ハマナスの花

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ハマナスの花 尾崎雄貴 尾崎雄貴 Galileo Galilei  
2 胸に手をあてて 尾崎雄貴 尾崎雄貴 Galileo Galilei  
3 Answer 尾崎雄貴 尾崎雄貴 Galileo Galilei  
4 フリーダム 尾崎雄貴 尾崎雄貴 Galileo Galilei  
5 Ч・♂.P   尾崎雄貴 Galileo Galilei Instrumental
6 ロックスター 尾崎雄貴 尾崎雄貴 Galileo Galilei  

Chorus Arranged by Kayo Shimokawa(4)

リリースデータ

2010年2月24日 初登場14位 売上1.9万枚 Produced by Galileo Galilei
Sound Produced by Sohshi Iihama
SME Records

メンバー

Vocal&Guitar 尾崎雄貴
Guitar 岩井郁人
Bass 佐孝仁司
Drums 尾崎和樹

Galileo Galileiメジャーデビュー1stミニアルバム。閃光レーベルでの『雨のちガリレオ』から1年1ヵ月ぶり、シングル発売は無く今作でメジャーデビューとなった。『雨のちガリレオ』発売後8月31日にギター船谷創平が脱退。代わって閃光ライオット2008出演時に別のバンド(Guild)のボーカルとして出演していて知り合っていた岩井郁人が勧誘されてギターとして加入した。「フリーダム」はほぼ全編に女性ボーカルがコーラスとして入っているが担当しているのはChimaというボーカリスト。順位こそ前作より上昇したものの売上は前作を下回った。

「閃光ライオット2008」グランプリから年明けに『雨のちガリレオ』を出して話題になったもののそこからメジャーデビューまでは1年開けてしかもミニアルバム。ギター脱退に伴うメンバー交代もあって当初の予定より遅れたのかもしれないが、10代にとっては長いこの空白期間は少し気になる。それこそ「閃光ライオット2008」をリアルタイムに熱狂していた中高生の場合は1年生だったらもう3年生、2,3年生だったら進学・就職して環境も変わってしまっているし、シングルも無く1年以上開けてではいくらメジャーデビューといっても伸びる要素は無く、さすがに売上も落ち着いてしまったのは仕方なかったのかなと思う。

ただバンドの成長は著しく、前作にあったボーカルの不安定さがだいぶ無くなったのと、バンド演奏も随分ブラッシュアップされたように感じる。基本的に今作も10代のリアル、揺れる心象風景を楽曲に落とし込んだような方向性で変わりはない。サウンド面でカテゴライズするならこれは確かにギターロックというのかもしれないが、今作の魅力はそこではなくやはりリアルタイムの揺れる10代の心情だろう。「ハマナスの花」はまさにリード曲といった風格でサビのメロディーにも広がりがあって10代の頃に感じた世界の広さや染まりたくない思いなんかがリアルに描写されていて実に鮮やか。一方で後半は前作よりも落ち着いた部分もあって、案外バンド後期の淡々とした空気感に繋がっていく部分も垣間見える。

B0031B66Y4 

印象度★★★★☆

2020.9.14更新

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