ひなくり2021
No | タイトル | 備考 |
1 | Overture | Instrumental 1stアルバム『ひなたざか』収録曲 |
2 | アディショナルタイム | 6thシングル通常盤のみC/W |
3 | SE | |
4 | 膨大な夢に押し潰されて | 5thシングル通常盤のみC/W |
5 | ソンナコトナイヨ | 4thシングル |
6 | MC | |
7 | SE | |
8 | アザトカワイイ | 1stアルバム『ひなたざか』収録曲 |
9 | DANCE TRACK | ダンスコーナー |
10 | 好きということは… | 4thシングルType-AのみC/W 1期生 |
11 | 世界にはThank you!が溢れている | 5thシングルType-DのみC/W 2期生 |
12 | この夏をジャムにしよう | 1stアルバム『ひなたざか』Type-Aのみ収録曲 3期生 |
13 | 嘆きのDelete | 5thシングルType-AのみC/W 加藤ソロ |
14 | SE | |
15 | まさか 偶然… | 3rdシングルType-AのみC/W 花ちゃんズ(富田・松田) 2人アコースティックギター演奏+オケ |
16 | SE | |
17 | こんなに好きになっちゃっていいの? | 3rdシングル |
18 | 川は流れる | 3rdシングル通常盤のみC/W |
19 | MC | |
20 | ホントの時間 | 3rdシングルC/W |
21 | 何度でも何度でも | 6thシングルC/W |
22 | 日向坂 | 1stアルバム『ひなたざか』Type-Aのみ収録曲 |
23 | DANCE TRACK | ダンスコーナー |
24 | My Fans | 1stアルバム『ひなたざか』通常盤のみ収録曲 |
25 | キツネ | 2ndシングルC/W |
26 | バックダンサーズによるダンスコーナー | |
27 | ってか | 6thシングル |
28 | 誰よりも高く跳べ! 2020 | 1stアルバム『ひなたざか』Type-Aのみ収録曲 けやき坂46 欅坂46 3rdシングル『二人セゾン』Type-BのみC/W、1stアルバム『走り出す瞬間』収録曲の再録音 |
29 | SE | |
30 | 思いがけないダブルレインボー | 6thシングルType-AのみC/W |
31 | JOYFUL LOVE | 1stシングル『キュン』C/W |
32 | MC 本編終了 | |
33 | 君しか勝たん | 5thシングル |
34 | MC | |
35 | 約束の卵 2020 | 1stアルバム『ひなたざか』通常盤のみ収録曲 けやき坂46 1stアルバム『走り出す瞬間』収録曲の再録音 |
メンバー
1期生 | 潮紗理菜、影山優佳、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、高本彩花、東村芽依 |
2期生 | 金村美玖、河田陽菜、、富田鈴花、丹生明里、濱岸ひより、松田好花、宮田愛萌、渡邉美穂 |
3期生 | 上村ひなの、橋未来虹、森本茉莉、山口陽世 |
休業 | 小坂菜緒 |
DISC-4は2021年12月24,25日千葉・幕張メッセ国際展示場9-11ホールで開催された2日間のライブのうち25日のライブの模様をフル収録。2日前の22日には同会場(9ホールのみ)で『冬の大ユニット祭り”X’masスペシャル”』も開催されていた。2021年に延期としていた東京ドーム公演はこの年も断念する事になったが、25日アンコールのMCにてデビュー記念日付近で毎年行っていた『ひな誕祭』の3回目を東京ドームで行うと発表。今度こそ全員参加は実現できずとも開催された。
2021年はツアーも再開されていたものの観客数の制限、マスク着用義務、声出し禁止などの厳しい制限下でのライブを強いられていた。また6月下旬より小坂菜緒が体調不良で長期休業したままとなっており、少なくとも観客数の制限撤廃と小坂復帰を待ちたいという意向、そして卒業が内定していた渡邉美穂も合わせた現メンバー全員でドームをやりたいという意向があったようだ。
前3回と違って今回の公演にはサブタイトルが無く、コンセプトも無い。このクリスマスライブ限定の特別企画だったファンタジックなストーリー展開が突如全撤廃され、巨大なスクリーンが背後にあるものの演出専用でVTRを流す演出もない。このため曲間はダンスコーナーやスクリーンと連動させたSEなど"魅せる"方向性に特化。加えて観客数制限を逆手に取って細かくブロック分けして席を配置、反対側にもステージを用意してメンバー全員が1人1ブロック間を反対側まで横並びになってトロッコ移動できるようにしたり、さらに外周はさらに大きな隙間があるので全員が乗れるデカい列車が1周できるようになっているなど隙間を有効活用し、観客の近くに接近する演出を多めに配置。これらの移動曲ではニコニコお手手フリフリタイムとなるので激しいダンスの後の休憩タイムにもなるといった寸法。現場の観客最優先の演出で現場では出来る範囲内で盛り上がろうという一体感はあったようだが、結局映像になると声を発せずサイレント、スティックバルーン叩く音も絞られていてほとんど聞こえず、ペンライトやスティックバルーンを装備していると拍手する余地が無いのか拍手も全く聞こえない。映像的には観客の光が揺れているだけで、メンバーの煽りもほとんどセルフコール&レスポンス(○○ですかぁ?→メンバーがイエーイ!)なのでなんとも滑稽な歴史的記録映像になってしまっている。
2020年以降握手が無くなり、ようやく来れるようになったライブ会場でも制限を強いられている観客にとっては会場が広すぎてステージのメンバーは豆粒という状況で最接近までメンバーがトロッコ移動してきてくれる演出は確かに嬉しいものなんだろうとは思うんだけど、映像作品になると一気につまらなくなった…というのが正直なところ。シリーズ特有の要素だったストーリー展開が無くなってしまったのは残念だし、雰囲気モノのSEやダンスで間を繋ぐなどいかにも欅坂46からの例の振付師らしい演出になってしまい日向坂っぽさも薄めになってしまった。ただ2019、2022は例の振付師で2020、2021は他の振付師となっている中でいかにも例の振付師っぽいアーティスト系ダンス演出は今回だけなので全体の方向性決めているのはもっと上層部であまり関係ないのか…?
「ってか」の直前のダンスコーナーなどバックダンサーで埋めている箇所もあるが、この部分はたぶん会場で見ていると最初良く分からなくてメンバーかと思ったらバックダンサーズだったという感じになると思うんだけどそこまでして埋めるよりVTR演出の方がいい。これは今回の会場は9-11ホールをぶち抜きで使用した高さゼロまっさら平面のみの広大な空間になっているのでいくらスクリーンがデカくても後方だとよく見えない、そもそも背が低いと前が見えないという事も影響したか…。ホールぶちぬいてライブやるものではないのかもしれない。
また22日に『冬の大ユニット祭り”X’masスペシャル”』を開催しておりそちらでユニット曲をたんまりやったためか、こちらではユニット曲廃止、期別曲コーナーと加藤ソロ以外は全員曲となった。2日間での日替わりは期別3曲を入れ替えたのみ。今作はまだ前々日にユニットライブをやったからという理由があったが、これ以後ほとんどユニット曲をやらなくなり期別曲一辺倒になってしまう傾向はこのライブから始まったように思う。またようやくドームという到達点が見えたこの段階はまだ勢いが持続していたものの、今にしてみると停滞への流れはこの辺りから始まった感じもあるかも。
印象度★★★☆☆
2024.2.17更新