ONE LOVE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ALL STANDARD IS YOU | TAKURO | TAKURO | GLAY,佐久間正英&dj honda | |
2 | WET DREAM | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
3 | 嫉妬(KURID/PHANTOM mix) | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
4 | HIGHWAY NO.5 | JIRO | JIRO | GLAY&佐久間正英 | |
5 | Fighting Spirit | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
6 | ひとひらの自由(johnny the peace mix) | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 24thシングル(限定) 最高1位 売上35.3万枚 |
7 | THINK ABOUT MY DAUGHTER | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
8 | VIVA VIVA VIVA | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
9 | Prize | HISASHI | HISASHI | GLAY&佐久間正英 | |
10 | MERMAID | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 19thシングル 最高1位 売上77.2万枚 |
11 | mister popcorn | JIRO | JIRO | GLAY&佐久間正英 | |
12 | 電気イルカ的奇妙ナ嗜好 | HISASHI | HISASHI | GLAY&佐久間正英 | |
13 | STAY TUNED | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 23rdシングル 最高2位 売上38.4万枚 |
14 | 君が見つめた海 | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
15 | 夢遊病 | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
16 | Christmas Ring | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | |
17 | GLOBAL COMMUNICATION | TAKURO | TAKURO | GLAY&佐久間正英 | 22ndシングル 最高1位 売上49.1万枚 |
18 | ONE LOVE〜ALL STANDARD IS YOU reprise〜 | TAKURO | HISASHI |
リリースデータ
2001年11月28日 | 初登場1位 | 初動45.1万枚、売上66.1万枚 | Produced by 佐久間正英 | UNLIMITED RECORDS |
メンバー
Guitar,Piano | TAKURO |
Guitar | HISASHI |
Bass | JIRO |
Vocal | TERU |
GLAY6thアルバム。ベスト盤『DRIVE』から1年ぶり、オリジナルアルバムとしては2年1ヵ月ぶり。前作以降のシングルのうち『DRIVE』に収録されたシングル「とまどい」「SPECIAL THANKS」「Missing You」は未収録で、TAKURO曰く次のアルバムの核になるとして収録されずに取り残されていた「MERMAID」及びベスト以降の3シングルを収録。「嫉妬(KURID/PHANTOM mix)」にはKURID/PHANTOM mixというバージョン違いを思わせる表記があるが、既出の曲ではなく今作が初出でこのバージョンしか発表されていない。これまでミックスエンジニアはMichael Zimmerlingが手掛けており、今作の中で最も古い「MERMAID」のみMichael Zimmerlingだが、それ以外の曲は録音ミックスをJohn Smithが担当した。マスタリングは前田康二が担当。
リード曲として「Fighting Spirit」「嫉妬(KURID/PHANTOM mix)」のMVが制作され、メンバー4人が秘宝"ONE LOVE"を探しあてる冒険モノのストーリー仕立ての連作となっていた。また「Fighting Spirit」にはサントリーのビールのCMタイアップがついていたがこのCMには新人の小泉孝太郎が出演。当時の総理大臣小泉純一郎の息子が芸能界入りするとして大きな話題となった。
01年(21世紀)に突入しての3シングルでは売上が急落。00年の「MEMAID」ではラルク、サザンを押さえての1位だったが1年で情勢は大逆転し、「STAY TUNED」では桑田佳祐に押さえられての2位となった。また初動売上に傾く傾向も強まり、初動30万枚出した「STAY TUNED」は2週目以降10万枚も上乗せできない状態であった。今作では前作までベスト含めて3作連続での200万枚突破の余波もあって、スペースシャワーTVやViewsic(現M-ON!)などCSの音楽チャンネルで2時間級のアルバム特番を制作するなど、前3作に続いてGLAYがアルバムを出すという事が物凄いでかい事として扱われ大々的なプロモーションが展開した。しかし今作はまさかの初動50万割れ、2週目以降も20万枚程度の上乗せに留まり、200万枚越えから一転してのミリオンにすら遠く届かない超急落となってしまった。ブレイク以降、特に『REVIEW』の大ヒット以降続いていたGLAYのブーム的な人気はここで完全に収束した。
18曲72分半に及ぶGLAY史上最長最多のオリジナルアルバム。勢いはみなぎっていたようで、今作にはとにかく押せ押せのアップナンバーがひたすら連投されるアルバムとなっている。このアルバムを聞いてまず思ったのは長けりゃいいってもんじゃねぇ…(げんなり)という事だった。大半の曲が突き抜けてしまうか、シングル曲がそうだったように昨年までの曲に比べて印象に残りにくく、メロディーの良さが落ちてしまったように感じた。ただシングル含めて何度か聞いているとけっこう残ってくる曲も多く、なかなか通し聞きすることはないが、シングル以外でも「ALL STANDARD IS YOU」「嫉妬(KURID/PHANTOM mix)」「Fighting Spirit」「THINK ABOUT MY DAUGHTER」「君が見つめた海」「夢遊病」など気に入った曲も多い。それだけにやはりもう少し厳選した方が良かったんじゃないかとは思う。
またエンジニアを変えたことや音作り自体の方向性を少し変えたためか、これまで以上にロックバンドとしてのカッコよさや勢いは増したようには思う。当時の特番などでも相当な自信作として語っていたが、これまでの延長ではない新たな地平を切り開いたような感じはある。また前述のように以前のような1発で名曲だと思う曲はあまり無いんだけど、馴染んでくると好きな曲が増えてくるというのは以降00年代のGLAY全般に言える事かなとも思う。
印象度★★★★☆
2019.2.6全面書き換え