灰とダイヤモンド Anthology
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 真夏の扉 | TAKURO | TAKURO | GLAY | デモ歌詞Ver.に差し替え 2ndシングルとして再録 |
2 | 彼女の“Modern…” | TAKURO | TAKURO | GLAY | デモ歌詞Ver.に差し替え 3rdシングルとして再録 |
3 | KISSIN' NOISE | TAKURO | TAKURO | GLAY | 1stベスト『REVIEW』で再録 |
4 | ひどくありふれたホワイトノイズをくれ | TAKURO | TAKURO | GLAY | |
5 | RAIN | YOSHIKI | YOSHIKI/ TAKURO |
GLAY | 1stシングル(メジャーで同時発売) シングルとは別アレンジ |
6 | LADY CLOSE | TAKURO | TAKURO | GLAY | |
7 | TWO BELL SILENCE | TAKURO | TAKURO | GLAY | 4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.2』で再録 |
8 | 千ノナイフガ胸ヲ刺ス | TAKURO | TAKURO | GLAY | 1stベスト『REVIEW』で再録 |
9 | BURST | TAKURO | TAKURO | GLAY | 4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.2』で再録 |
10 | if〜灰とダイアモンド〜 | TAKURO | TAKURO | GLAY | |
Bonus Track | |||||
11 | 彼女の“Modern…”(Recording 2011) | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 42ndシングル『Precious』C/W、4thC/W集『rare collectives vol.4』収録Ver. |
12 | TWO BELL SILENCE(Recording 2009) | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.2』収録Ver. |
13 | BURST(Recording 2009) | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.2』収録Ver. |
14 | 灰とダイヤモンドメドレー (GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT ver.) “真夏の扉/LADY CLOSE/ ひどくありふれたホワイトノイズをくれ/TWO BELL SILENCE” |
TAKURO | TAKURO | 2013年7月27日のライブ音源 初CD化 DVD/Blu-rayでは発売済み |
※『彼女の“Modern…”』の再録版は2010年のシングル「Precious」C/Wが初出だが、『rare collectives vol.4』を基準にしたのか2011になっている。
No | タイトル | 備考 |
1 | bayfm“Bay Factory Special YOSHIKI All Works” 1994.6.22 | ゲスト出演したラジオの音源 |
2 | KISSIN' NOISE | オムニバスアルバム『Cry-Max Pleasure』収録Ver. |
3 | TEARS SONG | デモテープ『GREATEST SHADOW』収録曲 「ひどくありふれたホワイトノイズをくれ」の原曲 |
4 | AIR-G “FM ROCK KIDS”1994.10.1 | ゲスト出演したラジオの音源 |
5 | GONE WITH THE WIND | オムニバスアルバム『an Optic』収録Ver. 後の5thシングル両A面曲 |
6 | 魔女狩り | デモテープ『SPEED POP』収録曲 メジャーでは音源化されていない楽曲 |
7 | FMいるか“ランチBOXリクエスト”1994.5.28 | ゲスト出演したラジオの音源 |
8 | ANSWER | デモテープ『SPEED POP』収録曲 メジャーでは音源化されていない楽曲 |
9 | TWO BELL SILENCE | デモテープ『DANCE VISION』収録Ver. |
10 | 千ノナイフガ胸ヲ刺ス | オムニバスアルバム『SEDUCTION』収録Ver. |
11 | HBCラジオ“ぐるっと道南お昼です”1994.5.28 | ゲスト出演したラジオの音源 |
12 | JULIA | デモテープ『SPEED POP』収録曲 「RAIN」の原曲 |
Disc 3 DVD
"Document of 灰とダイヤモンドDays"
リリースデータ
