々木夫妻の仁義なき戦い 1話
几帳面でマジメな弁護士、法倫(稲垣吾郎)はだらしなくてがさつでいいところが特に無い律子(小雪)と結婚。最初は良かったが、不得意だからというだけで家事を放棄した律子のあまりのだめっぷりに結婚生活は破綻寸前に。法倫は自ら悟ってくれるようにとあえて片付けずに放置したが家はゴミ屋敷になる一方。挙句の果てには「やってと頼んだ覚えは無い」だのと理屈ばかり持ち出して逆ギレする律子。しかも部屋が汚いとモノをなくしたときに大変だということを分からせようと法倫がわざと鍵を隠したことを知ると、大人気ない復讐に燃えて法倫の携帯を隠してしまう。わずか10分程度で解決した鍵と違い、仕事にも大きな支障をきたしてしまった法倫。律子に全くいいところが出てこない。これただの史上最悪女じゃないか。

結局、最終的には過労がたたって法倫が倒れてしまい、律子が法倫が手がけていたゴミ問題の案件を引き受けて演説する事になり、演説の中で法倫に言われていた正論を熱弁する事で自らの過ちにも気づくといった感じで円満に解決。だが法倫は皿洗いさえへたくそな律子の姿に業を煮やし、律子が言っていた「得意分野を分担すればいい」を主張しだして結局自分で引き受けてしまうのであった。

てっきりどっちもどっちな夫婦がどっちもどっちなバトルを繰り広げる話だと思っていたのに、これどう見ても悪いのは一方的に律子。典型的不快系キャラが勝手な理屈でのさばり、その犠牲者が健気に頑張るというストレスの溜まる展開である。新聞では3番手にクレジットされていたSMAP草なぎは冒頭で法倫と対立して無言で去っていく1シーンのみという「西遊記」のキムタク出演の比にならない程の一瞬出演。これが新聞3番手は客引き目的にしてもひどすぎる。とりあえずノリは嫌いじゃないので次も見てみるが、小雪があまりに不快すぎる場合は切り捨てになりそうだ。

 

薔薇のない花屋 2話
隣のおばちゃんがまだ元気ではあるが老人ホームに引越す事になる。お別れ会を企画したものの姿を見せずにこっそり去ろうとしたおばちゃんに英治(香取慎吾)と雫(八木優希)は一緒に住んで家族になろうと提案。おばちゃんは感動しながら了承。本来ならそれで1話使うようなエピソードだったが、これとは別に初回でにおわせた謎の要素もいくつか新事実が明らかに。

まず盲目の女性を演じている美桜(竹内結子)が安西(三浦友和)の指示を聞いているのは、父が入院しているからだった。父は知らされていないが、実は重病で脳外科の権威である安西の執刀でないと助かる見込みは薄いとかでそれをネタに協力を強制されている模様。この父は妻とは離婚しているようで美桜も嫌っているようだが実の親でもあるのでなかなか見捨てるわけにもいかないという複雑な状況っぽい。それでも安西の要求を拒否したい様子だったがそれ以前に、本来の美桜の人格は相当に暗く心を閉ざした人物のようで友人ゼロで勤務態度はマジメで仕事も出来るが人間関係は皆無という、「演じている」時とは正反対の性格だった事が判明。

一方で水泳教室に同行して雫が溺れそうになるのを目撃した美桜。見えてないはずの美桜が気づくわけにはいかないものの思わず立ち上がってしまう。そこへ直哉(松田翔太)が助けに入り、美桜に警告をする。初回では元ホストで成り行きから英治の家に居候しているはずだったこの男も実は安西が送り込んだ諜報員だったのだ。どうやら美桜よりも立場が上のようだが、目的はあくまで報酬ということなので探偵というのも本当か、もしくはもう少しチンピラ寄りの人物の模様。

安西の目的までは直哉でさえ知らされていないようだが、直哉が英治の家から彼女(本仮屋ユイカ)のビデオレターをコピーしてきたものをすがりつくように眺めている描写からやはり娘であるという線が濃厚だろうか。また美桜自身は「何故盲目設定なのか」を知らされていないが直哉はそこは知っているらしい事も判明。ただ雫が小学2年生になるまで行動を起こしていなかった理由は不明。身辺調査と下準備にそんなに時間がかかったのだろうか?

今のところ久々にキレのある野島伸司。謎の貼り方といい、久々に「次が凄く気になる」展開だし、登場人物の作りこみもかなり深そうである。

 

あしたの、喜多善男 3日目
平太(松田龍平)の計らいで元妻のみずほ(小西真奈美)に会いに行った善男(小日向文世)。その頃みずほは社員に強い姿勢で夫の死に不振な点は無かった事を強調し、結束をアピールしていた。だが、ガラスの向こうに善男が見えた事で凍結、動揺の末に気絶

そんなにかよ…。

どうやら幼児化して語っていた善男への嫌悪は演技でも何でも無かったようで本当に過去の汚点だと思っている模様。気がついたみずほは自ら善男の下へ向かい、善男が死のうとしていることを知る。みずほが唯一の女だったのが嬉しいと語る善男に泣き叫び崩れ落ちながら「そんなの嫌」を連呼するみずほ。え〜そんなに…?。なら何故結婚したのか?という善男の問いに「あの頃の私は私ではなかった」などと言うだけのみずほ。「あなたは優しくてこの上なく善良な男。私はそんな男が世界で一番嫌い。」だと言う。もう意味不明だが、さすがに感謝の意を示すばかりだった善男も立ち尽くすしかなく…。

追い討ちをかけるように初の野外登場となるネガティブ善男がみずほの台詞をリフレインする中で、恒例の癒しの天使しのぶ(吉高由里子)が登場。劇中で出演していたドラマでの超絶棒読みとは一転して巧みな泣き演技で善男を呼び出した後にどういうわけか箱根旅行に2人で行くという夢のような展開に。こいつもかなり変わった女だが、みずほよりはマシだろう。キャバクラの姉ちゃんたちにも人気だし、さりげに極楽な余生を送る善男の明日とは?(間違い)

一方で平太はリカ(栗山千明)の借金返済のために殺し屋に殺しを依頼しようとしていた。登場した殺し屋はなんと温水洋一。その焼け野原な頭頂部が殺し屋という裏の世界で生き抜く過酷さを物語る…わけねーよ。殺し屋に見えねって

どうも善男が実は悪人でキレると超サイヤ人化してみずほに精神科医送りになるほどのダメージを与えていた…っていう流れでも無さそうで本当に善人っぽい。そうなるとみずほの意味不明っぷりが今後どう転ぶかが気になるところである。


1月23日(水)

ZARDリクべス

・今回リアレンジ曲が数曲収録されている。だが、リアレンジに関しては一切どこにも記されていない。作曲編曲表記もまとめて書かれているのでアレンジャー変更されているのも気づきにくいし。とりあえずライブ音源を除くと初めて聞いた音源は以下の通り。なお『時間の翼』は残念ながら未完成で公開されていた徳永バージョンではなく完成版の小林アレンジのままだった。

「こんなに愛しても」
冒頭でザワザワ声がするバージョンしか知らなかったがいきなり曲入りする。どうやらシングルC/Wバージョンのアルバム初収録らしい。

「明日もし君が壊れても」
編曲が徳永暁人から葉山たけしに変更。もう少し機械的でハードロック風味だった原曲から比較的アコースティックな音を生かした感じになっている。それでも後半はわりかしエレキで厚みを出している。

