Girls Dead Monster starring LiSA Tour 2010 Final-Keep The Angel Beats!-

Blu-ray
No タイトル 備考
Intro アニメ映像などが流れた後に『Little Braver』のサビのバラードバージョン
Thousand Enemies 2ndシングル
Alchemy アルバム『Keep The Beats!』収録のYui ver.
1stシングルC/W(marinaボーカル)
Shine Days 3rdシングルC/W
Rain Song 2ndシングルC/W
Answer Song 3rdシングルC/W
Morning Dreamer アルバム『Keep The Beats!』収録曲
Brave Song アルバム『Keep The Beats!』収録のGldemo ver.
アニメED(多田葵ボーカル)
MC 1 MC
10 My Song ゲスト:marinaボーカル 1stシングルC/W
アレンジのみアルバム『Keep The Beats!』収録のYui ver.
11 一番の宝物〜Yui final ver.〜 アルバム『Keep The Beats!』収録曲
後にシングルカットされた5thシングルアレンジ(当時シングル未発売)
12 Piano Solo インスト
13 My Soul,Your Beats! アルバム『Keep The Beats!』収録のGldemo ver.
アニメOP(Liaボーカル)
14 23:50 アルバム『Keep The Beats!』収録曲
15 MC 2 MC
16 Day Game ツアーパンフ付属CD収録の新曲(当時)
後に5thシングルC/WとしてCD化
17 Run with Wolves アルバム『Keep The Beats!』収録曲
18 Crow Song アルバム『Keep The Beats!』収録のYui ver.
1stシングル(marinaボーカル)
19 Encole 観客が延々アンコールしている
20 MC 3 MC
21 Highest Life 2ndシングルC/W
22 MC 4 MC
23 Little Braver 3rdシングル アルバム『Keep The Beats!』収録のAlbum ver.+冒頭サビバラード追加
24 Line Up メンバー紹介、MC、記念撮影、ステージを去るまで収録
25 End Eoll スタッフクレジット&当日ドキュメント

DVDはDISC-1が14曲目まで、DISC-2が15曲目から。内容は全く同じ。

リリースデータ

2011年6月1日 Blu-ray総合チャート初登場2位 売上0.8万枚 Producer:麻枝准 ビジュアルアーツ

Girls Dead MonsterライブBlu-ray&DVD。限定生産で通常別々に販売されるBlu-rayとDVDがセットになっている。DVDは2枚組だが内容は全く同じである。アニメ『Angel Beats!』劇中に登場したバンドGirls Dead Monsterの2代目ボーカルを担当したLiSA(役名はユイ、歌以外を演じた声優は喜多村英梨)の実質的な単独ワンマンツアーの追加公演最終日、2010年9月2日渋谷AXでのライブの模様を収録している。初代ボーカルを担当したmarina(役名は岩沢、歌以外を演じた声優は沢城みゆき)は1曲だけゲストとして登場し、『My Song』を歌っている。副音声でアニメの原作脚本・全作詞作曲を担当した麻枝准LiSA、会社の広報担当である高橋祐馬(ゆまにゃん)の3人によるオーディオコメンタリーが収録されている。これはこの時のツアーパンフに付属されていたトーク番組「ゆまにゃんの部屋」の第2弾的位置づけになっている。限定生産のBOXセット(PCゲーム/ソフトみたいなサイズ)で、写真集、サイリウム、スタッフパスなどが付属している。

CDは打ち込み主体だったが、ライブではギター2本、ベース、ドラム、キーボードとフルバンド編成なので迫力がある。アニメ発ということもあってか熱狂的な男性ファン中心による会場のボルテージも異常に高く、かなり盛り上がっている。LiSAのボーカルには少々ブレがあり、特に高音が出しにくいのかなかなか安定しない感じで、CDほどの爽快な突き抜けが無い。さすがに冷静に映像で見ているとその辺が少し気になったものの、会場の熱狂からすればその辺りはあまり気にならない感じだったようだ。オープニングではアニメ『Angel Beats!』の映像が流れ、キャラクターの世界観は主に歌詞で表現され、LiSAもキャラクターと一体化して歌っているという面はあるのだが、基本的には演出なしでLiSAがLiSAのままでパフォーマンスしているので、いわゆるそのままアニメから飛び出したGirls Dead Monsterのライブという感じは無い。またmarina1曲しか参加しなかったのは少し残念である。ダブルボーカルとか期待して見てたら1曲で帰っちゃった…。

またDVDだと、DISC-2には5曲しか入っていない。にも関わらずDISC-1が74分でDISC-2が83分である。何故そうなっているかというと観客がアンコールしているところまで延々と収録した挙句に、曲が終わった後にやたらと長いメンバー紹介があり、ここでは各バンドメンバーがピックやタオルを観客に投げていく、当時ライブのたびにブログに上げていたステージ上からの記念写真を撮影している様子、社長が登場して花束を渡す…などとステージを去るまでを延々と収録している。LiSAのMCもかなり遠回しというか、妙に小声で喋ったり、焦らし焦らしで喋ったり、長い割にあまり内容が無かったりするので、正直ノーカットというのは相当にしんどかった。アンコール前まではMC自体が少ないし連続で曲を披露していくのでそこまで気にならなかったが終盤は完全に歌以外がメイン。そういう意味では当日会場に行ったファン向けであり、そういう人にはいい思い出かもしれないが、それ以外のリスナーは相当思い入れが無いとこれは辛いんじゃないかと思う。当日の空気をそのままパッケージといっても、あまりにグダグダに見えてしまい終盤は全くついていけなかった。しかも完全ノーカットかと思いきやさりげに麻枝准が登場したところだけは完全に削っているらしい。そういう面白そうなところだけ削ってしまうとは…。

一転してオーディオコメンタリーはかなり充実している。高橋氏が司会となってリスナーからの質問に答えていくのを軸にしており、楽曲の制作秘話やエピソード、ライブの裏側や感想などがじっくり語られていく。極端な脱線は無く、ライブと曲、質問に関する内容がしっかり中心になっているので楽しかった。麻枝准もアンコールノーカットは「聞いたことが無い」などとコメントしていたが、特に終盤の本編グダグダ具合に比べると、オーディオコメンタリーはグダグダにならずに会話が進行しているのでこっちの方が明らかに面白かった。

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印象度★★★☆☆

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