O album(通常盤)
No | タイトル | 作詩 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 彗星の如く | 堂島孝平 | 堂島孝平 | 堂島孝平/溝口和彦 | |
2 | 感情愛情CRAZY | 竹内アンナ | 竹内アンナ | 斉藤伸也(ONIGAWARA) | |
3 | 光の気配 | 坂本真綾 | 川口進/ Louise Frick Sveen/Xisco |
安部潤 | 41stシングル 最高1位 売上18.9万枚 |
4 | DEEP DIVE | 堂島孝平 | 堂島孝平 | 白井良明 | |
5 | 響-hibiki- | 成海カズト | 成海カズト | 363820 | |
6 | 運命論 | KOUDAI IWATSUBO | KOUDAI IWATSUBO/ Hayato Yamamoto/Naoki Itai |
石塚知生 | |
7 | The Red Light | 久保田利伸/森大輔 | 久保田利伸 | 森大輔 | 38thシングル 最高1位 売上21.8万枚 |
8 | KANZAI BOYA | 堂本剛 | 堂本剛 | 堂本剛/Gakushi | 42ndシングル 最高1位 売上20.2万枚 |
9 | Slash | 堂島孝平 | 堂本剛 | CHOKKAKU | |
10 | 新しい時代 | 堂本剛 | マシコタツロウ | 吉田健 | |
11 | 99% | 松本隆 | 細野晴臣 | sugarbeans | |
12 | 会いたい、会いたい、会えない。 | 久保田利伸/森大輔 | 久保田利伸 | CHOKKAKU | 40thシングル 最高1位 売上19.8万枚 |
13 | Topaz Love | 堂本剛 | 堂本光一 | 堂島孝平 | 39thシングル 最高1位 売上22.1万枚 |
14 | 100年後の空にはなにが見えるんだろう | 松井五郎 | 織田哲郎 | 家原正樹 | 通常盤のみ追加収録 |
15 | STARS | 吉田健 | 吉田健 | 吉田健 | 通常盤のみ追加収録 |
コーラスアレンジ:佐々木久美(3)、堂島孝平(4)、岩田雅之(6)、伊沢麻未(9)、森大輔(12)、ko-saku(14)
ストリングスアレンジ:佐藤泰将(10)、堂島孝平/sugarbeans(13)、山ア文一朗/吉田建(15)
リリースデータ
2020年12月23日 | 初登場1位 | 売上14.8万枚 | Produced by KinKi Kids Co-Produced by 堂島孝平 |
ジャニーズエンターテイメント |
メンバー
堂本光一 |
堂本剛 |
KinKi Kids16thアルバム。『The BEST』から3年ぶり、オリジナルアルバムとしては『N album』から4年3ヶ月ぶりで過去最長ブランクとなった。『N album』以降のシングルのうち「道は手ずから夢の花」「The Red Light」は『The BEST』に収録されたが、今作には「The Red Light」がそのまま再度収録された一方で「道は手ずから夢の花」は未収録となった。また『The BEST』以降のシングルでは39th両A面「DESTINY」のみ未収録。それでもオリジナルアルバムへのシングル5曲収録は過去最多となる。『N album』から始まった堂島孝平との共同プロデュースはベスト2作でもクレジットされ引き続き今作でも引き続き継続している。
初回盤は全13曲で「彗星の如く」MVと今作のTV SPOT、TV SPOTのメイキング映像を収録したBlu-ray付、DVD付の2種。シングル「KANZAI BOYA」に続いてアルバムでも初のBlu-ray付となった。通常盤は2曲追加された全15曲仕様。初回盤・通常盤共にAmazonでの先着購入特典として映像「KinKi Kids VS 高速カメラロボット」が配信された。Amazon以外の先着購入特典は3枚のチェンジングジャケット(初回・通常で異なるデザイン)とAmazonとそれ以外で差別化されている。
YouTube限定公開として発売日に「新しい時代」のMVが公開された。初回盤Blu-ray/DVD収録の「彗星の如く」MVはYouTubeではショートサイズとなっている。
20周年を迎えた2017年に剛が突発性難聴となり、それをそのまま曲にした「Topaz Love」などあまり重くなりすぎないようにもしていたが、経過はあまりよろしくないようでTVやライブ出演時にはデカいヘッドホンを着用して外部の音を遮断しながらのパフォーマンスが続いていて、シングル年1ペースは守ったがアルバム発売までが過去最長ブランクとなった。その結果としてシングル収録が過去最多となったが、「道は手ずから夢の花」を外すなら「The Red Light」も外してベストより後のシングルだけでも良かったような…(「道は手ずから夢の花」はその前のバラードベストにも別アレンジで収録したので3連続収録になるのは避けたのかもしれない)。「DESTINY」が未収録になってしまったが、アルバム収録はいつになる事やら…。
大人のボーカルデュオとして非常に安定したアルバムで、今回はシングルが過去最高に多いものの、そんなに印象が引っ張られる事も無い。1曲目から凝った生演奏スタイルの楽曲で聞き応えがあり、『K album』以降の傾向である生演奏が多めで丁寧に歌を聞かせるタイプの曲が多い方向性は今回も継続しているが、過去最高にじっくりと時間をかけて制作されたためかこれまで以上に丁寧で聞き心地がいい。シングルの多さの割にはシングルがさほど突出していないため、全体のバランスが良くてさりげなく最高傑作を更新してしまったかのような1作。
先輩方が続々いなくなり、後輩も歩みを止めていく中でついにKinKi
Kidsが現役最長組(デビューからリリースが切れた事も無くシングル連続1位は更新中、アルバムは『F
album』で止まっている)となる見込みだが、音楽的にもまだまだ次のアルバムが聞きたい存在だけに『Z
album』目指して進んでほしい…がまだけっこうあってこのペースじゃ厳しいな…。
印象度★★★★☆
2021.3.28更新