ケラケランド
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | マシュマロ | ふるっぺ、森さん、Litz | ふるっぺ | 久保田真悟(Jazzin'park)、 栗原暁(Jazzin'park) |
1stミニアルバム『ケラケラリアット』収録曲 |
2 | ケラケラじゃんけん | ふるっぺ、森さん、本間律子 | ふるっぺ | 宮田リョウ | 5thシングル 最高33位 売上0.2万枚 |
3 | 夢コンシェルジュ | ふるっぺ、森さん、平義隆 | ふるっぺ | 久保田真悟(Jazzin'park)、 栗原暁(Jazzin'park) |
1stミニアルバム『ケラケラリアット』収録曲 |
4 | STATION | ふるっぺ、森さん、平義隆 | ふるっぺ | soundbreakers | 5thシングル両A面曲 |
5 | 本当の私 | MEME | ふるっぺ | 松岡モトキ | |
6 | キズナジャンプ | ふるっぺ、森さん、平義隆 | ふるっぺ | soundbreakers | 1stミニアルバム『ケラケラリアット』収録曲 |
7 | ひとつだけ | ふるっぺ、森さん | ふるっぺ | 松岡モトキ | 4thシングル 最高38位 売上0.27万枚 |
8 | アンサー | ふるっぺ、森さん | ふるっぺ | 宮田リョウ | |
9 | ドラマチック | ふるっぺ | ふるっぺ | 松岡モトキ | |
10 | ミュウ | ふるっぺ、森さん | ふるっぺ | 松岡モトキ | ふるっぺボーカル曲 |
11 | MAKE UP | ふるっぺ、森さん | ふるっぺ | 前山田健一 | 1stミニアルバム『ケラケラリアット』収録曲 |
12 | キミと、ずっと。 | ふるっぺ、森さん、Litz | ふるっぺ | 栗原暁(Jazzin'park)、 久保田真悟(Jazzin'park) |
1stミニアルバム『ケラケラリアット』収録曲 |
13 | スターラブレイション(Jazzin'park wedding remix) | Remixed by Jazzin'park | 2ndシングル リミックス |
リリースデータ
2014年10月29日 | 初登場50位 | 売上0.18万枚 | ビクター |
メンバー
Vocal | MEME |
Bass | ふるっぺ |
Drums | 森さん |
ケラケラ2ndアルバム。シングル2作3曲のA面曲に加えて間にリリースされたミニアルバム『ケラケラリアット』全7曲のうち5曲をそのまま収録。ラストには「スターラブレイション」のリミックスが収録されている。このため新曲は4曲となっている。また「ミュウ」はふるっぺが単独でボーカルとコーラスを担当(MEMEはコーラスもしてなくて完全不参加)。既出曲だらけだったことが反感を買ってしまったのか、売上はシングルを下回る不振となった。結果的に最後のアルバム。初回盤は「ケラケラじゃんけん」「ひとつだけ」「MAKE UP」のMVと「ケラケラじゃんけん」の振付ビデオを収録したDVD付。
な〜んかどこかで聞いたような曲ばかりだな、早くもマンネリっつーか聞き覚えありすぎるんですけど…と思ったら半年前にリリースされたミニアルバム7曲中5曲をそのまま収録していた。暴挙としか言いようがないほどにあからさまに急仕立てなアルバム。シングルもミニアルバムも全くヒットせず、「スターラブレイション」をリミックスして再び収録するという苦し紛れ全開っぷりといい、どうしてこうなってしまったのか…。楽曲自体はアップテンポをテーマにしたミニアルバムから5曲を収録し、さらにシングル曲もアップテンポだったので、ほとんどアップテンポ。アップテンポだけではどうにも一本調子になってしまうという弱点が透けて見えてしまったのがあのミニアルバムだったと思うんだけど、さらにアッパー押しするというチャレンジングな内容になっている。
個々の楽曲はどれも勢いがあるし、MEMEの元気いっぱいなボーカルにはキャッチーかつアッパーな楽曲は確かに似合うんだけど、これではみんな同じような感じに聞こえてきてしまい、突き抜けていってしまう。バラードがもう少しあるだけでグッと締まると思うんだけど、バラードイメージが強いいきものがかりとそんなに被りたくないのだろうか…。ボーカル以外が歌うというのもお遊び的な試みとして面白いんだけど、こんな既出曲だらけで新曲が4曲しかないという最悪のタイミングでふるっぺ単独ボーカル曲とかやってる場合じゃない。
また歌詞のターゲットが完全に中高生狙い。メンバーは既にアラサーなので(リリース時点で全員28歳)、10年以上前の感覚に意図的に合わせて若い歌詞を書いているみたいなんだけど、そんな中で先行シングルでキッズ向けのじゃんけんソングを出してしまったというのもブレすぎ。中高生リスナーにとっては寒くて引いてしまうだろうし、そもそもオウベイベイベイが主題歌だったドラマって30代女性が主人公だったので、ドラマの視聴者層とケラケラの意図的に学生時代の感情に的を絞ったような楽曲の世界観にまず開きがある。何もここまで意図的に中高生向けにばかり合わせずにもっと世代を問わない内容や等身大28歳の思いを歌詞にしていってもいいんじゃないかと思うんだけど…(どうせ中高生はCD買ってくれないし)。前2作と違って今作ばかりは見事にコケてしまったのも納得できてしまう。個々の楽曲はどれもキャッチーで売れ線全開だけに、今回最低売上更新レベルで売れなかったというのはもうやり方やアプローチに問題があるとしか。ただミニアルバムを聞いてないという1st以来のリスナーならそれなりに楽しめると思う。タイトル通りにランド的な楽しさは確かにある。
2015〜2016年はシングル1枚ずつの発売となり、2017年はMEMEがソロデビュー(配信のみ)を果たすも、以降は新作発売は停止。2018年にはYouTubeで新曲を発表するなどしたがこれも途絶えており、ほぼ活動停止状態となった。ふるっぺは作家としての提供を行っているが、欅坂46やけやき坂46に提供した際の権利表記が事務所名義になっていた事からビクターとの契約は今作までの不振をもって終了となってしまった模様。
印象度★★★☆☆