「息もできない」
編曲の葉山たけしは変わっておらず、大きくアレンジが変わっているわけでもないが全体的に細部や響き、聞こえる音などは変わっている。原曲はもっとギターガンガン鳴ってる印象だったけど他の音もバランスよく聞こえるようにした感じ。

「フォトグラフ」
あまり聞き込んでいる曲ではないので分からなかったのだがミックスが変わってコーラス追加されてるらしい。

「hero」
編曲が大賀好修から葉山たけしに変更。原曲はGIZA studioの空気に染まった打ち込みポップスで正直何の印象も残ってない地味of地味曲という印象だったのだがZARD王道ポップスに生まれ変わって圧倒的に印象に残るような曲に化けた。

「Love is Gone」
編曲が池田大介から葉山たけしに変更。重厚なギターが鳴り響くハードロックな1曲だったのだが、ガラリとアレンジが変わってZARD王道ポップスに。あまりに雰囲気が変わりすぎて同じ曲だとさえ思えなかったほどである。つーかこの曲に関しては原曲の重厚な感じが好きで投票した人がほぼ100%だと思うんだが、王道ポップスに変えられちゃったらリクエストの意義が…。

だいたいこんな感じ。リクエストベストである以上は普通に原曲のままで収録して欲しかった気はする。どうせリアレンジベストはいずれ出すんだろうし、こんな風に小出しにするよりはアルバム未収録の「Love is Gone」に関してはオリジナルバージョンをまず収録すべきだったのでは。表記もないんじゃ、変わったことさえ気づかない新規ファンも多いだろうに。つーか「時間の翼」オリジナル原曲バージョンの完成版を入れようよと。

ただリアレンジはどれもいい。どれもZARD王道ポップスに仕立てている上に、この王道サウンドはここ数年で復活したものだったので単純に聞いてて喜びが。なんせZARDをちゃんと聞き始めた頃は既にGIZAに染まっていたので。ライブバージョンも生演奏は迫力があっていいし、聞きなれた曲も新鮮。


1月20日(日)

今年も雪は少なかった

・早朝に家を出て3年連続の川場スキー場へ。現地でいとこの家と合流。気温はマイナスを軽く越えていたのでかなり寒く、晴れと粉雪が舞う中、雪質は最高のはずだった。が、雪質が良すぎて定着が悪く、少し前に気温が上がって雨になってしまって溶けた雪がアイスバーンになっているのでそれがちょこちょこと顔を出していて油断禁物の状態に。

珍しく終日調子が良かったので体調的な問題は無く楽しめたが、昨年から続く1月でもふいに雨になってしまうデコボコな気候の余波がでかい。本来なら地盤も締まっていい雪になってるはずなのに。スキー場でもコース外は地面が見えていたり、スキー場までの道にほとんど雪が無かったりと下手したら去年以下の積雪だったのは驚いた。

そんなこんなで午後過ぎまで滑って早めに帰宅。疲れた。

 

・ヤフーのアフリエイトがamazonとも契約を開始したので導入してみた。とりあえず07年のアルバムレビューに入れてみたけどジャケット画像を自分のページに用意せずに向こう経由で表示できるのでけっこう便利。順次増やしていく予定である。


1月19日(土)

ここ最近の2008冬ドラ Vol.2

あしたの、喜多善男 2日目
突如押しかけてきたしのぶ(吉高由里子)は、驚く喜多善男(小日向文世)に「足裏マッサージをさせてあげる」と意味不明なことを言い出して、足裏マッサージをさせる。すぐにしのぶは熟睡してしまい、困った善男はソファで寝るが翌朝起きるとしのぶはメモ書きだけ残して既に去っていた。

また平太(松田龍平)が善男の世話をするのは恋人のリカ(栗山千明)が莫大な借金を抱えているため、返済に善男の保険金を使おうと企んでいたからだった。

その平太の手配で元妻のみずほ(小西真奈美)の行方は明日には分かる事になり、ひとまずそれを楽しみに善男は実家へ帰り母に会って母のカレーを食べることにする。変わらぬ愛を示してくれる母・静子(加藤治子)だったが、亡き父の仏壇を使っていない善男の部屋の奥に押しやっていたり、父が帰ってくるからとカレーを父の分まで用意したり、みずほと離婚した事を知らないフリしていたりと現実逃避なのかボケちゃったのかよく分からない言動。父の事は現実逃避としても11年も前に離婚した事を記憶してなかったっていうのはボケにしか見えなかったが、そんな母の姿に善男は何を思うのか…。

母を想いボーっと歩いていた善男だが、ふいにビルの看板が落下。慌てて平太が飛びついて助けるという奇跡が発生。あまりの偶然に、平太が仕掛けた罠のような気もするが感謝の意を示しまくりの善男にとりあえず「保険はいってくんねぇかな?」と一直線に聞いてみる平太。

さすがの善男でもこの発言にはドン引き。一瞬にして一歩引いた感じになり、笑顔も固まってしまう。リカが保険の勧誘やっててノルマが…とか相手は母にでもしておけば…などと取り繕って内心必死な平太だったが、善男はどうせ死ぬからなのか固まった表情のまま一応了承。しかし、その後1人で思い悩む平太の姿も…。

そしてラストでは再び登場のネガティブ善男。動揺して叫びまくっていたところでチャイムが鳴るとまたしても足裏マッサージをさせてくれるしのぶが。これは毎度のパターンか?

一方で元妻みずほは仕事では冷酷な顔していたが、精神科医の前では幼児化して善男への恐怖を語るという初回と同じパターン。今回は新婚初夜に善男が童貞だったという事に対して恐怖を感じていたが、そこは恐怖する箇所か?逆だったなら分かるが。

善男も善男で楽しみにしながらも「良かったときのことだけ思い浮かべるんだ。いいことだけ考えながら、会えばいい。」とか考えてるし、一体何があったのかは気になる。

これ、『世にも奇妙な物語』だったら善男は善人と見せかけて実は大犯罪者で親友や妻を殺したりバイオレンスしたりしていたけどその事を忘れてました(「いい事だけ」をやたら繰り返すのはそのせい)ってオチが来るパターンなんだよなぁ。

 

鹿男あをによし 1話
大学の研究室で人間関係でモメた小川(玉木宏)は教員免許を持っていたので教授の勧めで奈良の女子高に赴任する。同僚の福原(佐々木蔵之助)と藤原(綾瀬はるか)と同じ元民宿の食堂で下宿することになる。

赴任早々に遅刻してきた生徒、堀田(多部未華子)は挙動不審な目線からマイ鹿で駐禁を取られたと笑えないギャグを大真面目に遅刻の理由に挙げる。生徒指導の先生の耳に入り、説教を受けるハメになったことで堀田は小川を敵視するようになり、次の日からは小川の取った行動が黒板に書かれているという嫌がらせが開始された。

干物女とは方向性は違うがどこか似た匂いも感じる一方的によく喋りマイペースのほほん系の藤原といい感じになり、少し変わった学園ドラマなのかと思いきや、事態は謎の方向へ。誰もいないのを確認してから鹿せんべいを食べたのにその事が黒板に書かれた。これは何故か?

冒頭から日本がヤバイだの地震が連発されているだのといったニュースが流れたり、鹿が意味深に登場しまくったりしていたのだが、堀田に面と向かって「嫌いです」と言われてがっくり来た翌日の早朝散歩に出た小川の前に鹿がCGを駆使しながら登場。やってきた鹿は突然喋りだすのだった。続く。

鹿が喋り、鹿の命令で地球を救うために奮闘するとは聞いていたがまさか喋るまでで1話使うとは。こんな分かりにくい展開で大丈夫なんだろうか?

