雨のちガリレオ
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | 管制塔 | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei |
2 | Swallow | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei |
3 | PIXIE | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei |
4 | 扇風機 | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei |
5 | Monday7s | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei |
6 | ハローグッバイ | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei |
7 | ねるら村の感謝祭 | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei |
リリースデータ
2009年1月21日 | 初登場38位 | 売上0.8万枚 | Produced by Galileo Galilei | 閃光レーベル |
メンバー
Vocal,Guitar,Trumpet,Percussion | 尾崎雄貴 |
Guitar | 船谷創平 |
Bass | 佐孝仁司 |
Drum | 尾崎和樹 |
Galileo Galileiインディーズミニアルバム。08年の自主制作アルバム『1tas2』とシングル『HELLO GOODBYE』に続く作品となるが初の全国流通盤でO社登録は今作が1作目。公式サイトではインディーズ枠で扱われているが『1tas2』が"Indies 1st Album"扱いに対して今作は"1st album"として扱っている。「管制塔」「扇風機」以外の5曲は『1tas2』にも収録されていた楽曲で、「ハローグッバイ」「ねるら村の感謝祭」の2曲はシングル『HELLO GOODBYE』にも収録され、「ハローグッバイ」は今作でのデビューのきっかけになったコンピ盤『閃光ライオット2008』にも収録されていた。
TOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」とソニー主催によるティーンエイジャー参加型ロック・フェスティバル「閃光ライオット」2008年第1回に出演してグランプリを獲得。CDリリースのために新たに閃光レーベルが作られ、出演者の楽曲をまとめたコンピ盤がリリースされていたが、グランプリとなったGalileo Galileiはレーベル第1号の単独でのCD作品リリースとなった。閃光レーベルからの単独CDリリースはこの後2009年は立て続けに4組、2010、2011年に1組ずつ合計7組が作品を発売した。コンピ盤は毎年リリースされたが、2014年を最後に「閃光ライオット」が終了し、レーベル自体も消滅した。始まりとなったラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」は継続している。
デビュー前の楽曲のベストに近い形でもあるようだが初出となる「管制塔」がリード曲(曲自体は結成後最初に作ったとされている)、そしてシングルにもなっていた「ハローグッバイ」がそれに続くリード曲といった印象。ストレートなギターロック路線だがまだかなり若かったのもあってかボーカルはやや不安定。たぶん当時かなり影響を受けていたのはBUMP OF CHICKENだったんじゃないかと思わせるような部分もある。不安と希望が入り混じったような歌詞はまさに10代そのものといった感じで、当時の感覚を思い出すというか後から思い返して描く青春とは違うリアルな10代という感じがする。10代専門の「閃光ライオット」の第1回グランプリというのは確かに納得で、ただ勢いだけではない絶妙さがある。若さと確かな可能性は感じさせる。
後では聞けない今作ならではというところでは最後に収録されている「ねるら村の感謝祭」のヤケクソ気味なお祭りナンバーノリはかなり衝撃的。何故こんなことをやったのか?それは若かったからだ、としか言いようがないようなノリノリの尾崎雄貴のお祭り的な掛け声はある意味必聴。
印象度★★★☆☆
2020.9.7更新