N album(通常盤)
No | タイトル | 作詩 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | naked mind | 堂島孝平 | Susumu Kawaguchi, Fredrik Samsson |
堂島孝平 | |
2 | 鍵のない箱 | 松井五郎 | 加藤裕介 | 鈴木雅也 | |
3 | モノクローム ドリーム | 堂島孝平 | 堂島孝平 | CHOKKAKU | |
4 | 星見ル振リ | 久保田洋司 | 萩原和樹 | 堂島孝平 | |
5 | 薔薇と太陽 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | 船山基紀 | 36thシングル 最高1位 売上21.2万枚 |
6 | 鉄塔の下で | 秋元康 | 川浦正大 | 石塚知生 | |
7 | ホタル | 吉井和哉 | 吉井和哉 | 吉井和哉 | |
8 | 陽炎〜Kagiroi | 堂本剛 | 堂本剛、堂島孝平 | 十川ともじ | |
9 | Plugin Love | MiNE | Fredrik Hult, Beoar Hassan, Hamed"K-One"Pirouzpanah |
K-One | |
10 | 夜を止めてくれ | 堂島孝平 | 堂島孝平 | CHOKKAKU | |
11 | Summer〜僕らのシルエット〜 | 小出祐介 | 原一博 | 原一博 | 通常盤のみ収録 |
12 | KING PROTEA | 米倉利紀 | 米倉利紀 | 柿崎洋一郎 | |
13 | 雨音のボレロ | 松田晋二 | Chris Meyer& Masaya Wada |
Chris Meyer | 通常盤のみ収録 |
14 | 夢を見れば傷つくこともある | 秋元康 | 伊秩弘将 | 家原正樹 | 35thシングル 最高1位 売上17.4万枚 |
15 | なんねんたっても | 堂島孝平 | 堂島孝平 | Jan Anderson, Peter Heden |
コーラスアレンジ:ko-saku(2,6,9,11,14)、堂島孝平(3,15)、松本良喜(4)、sugarbeans(7)、岩田雅之(10)、米倉利紀(12)
ブラスアレンジ:竹上良成(11)
ストリングスアレンジ:今野均(11)
リリースデータ
2016年9月21日 | 初登場1位 | 売上15.1万枚 | Produced by KinKi Kids Co-Produced by 堂島孝平 |
ジャニーズエンターテイメント |
メンバー
堂本光一 |
堂本剛 |
KinKi Kids15thアルバム。前作から1年9ヵ月ぶり。前作以降の2シングルを収録。16年7月にデビュー20年目に突入したが、"デビュー20周年イヤー突入"と厳密には意味の通らない表現で20周年プロモーションを1年前倒しで開始した。20th Annivesary ポイントキャンペーンも開始され、これはシングル「薔薇と太陽」以降2017年の20周年YEAR終了までにリリースされるKinKi Kidsの商品にポイントが付属され、ポイントを貯めると抽選でグッズが当たるというもの。今作では『D album』以降曲提供を行っていた堂島孝平を共同プロデューサーとして迎えている。これに伴い堂島孝平が作詞作曲編曲に関わった曲がこれまでよりも多い。初回盤は13曲入りで「なんねんたっても」のMVとメイキングを収録したDVD付。通常盤は2曲をアルバム途中に追加収録した全15曲仕様。
ジャニーズも前例の無い活動年数の長いグループが増えてきて、周年がほぼ毎年訪れる状態となっている。それゆえに昨今流行りの周年前倒しや年目と周年を意図的に混同させるような事はしておらず、TOKIOやV6もしっかりと20周年の年(V6は前年の「20年目」で紅白初出演があったが)に集中してアニバーサリーを掲げていただけに、KinKi Kidsに前倒しをさせるとは思わなかった。ここまで大々的なアニバーサリー前倒し(実質2年やる)はジャニーズ史上初じゃないだろうか。メンバー2人もTVなどで司会者などに20周年を祝われると、来年(2017年)20周年を迎えるのでそれに向けて…みたいなしれっと訂正じみた発言を繰り返していたので、2016年は先輩SMAPの25周年で盛り上がるはずがあんな事になってしまったし、KAT-TUN10周年も更なるメンバー脱退と活動休止となってしまったため、少しでも明るいお祭り事を掲げたい事務所の意向で急遽20th Annivesaryを掲げることになったのかもしれない(Sexy Zoneは普通に5周年でベストを出した)。
いずれにせよ20th Annivesaryを掲げた事、「薔薇と太陽」が再結成に沸いたTHE YELLOW MONKEY吉井和哉の提供という久々にファン以外も関心を抱くようなトピックがある中で、今のKinKi Kidsを自然に提示した安定の1作だと思う。Naked&Naturalがテーマとの事だが、全体に良メロポップスを聞かせるここ数作の路線をそのまま継続しつつも、今作は全体に明るさ、ポップさが近年の中ではやや強め。バラード多め、特に他のジャニーズに比べると暗め、アーティスト色が強いというのがKinKi Kidsの色の1つでもあるが、初期の親しみやすいヒット曲のイメージで聞くとそこが最大の難点でもありとっつきにくさにつながる要素でもある。今作では堂島孝平を共同プロデュースに招いた成果なのか、いつもよりは少しだけ明るいが、今更なアイドル的な明るさではなく、これまでを踏まえた上でバランスを取ったようなイメージ。今まで聞いてきたリスナーはもちろんの事、初めて聞く人やご無沙汰な人でも満足できるこれぞKinKi Kidsといえる充実の内容。
印象度★★★★☆
2017.5.9更新