 

だいすき!! 1話
8歳の知能しか持たない柚子(香里奈)は同じ施設で知的障害の草介(中村俊介)と仲良くしていた。だが、開始5分で草介が子供を道路に飛び出た子供を助けるためにトラックでひかれるというベタな展開で退場。ショックで倒れた柚子は検診の結果、草介の子供を妊娠していた。

まさかそこまで関係が進んでいたとは夢にも思わない家族はショック。開始7分くらいで早くもヒステリックに生ませるのは反対だと興奮気味にまくしたてる母(岸本加世子)。開始15分ほどしかたってないのに産むか産まないかでいきなりクライマックス展開。本当は喜びたいけど、状況が状況だけに反対するしかない苦悩の母に対してそんなに反対じゃない姉想いの蓮(平岡祐太)。蓮によれば家と施設の往復しかしていなかった柚子は草介と話している姿は笑顔全開で楽しそうだったという。家と施設の往復だけどころかしっかり草介の家で愛を育んでいただけどね!何から何まで面倒を見てきたと自負する割には家計のために働く母と音大のホープである蓮は昼間は家を空けていた様で意外と把握してない家族である。

結局、産む事になり母も応援ムードに。話は飛びに飛んで3ヶ月経過。この日から母は出勤するので家には柚子と生まれた女の子ひまわりのみ。保健所の勝川(余貴美子)は過去に何かあったのか、障害者の子育てに懐疑的で施設に預けたらどうかと危険を指摘する。実際危なっかしい出来事が多く、3ヶ月検診に出かけた際は帰りの電車で居眠りしてしまい駅で慌てて降りたら子供忘れてきちゃった。つーか3ヶ月検診なんて近くの保健所とかどっかでやるもんじゃないの?ド田舎ならまだしも電車で行かなきゃならないほど遠いとは不便な街である。開発に失敗したニュータウン?幸い、女子高生が見ててくれたので無事にひまわりは戻ってきた。赤ちゃんが遺失物コーナーに一緒に並べられてるのはなんか滑稽だったけど。これが施設行きの決定打になるかと思いきや一生懸命な柚子の姿に感じるものがあったのか早くも勝川までが応援ムードとなり、ひまわりはあっさりと3歳くらいまで成長。まるで1話完全完結の駆け足単発ドラマみたいな展開に。

最後には草介の妻と名乗る沢田琴音(福田沙紀)が蓮の前に登場。3年前にひまわりを見てくれていた時に女子高生姿で登場しておりどう見ても妹である。

初回は駆け足だったが今後どういう展開になっていくかは分からないのでもう少し見てみるつもり。

 

4姉妹探偵団 1話
赤川次郎原作小説「三姉妹探偵団」のドラマ化。ちょうど10年前の98年。当時の10代の人気枠だった日テレ土曜9時枠の冬ドラで天然ボケの綾子(鈴木蘭々)、しっかりものの夕里子(吉川ひなの)、金銭感覚に優れた珠美(野村佑香)というラインナップで放送され、それをきっかけに当時12冊ほど出ていた原作を買い揃えた記憶がある。既に本は売り払ってしまいキャラ設定以外は忘却の彼方だったが、まさかここに来て再びこの作品に触れる事になるとは。なお10年前の役者、みんな最近見ねぇ

原作や10年前のドラマでは確か大学生、高校生、中学生だった3姉妹を今回は姉妹を1人増やして年齢設定を底上げ。姉妹の序列も並べ替えている。真理(中越典子)、綾子(加藤夏希)、珠美(市川由衣)、夕里子(夏帆)という並びになり、社会人、大学生、フリーター、高校生となっている。キャラ設定はそのままに夕里子が末っ子になり主役に、真理に関しては完全なオリジナルキャラ。

いきなり自宅が放火され、家から妊婦の死体が転がり出た。父(竹中直人)が行方不明だったことから警察は父を疑うが父は行方不明のまま姿を見せない。父の汚名を晴らすために犯人探しをしようとする夕里子だったが、姉たちはやる気を見せない。仕方なく独自で調査を進めた夕里子は真相に近づくが、襲われてしまい刑事の国友(吉沢悠)に助けられる。やがて綾子がほのかに思いを寄せていた絵の先生で今回も事件後の姉妹を助けてくれていた美術の先生が犯人と発覚。綾子が先生に呼び出されており危ないと駆けつけた夕里子だったが、当の綾子は方向音痴で現場にたどり着いておらず夕里子が捕まってしまう。

驚異的な機転で手を縛られた状態から犯人に一撃かまし、鍵も奪取して逃亡に成功した夕里子だったが、そこに犯人の妻も共犯として登場。今度こそ終わりか、国友が間に合うかと思ったがまだガッツを見せる夕里子はさらなる反撃に出てついには2人同時にしとめてしまう。ようやくたどりつく国友。そして状況を把握してない綾子、把握しながらも全く間に合わずに何の役にも立たなかった残りの姉2名。完全に夏帆のドラマであった。

何か綾子が信じた先生が犯人だったってのは記憶にあったのでたぶんおおまかに原作通りなんだと思う。それにしても予想以上に夏帆が目立ちまくりで他の姉妹の印象が薄い。ていうか

真理いらなくね?

天然ボケが進化しすぎの綾子もまあ少しは関与していたものの、珠美は金銭にうるさい性格という設定通りにバイトに明け暮れるか札を数えているだけな上に、地味なメガネをかけてて印象が薄い。原作キャラの珠美でさえ、背景と化して活躍が極端に減らされているのに、さらに姉妹に加えた真理に至っては、夕里子を意味も無くひっぱたいた以外は何もしておらず、マジで存在意義がない。ここまで夏帆のドラマにしたんだったら無意味に姉妹を増やす必要はない。さらには市川由衣もいつもよりも年上に見えるメガネ地味っ子で、加藤は天然キャラにしてはケバめなので、夏帆だけがフレッシュすぎ、若さ全開なのが際立つ。トドメに中越典子に24歳という設定には無理があるので(実際28歳だし年齢以上に大人っぽい見た目)下手したら親戚のおばさん。姉妹にさえ見えない。何でそこまでして不要な人材を投入して4姉妹にしたんだろうか…。なんかもう夏帆のフレッシュさを際立たせるための生贄にしか思えなくなってきた。

 

未来講師めぐる 2話
肥満児の大作(高井理央)が好きな女のこのためにダイエットしようとするお話。演技は二の次で見た目重視のかなりインパクトのあるTHE 肥満児を用意したようである。満腹になったら見えるという設定のはずが早くもちょっと間食した程度でもコロコロ未来が見えるようになってしまっているめぐる(深田恭子)の能力で20年後を見てみるとそこにはイケメン青年が居た。

「F4!?」と驚くめぐるだが、肥満児は何と20年後には超スリムになっておりそのまま「花より男子」でF4の1人だった阿部力になるという。F4の魔力にすっかり浮ついてしまうゲンキンなめぐるだったが、最終的に20年後の彼は恋をした女の子と結婚するらしい。幸せなオチで終了。

そしてラストシーンになってようやく黒川智花が強烈な東北弁を披露しながら登場(黒川自身はは東京出身)。2話の途中でも随所ですれ違ったりはしていたが、まさかレギュラーキャストなのに本格登場が2話ラストシーンとはな。やってくれるぜ。

2話で早くも能力の発動条件が適当になっているのはやっぱり合わないなぁという感じだが、塾長のヅラ疑惑で盛り上がる流れとか随所には笑える箇所もあった。ただ肥満少年の姉のキャラクターとか「ぶっ飛ばしてやる」とかイチイチカメラ目線で叫ぶとかは全然笑えず。あと、生徒の中で1人だけ20年後幽霊の人がいるけどあれ何気に毎度出てくるとシュールすぎじゃね?


