Terminus
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Nostalgia | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | 34thシングル 最高10位 売上1.0万枚 |
2 | trade | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
3 | Maizy | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
4 | 白い空 | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
5 | Life goes on! | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
6 | P.S GIRL | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
7 | 海をゆく獅子 | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
8 | 鏡にみた夢 | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
9 | The Someone's Tale | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 | |
10 | closer | AZUKI 七 | 中村由利 | 古井弘人 |
リリースデータ
2013年3月20日 | 初登場9位 | 売上1.7万枚 | Directed GARNET CROW | GIZA studio |
メンバー
Vocal,Chorus,All Songs | 中村由利 |
Keyboards,All Lyrics | AZUKI 七 |
Keyboards,All Arrangement | 古井弘人 |
All Guitars | 岡本仁志 |
GARNET CROW10thアルバム。前作以降の作品はC/W集と2012年9月の「Nostalgia」のみだったため9曲が新曲となった。ここ数作『メモリーズ』『GOODBYE LONELY』とラストを思わせるような作品タイトルが続いていたが、今作はタイトルが「終点、終着駅」を意味し、最終曲が「closer」とさらに直接的なものとなっていた発売後のツアーにて解散を発表し、最終作だった事が明らかにされた。公式の解散表明に理由は一切表記されていないが、ライブで解散を伝えた際に中村が「すべてを出し切った」と語ったとされている。売上は前オリジナルアルバムより下がったものの、前オリジナルアルバムで逃したトップ10入りに返り咲き、オリジナルアルバム全10作のうち8作がトップ10入り(逃した2作は共に11位)と最後まで一定以上の人気をキープしたまま活動終了となった。初回盤はPVとメイキングを収録したDVD付。
ここのところポップに振り切ってかなり積極的に幅を広げようとしていたが、今作は真新しい事は無く、極端にポップに振り切った曲も無ければ、攻めたアレンジの曲も無く、最終作であることを前提とした集大成のような内容。ここ最近は引退した三枝夕夏 IN dbや愛内里菜が最終展開をしっかり行って活動を終了していたのでその流れに続く事となったが、ここまで綺麗に最終作品を作り上げたというのは幸せな終わり方と言える。今作には新鮮さは無いんだけど、最後までブレないGARNET CROWを通しきった。そこに美学があったと思うし、同時に限界もあったのかもしれない。もうこれ以上が見えない感じではあるし、作詞作曲のコンビがこのまま引退してしまい、新たな音楽活動を展開しなかったという事は本当にやりきったのだろう。それこそ枠を広げようというなら岡本仁志の作編曲を導入するとかメンバー内に他に作詞作曲編曲ボーカルが出来る人材がいたのに、岡本は最後までギタリストに徹して、作詞作曲編曲の完全分業も本当に一貫してやりきった(編曲は何回かグループ外部があるけど)。
そんなに盛大なフィナーレを迎えるわけではなく、「closer」もいつものミディアムナンバー。必要以上に最後を意識していないけど、紛れも無く最後と聞いて納得できる。これぞ終着点。
印象度★★★★☆
2023.11.20修正