Φ(通常盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | lOve in the Φ | 前田たかひろ | U-Key zone | U-Key zone | |
2 | 涙、ひとひら | 井手コウジ | 井手コウジ | 鈴木雅也 | 26thシングルC/W |
3 | snapshot | Satomi | 織田哲郎 | 家原正樹 | |
4 | the EDGE of the WORD | 紅茉來鈴 | 紅茉來鈴 | 阿部尚徳 | |
5 | ラプソディ― | 成海カズト | 成海カズト | 大堀薫 | 通常盤のみ収録 |
6 | 風の色 | 秋元康 | 上松範康 | 上松範康、石塚知生 | |
7 | Lose Control | HIRO | HIRO | HIRO | 光一ソロ |
8 | since 1997 | 米倉利紀 | 米倉利紀 | yamahiro | |
9 | unchanged. | 紅茉來鈴 | 大智 | 大智 | 剛ソロ |
10 | BRAND NEW SONG | Gajin | Gajin | CHOKKAKU | 25thシングル 最高1位 売上22.3万枚 |
11 | 銀色 暗号 | 堂本剛 | 堂本光一 | 吉田建 | |
12 | ノー・チューンド | 長瀬弘樹 | 長瀬弘樹 | 長瀬弘樹 | |
13 | 永遠に | Satomi | コ永英明 | CHOKKAKU | 26thシングル 最高1位 売上23.0万枚 |
Chorus Arrangement:KAZCO(3)、ko-saku(4)、岩田雅之(10)
Vocal Arrangement:紅茉來鈴(4)、米倉利紀(8)
Strings Arrangement:竹内純(4)
リリースデータ
2007年11月14日 | 初登場1位 | 売上23.6万枚 | Produced by KinKi Kids | ジャニーズエンターテイメント |
メンバー
堂本光一 |
堂本剛 |
KinKi Kids10thアルバム。「ファイ」と読む。ベスト盤『39』から4ヵ月、オリジナルアルバムとしては11ヵ月ぶり。前作以降の2シングルとC/Wを1曲収録。10周年記念のアニバーサリーオリジナルアルバムと位置付けられ、これまでのアルファベット順のタイトルが今作のみ使用されていない。当時は"CDデビュー10年目を迎え、来年の11年目を第2のデビューと捉え、10周年・第2のデビューを象徴するための記号"と説明していた(ただし正確には「年目」の場合は97年のデビュー年を1年目と数えるため07年は11年目となってしまい「年目」表記は誤用となる)。このままアルファベット順が廃止になるのかは明言されていなかったが、結局次回作が『J album』になりアルファベットに戻ったため、今作のみがアルファベットを含まない例外的存在のオリジナルアルバムとなった。初回盤は「SPECIAl lOVE」と題され全12曲、7月22日に東京ドームで行われたライブの模様を10曲、MCやインタビューを含む2時間近くに及ぶDVD付。通常盤は「UNIVERSAl lOVE」と題され、「ラプソディ―」が追加収録された全13曲仕様。これまではラストに追加される仕様だったが今作では5曲目に差し込まれる形となっている。また1st以来恒例だったソロ曲が収録されたのは今作が最後となった。
KinKi Kids史上最もクールでスタイリッシュなアルバム。10周年記念という位置づけゆえに『39』に収録された楽曲の作家をそのまま採用したケースも多々見られるがそのどれもがかつて提供した曲に近い系統ではなく、より洗練された大人っぽいクールなR&Bやバラードを提供。「snapshot」が特に顕著だがとても「ボクの背中には〜」「Anniversary」と同じ制作陣には思えない。唯一「銀色 暗号」だけは同じ組み合わせによる「愛のかたまり」を彷彿とさせる(よりクールで非ポップだけど…)。
今作で明るくポップな曲は「BRAND NEW SONG」だけといっていいくらい洋楽テイストのクールな楽曲で統一されている。10周年を経てのより大人のKinKi Kidsをという意気込みが存分に出た作風だが、どうもスタイリッシュすぎて親しみにくい。個人的には1番とっつきにくいアルバムだなと思う。この路線も残っていた固定ファンには概ね好評だったようだが、クールに突き詰めたのは今作が最後となり、次回作以降は路線がガラッと変わる。
印象度★★★☆☆
2017.4.11更新