ALRIGHT

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 夕暮れのたもと 秦基博 秦基博 上田禎  
2 キミ、メグル、ボク 秦基博 秦基博 松浦晃久 4thシングル 最高15位 売上1.7万枚
3 バイバイじゃあね 秦基博 秦基博 皆川真人  
4 ファソラシドレミ 秦基博 秦基博 上田禎  
5 Honey Trap 秦基博 秦基博 島田昌典  
6 花咲きポプラ 秦基博 秦基博 山本隆二  
7 虹が消えた日 秦基博 秦基博 松浦晃久 5thシングル 最高13位 売上1.6万枚
8 最悪の日々 秦基博 秦基博 久保田光太郎  
9 夜が明ける 秦基博 秦基博 松浦晃久  
10 休日 秦基博 秦基博 鈴木正人  
11 フォーエバーソング 秦基博 秦基博 亀田誠治 6thシングル 最高10位 売上1.4万枚
12 新しい歌 秦基博 秦基博 島田昌典  
<ボーナストラック>(初回限定盤のみ)
13 僕の今いる夜は with 槇原敬之 槇原敬之 槇原敬之 武部聡志 FM802限定OA曲 M&THE RADIODOGS セルフカバー
14 空中ブランコ with 一青窈 一青窈 秦基博 武部聡志 一青窈に提供 セルフカバー
15 夏はこれからだ! with 福耳 岡本定義 岡本定義 COIL 福耳 5thシングル セルフカバー

Rap lyric:MICRON'STUFF(15)

リリースデータ

2008年10月29日
2018年1月3日
初登場7位 売上5.6万枚 BMG JAPAN
Augusta Records(ユニバーサル)

秦基博2ndアルバム。前作から1年1ヵ月ぶり。前作以降の3シングルを収録。初回盤はボーナストラックとして3曲を追加収録DVD『All Music Video 2008+Live at The Room』付属、スリーブケース仕様。当時レンタル店でも初回盤が入荷された(DVDは抜かれていた)。『All Music Video 2008+Live at The Room』は前作初回盤の続編的内容でシングル3作のミュージックビデオ、「季節が笑う」「Lily」「プール」のスタジオライブ映像が収録されている。

「僕の今いる夜は」FM802春のキャンペーソングとして槇原敬之が書き下ろしていた新曲でM&THERADIODOGS名義でメンバーは槇原敬之、青山テルマ、清水翔太、つじあやの、秦基博、ハナレグミ、ヒダカトオル(BEAT CRUSADERS)、YO-KINGの8人で歌唱していた。M&THERADIODOGSでのバージョンは発売されておらず、秦基博バージョンで初音源化となった。今作では秦基博がメインボーカルでゲストボーカルとして槇原敬之が参加しているが単独パートは無くほぼコーラス参加となっている。槇原敬之が自らセルフカバーしたバージョンはこの1ヶ月後に『Personal Soundtracks』に収録された。

「空中ブランコ」は一青窈の08年1月のシングル『受け入れて』C/Wに提供していた楽曲のセルフカバー。一青窈がゲストボーカルとして参加しており、こちらは一青窈の単独パートもあるデュエット歌唱となっている。

「夏はこれからだ!」は事務所オフィスオーガスタのオールスターユニット福耳への初参加シングルで7月に発売された『DANCE BABY DANCE/夏はこれからだ!』の両A面2曲目のセルフカバー。オリジナルでは大橋卓弥, 元ちとせ、秦基博がメインボーカルで初期メンである杏子、山崎まさよし、スガシカオはコーラスを担当していたが、今作は秦基博の単独メインボーカルで演奏はそのままに杏子、山崎まさよし、スガシカオだけでなく大橋卓弥、元ちとせも全員コーラスに回っているバージョン。

2016年末に事務所オフィスオーガスタがユニバーサルとの提携(全株式をユニバーサルに譲る形)を発表。オーガスタは山崎まさよしはユニバーサルに所属していたがそれ以外は基本的にソニーレーベルにオーガスタのプライベートレーベルを作る形でレコード会社に所属していたが、これに伴いソニーでのオーガスタレーベルは閉鎖、2017年から基本的に全員がユニバーサルに新たに作られたAugusta Recordsへ移籍。そして2018年には旧作通常盤が一斉にAugusta Recordsから再発され現行盤へと移行した。

今作もアコースティックを軸にしながら、様々な味付けを施したポップス集といった趣き。シンプルなバラードよりももう少しミドル以上でポップな印象の楽曲が多く、後年に比べるともう少し売れ線を素直に目指していたような印象も受ける。曲ごとにアレンジャーを変えることで多彩さを出していて、全体のバランスは前作以上にいい。ただシングル含めて「鱗」のような強力なインパクトを持つ曲は無く、突出したリード曲が無い。実際シングル3作とも安定した売上となった一方で更なるブレイクには至らずにじわじわ売れ続ける状態へ突入したが、まさに売れ方同様にこれぞという大当たりがあるのではなく、やや地味な印象の最初の印象の割には何度も聞けて飽きないじわじわ良さが見えてくるような魅力があると思う。

B001ETPS08初回盤DVD+ボーナス3曲付(全15曲)   B001ETPRZY通常盤(全12曲)  B07733FFMW2018年再発盤

印象度★★★★☆

2021.8.20修正

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