Type-A Blu-ray
欅坂46 ANNIVERSARY LIVE Director's Cut Collection

No タイトル 備考
1   タイトルバック
2017年4月6日 代々木第一体育館 1st YEAR ANNIVERSARY LIVE
2 サイレントマジョリティー 1stシングル
3 乗り遅れたバス 1stシングルType-CのみC/W 長濱・今泉・小林・鈴本・平手友梨奈
4 渋谷川 1stシングルType-BのみC/W ゆいちゃんず(今泉・小林)
5 渋谷からPARCOが消えた日 2ndシングルType-AのみC/W 平手
6 夕陽1/3 3rdシングル通常盤のみC/W てちねるゆいちゃんず(平手・長濱・今泉・小林)
7 二人セゾン 3rdシングル
8 微笑みが悲しい 4thシングルType-AのみC/W てち&ねる(平手・長濱)
9 割れたスマホ 4thシングルType-CのみC/W 青空とMARRY(志田・菅井・守屋・渡辺梨加・渡邉理佐)
2018年4月8日 武蔵野の森総合スポーツプラザ 2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE
10 Opening オープニング演出
11 ガラスを割れ! 5thシングル
12 月曜日の朝、スカートを切られた 1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』収録曲
13 国境のない時代 AKB48 51stシングル『ジャーバージャ』Type-EのみC/W 坂道AKBのセルフカバー
坂道AKBのオリジナル参加メンバーは今泉・小林・菅井・長濱(センター)・渡邉理佐
14 不協和音 4thシングル
2019年4月6日大阪フェスティバルホール 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE
15 音楽室に片想い 7thシングルType-DのみC/W 尾関・小池・長濱
16 Nobody 8thシングルType-AのみC/W この曲のみ4月5日公演
17 手を繋いで帰ろうか 1stシングルC/W
18 誰のことを一番 愛してる? AKB48 47thシングル『シュートサイン』Type-EのみC/W 坂道AKBのセルフカバー
坂道AKBのオリジナル参加メンバーは今泉・菅井・長濱・平手(センター)・渡辺梨加・渡邉理佐
19 アンビバレント 7thシングル
20 風に吹かれても 5thシングル
21 シンクロニシティ 乃木坂46のカバー
2019年5月11日 日本武道館 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE
22 大人は信じてくれない 3rdシングルC/W
23 影絵パフォーマンス パフォーマンス映像 石森・上村・小林・齋藤・佐藤・平手・井上・武元・田村・藤吉・松田
24 キミガイナイ 1stシングル通常盤のみC/W この曲のみ5月10日公演
25 もう森へ帰ろうか? 6thシングルC/W
26 DANCE TRACK ダンスコーナー
27 語るなら未来を… 2ndシングルType-A,B,CのみC/W
28 黒い羊 8thシングル

Type-Aには「欅坂46 ANNIVERSARY LIVE Director's Cut Collection」Blu-ray付属。過去3回行われたバースデーライブから抜粋されたライブ映像を収録。1stは当時は「欅坂46デビュー1周年記念ライブ」というタイトルだったが今作では2nd、3rdと表記を合わせている。

1stはけやき坂46も出演していたが参加曲が選曲されていない。2nd,3rdでは既に別稼働になってきていたため最初から参加していない。2ndでは平手・志田が不参加2期生の参加は3rdのみ

「不協和音」リリース直後だった1stではアイドルらしさを残した初期平手のほぼ最後の姿を見る事ができる。メンバーは「二人セゾン」リリース頃から平手の様子が変わってきた事を後に語っているが、正直それはAKB前田、乃木坂生駒などセンターの重圧を連続で背負わされた歴代の先輩たちも通った道の線上くらいのラインだったのではないかと思う。本格的におかしくなったのはこの後だったので、ここでは他のメンバーよりは笑顔少なめとはいえ、無邪気な表情をまだ見せているし、かわいらしい動きも抵抗なく行っている。観客へ楽しんでいってくださ〜いと呼びかけるのもナチュラルに行っている。てちねるゆいちゃんず、てち&ねるでのアイドル感は特に貴重だけど、「乗り遅れたバス」は曲の特性上、長濱ねるがサビを1人で全部歌う長濱メイン曲で、残りのメンバーはひとまとめ。これ以外は出てくれば常に中心というのがデフォになるので平手がいわばバックダンサー扱いのポジションにつくというのもほとんどこれが唯一で貴重だ。また今泉はこれを持って一時休止となり、この時点で既に精神的に限界でスタッフにもう無理だと訴えていて休業に突入したようなんだけどステージ上では全くそんな様子を見せずにニコニコしているのが地味に凄い(逆にこんな元気そうなのにちゃんと伝えずに急に休業したのでメンバーとの溝が深まった感はある)。

2ndの頃にはもう状況が激変、平手がライブに出るかどうか常に分からない状態になっていて、ファンの間では平手がそもそも出てくるか分からない、出てきても万全なのか分からないという事から平手ガチャなる新語も生まれるようになった。年明けの武道館ライブを負傷で飛ばしたのに続いて(このためにけやき坂46が3daysとなり躍進のきっかけにもなった)映画撮影(響)を理由に不参加メンバーが交代でセンターとなり、他のメンバーの可能性を見せてはいるものの、案の定というかこの2ndが1番選曲されていないという辺りに、どこまでも平手すぎたグループの影が垣間見えるような…。

3rdでは平手がすっかり能面仏頂面となり、さすがにTV出演時にポンポコダンスと揶揄されたほどには魂が抜けきってはいないものの、暗黒な曲しか似合わない状況になっていて、よりによってこんな後期の「手を繋いで帰ろうか」とかかなりカオス。この曲では一瞬ながら笑顔を見せる場面も映し出されていて終始表情が死んでいるわけではないものの"表現者"が聞いて呆れるほど合ってないし、曲中ずっと寸劇やっている菅井&守屋が浮かばれないレベル。メンバーも全力でアイドルはしているんだけど、センター様があんな状態なのでグループのダークな色とのギャップについていけてないチグハグ感がある。それ以外は暗い曲ばかりでどこまでもダーク。2期生があちこちに出演しているんだけど、抜けたメンバーの代理だったりしていて2期生用に用意されたポジションではない。2期生の真価はやはり櫻坂改名以降になってくるんだろう。

「シンクロニシティ」は平手の希望でカバーしたという話だったはずだが、メンバーとさえ共鳴できないような状態でよくまあこれを表現しようと思ったな…という感じで案の定なんか本家乃木坂46とは違うある意味では誰とも共鳴できなくなった平手の誰かと共鳴したい願望のような「シンクロニシティ」だ。どうにも悲しさと孤独が漂う。脱退も終了も必然だったんだなと思った。

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