あたらしいともだち
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 潮騒 | 松本素生 | 松本素生 | |
2 | ナイトフライト | 松本素生 | 松本素生 | |
3 | 昼呑み | 松本素生 | 松本素生 | 20/4/16公式通販限定配信シングル両A面曲「昼呑み(仮)」の完成版(バンドバージョン) |
4 | moon dance | 松本素生 | 松本素生 | |
5 | ヒロトとマーシー | 松本素生 | 松本素生 | |
6 | トンネルボーイ | 松本素生 | 松本素生 | 公式通販限定カセット『Private Lessons vol.2』収録曲の完成バージョン |
7 | momotaro | 松本素生 | 松本素生 | 公式通販限定カセット『Private Lessons vol.1』収録曲 20/4/16公式通販限定配信シングル |
8 | 望郷東京2020 | 松本素生 | 松本素生 | 20/5/30公式通販限定配信シングル |
9 | ビーチパーティー | 松本素生 | 松本素生 | 20/8/29公式通販限定配信シングル |
10 | 根無草のランデヴー | 松本素生 | 松本素生 |
No | タイトル |
1 | momotaro 2019.04.18 |
2 | ナイトフライト 2019.04.25 |
3 | トンネルボーイ 2019.11.19 |
4 | 昼呑み 2020.04.14 |
5 | ビーチパーティー 2020.04.28 |
6 | ヒロトとマーシー 2020.04.28 |
7 | 潮騒 2021.02.17 |
8 | moon dance 2021.02.22 |
9 | 根無草のランデヴー 2021.04.06 |
リリースデータ
2022年3月19日 2022年4月1日(配信) |
公式通販・ライブ会場限定 - |
チャート対象外 - |
Produced by GOING UNDER GROUND | BOOT CUT MUSIC |
メンバー
Vocal,Guitars | 松本素生 |
Guitars,,Chorus,Programming | 中澤寛規 |
Bass,Vocal | 石原聡 |
Additional Musician | |
Drums(1〜7) | 冨田政彦 |
Chorus(3)&Percussion(1,2,4,6,7) | 岡田梨沙 |
Programming(10) | クボケンジ |
GOING UNDER GROUND14thアルバム。公式には15thフルアルバムとしてメジャーデビュー以降はカウントしていなかったインディーズ時代の『GOING UNDER GROUND』を1stにカウントしての通算枚数へと変更している。前作より3年半ぶり。2015年ドラム河野の脱退を機に事務所を離脱し、一時メジャー復帰を経てYouth Recordsへ所属していたが、前作の後のベスト盤をもってYouth Recordsとの契約終了を発表。事務所に所属せずに完全に3人のみで独立しての活動を開始していた。これに伴い一般流通が無くなり、新曲は公式通販とライブ会場限定のカセットテープ2作を発売後、2020年には公式通販限定配信で3作リリース。「望郷東京2020」「ビーチパーティー」はストリーミング配信に出すことで一般流通させていた。今作はライブ会場と公式通販限定での完全独立後初のCD作品となった。後にストリーミング配信は行うとしており、最初のCD販売が完売した後4月1日にDL/STで各配信サイトで流通開始となった。経緯は公式サイトの説明文やインタビューで説明されている。
2015年に事務所を離脱して活動を開始していたと思ったら20周年のベストを最後にYouth Recordsとの契約終了と発表されていたので事務所辞めて独立したのにさらに独立したの?と若干謎だったが、前回は独立しつつもYouth Records所属(預かり?)だったが、今度こそ本当にどこにも所属せずに自主制作で活動を行っているということか。とりあえず解散する気も新コロ直下でも終わる気は無いどころか悲壮感も無いようで、生活できるだけの状況は確保できている(?)ようではあるが、ボーカル松本氏はよく強がるので(近作では無くなったが河野脱退前までのアルバムインタビューでは毎回のように前回はバンドの状況が良くなかったけど今回は良い的な前作下げ今作上げトークを繰り返していた)実際のところどうなのかは分からない。
先行で出ていた曲がイマヒトツパッとしないというか、ただただ俺たちが楽しいバンド活動をしようモードになっていたので予感はあったが今作はまさにそんな今も自由に楽しくバンドやってますという報告をリスナーが受け取るためのようなアルバム。ファンの期待に応えようとか過去の作品を越えていこうだとか新しい事に果敢に挑んでみようとかそういう気負いが全くない。日々の中で松本素生から生まれた楽曲たちを3人が選定してアレンジしてサポートの手も借りてバンド活動を楽しんでいる、それを一緒に楽しめるリスナーだけ聞けばよい。サブスクには流したので来るものは拒まないが、CD販売は自主通販のみで行い、意欲的に買い求めている人にだけ聞いてもらえればいいというファン向けの作品といえる。少なくともサブスクでとりあえず聞いてみようかという程度の意欲で今作を聞いてもなんともいえないところがあるんじゃないかとは思う。
これまでを踏まえて聞く今作は確かに過去を越えていく勢いも気概も全くないがリラックスはしていて自然体の今のGOING UNDER GROUNDというのが良く出ていると思うし、そこが魅力ではある。「トンネルボーイ」で歌がヘタな石原聡についに初のメインボーカルを取らせ(10年ほど前のライブで「LISTEN TO THE STEREO!!」のサビを無理やり歌わせるという余興みたいなコーナーを連発していた事はあった)、その一方で中澤ボーカル曲は無いというのも自主制作だからやれる自由さだろう。今作ではサポートのキーボードを入れず、ギター主体ではあるがロックというよりかはポップな雰囲気になっていて、これはリラックスモードゆえな感じ。良くも悪くもゆる〜い感じのアルバムではあるし、過去のアルバムと並べて好きなアルバムかというとそうはなってこないけど、それでもまだ活動を続けていて新作が聞けるという、それも苦しい感じではなくリラックスして楽しそうなのを感じ取れるアルバムだというところには確かに続けている意味も聞き続けている意味も個人的には見出せた。
まあただやはりもうちょっとファン以外にも広く響くような自信作というかキラーチューンというか…そういう曲はやっぱり求めてしまうかなぁ…。
印象度★★★☆☆
2022.4.23更新