ファウンテンブルーに染まって
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | スコール | 門脇更紗 | 門脇更紗 | 渡辺拓也 | |
2 | わすれものをしないように | 門脇更紗 | 門脇更紗 | 佐伯youthK | 21/4/7配信シングル |
3 | 私にして | 橋口洋平(wacci) | 門脇更紗 | 石崎光 | 22/6/1配信シングル |
4 | 真夏のサイダー | 門脇更紗 | 門脇更紗 | 佐伯youthK | |
5 | scroll | 門脇更紗 | 門脇更紗 | 佐伯youthK | |
6 | ねぇバディ | 門脇更紗, 佐伯youthK |
門脇更紗, 佐伯youthK |
佐伯youthK | |
7 | きれいだ | 門脇更紗 | 門脇更紗 | Sasanomaly | 21/5/5配信シングル |
8 | わたしが好き | 門脇更紗 | 門脇更紗 | 佐伯youthK | 21/12/15配信シングル |
9 | トリハダ | 門脇更紗 | 門脇更紗 | Sasanomaly | 21/3/3配信シングル(メジャーデビュー作) |
10 | 東京は-Acoustic ver.- | 門脇更紗 | 門脇更紗 | 20/3/25配信シングルのリメイク |
リリースデータ
2022年7月27日 | 初登場112位 | 売上0.04万枚 | ビクター |
門脇更紗メジャー1stアルバム。1999年生まれ兵庫出身で地元を拠点にして2017年にミニアルバム『You and I』、2018年に『18』リリース後に2019年に1stアルバム『雨の跡』を発売(現在配信されているのは『雨の跡』以降の作品)。2020年に東京に拠点を移して事務所スターダストのレーベルから配信曲をリリースしていたがその1作目「東京は」発売日が2020年3月25日だったために新コロ騒動の本格的開始に直撃して活動縮小を余儀なくされていた。そんな中でも1年後の2021年3月に「トリハダ」でビクターからメジャーデビュー。メジャーデビューしても配信限定のままだった上に現在のビクターのディスコグラフィーではメジャー前の配信曲のうち「東京は」以降の4作も一緒に掲載されている(2作目となる両A面「えのぐ/Love story」のみ何故か未掲載)のでメジャーデビューで何か大きく変わったわけではなかったが、ドラマやアニメタイアップは獲得できるようになっていた。今作がメジャー1stアルバムにして初にして唯一の全国流通CD作品となった。メジャー以降の5配信シングルを収録。2020年に事務所スターダストのレーベルからリリースしていた5配信シングル6曲は未収録で、1番最初の「東京は」のみアコースティックバージョンで再録して収録された。
初回盤は2021年3月メジャーデビューを記念してバンド編成で行ったスタジオライブ「いいやん」、「トリハダ」、「東京は」、「さよなら トワイライト」、「わすれものをしないように」、マイクを通さず行った弾き語り「きれいだ -Acoustic ver.-」を収録したDVD付、スリーブケース仕様。「いいやん」、「東京は」、「さよなら トワイライト」は今作未収録になった2020年の配信シングル。
大手事務所スターダスト所属の新人シンガーでも容易にメジャーデビューに至れないんだなぁ…という事で10代でもう事務所所属には至っていたようだが新コロ騒動直撃もあってメジャー1stアルバムリリース時点で23歳。割と若さ勝負になりがちな女性シンガーソングライター界隈としては1stフルアルバムまでかなり時間がかかってしまった(『雨の跡』もフルアルバム扱いだが全8曲)。ドラマ『ゆるキャン△2』エンディングに起用された「わすれものをしないように」がそこそこ好印象でこの曲だけ聞いていたんだけど(DL)それっきりになっていて、1stアルバムが出るとの事なので聞いてみた(ST)。
等身大のストレートなギター系の女性シンガーソングライターといった佇まいで強いクセもない間口の広いJ-POPといった装いで聞きやすい。1曲目の「スコール」は気合の入った爽快なロックナンバー、そして「わすれものをしないように」と続いたのでかなり好印象だったんだけど個人的には冒頭2曲がクライマックスだった。やはり予算的にカツカツっぽくてあまりオケに人件費をかけられていないのか、打ち込みっぽいこざっぱりとしたアレンジが目立つ。全体には凄くいいというほどではなく総じていいんだけどそこそこからそこそこ以上良いといった印象。この時代にここまで地道に努力してきてようやくのメジャーデビュー、ようやくデジタルではない実物のパッケージとして1作残せただけにもう少し売れてやりたいように活動を継続してほしいけどどうなるかなぁ…。
2024年追記:
この後2023年は1曲配信のみと一気に停滞し、2024年は2〜4月まで3ヶ月連続配信して再度活発化したかに思われたが、2024年7月のライブをもって無期限活動休止を発表。レーベルとマネージメントを離れるとある事からビクター及びスターダストとの契約終了で引退に近い状況と思われる。全国流通したメジャーでのCDは結局今作1枚ポッキリとなった。
印象度★★★☆☆
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。作詞作曲編曲はビクター公式サイト参照。