One Fine Day
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Don't Wanna Escape(D-Z Hyper Remix) | 華原朋美 | 菊池一仁 | D-Z | リミックス |
2 | A Broken Wing | 華原朋美 | 星野靖彦 | 長岡成貢 | |
3 | Future | 華原朋美 | 菊池一仁 | 長岡成貢 | |
4 | True Mind | 華原朋美 | 星野靖彦 | 明石昌夫 | 16thシングル『Believe in Future〜真夜中のシンデレラ〜』C/W(カット) |
5 | my family | 華原朋美 | 菊池一仁 | 長岡成貢 | |
6 | Only Once Generation | 華原朋美 | 桑原秀明 | 明石昌夫 | |
7 | Blue Sky | 華原朋美 | 桑原秀明 | 明石昌夫 | 17thシングル(カット) 最高55位 売上0.6万枚 |
8 | be honest(Rearrange Version) | 華原朋美 | 菊池一仁 | 長岡成貢 | 15thシングル 最高12位 売上5.1万枚 |
9 | as A person(as A....) | 華原朋美 | 菊池一仁 | 菊池一仁 | 14thシングル 最高6位 売上28.7万枚 |
10 | Don't Wanna Escape | 華原朋美 | 菊池一仁 | 長岡成貢 | |
11 | as A person(Classic Version) | 華原朋美 | 菊池一仁 | 長岡成貢 | 別アレンジ |
リリースデータ
1999年11月25日 | 初登場5位 | 売上5.7万枚 | Produced by 松浦"MAX"勝人、飯田"Kelly"益三 | ワーナー |
華原朋美4thアルバム。小室離脱後、事務所移籍後、初のアルバム。あからさまに不完全そうに見える伝説の乗馬復帰会見で6月に復帰。7月にシングル「as A person」で新作リリースも再開。小室へのメッセージソングとして話題になり、小室末期を上回るヒットを記録するが、続く「be honest」では早速トップ10落ちとなり、アルバムもトップ10入りを果たしたが、売上は激減。結果的にアルバム最後のトップ10ヒット作品となった。また今作リリース後、年明けにシングル「Believe in Future〜真夜中のシンデレラ〜」を出すも(C/Wは「True Mind」をアレンジを変えてシングルカット)再び休養に入った。その後、昼ドラ主題歌に起用されたため00年になって「Blue Sky」がシングルカットされている。レコード会社はワーナーだがエイベックス所属の作家、プロデューサーが制作している。
不完全な復帰作、としか言いようがない。ボーカルが圧倒的なまでに不安定。今回は何故か当時のエイベックスの主力作家が集結しているので、エイベクシー(?)な完成度の高い曲が並んでいるので、曲が悪くて下手にしか歌えないわけではない。単純に精神的に不完全な状態で無理して復帰したので全く歌えていない、といった感じ。こんなに歌が下手だったのか…と不思議になるほどで、特徴的な高音の伸びやかさは全く聞くことができないし、とにかく覇気が無くて自信無さげ。伝説の乗馬復帰会見での虚ろな目つきは未だに印象深いが、ブックレットの写真でも笑顔はあるが、目が完全に死んでいる。怪盤である前作ブックレットでは写真が唯一の救いだったが、今作の場合は写真を見るとさらにヤバそうな空気感が増すといった具合。そのような状態だけに、全曲作詞を手がけているものの、とにかく必死な前向きさが逆に痛々しく響いてしまう。そもそも何でいきなりエネルギッシュなリミックスで始まるのかもよく分からない。リミックスというよりかはリアレンジとして聞くことができるとはいえ、同じ曲が2回、それが「Don't Wanna Escape」だけでなく「as A person」でもあるというのも何だかおかしい。実質9曲しか揃えられなかったというのも、復帰を急ぎすぎたせいでは…。ここまで不完全なアルバムというのも珍しい。怪盤というよりかは痛々しすぎてまともに聞けない1作だ。
印象度★☆☆☆☆