HEAVY GAUGE

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 HEAVY GAUGE TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY  
2 FATSOUNDS TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY  
3 SURVIVAL TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY ビデオ(VHS)シングル『サバイバル』 最高1位 売上89.6万枚
英字表記に変更 album version
4 ここではない、どこかへ TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY 17thシングル 最高1位 売上92.1万枚
album version
5 HAPPINESS TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY 18thシングル(カット、WINTER MIX) 最高1位 売上48.7万枚
6 summer FM TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY 17thシングルC/W album version
7 LEVEL DEVIL TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY  
8 BE WITH YOU TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY 15thシングル 最高1位 売上117.3万枚 album version
9 Winter,again TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY 16thシングル 最高1位 売上164.3万枚 album version
10 Will Be King TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY  
11 生きがい TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY  
12 Savile Row〜サヴィルロウ3番地〜 TAKURO TAKURO 佐久間正英&GLAY  

リリースデータ

1999年10月20日 初登場1位 初動156.9万枚、売上235.8万枚 Produced by 佐久間正英 UNLIMITED RECORDS

メンバー

Guitar,Piano TAKURO
Guitar HISASHI
Bass JIRO
Vocal TERU

GLAY5thアルバム。前作から1年3ヶ月ぶり。前作以降の4シングル、C/W1曲を収録。「サバイバル」はビデオシングル(VHS)としてリリースされたが、何故かCDシングルチャートで扱われた。今作で初CD化となったが、再録音したアルバムバージョンとなりタイトルも「SURVIVAL」と英字表記に変更された。これ以外のシングル曲も全てアルバムバージョンだがブックレットやジャケットにはその旨が表記されていない。唯一発売当時のビニールに貼ってあったシールにはalbum versionの表記があったが、「Winter,again」のみalbum version表記がされていない(実際には「Winter,again」もシングルとは異なる)。年明けに「HAPPINESS」がドラマタイアップもあって、「HAPPINESS-WINTER MIX-」として初のマキシシングルでシングルカットされた。『Winter,again』まではポリドール流通だったため前作で移籍後も品番が変わっていなかったが、『サバイバル』『ここではない、どこかへ』からは流通がポニーキャニオンに変わったため、品番もポニーキャニオンの品番へと変更になり、ポニーキャニオン(通常はPCCA)にUNLIMITEDのUを合体させた独自のPCCU(シングルはPCDU)となった。

当時GLAYがアルバムを出すのはかなりの一大出来事として騒がれ、期待通りに前作に続く200万枚越えの特大ヒットを記録した。特殊ケース仕様でしばらく光に当てると暗闇で光る素材が使用されている。また初回特典としてリストバンドが付属した。

「SURVIVAL」「BE WITH YOU」は全面的に再録音、「Winter,again」はボーカル再録音("愛はあの日から動けないと"の部分で"と"がカットされて"愛はあの日から動けなーい"と歌われている)、「ここではない、どこかへ」はミックス変更(愛を語れない♪の部分で鳴っていたアコースティックギターを完全にカットする等)、「summer FM」は曲終了後に「LEVEL DEVIL」に繋がる演奏が流れる、といった変更がされている…と思われる。

シングル曲が多い事もあって聞きやすさは抜群だし、これまでよりダイナミックさを感じさせつつもなんだかんだポップな部分も目立つが、絶頂を極めたメンバーの苦悩も見え隠れする。大きくなりすぎたGLAYにメンバーが疲弊していた事、年齢的にも人気的にもGLAYの青春時代が終わっていくような時期に差し掛かった事、加えて混沌とした世紀末の世相も絡まって、タイトル曲「HEAVY GAUGE」の重厚さ、自分たちを揶揄したようなハチャメチャなロックナンバー「FATSOUNDS」という冒頭2曲が今作に対する今までより重いという印象を決定づける。もしGLAYが早期に活動を終えるような事があったとすればそれは今作のタイミング以外にはなかったんじゃないかと思う(実際メンバーはこの年のレコード大賞を受けるかどうかで揉めて解散を決定した…が即撤回したというエピソードをよく語っている)。それくらいこれ以上先は無いような極みを感じさせる1作。上り詰めていたこの瞬間、この時代にしか出せなかったであろう名盤。

B000042O7L

印象度★★★★★

2019.1.10修正

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