Remode 1
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 原曲 |
1 | Many Classic Moments | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 26thシングル(アルバム同発) |
2 | FACE | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 8thシングル |
3 | You are the one | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 3rdアルバム『Love again』収録曲 TK PRESENTSのセルフカバー |
4 | Love again | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 12thシングル(アルバム同発) |
5 | Judgement | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 10thアルバム『globe2 pop/rock』収録曲 |
6 | UNDER Your Sky | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 3rdアルバム『Love again』収録曲 |
7 | Shine on you | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 11thアルバム『maniac』収録曲 |
8 | Wanderin' Destiny | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 11thシングル |
9 | SWEET PAIN | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 3rdシングル |
10 | FACES PLACES | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 9thシングル |
Rap words:MARC(1,5)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 原曲 |
1 | wanna Be A Dreammaker | MARC&TK | 小室哲哉 | 13thシングル |
2 | SHIFT | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 10thアルバム『globe2 pop/rock』収録曲 |
3 | garden | MARC&KEIKO | 小室哲哉 | 22ndシングル(アルバム同発) |
4 | OVER THE RAINBOW | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 27thシングル |
5 | on the way to YOU | KEIKO | 小室哲哉 | 「globe featuring KEIKO」名義のシングル |
6 | 楽園の嘘 | KEIKO | 小室哲哉 | 6thアルバム『outernet』収録曲 |
7 | FREEDOM | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 5thシングル |
8 | Anytime smokin' cigarette | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 10thシングル(カット) |
9 | still growin' up | KEIKO&MARC | 小室哲哉 | 18thシングル |
10 | Is this love | 小室哲哉&MARC | 小室哲哉 | 6thシングル |
Rap words:MARC(2,4,5)
リリースデータ
2015年8月5日 | 初登場12位 | 売上0.9万枚 | Produced by 小室哲哉 | avex trax |
メンバー
小室哲哉 |
MARC |
KEIKO |
globe1stリプロダクトアルバム。デビュー20周年プロダクト第1弾とされており、小室哲哉によるセレクトで過去の楽曲をリアレンジしている。KEIKOは療養中のため不参加でKEIKOのボーカルテイクは基本的にはオリジナル曲のものが使用されているが、曲によっては別のテイクを使用している。MARCのラップも当時のオリジナルを使用しているが、数曲は新録音されている。08年に小室が逮捕されたため、globeの新作は06年の『new deal』が最後となっていたが、2010年のデビュー15周年時にはベストアルバムを発表して活動を再開。2011年にはリミックスアルバム『house of globe』『Ragga globe〜Beautiful Journey〜』が相次いでリリースされたが、2011年秋にKEIKOがくも膜下出血により倒れ、活動できなくなってしまった。以降は小室とMARCでKEIKO復帰まで活動すると表明。2013年にはEDMリミックスアルバム『globe EDM Sessions』、2014年にはMARCが全面的にリミックスを担当したリミックスアルバム『GDM』をリリースしていた。結果的に4作続いたリミックスアルバムはいずれもトップ50を遥かに下回っていたが、今作は20周年記念としてリミックスアルバムではなくリプロダクトと表現、さらに小室哲哉自らがリアレンジを担当するとしたためか、前4作を大きく上回り、トップ10に迫る順位を記録した。また今作は『1』と題されており、小室曰く実際に冬のヒット曲がことごとく抜けており、冬までに第2弾をリリースしたい意向を示していたが、冬にリリースされたのはトリビュート盤だった。続編の『Remode 2』は結局今作から1年後となった。
リアレンジということで少し期待してたんだけど、実質的にはリミックスアルバムに近い内容。小室自身によるリアレンジということだが、意図は今の10代にもカッコいいと思ってもらえるようなアレンジ=EDMということらしくEDM寄りになっている。EDMがカッコいいという図式が本当に今の10代にあるのかはよく分からないが、いかんせんKEIKOの声が新録音できないためか、ひたすらアレンジに凝りまくった結果、どの曲も長い。5分越えは当たり前、6分や7分台の曲がドッカドカ並び、最大で10分近くとなり、各DISC10曲入りながら両方とも68分近い長さになっている。このためよくあるDJ系の引き延ばしのリミックスにも近い印象になってしまい、個人的にはリメイクアルバムとリミックスアルバムの中間のような曖昧なポジションのアルバムといった感じ。もう少しコンパクトにまとまっていればこれはこれでカッコよく聞こえたのかもしれないけど、とにかく長いのがどうにもしんどかった。
収録順は基本的に聞いてもらいたい順だそうで、1番手が「Many Classic Moments」。発売当時はすでにglobe人気が下火だった上に何故かアルバム同発にしてしまったせいでヒットもしなかったんだけど、KEIKOとの結婚のタイミングで注目が集まっている中でリリースしたベスト盤のサブタイトルにこの曲のタイトルを持ってくるなど当時も露骨にアピールしていた小室イチ押しの曲だ。かつて大コケした「MISS YOUR BODY」の時も似たような再アピール収録手法(すかさず次のシングルのC/Wに別バージョンで入れて、そのバージョンを初ベストの冒頭にわざわざ配置)を取った事があったけど「Many Classic Moments」に関しては本当に手ごたえのある楽曲だったようで今もなおもっと評価されたい曲というポジションが10年以上に渡って変わっていないようだ。また聞いてもらいたい順だけにやっぱり前半の曲の方が力作っぽい仕上がりで後半は飽きてくる事やヒット曲が少ない事もあるけど、もう少し違うアプローチの曲も聞きたくなってきてしまった。globeファンというより小室哲哉のファン向け、EDM好きな人向けのアルバムだと思う。
印象度★★★☆☆
2015.10.8執筆