Are you happy now?
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Are you happy now? | 上木彩矢 | 岡本仁志 | 岡本仁志 | |
2 | It's a beautiful day | 上木彩矢 | 岡本仁志 | 岡本仁志 | |
3 | Just take my heart | 上木彩矢 | 岡本仁志 | 岡本仁志 | 7thシングルC/W |
4 | いつの日も君だけI Remember you | 上木彩矢 | 岩井勇一郎 | 岩井勇一郎 | |
5 | SUNDAY MORNING | 上木彩矢 | 大野愛果 | 岡本仁志 | 7thシングル 最高28位 売上0.6万枚 |
6 | Summer Memories | 上木彩矢 | 大野愛果 | 岡本仁志 | 9thシングル 最高35位 売上0.5万枚 |
7 | I'm your side | 上木彩矢 | 岡本仁志 | 岡本仁志 | 9thシングルC/W |
8 | Walking down the street | 上木彩矢 | 大島こうすけ | 大島こうすけ | |
9 | Secret Night | 上木彩矢 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | |
10 | Crash | 上木彩矢 | 川本宗孝 | 麻井寛史 | |
11 | Good-bye my love | 上木彩矢 | 岡本仁志 | 岡本仁志 | |
12 | 君去りし誘惑 | 上木彩矢 | 大野愛果 | 岡本仁志 | 8thシングル 最高34位 売上0.4万枚 |
13 | Best of my love | 上木彩矢 | 川本宗孝 | 葉山たけし | |
14 | 愛は暗闇の中で(Premium Track) | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 森下志音 | ZARDのカバー |
リリースデータ
2008年9月10日 | 初登場10位 | 売上1.8万枚 | Produced by 長戸大幸、上木彩矢 | GIZA studio |
上木彩矢3rdアルバム。前作から11ヶ月ぶり。前作以降の3シングルとC/W2曲を収録。Premium Trackとして坂井泉水の没後リメイクとして発売された際にコーラス参加(未発表歌詞部分は上木彩矢が単独ボーカルを担当)していた「愛は暗闇の中で」を上木彩矢ソロバージョンとしてカバーした音源を収録。
初回盤Aはシングル3曲のMVとメイキングを収録したDVD付。
初回盤Bは前年のライブツアー「AYA
KAMIKI LIVE 2007 -明日のために走りだそう-」から「眠っていた気持ち
眠っていたココロ」「ピエロ」「Secret Code」「明日のために」「もう君だけを離したりはしない」の5曲のライブ映像をメドレー形式で収録したDVD付。
通常盤はCDのみ。
3種CDの内容は同じだが2種のDVDの内容が異なる2パターン複数商法となった。シングルは前作時より一段下がったトップ30前後、5000枚前後の売上となっていたが、今作は売上は下がったもののかろうじてのトップ10入りを果たして3作連続トップ10入りとなった。この後12月にシングル『世界はそれでも変わりはしない』をリリースするも2009年になると新作リリースが無くなり、7月にFC解散、8月に東京へ拠点を移すためにGIZAとの契約を終了、エイベックスへ移籍すると発表した。
前作までメインアレンジャーだった葉山たけしが退き岡本仁志に交代、シングルでは大野愛果の起用が続いていたがC/Wやアルバム新曲では岡本仁志が作曲も一手に手掛けた事で今作では岡本仁志がメイン作編曲となった。経験豊かでビーイングっぽい厚みのある音作りは葉山たけしのほうが長けていたとは思うんだけど、上木彩矢においては葉山たけしはどこか合ってない感じがあった。岡本仁志はGARNET CROWのギタリストだが作詞作曲編曲は他の3人が担当しているので1曲も手掛けていないし、そもそもギターメインのグループでないGARNET CROWにおいては影の薄さは否めなかった。ソロでは自由にやりたい事をやっていたようだが売れずに2枚で終わってしまったし、作家としては倉木麻衣に楽曲提供した時期もあったがやはりギタリストらしさは皆無、正直作家としてはあまり期待していなかった。
しかし今作では岡本仁志が密かに培ってきたロックギタリストっぷりが開花。今作にもミディアム〜バラード系はあるが、アップテンポで爽快なロックナンバーもあり、バランスが良い。岡本仁志を中心として他の作家陣もピンポイントでイメージを外さない楽曲を提供しており、最後まで勢いが落ちない。インディーズ時代には参加していた岡本仁志は、前作未収録のC/Wを1曲提供したりはしていたようなんだけどここに来て急にメイン作曲兼アレンジャーとして多用されるようになるとは上木彩矢サイドとしても相性が良いという感触があったのだろうか。これによりようやくしっくり来る適度に爽快なロックアルバムとなった。3作目にして充実の名盤。
前作に続いてギター・ベース・プログラミング&Other Insrumentsは3つ別々に表記されているものの、全部その曲のアレンジャーがクレジットされており、「Walking down the street」でベース演奏が無いだけ。ギターベースと打ち込みでの1人オケ制作となっていてドラムは相変わらず全て打ち込み。専属のドラマーもいるのに、レコーディングでドラムの使用を避けるビーイングGIZA的な姿勢を貫くのは残念ながら今回も変わらなかった。それでも岡本仁志のメイン起用でここから面白くなりそうだ…というところでまさかの移籍話により制作陣一新を余儀なくされたのは実に惜しい。
初回盤A(PV収録DVD付) 初回盤B(ライブDVD付) 通常盤
印象度★★★★☆
発売当時の感想を2024.7.9修正