P album
No | No | No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
A | B | 通 | A=初回盤A、B=初回盤B、通=通常盤 | ||||
1 | 1 | 1 | X-Day | 堂島孝平 | 堂島孝平 | 炭竈知弘/堂島孝平 | |
2 | 2 | 2 | BANANA | 堂島孝平 | 堂島孝平 | 堂島孝平/斉藤伸也(ONIGAWARA) | |
3 | 3 | 3 | Amazing Love | KinKi Kids | 山下達郎 | 山下達郎 | 45thシングル 最高1位 売上25.6万枚 |
4 | 4 | 4 | Through the night | 白井裕紀/新美香 | Chris Wahle/Henrik Smith | Chris Wahle | |
5 | 5 | 5 | Insomnia | MiNE | Baby Scent/ADAM YARON | Baby Scent | |
6 | 6 | 6 | The Story of Us | KinKi Kids | KinKi Kids | 36820 | 46thシングル 最高1位 売上18.7万枚 |
7 | ローズマリー | 久保田洋司 | 星部ショウ | 星部ショウ | 初回盤Aのみ | ||
7 | FREAKY FUNKY NIGHT | ひろき(リリィさよなら。)/ 山崎あおい |
山崎あおい/ ひろき(リリィさよなら。) |
山崎あおい/堂島孝平 | 初回盤Bのみ | ||
7 | Before Dawn | MOMO"mocha"N. | U-Key zone | U-Key zone | 通常盤のみ | ||
8 | 8 | 8 | 高純度romance | 松本隆 | マシコタツロウ | 冨田恵一 | 44thシングル 最高1位 売上17.9万枚 |
9 | One of a kind | 堂島孝平 | 堂島孝平 | 堂島孝平/斉藤伸也(ONIGAWARA) | 通常盤のみ | ||
9 | 9 | 10 | アン/ペア | 堂島孝平 | 堂島孝平 | 須藤優 | 43rdシングル 最高1位 売上18.3万枚 |
10 | 10 | 11 | 無重力みたいな愛 | 堂本剛 | 堂島孝平 | 堂島孝平 | |
11 | 11 | 12 | 明日のピース | 前田たかひろ | 来生たかお | 船山基紀 |
ストリングスアレンジ:室屋光一郎(3)
コーラスアレンジ:竹内浩明(4)、岩田雅之(5)、堂島孝平(アン/ペア)、伊沢麻未(無重力みたいな愛)
ブラスアレンジ:堂島孝平/sugarbeans(無重力みたいな愛)
リリースデータ
2023年12月13日 | 初登場1位 | 売上20.3万枚 | Produced by KinKi Kids Co-Produced by 堂島孝平 |
ジャニーズエンターテイメント |
メンバー
堂本光一 |
堂本剛 |
Kinki Kids17thアルバム。前作から3年ぶり。前作以降の4シングルを収録。所属するJ社が消滅する事態となり(前作に収録されたあのシングル曲は永久封印にされるのだろう…)、レコード会社の社名変更も既に決定しており、ジャニーズエンターテイメントからリリースされる最後のアルバムとなった。2週間後に次のシングル『シュレーディンガー』が発売され、KinKi
Kidsとしてはこのシングルがジャニーズエンターテイメントからの最終作となる。今作では既にスタッフクレジット末尾に記載されていたExcutive Producer(ジュリー)、Eternal
Producer(ジャニー)の2人の表記は消滅し、Special
Thanksとして記載していたJohnny's Family ClubもFamily
Clubへの暫定的な改称をしていたが今作ではSpecial
Thanksごと表記しないという方針を取っている。
2週間後の『シュレーディンガー』との連動特典で2作品のシリアルコード2つで「P goods」(A,B,Cの3コース)応募キャンペーンが行われた(今作とシングルを全3種ずつ買うと3コース全てに応募可能)。応募者は全員が合作曲メドレーのストリーミング配信を視聴できる。しかし応募方法がかなりシビアな設定となっており、今作のシリアルコードの入力可能期間が12日〜17日までのわずかな期間しか無く、『シュレーディンガー』発売後(27日)に一緒に入力しようとしても今作のシリアル受付はとっくに締め切られているため応募ができない仕様だった。
