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No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | さびしんぼう | 松本素生 | 松本素生 | |
2 | シンドローム | 松本素生 | 松本素生 | |
3 | ミラージュ | 松本素生 | 松本素生 | 3rdシングル 最高30位 売上0.9万枚 |
4 | その事 | 河野丈洋 | instrumental | |
5 | 少女 | 河野丈洋 | 河野丈洋 | |
6 | 流線形 | 松本素生 | 松本素生 | 24thシングル『ならば青春の光』C/W(リメイク) |
7 | 夜の宝石 | 松本素生 | 松本素生 | |
8 | タッシ | 河野丈洋 | 河野丈洋 | |
9 | ステップ | 松本素生 | 松本素生 | |
10 | ランブル | 松本素生 | 松本素生 | 4thシングル 最高49位 売上0.7万枚 |
11 | kodama | 松本素生 | 松本素生 |
リリースデータ
2002年9月11日 | 初登場18位 | 売上1.8万枚 | Produced by 上田ケンジ&GOING UNDER GROUND | ビクター |
メンバー
Vocals,Guitars | 松本素生 |
Guitars,Backing Vocals | 中澤寛規 |
Bass | 石原聡 |
Drums,Piano,Acoustic Guitar,Backing Vocals | 河野丈洋 |
Keyboards,Tambourine | 伊藤洋一 |
GOING UNDER GROUND2ndアルバム。前作からほぼ1年ぶり。今作は先行シングル「ランブル」の世界観を広げたものであるとインタビューなどで語られている。インディーズ時代のプロデューサー上田ケンジを再びプロデュースに招いて制作された。チャートにおける順位の方は上昇してきているものの、CD不況本格突入に伴ってか、売上は下がっている。「流線形」は11年後の2013年のライブ会場&事務所通販限定のシングル「ならば青春の光」C/Wでリメイクされた。
全てのアルバムの中でも屈指の非常に暗くおとなしい作品。ギターロックがメインだった前作から一転して今作は音数を抑えた静かな楽曲が多い。アップテンポながら切ない「さびしんぼう」からの冒頭3曲はそれでもまだギターロックしているんだけど、これも音圧がほかの作品に比べると抑え目になっているようだ。またお遊び的なノリもある中澤ボーカルによる盛り上げ系のナンバーも今作においては入る余地が無く未収録。こういったこともあって、全作品中でも屈指の淋しい気持ちが全開の内省的な作品になっている。天気で言うならスッキリしない空模様、雨とかまでは行かないけど曇り空みたいな。おとなしすぎてダレてしまう部分もあるけど、ちょいとセンチメンタルな気分の時など気分がハマった時には非常に響いてくる。ラストの「kodama」だけここまで10曲の流れと少しだけ印象が違うように感じるのだが、この曲が1つの終着点であり、新たな始まりでもあるような印象を持った。"探してる事とか本当はなかった"、"雲も晴れた事だ 先を急ぐよ"という2番のフレーズなんかは特に大人になっていく事を決意したような、終わりの始まりという言葉がしっくり来る。この曲があるからこのアルバムは締まる。前述のように曇り空な印象のアルバムだが「kodama」があることで最後に晴れ間が見えて終わるような気がする。
印象度★★★☆☆