GUILTY
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Red moon&Silver sun〜My Private“Jealousy” | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英&島健 | Instrumental〜44thシングル 最高6位 売上5.9万枚 |
2 | everKrack(album ver.) | HISASHI | HISASHI | GLAY&佐久間正英 | 43rdシングル(通販限定)『G4・U-THE RED MOON-』1曲目 チャート対象外 |
3 | FACTORY | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
4 | 冬の散歩道 | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
5 | 華よ嵐よ | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英& DJ Mass MAD izm* |
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6 | キリノナカ(album ver.) | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 43rdシングル(通販限定)『G4・U-THE RED MOON-』2曲目 |
7 | 初恋を唄え | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
8 | Bible | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 45thシングル 最高3位 売上6.0万枚 |
9 | Ruby's Blanket | TAKURO | JIRO | GLAY&佐久間正英 | 43rdシングル(通販限定)『G4・U-THE RED MOON-』4曲目 |
10 | 君にあえたら | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 1stミニアルバム(通販限定)『Hope and The Silver Sunshine』収録曲 |
Strings Arangement:佐久間正英(7)
リリースデータ
2013年1月23日 | 初登場2位 | 売上7.2万枚 | Produced by GLAY&佐久間正英 | loversoul music & associates |
メンバー
Guitar | TAKURO |
Guitar | HISASHI |
Bass | JIRO |
Vocal | TERU |
GLAY12thアルバム。11thアルバム『JUSTICE』と2枚同時発売。こちらは従来通りの佐久間正英との共同プロデュースでの制作。全国流通したシングル2作と、新たに立ち上げた自社通販G-DIRECT限定でリリースされた『G4・U-THE RED MOON-』から4曲中3曲(TERU作「MAD BREAKER」のみ未収録)、同じくG-DIRECT限定のミニアルバム『Hope and The Silver Sunshine』から「君にあえたら」を収録。「My Private“Jealousy”」には前奏インスト「Red moon&Silver sun」が加えられ1曲として繋がっている。
DVD付にはHISASHIと茂木淳一による番組『RX-72 -GUILTY EDITION-』を収録。これはCS放送M-ON!でHISASHIと茂木淳一が2009年からやっている月1のレギュラー番組『RX-72〜HISASHI (GLAY) VS 茂木淳一〜』をそのままGLAYに持ってきて特典映像にした番組で、HISASHIと茂木淳一の進行によるアルバム全曲解説に加えて、コーナーとしてメンバー4人がそれぞれ楽曲の解説やインタビューを受けているという90分近くに及ぶ内容。
佐久間正英を離れてセルフプロデュースで制作した『JUSTICE』に対して今作は佐久間正英との共同プロデュース体制でGLAYらしさ全開の王道アルバム、とされているがまさにその通りのいつものGLAYが全面展開する安心感のあるロックサウンドが展開する。佐久間ワークスやTAKUROメロディーの集大成などとも形容されたが前作『GLAY』がまさにタイトルからしてそれを地で行く内容だっただけに今作はそこまでではなく、やや中途半端というか今一つパッとしないところは感じてしまう。シングルの段階で印象が薄かった曲もアルバムの流れで改めて聞いてみるとけっこう良かったんだなと思えるものの、GLAYらしい安心感以上でも以下でもないというか…。かといってセルフがいいというわけでもなく、良くも悪くも完全に円熟期という印象のアルバム。
なおこの時点で佐久間正英から完全に離れるのかは不透明でメンバーも明確な態度を表明していなかった。今作のDVDのTERUのコーナーでは佐久間正英も出演して語っているが、この後4月に病気が発覚(8月公表)して今作から1年後(2014年1月)には亡くなってしまった。GLAYの次のアルバムは2014年11月になったので佐久間正英プロデュースが続いていてもいなくても今作が佐久間正英との最後のアルバムになってしまっていた事になる。GLAYとしては亡くなる直前の10月のシングル「DIAMOND SKIN」が佐久間正英との最終作となり、前後して亀田誠治でほぼ固定になったが、存命でもプロデューサーを乗り換えていたのか、関わったり関わらなかったりで続けていくつもりだったのか…。いずれにしてもデビューまもなく続いていた"いつものGLAY"正真正銘の最後のサウンドが今作となると複雑である。終わるなら前作『GLAY』で終わっていてほしかったと思わなくもないし、今作はやや停滞気味ではあるが、そこを乗り越えてのまだこれ以上を聞きたかったとも思う。というのも今作、佐久間正英はアレンジとキーボードだけでなく、中崎文恵と共に録音ミックスを担当しており(佐久間正英の名前の方が前、Michael ZimmerlingやJohn Smithの後にほぼメインで担当していた競紀行は参加していない)、エンジニア業務に力を入れるという新たな挑戦をしていたりもしたので何か新しい成果が出そうな気配はあった。
印象度★★★☆☆