これまでアルバムにおいては映像付の初回盤、1,2曲多い通常盤という2種発売で一貫していて、通常盤で曲は揃うようになっており、シングルのように3パターン以上での発売や2種3種買わないと曲が揃わないような事は起こらないようになっていたが、今作では初回盤A,B,通常盤3種それぞれにしか収録されていない曲があり、3種買わないと曲が揃わないアルバム初の曲違い商法となった。7曲目が3種全てで異なり、通常盤のみ9曲目にもう1曲追加されている。
初回盤Aは7曲目に「ローズマリー」収録、デビュー25周年記念日の0時前後にYouTube解説と共に生配信した「2022.07.20-07.21
@TOKYO DOME」、以後YouTubeで発表し続けたYouTube
Original Liveから2022年分全てとなる「KinKi Kids YouTube
Original Live Part 1」を収録したBlu-ray付、DVD付の2種。スリーブケース、28Pブックレット仕様。
初回盤Bは7曲目に「FREAKY
FUNKY NIGHT」収録、YouTubeで発表し続けたYouTube
Original Liveから2023年7月分まで全てとなる「KinKi
Kids YouTube Original Live Part 2」、2023年7月21日に配信した「Celebrating
KinKi Kids' 26th Birthday」(2曲+MC)を収録したBlu-ray付、DVD付の2種。スリーブケース、28Pブックレット仕様。
通常盤は7曲目に「Before
Dawn」、さらに9曲目に「One of a
kind」を収録し、A,Bより1曲多い全12曲仕様。
"25年間のPieceを繋ぎ合わせて、PeaceでPreciousなPleasureをあなたに"をテーマに"ジャンルレスなPlace(=音楽)が散りばめらたアルバム"としている。ジャンルレスってKAT-TUNもそんなテーマだったが、ジャンルレスというかスタイリッシュでクールな打ち込み路線が主流となっていてポップ系がほとんどないという点では大雑把に共通するものがある。KinKi Kidsとしては『Φ』で非ポップなスタイリッシュ路線一辺倒に傾き、その後アルファベットに戻った『J album』を経て『K album』以降は生音主体の路線へシフトチェンジしていたので、かなり久々のスタイリッシュ路線全開な作風となった。バンドサウンドになっているのは最後の2曲「無重力みたいな愛」「明日のピース」+初回盤Aのみの「ローズマリー」の3曲のみ。今までありそうでなかったような曲調が多いものの、「Amazing Love」や「The Story of Us」で期待が高まっていただけに、ここまでクール寄りは予想外だった。ジャンルレスというからには終盤だけでなくもう少し生音やロック系があっても…KAT-TUNもそうだったが"ジャンルレス"っていう括りは打ち込みスタイリッシュな作風の中で幅を見せる事なのか…?バンドサウンドやロック系の曲を用意していなかったわけではなく、2週間後のシングル『シュレーディンガー』は逆に全5曲のうち4曲が生のバンドサウンドやブラスを盛り込んだりロック系だったりという真逆の作風になっていたので意図的に切り分けたっぽい。
通常盤だけで曲が揃わなくなったのも含めて作風的には『Φ』ほどではないが久々にちょっととっつきにくい感じになってしまったが、2人のボーカルの重なり具合は過去最高にハマっていてどの曲もとても心地いい。1番と2番でメインとハモりを切り替えたりもしているが、どっちがメインになっても溶け合っている。初期の頃は剛の歌唱力が突き抜けすぎていて2人で歌っているとどうしても剛の声が強く出る傾向があったが(「夏の王様」とかキーが高すぎる曲だと余計そうなる)、今は本当に2人のボーカルのバランスがいい。この声の魅力が以前より全面に感じられるようになっている事もあり、トータルの印象はけっこう良いアルバムになった。SMAP、TOKIOが継続不可能になった25周年、25周年を突破したV6も26周年で解散してしまった中でKinKi Kidsは最低年1の新作発売(シングルの連続1位だけでなく連続1位年数も継続中)を維持したまま最長活動期間となった…のも束の間所属事務所が消え去ってしまう事態となったが、まだまだ2人のハーモニーは聞きたい。
初回盤A(Blu-ray付) 初回盤A(DVD付) 初回盤B(Blu-ray付) 初回盤B(DVD付) 通常盤
印象度★★★☆☆
2024.1.13更新