1月16日(水)

彼方からのメール

・大学時代のゼミのメーリングリストから飲み会の誘いが来た。来週辺りの3日間ほどの中から都合のいい日を選んでくれという旨が書いてあったのだがどうも様子がおかしい。

良く見ると「卒論提出したら」とか「このまま終わるのは寂しいので」とかいうフレーズがあり、明らかに去年の今頃書かれたものと分かる。もしかして俺は1年前に戻ってしまったのか?まずいぞ、これは世にも奇妙な世界に迷い込んだか?とあせってカレンダーを確認したら確かに08年だし、次の日学校に行ったら卒業以降に出会った仲間達もいつもどおりだ。世にも奇妙な世界ではない。現実だ。

となるとおかしいのはメールの方。全員に返信されるはずなので「何故今更これが?」と返信してみたところ友人からも「俺にも届いた」と反応があった。

日付と時期がほぼピタリ一致している事からどうやら送信されてからちょうど1年経過して、さまよっていたメールは送り届けられたらしい。何故ちょうど1年なのか、その間どこをさまよっていたのかかなり謎だ。

また、11月に1回やって「またやろうぜ!」と幹事も一緒に盛り上がっていたのに何故年明けに飲み会が開催されないまま終わってしまったか?その答えもここにあったようだ。幹事はやる気だったのだ。だが誰からも返信が無い。心折れた幹事は飲み会開催を断念したのだろう。そういえば卒業式の日にも彼の姿は無かったから傷は深かったのかもしれない(たぶん違うって)。もしくは幹事が世にも奇妙な世界へ?

 

・ZARDがボーカルチェンジして3期WANDSみたいになったと勘違いした人はどれくらいいるか気になる。一般的には知られてない曲だし、声も違うし、混乱した一般視聴者もいるのでは?


1月15日(火)

ここ最近の2008冬ドラ Vol.1

のだめSP
演奏に関しての凄さを分からない人にも凄いと分かる様に台詞で説明しまくることでギリギリ退屈な感じは避けられた感じ。でもマジ展開が多くてギャグを入れる所とのギャップが激しかった。

一番面白かったのは「負」オーラのCGかな。

あしたの、喜多善男 1日目
11年前に妻と離婚し、親友も事故死で失った喜多善男(小日向文世)。親友の命日に墓参りをした善男は11日後に自らも死ぬことを決意する。墓参りから東京に戻ってきた善男はタクシー乗り場で偶然キャバクラスカウトマンの平太(松田龍平)と知り合う。11日後に死ぬという善男に興味を抱いた平太は何かと世話を焼こうとする。

死ぬまでにやっておきたい事は何かと聞かれて妻に会うことと、出版の仕事をしていた善男が3年前仕事中に偶然会った事のあるアイドル宵町しのぶ(吉高由里子)と会ってみたいなどと話す。平太に高級マンションを借りた善男だったがそこに平太に恨みを持つ男がナイフ片手に特攻してきた。もみ合いの末弾き飛ばされた善男はそのまま芸術的にベランダから放り出されてしまう。淵に必死に捕まって思わず「助けて」と叫んでしまう善男。巻いていたバスタオルがお約束のように散っていき、ついに全裸連ドラの主役って大変だぜ

平太のコネで今は落ちぶれているしのぶに会うことができた善男。他の男とは違う無欲な姿に何かを感じたしのぶは何故か善男のマンションにまで押しかけてきて続く。

一方で、善男の元妻、みずほ(小西真奈美)。善男の思い出の中とは対照的にキスされたことを怖がっており、精神科通いしていた…。と思ったら直後には冷酷な顔で歩いていた。その後結婚した男が死に社長の座を継いだみずほには莫大な保険金が入る事になっており、保険屋の杉本(生瀬勝久)は不振に思って調べていた。その杉本の部下は、序盤で善男のバッグを盗もうとしたチンピラだったりと謎が多い。

なんか分かりにくい展開で一般ウケはしなそう。ただ死を決意した男の苦悩や悲惨さはもう1人の自分との対峙をするなど迫力ある雰囲気。善男の周囲で何が起きてどう変わっていくのかは気になるところ。正直善男以外がどんな意図をもって行動しているのかがまるで見えないのでサスペンス的要素もあって面白そうではあるが、話が意味不明すぎると厳しい事になりそう。

今のところは平太及び恋人の栗山千明は栗山の借金のために善男を保険金のカモにするつもり→行動するうちに友情が芽生えて心境に変化が…パターンだろう。小西は単純に悪女か?ただ冷静なだけか?こっちはどう転ぶか分からない。

 

未来講師めぐる 1話
24歳の誕生日を迎えた塾講師のめぐる(深田恭子)は満腹になると人の20年後の姿が見えるという能力に目覚める。飲食店で食べ過ぎためぐるは席にいたはずの彼氏が小太りの中年オヤジになっていた事に驚愕するが、次の日も満腹状態で望んだ授業で生徒が多種多様なおっさんおばさんの姿に。

祖父(地井武男)も同じ能力を持っており、何の役にも立たない自慢するだけの能力だと諭す。実際その通りで見えるだけなので何の役にも立たない。今回も生徒の1人で医大に入れと親に期待をかけられるも成績が伸び悩んでいる生徒がメインとなったが、彼の見えた将来はペンキ職人。当の本人は勉強に行き詰まりを感じており、歌手志望である事を打ち明けてオーディションで合格してしまう。さらにめぐるの失踪しているはずの父が、バレないように娘をサポートするために仕込んだ外人によって英語に目覚めた生徒(めぐるは英語講師)は英語の上手い歌手になると宣言してテレビの素人オーディション番組で歌うのであった。

祖父によれば@を20個つければ20年後の生徒へメールが送れるらしい。試しためぐるの元には金髪美女と結婚したという写メが届くのだった。終わり。

そんなわけで先が見えても「へ〜こうなるんだぁ」と分かるだけ。正直内容が何も無いドラマである。能力に意味が無いのだから話なんてどう転んでもいいわけでこんなんで連ドラとして話が持つのか不安になってくるが脚本がクドカンなので何でもアリでハチャメチャなノリだけで乗り切ってしまうのだろう。深田恭子で何とか見れたがやはり相性の悪いクドカンのセンスには笑えない部分が多くて今後次第じゃリタイアになる可能性も高い。ていうかレギュラーのはずの黒川智花が出てこないじゃないか!(次回から出るらしい)

 

SP 9話
年をまたいだこともあり、前回の後半部分を詳しくやっただけで事件は起きなかった。どうもテロリストだけで数名は動いてる模様で次回は凄い事になりそう。

 

薔薇のない花屋 1話
ビデオレターの映像に映るのは彼女(本仮屋ユイカ)。英治(香取慎吾)の妻であり、娘の雫(八木優希)を産むと同時に亡くなった。それから必死に子育てしながら生きてきた英治は現在では花屋を経営していた。彼女は薔薇が好きだったようだが、彼女の死が原因なのかこの花屋には薔薇は置いていない。

