MEMORIES 3-Kahara Back to 1995-
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲(1以外全て1995年) |
1 | Back to 1995 Intro | Tak Miyazawa | Tak Miyazawa | Instrumental 新曲 | |
2 | ズルい女 feat. はたけ(シャ乱Q) | つんく | つんく | Tak Miyazawa | シャ乱Q はたけがElectric Guitarで参加 |
3 | Feel Like dance | 小室哲哉/MARC | 小室哲哉 | Tak Miyazawa | globe |
4 | ら・ら・ら feat. 大黒摩季 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | Tak Miyazawa | 大黒摩季 大黒摩季がChorusで参加 |
5 | WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント | 小室哲哉 | 小室哲哉 | Tak Miyazawa | H Jungle with t |
6 | もっと もっと… | 小室哲哉 | 小室哲哉 | Tak Miyazawa | 篠原涼子 with t.komuro |
7 | Hello,Again〜昔からある場所〜 | 小林武史 | 藤井謙二/小林武史 | Tak Miyazawa | MY LITTLE LOVER |
8 | masquerade | 小室哲哉 | 小室哲哉 | Tak Miyazawa | trf |
9 | TOMORROW | 岡本真夜/真名杏樹 | 岡本真夜 | Tak Miyazawa | 岡本真夜 |
10 | ゲレンデがとけるほど恋したい | 広瀬香美 | 広瀬香美 | Tak Miyazawa | 広瀬香美 |
11 | LOVE LOVE LOVE | 吉田美和 | 中村正人 | Tak Miyazawa | DREAMS COME TRUE |
リリースデータ
2015年12月2日 2016年2月3日(UHQCD) |
初登場30位 | 売上0.6万枚 | Produced by 武部聡志 | ユニバーサル |
華原朋美3rdカバーアルバム。ベスト盤『ALL TIME SINGLES BEST』『ALL TIME SELECTION BEST』を挟んでのシリーズ第3弾。ベスト盤から半年、前作から1年2ヵ月ぶり。今作はデビュー20周年を締めくくる作品とされ、デビュー年である1995年のヒット曲のみにフォーカス。「Back to 1995 Intro」はインスト。「ズルい女」にはシャ乱Qのはたけがエレキギターで参加、「ら・ら・ら」には活動休止中だった大黒摩季がコーラス参加している(大黒摩季はこの年に曲提供で活動を徐々に再開していたがまだシンガー復帰はしておらず、本格的な活動復帰は2016年以降だった)。初回盤は『「デビュー20周年記念LIVE」 at Billboard Live TOKYO Documentary Film』を収録したDVD付。トップ10入りしていた前2作から大きく売上を落とした。『ALL TIME SELECTION BEST』も下回る30位となったが、売上ではかろうじて上回っている。また2016年にはシリーズ3作が同時にUHQCD仕様で再発されている。
結局また小室カバー…ていうかベスト盤経て新作出さずにまたカバーアルバム…とさすがにげんなりするタイミングでの今作。武部聡志プロデュースは継続しているが、正直「Produced by 武部聡志」ってこれ飾りで表記されているかコピペ誤植なんじゃないの?というくらい前2作とは異なる作風で驚いた。編曲というかオケ制作そのものが全部Tak Miyazawaに丸投げされており、基本的にはTak Miyazawaがギターベースプログラミングを担当する1人オケ制作体制。コーラスと「ズルい女」のブラスとはたけのギター、「もっと もっと…」「ゲレンデがとけるほど恋したい」「LOVE LOVE LOVE」のストリングス以外は全部Tak Miyazawaという省エネっぷり。武部聡志、全く制作に参加してない。マジでもう名前貸してるだけの状態。これでも監修はしているということなのだろうか…。
というわけで軽いダンスビートの打ち込み中心のスカスカとしたカバーアルバムという前2作の丁寧な生音バンドサウンドとは対極の1作。一部媒体では"サウンドアレンジ面でも、95年デビュー時「keep yourself alive」「I BELIEVE」の世界を彷彿とさせ、華原朋美の真骨頂ともいえるダンスビートを主軸に展開"などと評していたが、95年当時のサウンドと今作のサウンドは似ても似つかぬ別物、音の軽さは歴然。元が打ち込みの曲でも原曲より軽いが、「ら・ら・ら」とか「Hello,Again〜昔からある場所〜」、「TOMORROW」辺りは前2作の方向性で聞きたかった…。今風なEDMサウンド…というよりは単にスカスカなサウンドに聞こえてしまう。シリーズ通してこれならそういうシリーズだったと納得できなくもないが、前2作からするとどうしてもスカスカに聞こえてしまうこの方向性、かなり大胆なサウンドプロダクションにしてきたなと思う。
印象度★★★☆☆
2018.4.27更新