ひとりぼっちになる日のために
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ALONE AGAIN | 松本素生 | 松本素生 | GOING UNDER GROUND、浅田信一 | |
2 | Turquoise blue | 松本素生 | 松本素生、河野丈洋 | GOING UNDER GROUND、浅田信一 | |
3 | STORMY STORIES | 松本素生 | 松本素生、 河野丈洋、末光篤 |
GOING UNDER GROUND | |
4 | ウォーターメロンシンフォニー | 松本素生 | 松本素生 | GOING UNDER GROUND | |
5 | 僕たちのフィロソフィー | 松本素生 | 松本素生、河野丈洋 | GOING UNDER GROUND | |
6 | ならば青春の光 | 松本素生 | 末光篤 | GOING UNDER GROUND | 24thシングル(ライブ&事務所通販限定) チャート対象外 |
7 | 哀愁のBOY | 松本素生 | 松本素生、中澤寛規 | GOING UNDER GROUND | |
8 | my small town | 松本素生 | 松本素生 | GOING UNDER GROUND | |
9 | Tangerine Orange | 河野丈洋 | 河野丈洋 | GOING UNDER GROUND | |
10 | カモメトゥモロー | 松本素生 | 松本素生、末光篤 | GOING UNDER GROUND | 23rdシングル(GOING UNDER GROUND×末光篤) 最高61位 売上0.1万枚 |
リリースデータ
2014年3月5日 | 初登場86位 | 売上0.2万枚 | Produced by 浅田信一(1,2)、GOING UNDER GROUND(3〜10) | アクアミュージックプロダクツ |
メンバー
Vocal,Guitars | 松本素生 |
Guitar,Chorus | 中澤寛規 |
Bass | 石原聡 |
Drums,Chorus,Keyboards | 河野丈洋 |
GOING UNDER GROUND10thアルバム。ポニーキャニオンとの契約は前作リリース後に終了したようで、GOING UNDER GROUND×末光篤としての先行シングルはTOWER RECORDSから、続く「ならば青春の光」はライブ会場&事務所通販限定となっていた。今作はシングルやDVDと異なり、全国流通はしたものの、事務所からのインディーズ扱いでのリリースとなった。「ALONE AGAIN」はリード曲となり、PVも制作され、公式のyoutubeチャンネルで視聴することが可能。今作発売前の1月のライブにて1年後の2015年1月31日に渋谷公会堂でライブを行う事を発表。3月19日に河野丈洋がこの渋谷公会堂でのライブを持って脱退することを表明した。メンバーは3人になって活動を継続するとしている。
メジャー初期に近い胸キュンやセンチメンタルな要素が大人の装いで復活し、特に前2作ではバンドクラッシャーかと個人的には思うほどに全く以前のGOINGとは違うタフな勢いをもたらしていたヒダカトオルがいなくなったこともあり、かなり以前のGOING節に近いところが感じられる1作。今回は他メンバー歌唱曲が無く、さらに松本曲が多くなっているが、これは河野が本格的に脱退を決意するに至るほど音楽性がかけ離れてしまい、かつてのように半々でアルバムを構成するという段階にはもう達せなくなっていたという事だろう。ただ唯一の単独作詞作曲を手がけた「Tangerine Orange」は今作の中で普通に溶け込んでおり、そんなに方向性の違いは感じられない。近年、自分で書いた曲を自分で歌い出したりしていた時の方がよっぽど離れていた感じがする。
メジャー初期に青年期のひとりぼっちを歌っていた彼らが、今度は大人の孤独を歌った「ALONE AGAIN」は特に名曲だ。"若さ"や"青春"が過去になっていくような気配は前作辺りでも感じられたが、今作ではそれがさらに顕著になったと思う。最近聞かなくなっていた人にもおススメできるGOINGらしい1作。
印象度★★★★☆