また、けっこう大人っぽい発言をしたりと小学2年生という年齢以上にまっすぐ育ったはずの雫は何故かパペットマペットになってしまい、常に頭巾を被っているという奇行に走っていた。こんなんじゃさぞイジメのターゲットにロックオンされているかと思いきや、小野(釈由美子)が担任を務めるクラスではこのパペットマペットの仮装込みで雫が大人気どころか超人気。転校生の少年はすごくまともな感性をもってして「何で被ってるんだよ?」と疑問を抱く。ただこの少年、性格に問題があったようでかなり有無を言わさぬ口調で強引に袋を剥ぎ取ったからさあ大変。

英治が学校に駆けつけると絆創膏だらけの転校少年が。平謝りの英治だったが小野は「違うんです」を繰り返す。聞けばクラスの連中にボコられた挙句に他のクラスの子まで加勢してきてボコにしたという。頭巾少女、雫の大人気ぶりを呑気に伝える小野だが、早くも奇妙な野島ワールドが展開しまくり。英治が雫がいる教室にやってきて雫が英治に飛びつくととそれだけでもう雫ちゃんコールが巻き起こる。何か変だよこの小学生たち…。

結局この頭巾、頑なに取ろうとしなかったのに終盤で英治が母親についてしんみりと語り、雫のおかげで生きる意味があるんだみたいな話をした途端に用済みとなった。要するに雫は英治が自分の顔を見ると母を思い出して辛いだろうから頭巾を被っていたんだけど、英治が自らの想いを語った事で必要ないと理解したということか。演じる子役も顔も明かされていなかったのがついに解禁となったわけだが、引っ張った割には格段にかわいいわけでも、かわいくないわけでもなく、顔に傷があるとかそういう背負ってる系の子でもなくどこにでもいそうなごくフツ〜〜〜の子だった。恐らく多くの視聴者はそのあまりの普通ぶりに何か言葉が無かったのではないだろうか。

一方で冒頭に雨の中で店で雨宿りしていた事から英治と知り合った盲目の女性、美桜(竹内結子)。雫とは気の合いそうなはっきりした性格で英治の心を奪うような台詞を連呼していたが、盲目にしては登場当初から行動に不振な点が目立つ。比較的冒頭で病院の院長である安西(三浦友和)が英治に関して探りを入れているようで、誰かに指示を出していたのでこれは英治が送り込んだスパイなんていう超展開じゃないかと思っていたら、裏付けるように美桜の不可解な行動はエスカレート。

引越したばかりという家に大量の家具がやってきたのを見えないはずなのに綺麗に整理していたりしているうちはまだドラマとしての不自然さで片付けられる話だったがついには安西の病院で思いっきり働いている姿が出てきた挙句に、最後には安西に直接指示を受けている姿まで登場し、盲目さえも全部演技の諜報員である事が完全判明した。初回くらいはごまかすのかと思いきや完全バレ。妙に英治に対して怒りを燃やしている安西は美桜の弱みでも握っているのか「君に選択権は無い」などと言い放ち、英治の全てを奪うように命令していた。

想像できる範囲では死んだ妻の本仮屋ユイカの役名が明らかになっていないので安西が父親で娘を惑わせた英治を恨んでいる…ってのが自然か。ただこの場合は雫が小学2年生になるまで、要するに本仮屋ユイカが死んでから7,8年の長期にわたって潰しにかかっていなかったことになり、悠長すぎる感じも。それは違うか?


1月14日(月)

冬休み終了

・冬休み終了を前にして日曜日は一足先に体験入学のバイトに。帰りにカーネル・S・マルオ氏から電話があり、新宿やら秋葉原やらに電車で行かないかと言われるも、タイミングと予定が合わず断念。

だがカーネル・S・マルオ氏が出発を遅らせたために間に合う。だが定期が切れているこの日は気が乗らなかった。何せここで電車を使うと今日働いた分の給料が東京2往復の電車代だけで目に見えて無くなってしまう。さすがにこれは虚しい。交渉の末に車で行くことに。GINGHAMボーカルに先日ラジオでかけた音源をミックスしたものを渡し(すぐ去ったので俺は逢えず)、実はメモリーカード読み込みがぶっ壊れていたねとラジオ録音機材であるH4を修理に出してラーメン食って帰宅。

・貴方が選ぶ2007音楽ランキング。他の作業で集計遅れてたんだけどシングル編だけ公開。どうだろうか、けっこう意外なところに票が集まった印象だ。アルバム編以降はまだまとめてないのでまたけっこうかかると思うけど忘れずに待っててね。

I WiSHが一夜だけ再結成するそうで。で、新曲含めたシングルが出るのはいいとして全音源収録のコンプリートコレクション3枚組も出るらしい。アルバム2枚で解散しちゃっただけにベスト盤も出しにくい状況から一転、解散から1年待ってのベスト盤と今回の全曲集。タイミングがあまりに絶妙すぎる

・カウンターまた死んだのでジオシティーズに最初からついているカウンターを仮設置。ていうか死んでた時間を考慮したらもう50万アクセス突破してるんじゃね?


1月12日(土)

シーズンY

24のシーズンYを一気に見終える。先が気になって一気に見てしまうのでとにかく疲労が激しい。2日でDVD5本+別の映画2本はきつかったぜ…。

にしても今回のシーズンは不自然なところが多かった。久しぶりに復活したキャラや立場を変えて継続出演してきたキャラなどが特に大きな見せ場も無くバタバタ消えていってしまった。特に終盤で消された彼などは一体何で殺されたのか意味不明。敵側にしてもなるべく被害は出さずに仕事を済ませて消えたかったはずなのに、いきなりズキューンって…。

それよりも謎なのは中盤過ぎのテロリストの1人で、捕まって恩赦を理由に協力。別の敵を捕まえるために発信機を仕掛けてオトリに出したのだが、敵に逢った途端に寝返っちゃった。ここまではまあ敵らしいガッツなのだがこの後が意味不明。発信機を仕込まれた腕を切断してまで逃走したのに、直後に人の多い場所で「こいつテロリストだ!」などと叫んで仲間を裏切って自分は逃走。しかし腕の痛みが響いてそのまま人知れず波打ち際で絶命。登場人物の誰にも触れられずに散っていったシリーズ史上最大に何がしたかったのか分からない犯人だった。

なんか本来なら今月放送予定のシーズン7は脚本家ストで延期になってるとかだが今後が少し不安だ。まあそれでも日本のサスペンスに比べれば圧倒的に面白かった。


1月10日(木)

ビジュアル系

・学校の友人がビジュアル系ライブの企画をやる事を発案。うちの学科からは誰もビジュアル系好きがいないので、頓挫しかけたが、ライブ企画を専門にやっている先生がノリノリで他学科からもスタッフを募ってきて実現へ向けて動き出した。うちの学科からも距離の近い俺含めて男女3名がスタッフとしてやるんだかやらないんだかな状況に。

そういうわけでビジュアル系ライブとはどんなものなのか?を把握するためにビジュアル系興味ない組のうちの学科の3名がリーダーである彼の手配でライブを見に行くというのが今回の主旨である。

興味も無いライブに3500円の出費はなかなか痛かったがこれも仕事みたいなものだ。生涯触れることなどなかったであろう文化に3500円で触れられるある意味で貴重な体験なのだからまあこんな出費もありだろうと俺にしては過去に無い勢いで前向きにTHINK!

