CONSTELLATION
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 19〜since i was born | 上木彩矢 | 當眞健司 | |
2 | ☆シュビドゥビバ☆ | 上木彩矢 | 川島だりあ | |
3 | Because I close to U | 上木彩矢 | 川島だりあ | |
4 | Always | 上木彩矢 | 古井弘人 | |
5 | A constellation | 上木彩矢 | 岡本仁志 | 後に2ndアルバム『明日のために〜Forever More〜』で「A constellation 2007」としてリメイク |
6 | Honey? | 上木彩矢 | BONN | |
7 | I love my super man | 上木彩矢 | 岩井勇一郎 |
※作詞作曲の記載がないため、JASRAC登録の作詞作曲を参照。
リリースデータ
2005年5月25日 | 300位圏外 | WEED |
上木彩矢インディーズ1stミニアルバム。上木彩矢としてのデビュー作。実際には2003年5月に久里夢としてシングル「Breath」でフォーライフよりデビュー、2004年3月にアルバム『W.H.Y?』をリリースしていたが全く売れず、GIZAへ移籍して上木彩矢へ改名しての再デビューとされている(前名義時代からエイベックス移籍後、メジャーレーベル離脱して現在に至るまで事務所は一貫してボックスコーポレーションのままとなっているようだ)。GIZAが新たに設立したインディーズレーベルWEEDからのリリース。紙ケース仕様で、ジャケットや曲名、歌詞などが全て手書きとなっているが、クレジットが一切記載されておらず、作詞作曲の表記すらない。
GIZA最初期こそロックバンドも在籍していたが、倉木麻衣のブレイクに伴ってか軽めのリズムの女性ソロシンガーばかりになり、ついには歌手志望ですらなかったような新人タレントまでデビューさせるようになっていた。顔採用なのではないかというくらい清楚系美人ばかり取りそろえていたそんな当時の流れの中では一線を画すような気合の入った感じのロックシンガーで上木彩矢の登場辺りから2000年代後半にかけてまた少しビーイングGIZAの方向性が変わっていったように思う。既にコナンタイアップで売るという手法にも限界が見えてきてすっかり新たなヒットを生み出せなくなっていた中で、メジャーデビュー以降アルバムは連続トップ10入りするなど一定の成果を上げており、上木彩矢に対しては会社もリスナーもけっこうな期待を抱いている印象はあった。ただ一定の成果を出しつつメジャー以降の評判はパッとせずに伸び悩んでしまったが、メジャーデビュー以降失速感漂う中でインディーズ時代の方が良かったという声が一定あった。上木彩矢は1stシングルで速攻見切ってしまい、3rdアルバムで戻ってきてエイベックス移籍を経てメジャーから去るまではリアルタイムで聞き続けていたが、全体の活動の前半部はベスト盤以外で聞いていなかったので、2020年頃からの改めてGIZA系列を聞き直す流れの中で聞いてみた。
全体には硬派にロックシンガーしている感じで、全面的にギター中心のロックバンドっぽいサウンドになっている。一切のクレジットが無く、アレンジャーも不明だし、これが打ち込み疑似バンドなのか、バンドメンバーを招いているのかは不明だが、メジャーデビュー時に見られたようなあからさまに打ち込みっぽい音色ではなく、打ち込みっぽい感じもあるけど一応ロックバンドっぽいサウンドになっており、カッコいいロックシンガーとして芯が通った方向性で統一されている。このストレートなロック感がまさにインディーズ時代の方が良かったという部分だったのかもしれないなと思った。強いインパクトはないが方向性としてはこれで良かったという感じは確かにある。イメージとしてはまあ分かりやすくアヴリル・ラヴィーン、ジャケットの雰囲気とかほとんどそのままではあった。
印象度★★★☆☆
2024.5.17更新