かよわきエナジー 2018〜forever green〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | ある日、忘れものをとりに | 河野丈洋 | インスト | |
2 | グラフティー | 松本素生 | 松本素生 | 1stシングル |
3 | センチメント・エキスプレス | 松本素生 | 松本素生 | 2ndシングル |
4 | 雨の樹 | 河野丈洋 | 河野丈洋 | |
5 | 凛 | 松本素生・ 河野丈洋 |
松本素生・ 河野丈洋 |
1stシングルC/W |
6 | カール | 松本素生 | 河野丈洋・ 中澤寛規 |
|
7 | ショート バケイション | 中澤寛規・ 松本素生 |
中澤寛規・ 松本素生 |
中澤ボーカル曲 |
8 | かよわきエナジー 〜Take Me Home,Country Roads |
松本素生 〜※ |
松本素生 〜※ |
半カバー |
9 | ボーイズライフ | 松本素生 | 松本素生 | |
10 | アロー | 松本素生・ 河野丈洋 |
松本素生・ 河野丈洋 |
インディーズ3rdシングル |
11 | 俺たちの旅 | 松本素生 | 松本素生 | |
12 | 521 | 松本素生 | 松本素生 |
※=Bill Denoff・John Denver・Taffy Nivert
リリースデータ
2018年1月31日 | 自社通販・ライブ会場限定 | Produced by GOING UNDER GROUND | Youth Records |
メンバー
Vocal,Guitars | 松本素生 |
Guitars,Chorus,Proglaming | 中澤寛規 |
Bass,Chorus | 石原聡 |
GOING UNDER GROUND1stアルバム再録音盤。1998年のインディーズデビュー(『Cello』)から2018年に20周年を迎えるのを記念してメジャー1st〜3rdアルバムの再録盤を3作を1〜3月の月末に連続リリースする企画の第1弾。現在の3人のメンバーでバンドアレンジではなく、"アコースティックベースに現メンバーで新しく生まれ変わらせた音源"としている。サポートメンバーとしてオヤイヅカナル(keyboards)、溝口尚(ukulele)が参加している。中澤に"proglaming"と表記されているが、プログラミングは"programming"のはずで誤植なのか意図的にこの表記にしているかは不明。今作だけでなく残り2作でも"proglaming"と一貫して表記されている。
20周年企画といっても実際には98年にリリースしたのはミニアルバム『Cello』であり、99年の『思春期のブルース』、00年の『GOING UNDER GROUND』を経て、01年にメジャー1stの『かよわきエナジー』が発売されている。01〜03年に発売された今回の3作品は20周年でも何でもなかったりするし、インディーズ時代の方が声も演奏も粗かったのでどうせなら今の感覚で最初期の作品をやってほしかったところだが…。
それ以前に今回の企画、アコースティックベースというか簡易な打ち込み主体のアレンジになっていて最初聞いた印象は予想以上に安っぽいというかとにかくしょっぼい…と正直ちょっと絶句状態になってしまった。クレジットを見たらプログラミングは中澤が担当しているようだが…。
かつて細かい装飾音や打ち込みは脱退した河野丈洋が一手に引き受けていたと思われ、毎回河野丈洋のクレジットだけ色々書いてあって長かったり、別枠でprogrammingなどが表記されていた。これもあって脱退して3人になってからは明らかにバンドメインの音になっていた。中澤寛規は元BEAT CRUSADERSのカトウタロウと組んだユニットのナカザタロウでは2人だけで曲を作っていたので、恐らくそちらでは打ち込みもやっていたとは思うんだけど、GOINGではプログラミングは行ってないし、それ以前に作曲もほとんどしない、あくまでいちギタリストであり時々ボーカル担当。細かい事は良く分からないんだけど、今作のアレンジは率直にかつて河野丈洋が手掛けていた打ち込みに比べてると凄く不慣れというか、チープに感じてしまった。あえてガッチリ作りこまずに意図的にチープな感じにしているのかもしれないけど、これなら変に打ち込みで音を足さずにシンプルにアコースティックギター、ベース、ボーカル、あとサポートピアノやパーカッションというアコースティック主体の方が良かったんじゃないかと思ってしまった。ただアコースティックギター主体だと近年シングルのC/Wに弾き語り1発録りのメドレーという形でもうけっこうやってしまっていたからなぁ…。
発売と同時に公式Twitterがファンの大絶賛ツイートをRTしまくっていたので、正直これが?マジか〜…と思ってもう少し聞けば良さが見えるはずだ…と頑張ったんだけどちょっと厳しかった。というか結果的には次の2作ではそれぞれにそれぞれの良さが見えた。3作の中で今作だけはしょぼい印象が先に立ってしまった。「グラフティー」のチープなピコピコ音からしてまず出鼻をくじかれる感じなんだよなぁ…。
印象度★★★☆☆
2018.5.3更新