で、まずはイベントをやるという新宿のライブハウスを見学してあまりの狭さに驚愕した後に時間つぶしでカラオケしてから渋谷にあるライブハウスへ。複数のバンドが3曲ずつくらい出演するというイベントのようだ。

まず待っている客が10代女子ばかり男子がいない。少なくともビジュアル系ファンであるリーダーでさえ男性であるという時点で浮いているのだ。この時点で明らかに対極にあるフォーク系の風貌をしている俺は浮きまくり。まあそれ系の女子が多いだろうとは思っていたが、男子が全くといっていいほどいないという状況はあまりに予想外。

で、戸惑いまくりの中でライブ開始。見た目自体はホラー系とかハイパーロンゲのX JAPANみたいなのとは違って、SHAZNAのような女装系である。だがこれも予想外の展開を見せる。Janne Da Arcまではいかなくてももう少しメロディーが聞きやすい系統なのかと思っていたのだがひたすら爆音鳴らしまくって、ファンは狂ったようにブンブンとフリをして盛り上がっているのだが、メロディーが全く残らない。歌詞にいたっては何言ってるかさえ分からない。スピード感と爆音だけがあるというパターン。どうも区分は分かれてきて聞きやすい、聞きやすくないの区別ももう少し細分化されるらしいのだが(「さっきのはダメだったが次のは聞きやすいよ」と言われても全部同じにしか聞こえない)、とにかく楽器を鳴らして叫んでいるだけにしか思えず。

単刀直入に言えばうるさいだけ…。

当然、ZONEの武道館解散ライブでさえ難聴になりかけた俺の耳がうるさいだけの爆音に耐えられるはずが無いのでノイズ除去機能付のイヤホンを装着。これがけっこう使えてまずイヤホンしただけでも耳栓効果がある上にさらに音を抑えるのでかなり聞きやすい音量にまで下がって乗り切れた。なお装備なしの2名は俺よりはライブ慣れしているものの、脱出後には「耳が!耳がぁ!!」となっていたので想像以上だった模様。

結局、延々22時くらいまで続くらしいがもういい加減辛くなってきたので3人で脱出。リーダーは残り、ライブの渦の中へと消えていった。

そんなわけでいい経験にはなった。だが、どこかいい所を感じ取って少しでも理解しようとしたが、残念ながら全く理解する事は出来なかった

なお前の空間は全員が祈りをささげるかの様な壮絶なフリを一心不乱にしまくるステージ、後方はそれには乗り切らずに比較的立ち尽くして見ているという空間に別れていた。後方は絶え間なく出入りがあったのでいつでも脱出可能。この辺はリーダーが我々に配慮してくれてそういうライブを選んでくれたらしい。感謝

自分が全く理解できないものに熱狂する人たちってのは何か興味深いものはあった。何故こんな俺にしてみればうるさいだけでメロディーにも良さを感じられない中であんなにノレるのか?という単純な疑問。良さの観点が全く異なっているという根本的な違いがそこにあるわけだけど、そういうのって実に面白い

まあでもどっちかつーと好みよりもトランス状態に入れるか入れないかっていうところだと思う。ライブ全体にいえることだけど爆音を心地よいと感じられるか、否か。性格とかじゃなくて単純に適正の問題。俺はライブ適正が全くないのでダメだったが、もう1人の子は「ライブ行くとみんな良く聞こえて好きになる」と言っていて、一部の曲に関してはいいと感じられたそうだ。まさにそれ。俺と対極でライブ適正があるのだろう。

そう考えながら振り返ると俺が本当に心から感動したのはFOVの解散ライブだけだったかもしれない。あれでも熱狂している人に比べれば半分以下の熱狂度ではあったと思うが、それでもあれが俺の中では一番だったなぁ。ZONEでさえ、爆音と割れてたコンタクトのゴロゴロ等悪条件にやられて熱狂どころか死にそうだったし。

それにしても少しでも慣れたり良さが見出せれば…と思って行ったのにむしろ印象が悪くなってしまったのはどうしようかな…。モチベーション上がらなくね?とりあえず「生涯二度はない貴重な体験」というポジティブな理由で無理やり上げるか。


1月8日(火)

愛は暗闇の中で

・ZARDのこの曲を知っているだろうか?来週からOA決定の「名探偵コナン」OPだそうである。「グロリアスマインド」になってから日は浅いはずだし、特番などもありかかった回数はさらに少ないはずだが謎の変更。

で、この曲はデビュー曲C/W(1stアルバムにも収録)。初期型のロックナンバーである。最初期は方向性が定まってなかった事もあってロックナンバー中心だったのだがその中では最も中心を行っているアップテンポな曲だ。ただ08年現在になって聞くとけっこう古さも感じるロック具合である。

なんでいまさらこの曲を?

意味が分からない。今度のリクエストベストにも選ばれていないし、C/Wベストへの布石か?シングル一斉マキシ化再発は以前にBOXセットでFC限定と後のライブ会場限定で売っていたが、一般発売をする可能性もある。アルバム収録はされているだけされてない無名のC/Wよりはマシだが、1stだけに知っている人はけっこう少ない。

先日のBEST OF BEST 1000のライナーといい、黒いビーイングがまたここに来てその本性を現すというのか…。

ちなみに坂井泉水セレクションと言いながら選曲に改変が加えられた昨年の「Soffio di vento Best of IZUMI SAKAI Selection」。本来の坂井泉水セレクションだった「LOVE&POWER」には『愛は暗闇の中で』がしっかりと入っていたという。

然るに今回の理由は「コナンが大好きだった坂井さん」(定番文句)、「好きな楽曲にも挙げていたこの曲を主題歌に抜擢!」みたいな流れを作る事が予想される。

本当勘弁してよ。未発表曲ラッシュという奥の手もまだ隠してるし。


1月7日(月)

幽遊白書FOREVER

・05年に発売されたこのゲーム。スーパーファミコン時代の4本のソフトは持っていたのでこれも欲しかったのだが評判が微妙だったので見送っていたのだが、中古での値は1000円まで落ち込み、さらに500円の割引券を入手したので500円で入手する事に成功した。本当は「超ドラゴンボールZ」を500円でゲットしようと思っていたのだが1本も無かった。早いうちから値崩れしていたので安くしすぎて逆に売切れてしまった模様。

原作再現ということでストーリーモードはCG映像と当時のアニメ映像を駆使した予告映像などでかなり気合が入っている。最近のドラゴンボールシリーズでの人形劇よりはマシ。まずドラゴンボールでは、戦闘画面を流用して作っているみたいなので同じ画面に2人以上のキャラが登場できない。ナッパ戦など大勢で戦っていた場面でもナッパと味方誰か1人しかいないという不自然な見た目になってしまう。今作ではちゃんと複数の人間が画面内にいるので違和感が少ないし、それなりに表情パターンもある。まあキャラが少ないので戦闘がかなり減らされてストーリー削りまくりのは気になるが、ちゃんと仲間の中から誰で戦うかを選べる。「ドラゴンボール」シリーズで願い続けながら1度も果たされていないシステムがあっさりと施されている。しかも見るたびにパターンが違うという。

しかもギャグも忘れない。復活した戸愚呂兄を倒すために何故かコエンマの部下のジョルジュ早乙女が登場。宴会芸やコエンマが決勝の時に「ワシの出番が来たらいつでも逃げる準備は出来ているからな」と装備していた脱出ロケットを使ってコエンマに突っ込ませる超必殺技、さらに一撃必殺では最終回で明かされた実はアニメナレーターもジョルジュだったことを生かして勝手に自分が勝ったナレーションをして勝ってしまうという超展開技を披露。

