四畳半レコード
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考(シングル全てライブ会場/公式DL限定) |
1 | はじめの一歩 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | |
2 | 僕がいなくなっても | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 2ndシングル |
3 | シュガー | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | |
4 | ちょうちょ | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 4thシングル |
5 | ふかみどり | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 2ndシングルC/W |
6 | 鏡 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | |
7 | あたりまえの事だけど | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 3rdシングル |
8 | 僕はたぶん | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 1stシングルC/W |
9 | 平日 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | |
10 | 今日の全てが | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 4thシングルC/W |
11 | 8485〜黒い恋人〜 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | |
12 | 真夏の夢が消える頃 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 2ndシングルC/W |
13 | みんなのそら(Album ver) | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 1stシングル |
(BonusTrack) | |||||
14 | 大事なプレゼント2016(Live in 青山月見ル君想フ) | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 伊藤俊吾 | 3rdシングルC/W('08デモ) ライブバージョン |
リリースデータ
2016年7月16日(公式DL&ライブ会場限定CD販売) 2017年11月10日(全国CD販売) |
対象外 300位圏外 |
Produced by 伊藤俊吾 | YOJOHAN RECORD |
伊藤俊吾1stアルバム。2008年に活動休止したキンモクセイのボーカルのソロ初アルバム。キンモクセイの活動休止後は裏方としての楽曲提供等は行っていたようだが、自身の歌手活動はほとんど行っておらず、キンモクセイ時代のレコード会社と担当スタッフがDEENと同じだった縁により09年にDEENの『LOVERS CONCERTO』収録曲「Glory Day feat.イトウシュンゴ」にイトウシュンゴ名義でゲスト参加し、DEENのライブにゲスト出演した程度であった(DEENのライブに出た際に休止以来のステージだと発言していた)。これ以降は表立った活動をしていなかったが、2014年に父親の死をきっかけにしてソロサイトを立ち上げて、公式サイトでダウンロード販売とライブ会場限定でのCD販売を中心にソロでの新作の発表を開始。ここまでの4枚のシングルから8曲を収録。タイトルの『四畳半レコード』は、全楽曲を四畳半の防音スペースである自宅スタジオにて制作したことに由来する。ボーカル、コーラス、ギター、ベース、ドラム、ピアノ、キーボード、シンセサイザー等全ての演奏、録音、ミックス、マスタリングまで文字通り全ての工程を1人で行っている。ボーナストラックの「大事なプレゼント2016」のみライブ音源のためサポートのバンドメンバーが参加している(エレキギターはキンモクセイの後藤秀人)。
公式サイトのショップは通販業務を行っていないためDL販売のみで、CDはライブ会場でしか入手できなかったが2017年11月に全国発売された(O社の発売日登録はこちらに合わせられている)。また2019年に2ndアルバムの販売開始時には公式ショップでの通販業務も開始され、今作も公式ショップからでも購入可能となった。
父親の死がきっかけとして始動直後の公式サイトや今作のCDトレイ下にそのまま伊藤家のお墓の写真を載せている辺りは少し異様な感じもするが、自分と向き合うというか内省的な時間がかなり長かった事が伺える。実際歌詞はキンモクセイ時代よりも内省的な少し内にこもったような表現やそこから踏み出していくような歌詞が散見され、パーソナルな部分が強く出ているように感じる。曲調は幅広いが、どこか懐かしさを感じる曲が多く、まさに"あの頃の匂い"を掲げていたキンモクセイのイメージからはそんなに離れていない。大瀧詠一とかナイアガラな感じの作風はキンモクセイ時代も好んでいたようだったけど、そういった曲もあってキンモクセイのイメージのまま自然に聞ける。よりそこからパーソナルに踏み込んだのがソロとしての世界観なのかなという印象。
個人的には休止から1年でDEENで姿を見たものの以降全く名前を見かけなくなっていたのでそのまま引退してしまったのかと思っていたし、全部1人で演奏しているというのでもっと打ち込みみたいなスタイルなのかと思ったら、普通にキンモクセイの延長にあるようなバンド演奏になっていて驚いた。公式サイト立ち上げ時のお墓インパクトが強かったので、正直もっと暗くて地味な弾き語り+αみたいな感じなのかと思っていたのもあるが、これは予想以上に良かった。
印象度★★★★☆
2018.11.28更新