木梨ミュージック コネクション
No | タイトル | 作詞 | 作曲 |
1 | いま子供達に問う feat. ねお | 伊東宏晃、木梨憲武、わらべうた | 伊東宏晃、わらべうた |
2 | サンシャイン ラブ〜差し替え ザッキー〜 | 瀧崎裕人 | 瀧崎裕人 |
3 | まにまに | 森山直太朗 | 森山直太朗 |
4 | ホネまでヨロシク feat. DOBERMAN | 吉田田タカシ、木梨憲武 | シーサー |
リリースデータ
2020年10月4日 | 配信限定(DL/STR) | 初登場8位 | 売上0.18万DL | ユニバーサル |
木梨憲武2ndEP。配信限定。配信限定EPとしては1年ぶり、2019年12月のアルバム『木梨ファンク ザ・ベスト』に続く作品で今作より思い出作りの第2章突入とされている。レギュラー番組のTBSラジオ「土曜朝6時 木梨の会。」、GYAO! オリジナル番組「木梨の貝。」でのコネクションを駆使して制作したのがタイトルの由来。「まにまに」は2019年の気志團万博出演時に森山直太朗に遭遇して提供依頼したのがきっかけとされているが、残り3曲はラジオの楽曲募集による応募作品。「サンシャイン ラブ〜差し替え ザッキー〜」の差し替え ザッキーとは木梨がサビの最高音部で声が出ないため作者の瀧崎裕人(ザッキー)のボーカルにその部分だけ差し替えているという意味。
詳しい各楽曲の説明は公式でもされている。今回は前回のようなファンク中心ではなく4曲とも方向性がバラバラだが、どれもテンションが高くふざけ通しながらも自由で楽しい内容。前回はファンクなサウンド面での聞き応えもあったけど今作は楽しさ重視といった色がより強くなった。楽曲募集を素人含めてしてしまう辺りの自由さも含めてまたしても発売時期が同時期になったB Pressureとの対比が凄い…。メディア露出でも大差が生じていて制作はメジャーベテラン陣なのに一切メディアに出てこない配信もしないB Pressure、一般人素人も混ざっているのにメジャーで歌番組出演もガンガン行う木梨ソロ…と最早境目も何もあったものではない。しかもMステで歌っていたのは「サンシャイン ラブ〜差し替え ザッキー〜」で昔はインディーズでバンド活動をしていたが休止になり現在はソロでの音楽活動も休止を宣言してしばらく経っていて本業は運送業の一般人になっていた瀧崎裕人も一緒に出演し、"差し替え ザッキー"を実演。ラジオを通じての交流を経て完全にあきらめていた音楽の道へカムバックしてMステ出演まで果たすとはなかなか夢のある話だ…。こういった面も含めて木梨流コネクションが全面展開し、素人だろうと有名人だろうと関係なく面白い曲は面白いというのが良く分かる1作。
この流れだと森山直太朗の曲が逆に真面目すぎて浮くんじゃないかと思ったけど、あまり本人がやらなそうなレゲエ風のまったりノリな上に、木梨がふざけて勝手に歌詞を変えて"ママのざわわも聞きたいよ"と森山良子の「さとうきび畑」を示唆するワードをぶっこむなどしているのでおふざけっぷりでも負けていない。
印象度★★★★☆
2020.12.3更新