SPARKLE〜筋書き通りのスカイブルー〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 夢みたあとで | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | 10thシングル 最高6位 売上9.3万枚 |
2 | call my name | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | 8thシングル 最高29位 売上2.0万枚 |
3 | Timeless Sleep | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | 9thシングル 最高33位 売上1.5万枚 |
4 | pray | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
5 | Naked Story | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
6 | Last love song | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | 7thシングル 最高19位 売上1.8万枚 |
7 | スカイ・ブルー | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
8 | wish★ | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
9 | Please,forgive me | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
10 | Holy ground | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
bonus track | |||||
11 | Mysterious Eyes 〜dry flavor of “G” mix〜 |
AZUKI 七 | 中村由利 | Miguel Sa Pessoa 古井弘人 |
1stシングル リミックス |
12 | Timeless Sleep 〜Flow-ing surround mix〜 |
AZUKI 七 | 中村由利 | Miguel Sa Pessoa | 9thシングル リミックス |
リリースデータ
2002年4月24日 | 初登場4位 | 売上15.6万枚 | Directed by GARNET CROW Executive Produced by KANONJI |
GIZA studio |
メンバー
Vocal,Chorus | 中村由利 |
Keyboard | AZUKI 七 |
Keyboard | 古井弘人 |
Guitar,Chorus | 岡本仁志 |
GARNET CROW2ndアルバム。前作から1年3ヵ月ぶり。前作以降の4シングルを収録。ボーナストラックとして2曲のリミックスを収録。ボーナストラックはパッケージ上では11,12曲目ではなく、とカウントがリセットされてボーナストラックの1,2曲目として表記されている。前作以降2万弱程度の売上は出ていたものの順位はトップ20からトップ30程度まで低迷していたが、3度目のアニメ『名探偵コナン』タイアップ(エンディングは2度目)となった「夢みたあとで」では一転してシングル初のトップ10入りを果たしてシングルでの最高売上を記録した。今作もそれに引っ張られてアルバムでの最高売上、最高位を記録した(4位は1stベスト、6thでも記録)。
冒頭4曲がミディアム〜バラード系。1stでは「Mysterious Eyes」「夏の幻」「flying」などバラード系以外のシングルもバランスよくリリースしていたが今作では「Last love song」はややテンポ感あるとはいえ、ミディアム〜バラード系のシングルを連投していた。「pray」も含む冒頭からの4連投、そして締めの「Holy ground」もイメージ通りでまさに筋書き通りなアルバムというのが1番の印象になってくる。アルバム新曲ではそれ以外の曲調に挑んでいて、実質表題曲のような「スカイ・ブルー」や締めの「Holy ground」こそイメージの範疇だが、「Naked Story」は比較的明るくポップでイェイイェイと歌ってみたり(ただイェイイェイ歌っているとは思えないほど歌声が明るくない)、「wish★」はクラブミュージックっぽかったり、「Please,forgive me」はギターを前面に出したロック系(リズムの打ち込みは軽め、また岡本仁志のギターが前面に…と書きたいところではあるが前作では曲指定だったが今作と次回作は具体的な参加曲不明でAdditional Musician枠で大賀好修がギターとしてクレジットされているので少なくとも3rdまでは岡本仁志がどこまでギターを任されていたかは不明)だったりと、様々な一面も見せてはいる。…が、シングルの時点で似たような曲ばかりになってしまうのでバランス取るために振り切って違う曲調もやってみたという目的ありきな感じで若干の無理やり感があり、結局印象に残るのはミディアム〜バラードという筋書き通りなイメージが残る。シングル、アルバム共に最大ヒットという事で代表作の位置づけになるであろうアルバムで「夢みたあとで」と「call my name」だけでお釣りがくるアルバムではあるんだけど、しかしアルバムとしてはもう1つパッとした印象がないかな…。
最後の2曲はMiguel Sa Pessoaによるリアレンジといった装いで取り立てていいわけではないが悪くもない。実際表記上もremixd byではなくarranged byではあるんだけど、「Mysterious Eyes」の方はMiguel Sa Pessoaのキーボードに加えて、アコースティックとエレキギターで別々に外人ギタリストが参加しており、古井弘人が共同アレンジに入っているとはいえ、ギターとキーボードというメンバーの担当楽器全部がMiguel Sa Pessoaの制作チームに委ねられている状態なので、そういう意味ではメンバー不在、既存ボーカル使用の"リミックス曲"といえるのかも。
印象度★★★☆☆
2023.7.31全面修正