NO MORE PAIИ
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | N.M.P.(NO MORE PAIN) | MASANCO/ SEAN-D |
STEVEN LEE | STEVEN LEE/ Yukihide"YT"Takiyama |
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2 | Love yourself〜君が嫌いな君が好き〜 | ECO | Tatsugoo | 吉岡たく | 11thシングル 最高1位 売上44.0万枚 |
3 | FARAWAY | MASANCO | KING OF SLICK/ DYCE TAYLOR |
KING OF SLICK | |
4 | THE D-MOTION | ECO | OSCAR HOLTER/ JAKKE ERIXSON/ THOMAS HARALDSSON/ JUNIOR H JOHANSSON |
OSCAR HOLTER/ JAKKE ERIXSON |
11thシングルC/W |
5 | RIGHT NOW | ECO | STEVEN LEE | STEVEN LEE | |
6 | ROCKIN' ALL NITE | MASANCO | SYNCHRONIZE | DREADSTORE COWBOY | |
7 | Going! | ECO | SHUSUI/SAKOSHIN | 吉岡たく | 12thシングル 最高1位 売上28.3万枚 |
8 | SWEET | N | 小川貴史 | GYO KITAGAWA | 亀梨和也ソロ |
9 | LOVE MUSIC | 田口淳之介 | NAO | NAO | 田口淳之介ソロ |
10 | MAKE U WET-CHAPTER 2- | JOKER | 田中直 | 田中直 | 田中聖ソロ |
11 | RABBIT OR WOLF? | 上田竜也 | 上田竜也 | 河合英嗣 | 上田竜也ソロ |
12 | FILM | 中丸雄一/T-OGA | KING OF SLICK/ MAGNUS FUNEMYR |
KING OF SLICK | 中丸雄一ソロ |
13 | PROMISE SONG | 黒須克彦 | 黒須克彦 | 大久保薫 | |
通常盤のみ | |||||
14 | HELLO | M.U.R./SEAN-D | ALFRED TUOHEY/ THANH BUI/ JASON WORTHY |
JASON WORTHY |
RAP LYRICS:JOKER(1,2,5,6,7)
ORCHESTRA ARRANGEMENT:宮野幸子(1)
ENGLISH LYRICS CO-ORDIBATED BY 赤西仁(4)
リリースデータ
2010年6月16日 | 初登場1位 | 売上18.2万枚 | Producer:Julie K. | J-One Records |
メンバー
亀梨和也 |
田中聖 |
田口淳之介 |
上田竜也 |
中丸雄一 |
KAT-TUN5thアルバム。前作から1年2ヵ月ぶり。前作以降の2シングルとC/W1曲を収録。C/Wの収録は初となった。シングル『Love yourself〜君が嫌いな君が好き〜』には赤西仁が参加していたため、「Love yourself〜君が嫌いな君が好き〜」「THE D-MOTION」の2曲のみ6人で歌唱されているが、シングル『Going!』と今作は5人で制作されているため、赤西仁の姿は無く、メンバーとしては表記もされていない(「THE D-MOTION」の英語詞に関与したため楽曲クレジットでのJIN AKANISHIの表記は残されている)。今作発売時点では赤西の脱退は明言されていなかった。
初回盤は「N.M.P.(NO
MORE PAIN)」のビデオクリップとメイキングを収録したDVD付。メイキング映像は恒例のビデオクリップの撮影メイキングだけではなく、初めて5人それぞれのボーカルレコーディング現場に密着したメイキング映像が収録されている。ブックレットの写真も多めになっている。
通常盤は14曲目に「HELLO」を追加収録。
赤西仁は10年1月に主演した映画『BANDAGE』の劇中バンドLANDS名義でシングルとアルバムを発売。2月のKAT-TUNのシングル『Love yourself〜君が嫌いな君が好き〜』に参加した後はソロライブを行い、KAT-TUNの5月から開始されたツアーには不参加で、シングル『Going!』と今作にも不参加で、アメリカに渡り、6月にはロスでライブを行い、以後も秋の全米ツアーの準備のためKAT-TUNからは離れたままだった。今作を引っ提げてのツアーも5人で行われていて、初日7月16日公演の直後に社長ジャニー喜多川から赤西がソロに専念する方針であると発表。秋の全米ツアーをまずは目標としていてその結果を見て最終的に判断すると去就を曖昧にしていたが、20日には正式に本人からソロ専念(脱退)が発表されるなど、前倒し気味に脱退が決定された。その後8月31日でKAT-TUNの公式サイトから赤西仁の名前が消えた。このように脱退するのかしないのかハッキリしない状況でソロ活動へ移行していったため、KAT-TUNとしてのラストライブは行われず、最後の参加作品も特に銘打たれて発売されたわけではなく、結果的にシングル『Love yourself〜君が嫌いな君が好き〜』が最終参加作品だった…という事になった。
6人の頭文字を取っていたKAT-TUNというグループ名だが、"A"担当の赤西仁が脱退したため、"A"は亀梨和也が引き継ぎ、亀梨和也が1人で"KA"の2文字を担当する事になった。
これまでのようなエレキギターを効かせたロックテイストのナンバーがほとんど無くなり、シンセ中心の打ち込みへとサウンドの方向性が変わってきてグループが新たなフェーズへ向かい始めた事を感じる1作。全体に以前ほどのギラギラ感やカッコつけた感じが無くなり、大人っぽさを感じさせながらも確かにカッコいい、という適度に今までとは違うんだけどそれでもKAT-TUNらしいという楽曲が並ぶ。「N.M.P.(NO MORE PAIN)」は生のオーケストラを導入した派手なナンバーで新しさを感じさせつつも実にKAT-TUNらしいとも感じられる1曲でリード曲らしい引きの強さがある。全体にキャッチーさはそんなにないが、しかし突然「ROCKIN' ALL NITE」みたいな爽やかなロックバンド風(ドラムは打ち込み)の曲が出てきたり、明らかに赤西仁脱退へ向けて送り出す意図で歌われているような「PROMISE SONG」など逆にKAT-TUNらしくないようなストレートなお別れバラードが入ってきたりと曲調も幅広い。
ていうかこんなあからさまに別々の道を行く君へエールを送るみたいな歌詞のお別れソングが既に用意されていた辺り、脱退は既定だったとは思うんだけど、きちんとした形でKAT-TUNとしての活動を終わらせる事が出来ずに結果的にあれが最後でした…みたいな終わり方になってしまうなど、何故に曖昧なまま引っ張って正式な発表が遅れてしまったのだろうか。
印象度★★★☆☆
2019.8.26更新