2014年5月25日 | 初登場10位 | 売上1.7万枚 | Produced by GLAY,佐久間正英(Disc 1-11,12,13) | loversoul music & associates |
メンバー
Guitar | TAKURO |
Guitar | HISASHI |
Bass | JIRO |
Vocal | TERU |
GLAYデビュー20周年を記念したインディーズアルバム『灰とダイヤモンド』のアンソロジー。DISC-1は『灰とダイヤモンド』にリミックス&リマスターを施し、ボーナストラックとして最近5年で新たに録音された収録楽曲の音源、ライブ音源を収録。DISC-2は94年に出演したラジオの音源やオムニバスアルバム、CDデビュー前に発売していたデモテープから抜粋した音源を収録。DISC-3は当時を知る関係者のインタビューやライブ映像を見ながらメンバーがトークする44分のドキュメントDVD。横長のスペシャルパッケージ仕様となっており、当時の写真や雑誌、新聞の記事などが掲載された64Pブックレットが付属する。ジャケットはそのまま使用されているため、当時のドラマーであるAKIRAも含めた5人となっているが、メンバー表記では当時のクレジットとは異なり、AKIRAはサポート扱いになっており、ブックレットでもわざわざAKIRAだけをソロで写したカットは無い。またDVDでも登場しない。なおAKIRAはレコーディングには参加していたものの、94年年明けには脱退したので発売当時にはもう在籍していなかった。
オリジナルのエンジニアはYOSHINORI SIMIZU、マスタリングは上田佳子だったが、今作でのリミックス&リマスターはkoniyoung、ボーナストラックとDISC-2のリマスターは山ア和重が担当している。
Disc 1
リマスターだけではなくリミックスというのが最大のポイント。オリジナルはとにかく音がスカスカで軽かった。特に今作の収録曲はほとんどが後に再録音されていたため、ますます音のしょぼさが際立ってしまっていたんだけど、リミックスでは最早別の音源なんじゃないのかというほどに生まれ変わっている。ミックス変更だけでここまで変えることができるのかと驚いた。演奏やボーカルの荒さはもちろんそのままなんだけど、ボーナストラックの再録音源ともようやく純粋に聞き比べが可能な状況になったと思う。個人的にはGLAYは2ndアルバム以降が好きで、特に今作はあまり好きではなかったんだけど、リミックス&リマスターにより初期ならではの勢いを改めてちゃんと感じることができた。また「真夏の扉」「彼女の“Modern…”」がデモ歌詞Ver.に差し替えになっているのも面白い。ボーナストラックは再録音源を集めているが最近5年までに限っているのか、「RAIN」「真夏の扉」「彼女の“Modern…”」のシングルバージョンや『REVIEW』で再録した「千ノナイフガ胸ヲ刺ス」「KISSIN'
NOISE」は収録されていない。いっそコンプリートしてしまった方が豪華だった気はするけど、Disc
2と合わせて3回も聞く事になる曲が出てくるし、収録時間の問題もあるし、そこまでは…って感じだろうか。
Disc 2
ラジオ音源とデモ音源で構成されている。デモ音源は基本的に当時発売されていたデモテープ作品やオムニバス作品へ収録していた音源から拾ってきているようで当時1度も世に出ていない音源は無いようだ。これもリマスターはされているようで、デモ音源なのでさらに荒いんだけど、それでも『灰とダイヤモンド』のオリジナルよりはいい気がする。「魔女狩り」「ANSWER」といったデモオンリーのまま終わっていた曲や「RAIN」の原曲「JULIA」は貴重だ。
Disc 3
残念ながらチャプター分けはされているがメニュー画面が無い。内容は当時の関係者への思い出話インタビュー、当時のライブ映像、PVなどが流れるんだけどそれを見ながらメンバーがトークするという構成。このためインタビューがまだ続いているのにそれを見ていてツッコミどころが生じたメンバーのトークがズバズバ入ってきて何を喋っているのか分からなくなってしまったりする。ライブ映像に関してもそれを見ながらメンバーが喋っている上に、どれもフルではないのでライブ映像やPVもおまけ程度。本来こういうのは副音声仕様にするものだと思うんだけど、メニュー画面が無い事といい、DVDの編集ではちょっと手抜きしてしまった感がある。話自体は面白いのに、44分はちょっと物足りないし、もっとじっくり制作してほしかった。
基本的にはファン向けの作品。特にDisc 2なんかはライトリスナーにはあまり面白くないし興味もそそられない内容だと思う。前述のようにこの時期の曲に関してはそこまで好きなものはなかったので、Disc 2に関しては歓喜するほどではなかった。ただ、GLAY好きだけどこの時期の曲にはあまり思い入れがないとか、オリジナルを聞いたことあるけどイマイチだった記憶しかない人でもメインであるDisc 1はリミックス&リマスターにより当時よりも印象が上がる事になるとは思う。
印象度★★★★☆