これは面白いじゃないかと思っていたら暗黒武術会編が終わった辺りから暗雲が。次の仙水編が出てこないのだ。修行モード10人抜きバトルが新たに追加されて、「珍しい客が来てるよ。幽助を呼んできな」という謎の表示が出たので幽助で9人抜きを達成すると唐突に仙水が登場。舞台が魔界になり「ようこそ魔界へ」とか言い出した。どうやらこれが仙水編らしく、こいつを倒すとそれぞれの魔界編がプレイ可能になった。何だコレは…。分かりにくい。

魔界トーナメントでは負けると原作エンドになり、1度負けないと煙鬼が使用可能にならない。これも分かりにくい。また原作では負けた相手に勝ち進むと決勝で煙鬼と対決して優勝できてしまう。この辺りで既に原作再現どころかオリジナル全開。蔵馬編に至っては時雨との対戦もなく、黄泉との確執も無さげで単に旧友同士の戦いみたいな完全オリジナル展開。元々原作が話を全てカットして後日談だけで終わらせた程の展開だったので仕方ないといえばそうだが…。

優勝すると、夕焼けの海でのアニメラストシーンをそのまま収録。幽助は桑原に「魔界の王になるんじゃなかったのか?」と突っ込まれ、「次はな!」と答えるシーンも。たった今ゲームでは魔界の王になって挨拶してただろ!

ここまで来ると単純な戦闘システムに飽きてきてこのゲームが評判悪い理由も分かってきた。つーかわずか数時間で全クリ可能ってどんだけ内容薄いんだよ…。


1月6日(日)

ネットデジオ復活

・クリスマスお台場で復活予定だったネットデジオも風邪で流れ、年明けしてしまったがようやく9ヶ月ぶりの復活となった。詳しくはネットラジオのページで語られているが、それにしても今回のギターはチューニング合ってねぇな…。

とりあえずカーネル・S・マルオ氏、23歳おめでとう。

・「二人のアカボシ」で紅白にまで出場したものの1発屋になっていたキンモクセイ。昨年には初のベスト盤をリリースし、年明けからはベスト盤ひっさげてのツアーとのことだったがこれをもって活動休止が発表された。

シングルのリリースも年1枚ペースにダウン。昨年はベスト盤とカバー盤はあったが、オリジナルは05年末のが最後。休止理由も不明確でこれは単純に切られたのではないかと思えてくる。また残念な休止がひと〜つ…。


1月4日(金)

ナイター

3日夜は父、弟、いとこと4人で新潟の石打丸山スキー場へナイタースキーに行ってきた。ナイター規模が小さくなっていく昨今の経営事情の中では滑れるコースも多いための選出だったが何気にここに来るのは初めて。湯沢の街のベース部分からコースが始まっているため3月の卒業スキー旅行の時は、既に草むらと化しているという仮死状態が印象的だったが連日大雪とのことで、安心な雪の量で滑り始めは雪質も良く、滑った後に雪煙がフワッと出てくるという素晴らしい状態だった。

だが、気温が高かったのか天候が悪くなってきて降ってきた雪は埼玉県レベルと変わらない大粒の水分たっぷりの雪。新雪として積もってもブレーキがかかってしまい、ましてや非圧雪部分へ突っ込むと身動きがとれなくなるほどで雨とさほど変わらない春先に降るような雪をダメにする雪。こうなってしまうと少し厳しかった。

それでも十分に楽しんで、渋滞も緩和した深夜に帰還。停滞状態の体調では一時厳しい状態にもなったが、まあ何とかなるレベルだった。ただ体力不足がきついぜ。


ナイター時の最高地点より

にしてもこういう夜の画像って逆に最新の携帯だとうまく撮影できないんだね。元旦の「神社が無い」写真も高性能のカーネル・S・マルオ氏の携帯では頑張っても彼のページにあるような白黒写真になってしまう。今回も俺の携帯がダントツでしょぼく、みんなの10分の1の画素数くらいだったのになんだかんださらっと闇の中で撮れたのは俺の携帯だった。機能が良すぎると逆に色々余計な部分まで捉えてしまってダメなのかな。


1月2日(水)

おみくじ2008

・毎年恒例のばあちゃん家めぐりの際のおみくじ勝負。誰と勝負するってわけではなく自らの運と勝負するわけである。

とりあえず、ここの神社は変わらぬ姿で健在していた。そうだろう、それが常識だろう。

だいたい毎年その時の空気で流れみたいなものがある。今年は何かとにかく普通だった。流れが来ているわけでもなく、かといって悪い感じもない。こうなってくるともう勢いしかない。いつもは箱の中でガサガサと決めかねて勝負するのだが今年は瞬発力で勝負

スパッと手を入れて最初に触れたのが今年の俺の運だ!

でやぁ!!

 


中吉

普通、だぁ!!

 

願望→他人の助により望み事叶う急ぐな

待人→早く来ず音信あり

争事→十分でない 控えよ

学問→雑念をすて目標をたてよ

恋愛→自己を抑えよ

病気→信心せよ 治る

縁談→俄かに向うの心が変わる 心和にもて吉

まあだいたいこんな感じ。総評的な部分には何か煩い事が起きて心痛するが、心正しく身を慎めば音信の途絶えていた縁者か他人の便りがあって喜び事が出てくるという。何事も運に任せてあまり思い煩うな、と。

そういうわけで決していい事ばかりではないが、プラスマイナスでちゃんとゼロになるということか。悪くない。どうやら遠方から救いがあるようだが、誰だろうか?つーか良く見ると縁談は良くないな。自己を抑えよって何だ?どういう意味なんだ?相変わらず体調の方は信心すれば治る。信心が足りないのかな?足りないかもな…。

そんなわけで今年も何とか生きていきましょう。


1月1日(火)

こんにちは2008年 いきなり衝撃Mix

・08年になりました。今年もよろしくお願いします

さて過去何度もタイトルが変わってきた「世紀始な日記」ですが(特に最初の1年は毎月変えていた)、04年に現在のスタイルになり、2年間は「原始的」として運営。

06年は「いつまでも」、07年は「どこまでも」と続いてきました。今年は「果てしなく」ということで、まあ大方の予想通りの展開になっていますが、それに加えてついにFINAL EDITIONです。以前もファイナルを銘打って結局「セカンド」とか言い出して変わらなかったってのがありましたが今年で「世紀始な日記」シリーズはもういい加減完結しようではないかと。だってもうそんなに世紀始でもないし。00年代も8年目ですよ?そろそろ次の展開へ行こうぜ

そんなわけで今年が正真正銘FINALな世紀始な日記を今年もよろしくお願いします。

 

・31日は結局紅白をずっと見ていた。出演者の微妙さの割には今年の紅白はけっこう「決められている」感を薄くして寒いノリもなく、頑張っていたと思う。いきなり鶴瓶の頭部のドアップから始まったり、自由度の高い漫才のようなやり取りから始まったり。さらに余韻の無い曲の後をフォローして終わった直後にインタビューしたり、楽屋に行ってみたりと自由度の高い流れが実現していたので驚いた。

ここで鶴瓶がSMAPの曲を「睾丸ファイター」と下ネタを発したと日刊スポーツが早速年内のうちからネタにしていたが、俺には「こうだんファイター」と聞こえた。要するに中居と倖田の恋愛ネタに絡めて「倖田んファイター」と言ってからかったのかと思ったのだが…。倖田の歌った後もしつこく「かわいいですよね?」と3度くらい繰り返して中居に迫ってたし。どうなの?

