KAT-TUNV-QUEEN OF PIRATES-
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | T∀BOO | masanco | M.Y | M.Y | |
2 | Keep the faith | 氷室京介/SPIN | 氷室京介 | ha-j | 5thシングル 最高1位 売上46.0万枚 |
3 | AFFECTION〜もう戻れない〜 | soba | Erik Lidbom | Erik Lidbom | |
4 | HELL,NO | 白井裕紀/新美香 | Steven Lee/Joey Carbone | Steven Lee | |
5 | DISTANCE | Gin.K | Erik Lidbom | Erik Lidbom | |
6 | MOTHER/FATHER | 亜美 | 三上吉直 | 三上吉直/a.k.a. | |
7 | LIPS | Axel-G | Yukihide"YT"Takiyama | Yukihide"YT"Takiyama | 6thシングル 最高1位 売上42.2万枚 |
8 | 喜びの歌 | N.B.Comics | zero rock | Gin.K | 4thシングル 最高1位 売上37.4万枚 |
9 | 「un-」 | 田中秀典 | 野間康介 | 野間康介 | |
10 | OUR STORY〜プロローグ〜 | 山本成美 | Erik Lidbom | Erik Lidbom | |
11 | 何年たっても | Erykah | Mike Rose | 岩田雅之 | |
初回盤のみボーナストラック | |||||
12 | SHOT! | 亜美 | 三上吉直 | Dreadstore Cowboy | |
13 | 12 o'clock | a.k.a. | Mike Rose | Mike Rose | |
14 | 愛のコマンド | 清水昭男/N.B.Comics | 清水昭男 | 清水昭男 | |
15 | SIX SENSES | JOKER | 横野康平 | peter funk |
Rap Lyricks:JOKER(2,4,6,7,8,11,13)
初回盤DVD
DON'T U EVER STOP-LIMITED EDITION-(ビデオ・クリップ+メイキング)
リリースデータ
2008年6月4日 | 初登場1位 | 売上28.2万枚 | Producer:Julie K. | J-One Records |
メンバー
亀梨和也 |
赤西仁 |
田中聖 |
田口淳之介 |
上田竜也 |
中丸雄一 |
KAT-TUN3rdアルバム。前作から1年2ヵ月ぶり。前作以降の3シングルを収録。5月に発売されたばかりだった「DON'T U EVER STOP」は未収録で次回作に収録された。前作発売直後に赤西が帰国・復帰したため、今作は最初から6人で制作されている。
初回盤はボーナストラックとして4曲追加された14曲入り、今作未収録のシングル「DON'T
U EVER STOP」のビデオクリップ&メイキングを収録したDVD付。アルバムでのDVD付は今作が初となった。
通常盤は11曲入り、24Pカラーブックレット仕様。
初回盤DVD付、通常盤は曲数が多い…というのがジャニーズがよく使う複数商法のパターンだったが、今作は通常盤に何の得も無いという珍しい仕様。24Pカラーブックレットというのも若干誇張気味。実態としては初回盤のブックレットには一切写真が無く、通常盤にはメンバー個別の写真が掲載されているという違いがあるものの、この写真はジャケ写のフィギュア風のメンバーの写真をそれぞれ拡大しただけ+その後ろからのアングルというもので、それ以外の撮り下ろし写真は一切無い。アルバムでのDVD付は初めてだったので、商法の過渡期だったのだろうか…。
前作もNYレコーディングが一部行われていたようだが、今作は東京レコーディングと、Yukihide"YT"Takiyamaをディレクターに迎えたLAレコーディングが決行されていて、マスタリングも海外のStephen Marcussenが担当。どれが東京でどれがLAかまでは明記されていないものの、今作には初めて演奏クレジットが掲載されており、海外演奏陣のクレジットも多い事からある程度東京かLAか予想しやすくなっていてLAレコーディングの比重がけっこう高いようだ。というか急に演奏クレジットを入れるなんてどうしたのかと思ったが、今作は生音バンドレコーディングの曲が大半を占めていて、ドラムに湊雅史、山木秀夫、Carmine Appice、Simon Phillips、長谷川浩二、John JR Robinson、Dave Weckl、ベースにBilly Sheehan、種子田健、人時、Nathan East、ギターにYukihide"YT"Takiyama、George Lynch、林部直樹、Michael Thompson…など国内外の著名ミュージシャンがドカドカと参加。これは確かに今まで無かった演奏クレジットでアピールしたくもなる。というかさすがにこれを非掲載にするとか贅沢すぎる。
このような豪華なバンド編成主体の作風となった事で、前作というより「Real Face」のロック路線の発展・延長にあるロックなKAT-TUNを今作では存分に堪能できる。前作がクール系主体でどうもしっくり来なかったところがあったのと、バンドスタイルの方が好みというのもあって今作での路線変更は個人的には大当たり。路線変更というか、デビュー時に強烈に印象付けたイメージに引き戻したような印象でもある。前半は特にロックに攻めた曲が多いが中盤以降はあまり無かったロックテイストながらも爽やかさを加味させたり、メロディアスな楽曲も多いため非常に聞きやすく、演奏も聞き応えがあるので最後まで飽きさせない。
またソロ曲が無いものの、リードボーカル亀・赤+ラップJOKERが基本編成になりがちな中で、田口・中丸・上田がそれぞれメインで歌う楽曲(「DISTANCE」が田口、「MOTHER/FATHER」が上田、「何年たっても」が中丸)を入れてバランスを取っているのもいい。制作体制は次回作も引き続き同様になっているが、次回作はLA比重が少なめでソロ枠で6曲消費するのでアルバムとしてはまとまりにくくなってしまうのもあって、6人組KAT-TUNのアルバムとしては個人的には今作が最高傑作。
KAT-TUN III-QUEEN OF PIRATES-(初回限定盤)(DVD付) 通常盤
印象度★★★★☆
2019.8.8更新