evergreen2
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 原曲、備考 |
1 | 泣き笑いのエピソード | 秦基博 | 秦基博 | 24thシングル |
2 | Tell me,Tell me | 秦基博 | 秦基博 | 新曲 |
3 | 在る | 秦基博 | 秦基博 | 6thアルバム『コペルニクス』収録曲 |
4 | Raspberry Lover | 秦基博 | 秦基博 | 23rdシングル |
5 | 仰げば青空 | 秦基博 | 秦基博 | 配信シングル、6thアルバム『コペルニクス』収録曲 |
6 | 花 | 秦基博 | 秦基博 | 配信シングル、6thアルバム『コペルニクス』収録曲 |
7 | 終わりのない空 | 秦基博 | 秦基博 | 21stシングル両A面曲 |
8 | 70億のピース | 秦基博 | 秦基博 | 21stシングル |
9 | スミレ | 秦基博 | 秦基博 | 20thシングル |
10 | Q&A | 秦基博 | 秦基博 | 19thシングル |
11 | 水彩の月 | 秦基博 | 秦基博 | 18thシングル |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 原曲、備考 |
1 | さよならくちびる | 秦基博 | 秦基博 | ハルレオへ提供 初収録セルフカバー |
2 | 綴る | 秦基博 | 秦基博 | 4thアルバム『Signed POP』収録曲 |
3 | 新しい歌 | 秦基博 | 秦基博 | 2ndアルバム『ALRIGHT』収録曲 |
4 | 五月の天の河 | 秦基博 | 秦基博 | 16thシングル『ダイアローグ・モノローグ』C/W |
5 | プール | 秦基博 | 秦基博 | 2ndシングル『鱗』C/W |
6 | 告白 | 秦基博 | 秦基博 | 上白石萌音へ提供 初収録セルフカバー |
7 | Sally | 秦基博 | 秦基博 | 5thアルバム『青の光景』収録曲 |
8 | 恋の奴隷 | 秦基博 | 秦基博 | 1stEP『エンドロールEP』収録曲 |
9 | やわらかな午後に遅い朝食を | 秦基博 | 秦基博 | 1stシングル『シンクロ』C/W |
10 | 風景 | 秦基博 | 秦基博 | 1stアルバム『コントラスト』収録曲 |
リリースデータ
2021年3月17日 2024年12月25日(完全限定盤3LP) |
初登場11位 | 売上1.3万枚 | Produced by 秦基博 | オーガスタレコード(ユニバーサル) HOBBYLESS RECORDS/diskunion DIW |
秦基博2nd弾き語りベストアルバム。6thアルバム『コペルニクス』から1年3ヶ月ぶり。2014年の『evergreen』の続編。DISC-1は前回以降18thシングルから最新の24thシングルまで全シングルCD表題曲と配信シングル+「在る」+新曲「Tell me,Tell me」を収録。DISC-2はリクエスト企画トップ10の10曲が収録されている。このうち「さよならくちびる」「告白」は提供曲のセルフカバーで初音源化となった。前回は新録音と既存ライブ音源で構成されていたが今作は全曲スタジオ新録音とされている。初回盤は全公演新コロ中止となったツアーの代わりとして2020年11月19日に行った配信ライブ「「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2020-コペルニクス-」の模様を収録したBlu-ray付。
2024年には『evergreen』と2枚同時発売で完全限定盤3枚組LPとして発売。アナログ用に立ち上げた自主レーベルHOBBYLESS RECORDSとdiskunion DIWの共同でのレーベル名義からのリリース。アナログ盤のみ13200円とアクリルブロック付の17600円の2形態。
デビュー15周年記念作の位置づけでもあるが、前作が「ひまわりの約束」ヒット後に普通のベスト盤が望まれているタイミングでの弾き語りベスト、今回は朝ドラ主題歌「泣き笑いのエピソード」で久々に注目を集めた後(注:「ひまわりの約束」と違ってそんなにヒットはしてな)、という事でいつもより注目を集めたここぞというタイミングで真髄たる弾き語りスタイルでのベスト盤を出してきている事からも弾き語りが秦基博の重要な表現スタイルである事が十分に伺える。前回は既存ライブ音源をかなり使っていたが(どれが新録音とはちゃんと明言していなかったがほとんど既存音源だった)、弾き語り=スタジオミュージシャン無しで1人でスタジオ録音というのは新コロ直下と相性が良かったのとツアーも全部飛んで時間があったためか、既存のライブでの弾き語り音源があった曲でも全曲新録音したという事なのかも。
DISC-1は新曲とアルバム曲「在る」もあるが基本的には前作以降のシングルをリリースと逆順に収録。06年11月デビューで14年10月発売の前作はシングルとリード曲だけで2枚組、それ以降のシングルを詰め込んだ今作がこの曲数。デビューから前作までが8年、前作から今作まで6年半で年数にそこまで大差はないがそれだけリリースペースがゆっくりになっている事が分かる。そして案の定代表曲と言われるような曲がこの時期にはほとんどなく、朝ドラ主題歌の恩恵で「泣き笑いのエピソード」がようやく久々の代表曲になったか(DLやSTも弱いためビルボード基準でもヒット曲認定は到底されそうにないが…)という程度。人気のピークを越えた後でも名曲が生まれる事は多いが、アレンジでの盛り上げを排して弾き語りという極限までそぎ落とした状態で曲を並べると改めて前作までの時期に比べて印象に残りにくくなってきているように感じてしまった。アルバム『青の光景』→『コペルニクス』で徐々に強まっていた予感だったけど、過去を越えていく新しい曲がなかなか書けなくなってきて制作ペースも落ちてしまっているという産みの苦しみ的な印象はそんなに外れていないのかもしれない。もう十分に名曲は生み出してきてなお初期と同じペースで名曲を量産する事は望んでいもいないし、もちろん今も今で良さはあるんだけど、弾き語りで聞いてもなお良いと思うよりは弾き語りで聞いていると飽きてきてしまう部分が強くなってきた。
DISC-2はリクエストを募っての内容のため、初収録のセルフカバーのほか、前作の時期の曲までオールタイムにC/Wとアルバム曲が選曲された。アルバムの人気曲は見えにくかったのでけっこう意外な選曲だったり、正直オリジナルを覚えていない曲も多かったが、オールタイム選曲なのもあってか前作以降のみのシングルA面が並ぶDISC-1とそこまで遜色ないイメージではある。
初回盤Blu-ray付 通常盤 3LP+アクリルブロック 3LP
印象度★★★☆☆
2021.6.19更新