モーニング娘。は相変わらず全く馴染みの無い顔ぶれが「LOVEマシーン」を歌うという世間的にはカバーのような違和感。Berryz工房も℃-uteにも最悪の展開が待っているかと思われたが直後にかなり短かったがそれぞれの持ち歌も歌わせてもらっていたので良かったね。ただうちの家族は完全にしらねーよこいつら誰だよ?モーニング娘。でさえもう誰も知ってる人いないのにこの子達はどういう関係?みたいな感じだった。世間一般の反応だろう。プッチモニやタンポポみたいな派生ユニットだと勘違いしている人も多いのでは?

序盤は「さそり座の女」をダンス調にアレンジしたり、ド演歌のバックで筋肉ミュージカルが演技を披露したりと曲よりもバックで客を逃がさない気合の入ったステージが続いた。ド演歌と筋肉ミュージカルはテンポも合ってないし、あれじゃ曲がおまけになってるどころか、曲など眼中になくなると思うんだけどあの演歌歌手の人たちはあれでいいんだろうか?

企画「おしりかじり虫」は必死の宣伝でさりげなく15万枚も売ったとはいえ「だんご三兄弟」程の浸透率はなく、時間も予想よりも短く、あの機械ボイスも聞こえなかった。それこそ出演者総出演で踊らせるのが今までの寒き紅白だったが、それもやらず。何はともあれこの効果で20万枚到達が目安か。必死にブームを生み出す様はある種感動的でもあったがホントよく頑張ったよ。

アキバ枠は思ったほどまとめられてなかったし、ちゃんとネット発のリアとブログのしょこたんと説明していた。けどリア・ディゾンの歌がガタガタ。しょこたんの意外なパワフルさが際立つ程で、緊張のせいなのか表情も硬いし何だか歌手としては生き残れない気がしてきた。

米米CLUBはあーいうポップな楽曲の浸透が結果的に解散を招いたとかだったはずだが、あんなに狙いまくりな選曲で良かったのだろうか。ジェームスさん、あれじゃ何のためにいたのか…ダンサーも2人だけと大所帯の印象が強かったのに人数が最小限だったし。

絢香の後は絢香×コブクロまで披露するという予告に無い展開が。やはり07年のヒット曲はこれだし、これがないとね。

この後、睡魔が…。

目が覚めたのはZARDメモリアル。何か思いっきり大阪が活動の拠点とかいう事にされてたのは何故だ?それはGIZAの拠点だろうが。けど、テレビサイズに編集した3曲を披露。映像と歌にあわせての生演奏。不思議な感じのライブである。それにしても生前「ミュージックステーションに出たいと言っていた」「紅白に出たいと言っていた」というのはどこまで本当なんだろうか?オファーはずっとあったはずだけど(特にシドニーの時)ビーイングの方針で拒否させられていたとでもいうのだろうか…。

ドリカムの前にやたら感動的な「千の風になって」とかやたらと死者に関する思いをこめたような曲が続くので美和さん、号泣するんじゃないかと思ったが比較的笑顔で乗り切っていた。

SMAPは「Dear WOMAN」をサビだけ披露。マイク離し気味なのにやたら中居のマイクの音量がでかかった。

ラストは阿久さん追悼で作詞曲4連発。普段作詞者なんて全く称えないのにこの人は随分と凄い人扱いされるのはリアルタイム世代じゃない俺からすると不思議なんだけど(特にこの場合はまるで作曲までしたかのような勢いで称えるもんだから)、確かにこの人の作詞曲は知ってる曲が多いなぁ。

で、最後は「世界に一つだけの花」大合唱。実質SMAPがマイクを握っており2回フルで歌う結果に。マッキーももう少し目立つかと思ったがイマイチ。マッキー1人でこの曲の振り付けをしようとしていたような姿が一瞬見えたが、誰もそのような動きを見せないのであきらめたご様子。これも以前の紅白だったら練習させて全員で振り付けしてたはずだが…。

当初から優勢だった白がそのまま勝利。かつてはボール換算で大量の票を会場やネットで獲得しても数個分にしかならず、審査員1人で球1つ分という圧倒的権限を持っていた審査員の方々も客1人と変わらない1票に。なんか果てしないスケールでグレードダウンしてないか?審査員。全部デジタルで集計開票して東京タワーを白に染めるというのはハイテク時代の賜物だが、何だかこれはこれで寂しい気がする。03年、紅の投げる球が1つも無いという手動と審査員権限、球投げがあってこその伝説の光景ももう見れないんだなぁ。

何はともあれ去年までと比べて格段に進化したというか、時代に合わせようとしてきた感じがしたので出演者がしょぼかったのにけっこう面白かった。

 

・そして年明け。カーネル・S・マルオ氏から連絡があり、近所の神社に初詣に行こうという話になる。ここ2年は何らかの事情で行っていなかったので05年(氷点下バドミントン&ドラゴン花火の時ね)以来となる。

しかし神社に向かった我々の前には予測不能の光景が広がるのだった…。既に1時を回っていたとはいえ妙に静かだった。明かりもあまりないし、人の気配があまりないのだ。妙だなぁと思いつつも歩を進めた。

神社の敷地内に入っていく。だが、

 

砂利の広場があるだけ

 

だった。「あれ?もう1つ向こうだっけ?」と木々の向こうまで行ってみる。木々は記憶にある2年前に比べて伐採されまくっていて見覚えのない車も通れるスペースが設けられて駐車場になっている。墓苑という文字はあるのだが…。

!?

もう一度戻ってみる。位置的に考えてもやはりここで合ってるはずだ。良く見ると石仏群とかお地蔵さんが並んでるのとか水が出てる所とか2年前に見覚えがある。あっち側の入り口からやってきたのだ。今回は逆からやってきたので一瞬分からなかったのと2年前は雪だったので白銀の世界だったが、確かにここだ。ためしに検索をかけてみたところ、在りし日の姿を納めた写真があった。


こうなってるはずだった

 

 

 

 

 

 

08年1月1日の現実

 

 

 


な、なーんも無い…!?

 

 

こ、これは…?

 

 

 

 

 

神社が無くなってるぅぅぅぅぅ!?

 

 

 

 

 

 

 

というわけで神社が無くなっているという予測不能の光景が広がっていたのだった。よく見ると横にはプレハブの小屋が。これまた同じページで昼間の様子を写した写真を発見した。


超サイヤ的にプレハブ

 

 

!?

 

近代的というかこれはもうプレハブ以外の何者でもない

 

 

上の写真でも確認できるが、暗闇の中で我々が目をこらすと、闇夜に浮かび上がるアレを発見した。

 

 

 

プレハブ賽銭箱

 

 

 

 


08年型プレハブ賽銭箱

 

 

これぇ???!!!

 

 

 

どうするよ?と2人でしばし固まる。やはり何も無いことに戸惑った様子の中年夫婦は仕方ないのでここにお賽銭を入れて去っていった。

これしかないか。ということで戸惑いながらもご縁があるようにという20世紀から変わらないギャグのような精神で5円玉を取り出す。

 

さて、と…。

 

 

うん。

まぁ…プレハブ…だし、ね?

 

 

 

 

ガランガランも無ぇ…。

 

 

 

 

 

もはや祈るしかない。

 

 

 

 

 

 

 

健 康 第 一

 

 

 

 

 

貴方の街の神社はちゃんとそこにありますか?これからの時代は神社も突然無くなるハードな時代なのです。

ちなみにその後、もう一軒はしごして何とかガランガランもあるところに行って来たけど人影皆無で新年な感じ皆無だった。

皆さんにとっても良い年になる事を祈りながら元旦を終えたいと思います。

 

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