Flow Kyoko Fukada Remixes
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | Remixed by | 備考 |
1 | イージーライダー"Groove That Soul Mix" | 黒須チヒロ | 深沼元昭 | 日高智(GTS) | 2ndシングル |
2 | キミノヒトミニコイシテル"Jazztronik Mix" | 小西康陽 | 小西康陽 | Jazztronik | 6thシングル |
3 | 恋する胸のため息"Ram Jam World Mix" | 岩里祐穂 | 朝本浩文 | 朝本浩文 | 2ndアルバム『Universe』収録曲 |
4 | アメリカン・ショートヘアー"Soul Bossa Trio Remix" | こなかりゆ | 福原まり | Soul Bossa Trio | 2ndアルバム『Universe』収録曲 |
5 | 最後の果実"Brent Mini's Haunted Mix" | 黒須チヒロ | 小森田実 | イズタニタカヒロ | 1stシングル |
6 | People"Child's View Mix" | こなかりゆ | 松本俊明 | 竹村延和 | 2ndアルバム『Universe』収録曲 |
7 | ルート246 "キョーコとよしおの東京ラヴストーリーmix" | 小西康陽 | 小西康陽 | DJ よしお | 7thシングルC/W収録Ver. |
リリースデータ
2002年8月21日 | 100位圏外 | Produced by Tempei Matsubayashi | ポニーキャニオン |
深田恭子リミックスアルバム。『Universe』から9ヵ月ぶり。結果的に2002年5月にシングル『ルート246』リリースが本人稼働の最終新曲となり、今作が歌手活動最終作品となり、以降CDはリリースされていない。「イージーライダー」「キミノヒトミニコイシテル」はC/Wや『Universe』で発表済みのリミックス音源ではなく新規リミックス音源だが、「ルート246 "キョーコとよしおの東京ラヴストーリーmix"」はC/Wに収録されていた音源そのままとなっている。また今作が最終作となったため「ルート246」オリジナルはアルバム未収録のままとなった。シングル『ルート246』が28位と最低売上・順位を記録していた上に、今作は本人稼働の無いリミックスという事もあってあえなく100位圏外となった。
「恋する胸のため息」は原曲のアレンジャー朝本浩文がリミックスも担当している。基本的に打ち込み電子音主体のトラックメイカー系リミックスだが、「キミノヒトミニコイシテル"Jazztronik Mix"」ではドラム、パーカッション、ギターの演奏者がクレジットされており、「アメリカン・ショートヘアー"Soul Bossa Trio Remix"」もキーボード、ギター、ウッドベースの演奏者がクレジットされている。
「最後の果実"Brent Mini's Haunted Mix"」はボーカルも加工されていていかにもトラックメイカー系リミックスのようないじり具合だが、歌はほぼそのまま残した別アレンジっぽい仕上がりが多め。前述のようにわざわざ演奏者を呼んでいる曲もあるので、全体には別バージョン集としてBGM的に聞きやすい内容だが、数少ないシングルを選ばずに『Universe』から3曲も収録しているのは謎。正直そんなに印象の残っていない忘れていたようなアルバム曲だし、これをやるなら「スイミング」と「煌めきの瞬間」とか『moon』からも…。
レコード会社も異なるが広末涼子も2000年発売のシングルが最低売上を更新した後にちょうど1年前の2001年8月に同じようなリミックスアルバムをリリースしていたが、シングルがコケてもう次のシングルは無い(=歌手活動撤退)という英断が下った後の最後の企画をトラックメイカーに委託したリミックスアルバムにするというのは何か企画が通りやすいとかあったのだろうか。広末はその後全曲集アルバムを出してそこに新曲を収録して完結、さらに後年になって以前のシングルベストに追加収録してベスト盤を再発する事が出来たのに対して深田恭子は今作が最終作のままでありベスト盤すらリリースさせてもらえなかった。ポニーキャニオンは歴代色々な独自シリーズベストを企画しており、主に昭和の所属者のベスト盤は軒並みリリースしてきているし、加えて『GOLDEN☆BEST』シリーズにも参入しているので、とっくにベスト盤がリリースされていてもおかしくないのだが一向に出る気配がない。2023年までサブスク解禁もしていなかったほどで、音楽活動をやっていた過去は封印気味で新たなリリースは事務所が止めているのだろうか…。
印象度★★★☆☆
2024.9.3更新