Dear MAGNUM COLLECTON 1999
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 追憶の雨の中(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 佐野日出夫 |
白浜久 | 1stシングル 100位圏外 remix |
2 | 風をさがしてる(TV Special/'95 Style) | 福山雅治 | 福山雅治 | 中村修司 | 3rdシングル 100位圏外 未発売音源 |
3 | ただ僕が変わった(remix) | 福山雅治 | 後藤次利 | 後藤次利 | 4thシングル両A面曲 remix |
4 | Good Night(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 松本晃彦 | 5thシングル 最高9位 売上31.2万枚 remix |
5 | 約束の丘(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 星勝 | 6thシングル 最高15位 売上9.2万枚 remix |
6 | MELODY(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 斎藤誠 | 7thシングル 最高5位 売上59.3万枚 remix |
7 | 恋人(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 佐橋佳幸 | 8thシングル両A面曲 remix |
8 | 遠くへ(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 小原礼 | 5thアルバム『Calling』収録曲 remix |
9 | Marcy's Song(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 佐橋佳幸 | 5thアルバム『Calling』収録曲 remix |
10 | IT'S ONLY LOVE(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 斎藤誠 | 9thシングル 最高1位 売上117.6万枚 remix |
11 | 1985年 Factory Street 夏(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 小原礼 グレッグ・アダムズ |
6thアルバム『ON AND ON』収録曲 remix |
12 | GLOAMING WAY(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 小原礼 グレッグ・アダムズ |
6thアルバム『ON AND ON』収録曲 remix |
13 | 明日へのマーチ(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 小原礼 | 6thアルバム『ON AND ON』収録曲 remix |
14 | Dear(remix) | 福山雅治 | 福山雅治 | 小原礼 | 6thアルバム『ON AND ON』収録曲 remix |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | HELLO | 福山雅治 | 福山雅治 | 佐橋佳幸 | 10thシングル 最高1位 売上187.1万枚 |
2 | Message | 福山雅治 | 福山雅治 | 斎藤誠 | 11thシングル 最高1位 売上93.9万枚 |
3 | 今このひとときが遠い夢のように | 福山雅治 | 福山雅治/ Char |
Char | 11thシングル両A面曲 |
4 | Heart | 福山雅治 | 福山雅治 | 富田素弘/ 福山雅治 |
12thシングル 最高3位 売上57.0万枚 |
5 | you | 福山雅治 | 福山雅治 | 富田素弘 | 12thシングル両A面曲 |
6 | Like A Hurricane | 福山雅治 | 福山雅治 | 松本晃彦 | 12thシングルC/W |
7 | 巻き戻した夏 | 福山雅治 | 福山雅治 | 松本晃彦 | 7thアルバム『SING A SONG』収録曲 |
8 | Peach!! | 福山雅治 | 福山雅治/ 富田素弘 |
富田素弘 | 13thシングル 最高4位 売上26.3万枚 |
9 | Squall | 福山雅治 | 福山雅治 | 富田素弘 | 14thシングル『HEAVEN/Squall』両A面曲 松本英子へ提供 セルフカバー |
10 | DEAD BODY(Live/'95 Style) | 福山雅治/ 白浜久 |
白浜久 | 白浜久 | 1stアルバム『伝言』収録曲 アコースティックライブ音源 |
11 | BLOOD(Live/'95 Style) | 福山雅治 | 福山雅治 | 小原礼 | 6thシングル『ON AND ON』収録曲 アコースティックライブ音源 |
12 | Good Luck(Live/'95 Style) | 福山雅治 | 福山雅治 | 小原礼 | 5thアルバム『Calling』収録曲 アコースティックライブ音源 |
13 | SORRY BABY(Live/'98 Style) | SION/OKAMOTO | SION | 小原礼 | 5thアルバム『Calling』初回盤ボーナスCD収録曲 9thシングル両A面曲(カット) SIONのカバー曲 アコースティックライブ音源 |
