NO DEMOCRACY
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | REIWADEMOCRACY | TAKURO | GLAY&亀田誠治 | Instrumental | |
2 | 反省ノ色ナシ | TAKURO | JIRO | GLAY&亀田誠治 | |
3 | My name is DATURA | HISASHI &Sascha |
HISASHI | GLAY&亀田誠治 | |
4 | Flowers Gone | TAKURO | TAKURO | GLAY&亀田誠治 | インディーズデモテープ『DANCE VISION』収録曲 リメイク |
5 | 氷の翼 | TAKURO | TAKURO | GLAY&亀田誠治& DJ Mass&瀧田敏広 |
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6 | 誰もが特別だった頃 | TAKURO | TAKURO | GLAY&亀田誠治 | |
7 | あゝ、無常 | TAKURO | TAKURO | GLAY&亀田誠治 | |
8 | 戦禍の子 | TAKURO | TAKURO | GLAY&亀田誠治 | |
9 | JUST FINE | TAKURO | TAKURO | GLAY&亀田誠治 | 57thシングル『G4・V-Democracy 2019-』1曲目 最高2位 売上4.5万枚 |
10 | はじまりのうた | TERU | TERU | GLAY&亀田誠治&村山☆潤 | 57thシングル『G4・V-Democracy 2019-』2曲目 |
11 | あなたといきてゆく | TAKURO | TAKURO | GLAY&亀田誠治 | 55thシングル『WINTERDELICS.EP〜あなたといきてゆく〜』メイン曲 最高3位 売上4.2万枚 |
12 | COLORS | TERU | TERU | GLAY&亀田誠治&村山☆潤 | 57thシングル『G4・V-Democracy 2019-』3曲目 |
13 | 愁いのPrisoner | TAKURO | TAKURO | GLAY&亀田誠治 | 56thシングル 最高4位 売上3.4万枚 |
14 | 元号 | TAKURO | TAKURO | GLAY&亀田誠治 | 配信シングル 初CD化 |
Strings Arranged by 亀田誠治(1,2,3,5,11)、村山☆潤(10,12)
Brass Arranged by 亀田誠治(1,2,5,6)
リリースデータ
2019年10月2日 | 初登場2位 | 売上5.5万枚 | Produced by GLAY&亀田誠治 | ポニーキャニオン(LSG) |
メンバー
Guitar | TAKURO |
Guitar | HISASHI |
Bass | JIRO |
Vocal | TERU |
GLAY15thアルバム。アンソロジーシリーズ3作を挟んで2年3ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。前作以降の3シングル、配信曲から6曲を収録。56thシングル両A面「Your Song」は未収録。この曲は『G4・V-Democracy 2019-』4曲目に「Your Song feat.MISIA」としても収録されたが両バージョンで未収録となった。「Flowers Gone」はCDデビュー前の92年にデモテープとして発表していた『DANCE VISION』に収録されていた楽曲のリメイク。DVD付には「GLAY LIVE TOUR 2019 -SURVIVAL-令和最初のGLAYとHEAVY GAUGE」を2枚のDVDに収録。G-DIRECT限定Special EditionはこのDVD2枚を1枚のBlu-rayに収録、ドキュメントやMVを収録したBlu-ray、「GLAY SPECIAL LIVE ROPPONGI HILLS ARENA」「超プレミアムライブ GLAY × ゴールデンボンバー in 超音楽祭2019」「GLAY DAY JAPAN PREMIER LIVE in Chitose Powered by HOTEL GLAY」の3本のライブを全曲収録したBlu-rayの合計3枚のBlu-rayが付属する。K-POP男性グループSEVENTEENに及ばず初登場2位となった。
元号が変わり、デビュー25周年を迎えて様々な活動を展開する中での満を持してのオリジナルアルバムとなった今作は久々にTAKURO楽曲がメインの構成となり、言葉にこだわった作品だと語られている。近年シングルのメイン曲を書くことが増えていたTERUのアルバム書き下ろし曲は無く、また既発のシングル曲は何故か「Your Song」だけ外されたものの全て後半にまとめられた二段構成のようになっている。TAKUROメインという事で新しさよりも円熟味というか安定感がある。
アルバム『GLAY』を集大成として発表して以降TAKUROはメンバーの才能をより世に出したいという意向を語ってメインライターを降りてメンバーの作曲を積極的にシングルに採用するようになった。これはそのままの意味で捉えていたけど、今回『R25』での野球に例えての"10月に出すアルバム全力で作ったけど、7割クソ曲でも許してね」って話ですよ。バッターでも打率3割で一流なんだから、10割を求めないでほしい(笑)"発言でちょっとどうした?と思ったし、この後ベスト盤『REVIEWU』の収録曲が発表され、TAKUROの選曲が“ザ・ベスト・オブ・GLAY”というテーマで全部20世紀のシングルヒットになっていたりとかするのも極端すぎた。こうなってくるともしかしてTAKURO自身がもう誰よりも20世紀の自分が書いてきた楽曲を越えられないと痛感してしまっているのか…?と感じてしまった。問題の7割クソ曲でも許して発言にしても、かつてGLAYを好きになった時のアルバムは常に7,8割以上10割なこともあったし、だからこそGLAYを好きになって今でも聞いているんだと多くのリスナーは思うんじゃないかなと。
そんなところも踏まえるとよく見るとTAKUROメインのアルバムの割には冒頭インストを除くとJIRO、HISASHI、CDデビュー前に書いたTAKUROの曲が続いて、今のTAKUROが書き下ろした曲が登場するのは5〜8と中盤部分。あまり今作をリードするとか締めるとか、アルバム全体の印象を決定づけるような配置ではない。実際どれもそれなりにはいいけどそんなに印象に残ってくる曲でも無かったりする。これだったら前作のように他のメンバー3人の曲が入ってきた方が良かったような気もしてくる。結局今回もそれなりな好印象ではあるし、7割クソ曲どころかクソ曲なんて形容するような曲は無いとは思うんだけど、取り立てて傑作でもないし凡作でもなく、期待以上でも以下でもない普通にいいアルバム。
印象度★★★★☆
2019.12.14更新