FIRST REPRODUCTS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲・リミックス | 備考 |
1 | Sa Yo Na Ra -Junior's global mix |
小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | Junior Vasquez | 14thシングル リミックス |
2 | Perfume of love -Junior's club mix |
小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | Junior Vasquez&Gomi | 16thシングル リミックス |
3 | Feel Like dance -below the belt remix |
小室哲哉 | 小室哲哉 | Eddie Delena | 1stシングル リミックス |
4 | So far away from home(Beautiful Journey) -nomad remix |
MARC | 小室哲哉 | Eddie Delena | 2ndアルバム『FACES PLACES』収録曲 リミックス |
5 | MISS YOUR BODY -studio tracks |
KEIKO&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 17thシングル 最高6位 売上10.3万枚 |
6 | FACES PLACES -live version |
小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 9thシングル 公開レコーディング音源 |
7 | DEPARTURES -fallen angel remix |
小室哲哉 | 小室哲哉 | Eddie Delena | 4thシングル リミックス |
8 | Is this love -method of madness remix |
小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | Eddie Delena | 6thシングル リミックス |
9 | Joy to the love -live version |
小室哲哉 | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 2ndシングル 公開レコーディング音源 |
10 | Anytime smokin' cigarette -live version |
小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 10thシングル(カット) 公開レコーディング音源 |
Rap Words:MARC(3,7,9)
リリースデータ
1999年3月31日 | 初登場4位 | 売上50.1万枚 | Produced by globe | エイベックス |
メンバー
KEIKO |
MARC PANTHER |
小室哲哉 |
globe1stリミックスアルバム。前作『Relation』の抽選応募特典で公開レコーディングが99年2月、府中の森芸術劇場ふるさとホールにて行われた。当初は公開レコーディングを行い、それを収録したスタジオライブアルバムを発売するとされていた。しかし発売直前に内容が変更になり、リミックスが半分以上の6曲、1週間前に発売されたばかりの先行シングル「MISS YOUR BODY」、公開レコーディング音源はわずか3曲のみの収録となった。結局この公開レコーディングで収録された楽曲は「MISS YOUR BODY」のC/Wに同曲の公開レコーディング音源が収録されていたのを含めてわずか4曲しか世に出なかった。そのようなドタバタもあり、内容がよく分からなかったせいもあって、初めて1位獲得を逃したものの50万枚のヒットを記録。だが次のベスト盤を除くと30万枚の突破自体が最後になるなど人気激減に大きく影響した問題作となった。
いきなり伸びきったテープの様にボーカルが引き伸ばされた「Sa Yo Na Ra」というのが非常に挫ける。冒頭4曲は典型的なリミックスが長々と展開。さすがにボーカルが完全になくされているようなことはないが、どれも長くてしんどい。そこを抜けると突如超絶に地味なR&Bへ変貌した「MISS YOUR BODY」が登場(studio trackとなっているがこれがシングルA面バージョン)。つい先日まではどちらかといえばロックに傾倒していたのに宇多田ヒカルの出現でJ-POPには完全にR&Bの時代が来てしまい、遅れを悟った小室が慌ててR&Bに走ったのではないかと思える方向転換。確かにクールなトラックはよく作りこまれているとは思うけど、いかんせんメロディーのキャッチーさを放棄してしまったのはいただけない。R&B系の曲が時代の中心になっていったにも関わらず、今まで時代をリードしていた小室がやったR&B路線が全く受けずに時代の流れからあっという間にドロップアウトしてしまったのは、ひとえに日本的な歌謡っぽさを排除してしまったという1点に尽きるのではないか。この段階ではglobeにR&Bは全く求められていなかったというのも大きい。そもそも何でこの流れでここに入っているのか全く持って意味不明。入れるならせめて元々の趣旨であるC/Wに入っていた公開レコーディング音源の方が良かったのでは…。曲の方に戻るとその後に登場するリミックス2曲も相変わらずなリミックスで特に言う事が無い。面白いのはライブ音源3曲。アンプラグドのバンド編成の演奏をバックに録音されたスタジオライブになっているが、ライブといっても前述のように公開レコーディングしていだけなので、観客の歓声どころか拍手すら無く、サウンドにもライブらしい残響が全く無い。よってアンプラグドに変更した新鮮な別アレンジ(Anytime smokin' cigaretteはエレキギターもけっこう派手に入っている)として楽しめる。明らかに公開レコーディング音源3曲の方が面白いのに、リミックスの中で3曲だけ入っているとむしろ浮いてしまっていて何だかもったいない。公開レコーディングでアルバム1枚の方が余裕で聞きとおせたのにどうしてこうなったのだろうか…。
印象度★★☆☆☆