帰る場所(全国盤)

No タイトル 作詞 作曲 編曲
南の風 玉城千春 玉城千春 石塚知生
紅芋娘 玉城千春 玉城千春 Kiroro&知野芳彦
かーこ 玉城千春 玉城千春 Kiroro&知野芳彦
魚が空を仰ぐとき 金城綾乃 金城綾乃 重実徹
サンゴの唄 玉城千春 玉城千春 Kiroro
帰る場所 金城綾乃 金城綾乃 重実徹

リリースデータ

2005年1月21日(沖縄限定発売)
2005年6月23日(全国発売)
2008年12月3日
初登場99位、最高95位 売上0.5万枚 Produced by Kiroro&鎌田俊哉 ビクター

メンバー

Vocal,Chorus&Wind Whistle 玉城千春
Piano&Chorus 金城綾乃

Kiroro2ndミニアルバム。公式では『七色』のようにコンセプトアルバムという表記はされておらず、ミニアルバムとして扱われているが、初めて故郷である沖縄をテーマにしたアルバム。Kiroroの沖縄への強い愛情と感謝の気持ちを尊重して当初は沖縄限定の発売だった。しかし要望が殺到したようで、5ヵ月後には全国発売された。収録曲は同じだが、全国盤は100円値上げしており、CD-EXTRA仕様が追加されている。Kiroroの地元である読谷村を写真とナレーションで紹介するというデジタルフォトブックが収録されている。なお今作より共同という形だがセルフプロデュースとなった。ブックレットには1st以来の1曲ごとの手書き解説が記載されている。08年には10周年記念で廉価再発された。

沖縄出身ではあるが、これまで沖縄色の出た曲はほとんどなかった。シングル『愛さない』のC/Wで『てぃんさぐぬ花』をカバーしたくらいだったような気がする。今回はかつてないほどにプライベイト色全開で歌詞はかなり地元を意識したものになっている。ただ沖縄の方言も全開で島唄的な雰囲気を取り入れているのは「紅芋娘」だけ。曲調としては比較的いつものKiroroだが1曲目の「南の風」の突き抜け具合などはアレンジャーが違うせいもあるが、『七色』以来の振り切って明るいKiroroという印象。地元への思い入れの強さも伝わってくるし自然体な曲が多い印象で通常アルバムよりも出来がいいように感じた。特に今回は金城綾乃がシングル級の名曲『帰る場所』を手がけているというのが素晴らしい(『愛さない』で1度だけA面を手がけたことはあるが個人的に微妙だった…)。Kiroroはミニアルバムがいいというか、何らかのコンセプトを持たせて通常とは違った方向を意識すると案外名盤が生まれるような気がする。

B0009IH146全国盤   帰る場所沖縄限定盤  B001GM7B4Y08年再発盤

印象度★★★★☆

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