b.t. | もっとそばにきて (Santa Monica Blvd./'99 Style) |
福山雅治 | 福山雅治 | 福山雅治 | 2ndアルバム『LION』収録曲 ゲリラストリートライブ音源 |
10〜12ライブアレンジ:小原礼、13ライブアレンジ:富田素弘
リリースデータ
1999年12月8日 | 初登場1位 | 売上138.7万枚 | Produced by 福山雅治、GOOFY MORI | BMGファンハウス |
福山雅治2ndベストアルバム。前ベスト『M-Collection 風をさがしてる』はシングルコレクションであったためプライベートセレクションによる初のベストアルバムとされていた。曲目に表記はないが演奏クレジット部分にのみremixと明記されており、別音源の「風をさがしてる(TV Special/'95 Style)」を除くDISC-1にはリミックスが施されている。活動休止前最後の95年のシングル「Message」「今このひとときが遠い夢のように」、前作以降の「Peach!!」「Squall」がアルバム初収録。11月17日に発売されたばかりでロングヒットを飛ばしていた最新作「HEAVEN/Squall」からは「Squall」が収録された一方で両「HEAVEN」は未収録となっていたが、移籍後の01年のオリジナルアルバム『f』に収録された。アルバムでは前ベストに続く2作目のミリオンで最高売上を記録。
DISC-1の「風をさがしてる(TV Special/'95 Style)」は当時のTV音楽番組のためだけに録音されたスペシャルバージョンとされていて、オリジナルとは演奏もボーカルも異なる95年に新録音されていた未発売音源となっている。ライナーではどの音楽番組だったかは明記されていない。
DISC-2の10〜12は95年11月2日のアリーナツアー最終日横浜アリーナでのアコースティック編成でのライブ音源。「SORRY BABY(Live/'98 Style)」98年12月31日の冬の大感謝祭ライブでのアコースティックライブ音源。14曲目(ボーナストラックでb.t.表記)はロサンゼルスのサンタモニカ通りでゲリラライブを行ったストリートライブ音源だがこれは曲の途中でフェードアウトしていってしまう。
前ベストからオリジナルアルバム1作しかリリースされておらず、「HEAVEN/Squall」が大ヒット中に発売されるも「HEAVEN」は未収録、10周年は翌年に控えているという謎のタイミングでのリリースとなったが、結果的に翌年ユニバーサルへ移籍しているので移籍に伴うベスト盤だったというのが実情だったのかもしれない。
後の『THE BEST BANG!!』が今作の拡大版のような内容になっているので役目を終えた感もあるが、DISC-1のリミックス音源は特に初期ほど『M-Collection』収録時のオリジナルとも、『THE BEST BANG!!』での新たなミックスとも違う。基本的に原曲の音の響きの古さ(80年代の名残があったアーリー90'sな音の響き)を改善したミックス変更。『THE BEST BANG!』でさらにリミックスされた曲もあるが今作の音源からさらに技術の進歩を駆使してブラッシュアップしたというようなイメージ。
今回は前ベストがシングルコレクションだったのを踏まえてシングル曲がけっこう飛ばされているが代わりにアルバムの代表曲を充実させてバランスを取っている。これ以降の福山雅治はタイアップシングル中心になりオリジナルアルバムをなかなか出さずにやっと出ても毎回シングルコレクション状態となってしまうが、毎年アルバムを出していたこの頃は純粋なアルバム曲も多い。ヒットシングルほどのポップさや分かりやすさはないが、タイアップ職人ではない20代のロック/ポップシンガーだった頃の福山雅治を他のベスト盤よりももう少し深堀りできる内容だと思う。
DISC-2は一転してオリジナルアルバムが1枚しか出ていないので、シングルヒット中心。本編が実質9曲+残りはアコースティックライブ音源。「Message」「今このひとときが遠い夢のように」「Peach!!」「Squall」とオリジナルアルバムには収録されなかった90年代後半のヒットシングルがずらっとオリジナル音源で並んでいてしかもオリジナル音源でのアルバム収録は今作のみというのがポイント。2枚通して90年代の総括という点ではベストアルバムらしいベストアルバムだ。
ラスト5曲はライブバージョンだが全てアコースティック編成のライブ音源。福山雅治はCD化するライブ音源に関してはアコースティックライブを選択することが以後も多くその走りとなった(ライブアルバムが2作あるがアコースティックライブと弾き語りライブ)。DISC-2はアコースティックギターのサウンドを生かす方向性を続けていて、締めにアコースティック編成でのライブ音源をごり押ししてくるので聞き終えると福山雅治=アコースティックギターのイメージがかなり強くなる。
そんなわけで『THE BEST BANG!』リリース後はやや用済み感もあり、中古で投げ売りされている状態が続いている今作だが、意外と侮れない1作だ。ヒット曲目当てだと収録されなかった「HEAVEN」この直後の最大ヒット「桜坂」、「虹」…とまだまだ絶頂期が続くので現在では中途半端な内容だが、BMG時代、90年代の福山雅治、20代〜30歳までの福山雅治をまとめた1作として重宝されるベスト盤。
印象度★★★★☆
2021.4.5修正