E album
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | LOVESICK | 戸沢暢美 | Face 2 fAKE | Face 2 fAKE | |
2 | ボクの背中には羽根がある(E Edit) | 松本隆 | 織田哲郎 | 家原正樹 | 11thシングル 最高1位 売上92.0万枚 |
3 | No Control | 牧穂エミ | 長岡成貢 | 長岡成貢 | |
4 | 百年ノ恋 | 堂本剛 | 堂本剛 | 知野芳彦 | 剛ソロ |
5 | Father | 篠崎隆一 | 奥井香 | 林部直樹 | |
6 | 手を振ってさよなら | オオヤギヒロオ | オオヤギヒロオ | オオヤギヒロオ | |
7 | Broken冷蔵庫 | 戸沢暢美 | 宮崎歩 | CHOKKAKU | |
8 | 情熱 | Satomi | Boris Durdevic | 松本良喜 | 12thシングル 最高1位 売上59.5万枚 |
9 | Love U4 Good | double S | 松本良喜 | 安部潤 | |
10 | -so young blues- | 松岡充 | 堂本光一 | 鈴木雅也 | 光一ソロ |
11 | HONEY RIDER | 相田毅 | 原一博 | 原一博 | |
12 | 月光 | 浅田信一 | 飯田義彦 | ha-j | |
13 | 情熱(Acoustic Version) | Satomi | Boris Durdevic | 吉田建 | 12thシングル 別アレンジ |
ストリングアレンジ:村山達哉(6)
コーラスアレンジ:岩田雅之(7)、知野芳彦(9,10)
ブラスアレンジ:山本拓夫(10)
リリースデータ
2001年7月25日 | 初登場1位 | 売上52.1万枚 | Produced by KinKi Kids | ジャニーズエンターテイメント |
メンバー
堂本光一 |
堂本剛 |
KinKi Kids5thアルバム。前作から7ヶ月でのリリース。オリジナルアルバムの発売間隔としては最短となった。ベスト盤のリリースで前作が12月にずれ込んだがその前の3作は7、8月の発売だったため今作で一旦戻したものと思われる。前作以降の2シングルを収録。「ボクの背中には羽根がある」はシングルでは打ち込みだったドラムが生に差し替えられ、「情熱」はシングルバージョンと新たに制作されたAcoustic Versionの2バージョン収録されている。またこれまでベスト盤以外で記載が無かった演奏クレジットが1曲ごとに記載されるようになった。「ボクの背中には羽根がある」の大ヒットもあってか前作をわずかに上回る売上を記録した。オリジナルアルバムの売上が前作を上回ったのは今作が最初で最後である。初回盤はブックレット一体型の特殊な紙ジャケット仕様、通常盤は通常のプラケース仕様。ジャケットデザインは初回盤も通常盤も同じものでメンバーが登場せずに記号と文字の羅列のみで構成されている。
初期からの一連の大ヒットというレベルでは「ボクの背中には羽根がある」が最後の大ヒットとなり、以降は徐々に固定ヒットに留まるようになっていく。「ボクの背中には羽根がある」が大ヒットした後としては正直もったいないアルバムというか、アーティスト性と自我が解放されすぎた今作はかなりとっつきにくいところがある。どちらかというと「情熱」路線のアルバムだが、1曲目からクールなリズム重視であれ?となり、以降もアーティスティックな楽曲ばかりだったので当時はこれでくじけてしまった。
改めて聞いてみるとかなりカッコいいアルバムだし、積極的に新境地を切り開いていこうとする姿勢が前面に出た挑戦的な1作だと感じられる。アイドルへの反発心、アーティストとして自己表現をしたいという思いが若さゆえに少し強く出たアルバムになったのかなと思う。そういう意味でKinKi Kidsのアルバムの中では前作や今作はかなり尖っていた時期のアルバムといえるかも。
ソロ曲では剛はゴリゴリのロックナンバーを歌い方もかなり変えて自我を開放。これは翌年のソロデビューへ繋がっていくものがあり、KinKi Kidsの中のソロ曲としては結果的にかなり浮いた1曲になった。光一も光一で作詞はSOPHIAの松岡充に依頼しており、2人それぞれが自由に曲を作れるようになってきて音楽的志向の違いがかなり決定的に離れてきたのが分かる。ブックレット写真も2人(3P)→剛のソロショット(6P)→光一のソロショット(6P)という構成になっていて徐々に「2人」から個を強調するようになってきた。もしこのまま2人がソロデビューをせずにKinKi Kidsでやりたいことをぶつけあっていたら長くなかったと思う。
印象度★★★☆☆
サイト開設当初の文章を2017.3.7全面修正